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2024年07月07日 イイね!

映画「フェラーリ」を見てきました。

今年2度目、昨日のレイトショーで映画「フェラーリ」を見てきました。
(普段はあまり映画を見に行く習慣がありません。)

名前は自動車メーカーのそれですが、内容は創業者・エンツォフェラーリ氏の人物伝のような内容になります。その中で、レースイベントとして最後となった1957年のミッレミリア、その前後に焦点を当てた映画です。
エンツォフェラーリ氏は、映画を見る前は「冷酷な経営者」というイメージを抱いていましたが、映画を見終えると「ただの一人の人間」であったことを示唆する描写が多かったです。
元レーサーから経営した自身の会社の「経営者」、妻であるラウラ・フェラーリ氏の「夫」、アルフレッド・フェラーリの「父親」、愛人との息子であるピエロ・ラルディの「父親」など、それぞれの立場からの葛藤を描いた物語でした。
その姿は、おそらくどなたでも当てはまると思います。
誰しもが、親から見た「子供」であり、妻または夫から見た「夫または妻」であり、自身の子供から見た「親」であり、社会から見た「社会人」である…それぞれの立場から見られたその人は、それぞれの顔がある…ことは、エンツォ氏も変わらなかったのだと思います。

また1957年のミッレミリアのシーンでは、上流階級の社交場であったレース会場の様子や、この年を最後にレースとしてのミッレミリアが中止になった事故の描写など、かなり細かく描かれていました。当時の社会を伺い知ることができる…かもしれないです。

一方では、妻ラウラ・フェラーリ氏の狂気ぶりや経営問題などについては、当時の描写というよりも少し「ごちゃまぜ感」がある印象を受けたことも事実です。(史実としてはもう少し後のことでもあるようです。)
また、ピエロ・ラルディ氏→現フェラーリ社副社長のピエロ・ラルディ・フェラーリ氏の幼少期に基づく記憶にやや焦点が向きすぎている?ようなきらいも受けました。

時代を現代にまで戻してきて、現在のフェラーリ社の経営方針やフェラーリオーナーへの対応を見ると、1957年の映画の頃から実は大きく変わっていないのではないか、という気がします。
エンツォフェラーリ氏の言葉を借りれば「フェラーリは走るために売る」というのもそうですし、フェラーリの顧客に対する対応についてもそう感じるところがあります。
もっとも、顧客対応が良くなってきたのは最近の話ということもありますので、ずっと昔から変わってないわけではないと思います。

自動車メーカー、そして自動車に対する偉人の名前が使われた映画ではありますが、人物伝としての映画として大変楽しめた、示唆に富む興味深い映画でした。
なおPG12指定(性的描写・バイオレンス描写共にあり)ですので、苦手な方はお控えください。
Posted at 2024/07/07 20:49:35 | コメント(1) | 日常・駄文 | 日記

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