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トヨタ~のブログ一覧

2025年11月08日 イイね!

ジャパンモビリティショー2025

ジャパンモビリティショー2025木曜日に行ってきました。

元々は「行っても面白くないだろうなぁ…」と気乗りしなかったのですが、怖いもの見たさと「新しいものを仕入れて活性化しないとな…」と、固着しかかっているクルマに対する興味を掘り起こすために行ってみたのですが…

やっぱりイマイチつまらん!

というのが正直な本音です。

というわけで、見てきた写真と簡単なコメントで紹介します。

<センチュリー・クーペ>

これに対する憧れは、正直全く抱けませんでした。
V12センチュリーのあの特殊性、造りの特殊性と実際の「品の良さ」と比べると、この展示のセンチュリーは見掛け倒しというか、ショーのテーブルに乗っていても「おっ!」と思えなかったです。
そもそも、展示車の助手席がリクライニングを思いっきり倒して「ふんぞり返る」姿勢で乗ることを想定していることや、液晶だらけのインパネで他との「差別化」が見られないことも、大いに失望した理由です。

初代センチュリーも並べて置いてありました。こちらの注目度は低かったですね…。
私の価値観は古い、ということの表れかもしれません。

<レクサス・LSクーペコンセプト>

<レクサス・LSコンセプト>

初代LS(セルシオ)の技術的先進性・コンセプトはいずこへ。
二律背反の両立に向けて技術的に進歩する、研究し具体化して市販車に落とし込む、あの完成形としてのLSのコンセプトとかレクサスの凄さは、このコンセプトから感じられません。
ただのお絵かきするくらいなら、LSやめちゃえば?と思わずにいられません。

初代セルシオも別のところに飾ってあったのですが、こっちの方が全然いい。

<日産・エルグランド>

打倒アルファードっぽい外観していますが、なんとなくアジア戦略車?のような気がしてなりません。
アジア向けに対してアルファードが開拓した高級MPV市場に対して、対中国EVのミニバンや後述のキア・PV5などと渡り合うための車種に感じられます。
(注:国内市場ではエルグランドが市場を開拓してアルファードが後追いですが、海外市場に対してはアルファードが先行した、という意味です。)
つまり微妙にアルファードとバッティングしないのではないか?という気がします。

<ホンダ・MicroEV>

中々いいんじゃない?という気がします。
ミゼットよりも現実味がある形に感じられますし、狭隘路が多いヨーロッパの都市圏や日本の都市圏でも便利に使えそうな気がします。結構気に入りました。

<キア・PV5>

EVミニバンとしてはVW・ID Buzzに続く2車種目、可愛さはなくてフツーのミニバンです。
大きさが全長4.7m×全幅1.9mと、標準的なハイエースの長さにワイドボディ級の幅という組み合わせです。
日本で乗る人はモノ好きかキャンパーに限られる(←輸入車としてそんなもの)でしょうが、選択肢の一つとしてアリじゃないか?と思います。

<メルセデスベンツ・エレクトリックCLA>

メルセデスベンツも落ちぶれたね、という印象です。
「最善か無か」というキャッチコピーで例えるならば、ほぼ限りなく「無」です。
トレンドを追ったスタイリングは年月を経れば極端に陳腐化しますし、タッチスクリーンのみに絞ったようなインターフェースは操作性も最悪ですし、各種アプリと連携する機能系は「アプリがバージョンアップしたらクルマ側は使えない」なんて考えられますし、クルマの機能としては新型発売からイイトコ5年が賞味期限ではないか?と考えます。
つまりモデル末期の最終型を買う時点で「賞味期限切れの機能が付いたムダだらけのクルマ」じゃないか?と思います。
(220系のクラウンだって「LINEと連携したサービス」は新車販売期間中に廃止、というかLINE側のバージョンアップで使用不能になっていたはずです。たった3年です。)

クルマとしてはこんなところで、他は人が多すぎて写真が撮れなかったり、そもそも興味が湧かなかったり…といった塩梅です。

技術面で見てきたものをいくつか紹介します。
<ダイハツ・e-SMARTパワーユニット>

660ccの3気筒ユニットに、シリーズハイブリッドとしての1モーター・1ジェネレーターを付けたユニットです。目標燃費は標準エンジン車+20%程度とか。

<トルクセンサ>

今はエンジン出力やモーター電流・電圧などから推測している軸を回す力(トルク)を、直接測れるようにしましょうというユニットです。
こういう技術があるからこそ、きめ細かい制御が成立する一面もあります。
現状、クルマとして採用はされていないようです。今後のクルマの運転感覚向上に期待できます!

<シグナルロードプロジェクション>

トヨタ・カローラクロスのマイナーチェンジで搭載された機能です。実際にはものすごく小さい表示模様が彫られたユニットを、レンズを通して拡大する仕組みです。
「これができるなら、表示を変えられるんじゃない?」と思っていたのですが、仕組みとしてはまだ難しそうです。

<樹脂印刷技術>

樹脂に直接印刷して、外観面での雰囲気を変える技術です。
印刷なので色も自由に使えます。形状が複雑になると印刷が難しくなる、できないなどの問題もあるそうです。ただ、グリルの模様を色々作るにはこういう技術も良いように思います。


さいごに。これは「ツナグルマ」という、神輿を現代的解釈したクルマらしいです。「SushiTechTokyo」という東京スタートアップ系イベントが出展していました。
いまのクルマに対する個人的印象に近いことと、見かけて思わず爆笑してしまったので最後に紹介します。
目立てば勝ち。カタチは機能によらない。なんでもテンコ盛りが正義。
…ブランドを見ているのではなく、クルマの機能や性能の進化や未来を見たいと思うなら、クルマ趣味を止めた方がいいのかもしれません。
私の価値観は古く、もはや相手にされなくなっていることを実感したイベントでした。

<小声でホンネ>
クルマを機械として、大きなくくりを「物理現象に限界がある」道具として考えて「新しいものを探す」のであれば、ジャパンモビリティショーは正直意味が薄いです。
クルマをバッグや宝飾品と同じ、ブランドとかステータスとして考えるのであれば、ジャパンモビリティショーは未来を感じる素晴らしいイベントに思えるはずです。
ブランドが正義、中身どーでもいい、という価値観が支配するクルマに夢は見られない、お金は出せない(=買う気になれない)というのが個人的な本音です。
Posted at 2025/11/08 22:55:43 | コメント(0) | 自動車関連 | 日記

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