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トヨタ~のブログ一覧

2017年04月02日 イイね!

硬い足回りは街乗りに必要なの?

ここしばらく、業務出張で地方へ行くことが多くありました。
その時に借りたタンク(ルーミーも同様)の印象から、この話をスタートさせます。

そのときはちょっとした山道を走っていたのですが、50~60km/hくらいでカーブに入ると、路面の凸凹によってステアリングの修正と、クルマの安定性がないフラフラする印象を覚えたのです。
以前、ルーミーの印象を書いた時にも「高速で急なレーンチェンジをしたときに「横転させない」ためのセッティングに感じる。そのため高速の継ぎ目でもフロントサスの跳ね返りがあって硬い。」と書いたことがあります。この山道を走っていても確かにロール量は少ないのです。ただし先に書いた通りでステアリングの操舵量が安定せず、修正舵を要求されるのです。

それは何故?と考えてみると、一般道は多少なりとも段差なりへこみがあり、それによってコーナリング中のタイヤに掛かる荷重が目まぐるしく変わっているせいではないかと推測します。サスを固めすぎると、荷重が安定せずタイヤが持つ「曲がる力」が猫の目のように変わり、それがハンドルを伝わって「安定しない」と感じる理由ではないか、と。

ではこのクルマの場合、どうするべきだったのか。
そもそも背高車であるがゆえに、横転しやすい車であることは想像に難くありません。しかしもう少ししなやかでストローク量が豊かなサスペンションがついていたならばもう少し印象は変わるはずです。それでも横転するよ、という話であれば当初のパッケージングがおかしいという話になります。
(=もう少し低重心で作れるようにボディ構造ほかを見直すべき、という話になります。)

加えて、この話を展開すると「硬いサスペンションは一般使用ユーザーには適さないのではないか」と考えるのです。乗り心地が硬くて、コーナーでもステアリング操作が安定しない車は運転しづらく、疲れやすいと考えるからです。その車に求める性格もあるでしょうが、ほどほどにロールをし、ロールがいきなり「グラッ」とこない程度のしっかり感を持ちながら、路面の凸凹を追従できるストロークを持つ足回りの方がコーナリング中も安定し、結果ステアリング操作も一定でビシッと走れるクルマになる気がします。

足回りの硬いクルマは、サーキットのように路面がまっ平らに近いコースならば速く楽しく、ローダウンと合わせて空気の力を味方につけた乗り味になるのではないかと思います。
※:ボディの面積は変わらないので結果は小さくなりませんが、流体力学の「地面効果」とか車底部を流れる空気量を制限することによる車両安定性の向上とか、そっちの効果を期待するものになりますが…。
一般道はサーキットほど道が良くないので、結果「レースのテクノロジー」は半分くらい無駄になっているような気がします…。

いい乗り味って、どういうものなのかちょっと考えるきっかけになりました。
Posted at 2017/04/02 00:21:18 | コメント(2) | メカ考 | 日記

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