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2018年02月18日 イイね!

【代車】フォルクスワーゲン・ゴルフ4

【代車】フォルクスワーゲン・ゴルフ4お題はプロボックスを修理に出すところからはじまりました。

修理話の詳細は後日お知らせするとして、色々話を付けてプロボックスを整備工場に預けに行きますと…
整備工場の主人:「代車出すからちょっと待ってて、戻ってくるから。」
というわけで、しばらくすると前の借主が代車で登場、愛車を引き取りにお見えになりました。
前の借主:「すみません、洗車もせず汚いまま、ガソリンも半分ですが…」
とのこと。こちらまったく気にしていなかったのでそのまま受領して帰ってきました。

そのクルマが本日の話題になる、フォルクスワーゲン・ゴルフ4です。
本国では1997年、日本導入は1998年からはじまった、ゴルフとしては第4世代のクルマです。
同じシャシーを持つ兄弟車にアウディの初代A3、初代TTがあります。つまり上級ブランド車とシャシーを共用化し、さらに品質レベルも上昇しつつある頃のゴルフということです。

お借りした車両の搭載エンジンが1.8L 20バルブターボエンジンで布張りレカロ付きの2000年式車でAT、ということでGTIの4速AT車と類推します。走行距離は11.5万km、タイヤはスタッドレスの標準インチのままの車両です。


走り出してみると、ステアリングの径が大きく重め、アクセルペダルもやや重め、ブレーキペダルだけストロークで制御するタイプのやや軽めで、ブレーキ操作に少々の慣れが必要です。
元々、整備工場でそれなりに手入れされている車両であるため、エンジン出力はフラットトルク型で必要な時に必要なだけの力を確実に車両へ伝えてくれます。4ATもDレンジで走り続ける限りは不必要な変速もせず、また大きなショックもありません。ただし、ドライバーの意思で3レンジに入れるときは車両側の制御が2~3テンポほど遅れて応答するようで、エンジンブレーキを積極的に使おうとすることは苦手とする印象があります。
ちなみに燃費は借り受け後に一度満タンにしてから321.0km走行で30.25Lの給油、10.61km/Lで当時のカタログ値10.4km/Lよりも2%ほど燃費が良かったです。
メーター読み最高燃費は100kmほど高速走行した後の14.0km/Lでした。



シートに座って走り出せば、乗り心地はしっかりとしている、やや固めながら不快感のない走りを見せてくれます。レカロ製のシートは剛性感が非常に高く、ドライバーがちょっとやそっと揺さぶったくらいではビクともしません。そのおかげで、座っていてもガッチリとサポートされている印象がとても高いクルマに感じます。
惜しむは、低速で段差を乗り越えるときにリヤサス周りから「グシャッ」と音がすること。取付支持剛性は元々そんなに高いクルマではなかったようです。
ただし、借用期間中に高速道路で緊急回避する場面が発生したのですが(エルクテストを想像して頂ければ間違いありません。速度110km/hくらい)、この時にリヤサス周りから少しの"おつり"はあったものの、私のようなヘッポコポンコツドライバーでも立て直すことができるくらいの穏やかさと扱いやすさを持っていました。

パッケージング、これは正直全くいただけません。パッケージング的にはセリカ・シルビア・プレリュードなどのスポーティーカーパッケージングにハッチバックのリヤスタイルを付けてゴルフの皮を着せたような車です。
フロントシート位置が低く、併せてダッシュボードの高さも低くして全面視界を確保しています。
ダッシュボードが低くなったのでエンジンもそれなりに寝かせて、その分前後方向に長さを必要とするために鼻先が長くなります。
そこまでして得られたものはカッコよさと多少の重心位置が下がったことくらい、代わりにエアコン周りの操作性、ナビ周りの視認性、ドライバーが足を投げ出す格好でポジションとして(人間工学的に)不適、乗り降り時の腰の高さ移動が増えて乗り降りしづらい、と失ったものが数多くあります。
これに合わせてリヤシートの座面位置もフロアから低くなり、足元スペースを確保するために全長まで伸びて、同じトランク容量を維持するために全長も伸びて…となると、正直このパッケージングは「実用車」ゴルフとしてダメパッケージングと判定せざるを得ないと考えます。
パッケージング的に「実用車ゴルフ」と個人的に認定できるのはゴルフ5に設定のあった「ゴルフ・プラス」と5から設定のある「ゴルフ・トゥーラン」位であると個人的には考えます。
しかし、私の個人的使い方には上記2車種が適合せず(立体駐車場問題、ゴルフプラスが1605mmで55mmオーバー、駐車場に入りません。)、つまりゴルフ(シリーズ)は私の使い方に合わないという問題が残ります…。


総評すると、このゴルフは機械としてはよく出来た機械です。走り味も、乗り味も、パワートレインの出来も、いずれも何ら問題のない、過不足のない出来です。いえ、もっと言えばよく走るので必要十分以上です。
ただしパッケージングを考えた人間は使う人たちが普通に使うことに対して「少し」考えが及んでいなかったクルマのように感じます。これがTTならパッケージング的に成立しても、ゴルフに対しては成立していません。それはゴルフを実用車として考えた時に、道具として掛け違えたクルマになってしまったことに、少しの落胆を覚えます。

追記:日本で売っていない、あるいは販売されていたちょっと珍しい車種ばかり名前が出てきたので、簡単に写真を追加します。(出典元はすべてウィキペディアより)
 
左:VW・ゴルフプラス(日本でも販売していた時期あり)、右:ゴルフ・スポーツバン(日本未導入)
 
左:フォード・フォーカスC-MAX(日本でも販売していた時期あり)、右:現行型(日本未導入)
Posted at 2018/02/18 20:51:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車関連 | 日記

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