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トヨタ~のブログ一覧

2008年03月23日 イイね!

たまにはクルマの基本についてでも・・・爆弾その1、パッケージング編

さてこれも末段に迫ってきました。
爆弾その1、それは車両のパッケージングです。

人間工学って分野がちゃんと存在しまして。
そこでは人間は小学校や中学校の直角の座り方がもっとも疲れにくい座り方なのです。
そして人間は「寝て一畳起きて半畳」なんて言いますから、高く座れば短く座る事になります。

さて高く短く、2人の人間を前後に座らせましょう。
するとクルマは小型に出来ます。そして人間は快適。
この場合もっとも適する駆動方式は・・・FFです。FFは前輪の車軸よりも前にエンジンが搭載され、直進安定性も高くなる。って事はバカでも真っ直ぐ走るクルマは作りやすい。しかも安く作れる。
そこに載せるフロントの足回りは・・・ストラットでお安く作り、逆にリアはお安く広く作れるトーションビームの方がいい。
結果的に広く安く快適で運転しやすい実用車が作れる。

さてお次。スポーツカーならば。
スポーツカーとは運動性能に重きを置き快適性を犠牲にしても、比較的問題ないクルマです。
となればミドシップ2人乗り、エンジンは車両中心に居座って乗員は窮屈な姿勢を強いられますが問題ない。
ここに組み合わせるのに最適なサスペンションはストラットであったり、ウィッシュボーン(マルチリンクでも実は同じですが)であったりする。
結果的に曲がりやすく理想的な運動性を示すクルマが作れる。

さてRV車の場合。
路面を捉えやすくするにはサスペンションを柔らかく、タイヤの接地面の変化が少ないサスペンションがいい。って事は正しく設計されたウィッシュボーンがこの場合は適する。
その上でエンジンは大きなトルクを発生する設計、つまりディーゼル車の方が有利。
内装は運転に支障が無くそこそこ快適であればよろしい。
こうする事で悪路走破性バツグンなクルマが作れる。

エンジンがあーだこーだ、ミッションがアレだソレだ、サスペンションはあの型式じゃなきゃ私ゃ認めないってそれどこのスピードワゴン?って冗談さておき。
基本的なクルマの目的に基づき、正しい人間とエンジンの配置を行えば正しい車は比較的作りやすいのです。

えスポーツカーの運動性とRVの走破性とセダンの居住性を求める?
じゃあカイエンありますよカイエン。ターボならランエボぐらいぶっ飛ばせるかもしれません。お値段1398万円。え高い?
・・・大きくすればかっこ良くて居住性も最高になりますが重くなっちゃえばマトモに走らない。ソレを正しい設計と言うのか?

パッケージングによってクルマの基本性能ってやっぱり決まってしまいます。
そこにいかにハイテクデバイスを投入しようとしまいと最新技術だNASA採用だあーだこーだ言っても決まってしまいます。
だから足回りだエンジンだあのブランドこのブランド・・・以前にクルマのシルエットを考えてください。

最後の爆弾は・・・最後にしましょうか最後。
Posted at 2008/03/23 00:46:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車関連 | 日記
2008年03月23日 イイね!

たまにはクルマの基本についてでも・・・駆動方式編

さてお次、駆動方式。
FFだFRだMRだ4WDだRRだってありますが。

FFは今の国産車はほとんどこれです。
これはエンジン・ミッション・フロントサスペンションが一体で組み立てられ、一体で車両に装着できるので手間賃が掛からないです。
ただしFFは特性上、エンジンがフロントタイヤよりも前にくくりついています。つまり頭がめちゃくちゃ重い。
砲丸投げで振り回されそうになるのと同様、スポーツカーには向かないエンジン搭載方法。
しかし紙飛行機で前が重いと真っ直ぐ進むのと同様、直進安定性は非常に高いです。

FRはエンジンの搭載位置と前輪の位置は関係なくなり、実は最適化設計しやすいです。
しかし全長が決まっている中でエンジンを車両の中心に持っていく(スポーツカー向き)にすると、室内にエンジンが食い込んでしまうので、ホイールベースが同じならば狭くなります。
しかし何より、加速する時はリアサスペンションが沈みますよね?つまり思いっきり力がかかる。
力がかかる車輪にタイヤの回転する力が掛かるわけですから加速がいい。
そしてそんな力に耐えられるリアのボディをつくるために、FFと比較して後ろも強いのが特徴です。

MR、これはフェラーリとかF1とか、スポーツカーに使われる事が非常に多いです。
これはエンジンがクルマの真ん中にあるものだと思ってください。実際には、エンジンは若干後ろ側、そして直接後輪を駆動します。
だからFRは効率が高く、またエンジンが真ん中だから運動性能が高い事です。
しかしエンジンが真ん中って人は狭く座る事になります。クルマを大きくして快適にすると重くなっちゃう。
そして運動性能が高すぎると一般人が交差点でUターン・・・がっちゃーん。
って事もありえます。

RR、これは今、有名なのはポルシェ911だけです。
これはFFをリバースに入れて走っているものだと思えば当たり。(笑)
確かに加速する時はエンジンが車の後ろ側、リアタイヤの後ろについているわけですがFFと間逆。
つまり直進安定性が非常に悪く、室内は広く前はドンガラですからぶつかった時の安全性は高いです。
しかしFFの欠点そのままで曲がりにくく、そして直進性も非常に悪い。
室内は広くトランクルームも広く安全、これを主眼に開発されたRR車で「フォルクスワーゲン・ビートル」なんてありますが。(笑)

最後に4WD。全部の車輪で駆動する方式です。
どの車輪でも確かに回ってくれるので、例えば1輪浮いた状態でも脱出できます。
つまりパジェロやランクルが4WDの理由ってちゃんとそういう理由です。
しかし歯車をいくつもいくつも通ってしまう為、力の効率は落ちてしまいますしクルマ自体が重くなってしまいます。
そしていかに安全安心言われようと、ちゃんと事故るものは事故ります。
結果的に低ミュー状態(アイスバーン)ではタイヤの力が路面に働かないからです。
だから4WDだからって過信するとスピンしてガードレールとお友達・・・なんて事もちゃんとあります。結果は安全運転してくださいねと(笑)

FFでもMRでも何でもかんでも、一般人が普通に使う舗装路では晴天・雨天・雪天に問わず安全運転こそ事故らない秘訣です。
機械の何だらこうたらはあくまでも「お助け機械」であり、助けられてもダメな時はダメです。
皆様、くれぐれも安全運転を。

さてさて、最後の爆弾その1は次に。
Posted at 2008/03/23 00:28:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関連 | 日記

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