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トヨタ~のブログ一覧

2024年07月27日 イイね!

新型ポルシェ911の超個人的感想

新型ポルシェ911の超個人的感想新しいポルシェ・911が発表されてから、早いものでもう2か月経とうとしています。
「新しい」といえども今回は「マイナーチェンジ」の扱いですが、今回の発表では今までの911から大きく変わったところがいくつもあります。

例えば、これまではラインアップの中でカレラ・カレラSなどのベーシックグレードから発表されることが多かったのですが、今回は初めから「カレラGTS」というスポーツ重視のグレードが設定されています。
それの理由としては「T-ハイブリッド」という、ターボの軸にモーターを仕込んで、ターボの過給を強制的にモーターで駆動できるようになったことが理由…のようです。

このほかにも、個人的に大きく変えたと思ったことが2つあります。

ひとつはイグニッションスイッチがとうとうプッシュ式に変わりました。

これまでの写真(写真はさらに1世代前の991型のものですが)がこちら。
これまでは曰く「昔のモータースポーツは、ドライバーがマシンに駆け寄って飛び乗って発車するスタイル。乗り込みながら素早くエンジンをかけるために、ドア側にイグニッションを設けた」というのが一つの「語り草」でしたが、とうとうその語り草も言えません。

もう一つは、クーペモデルに限り2+2シーターから2シーターに変わりました。

一応、無償オプション設定でリヤシートの設定もあります。

これまでは曰く「戦後の敗戦したドイツでは2シーターは売れない、の判断から356発売時点で2+2シーターのRRレイアウトになった。(注:当初設計は2シーターのMRレイアウト。)911は356から続くポルシェの伝統に倣って2+2シーターを採用している」というのが一つの「語り草」でしたが、とうとうその語り草も言えません。

このほかにも「MTの設定がとうとうなくなった」とか「タコメーターのアナログ盤も消えて、フルデジタルメーターに変わった」など、おそらく古くから見てきたオーナーやポルシェファンの方はもっと気付いたことがあると思います。

一方で、見方を少し変えてみます。いまポルシェを新車購入できる年代や経済層を考えると、日本の場合は2022年時点で55歳が平均年齢との情報もあります。全世界でのデータは見当たらないのですが、米国市場の古いデータ(2010年前後)で911が平均52歳、ボクスターで平均47歳くらいとか…?
「昔から憧れたクルマの語り草」としてはネタに事欠かないポルシェ、そして911ではありますが、メーカーとしては「購入する世代よりも若い人にも「911は伝統ばかりではない」と伝えたい」のではないか、という気がします。

それはいずれ、今の911がモデルチェンジして「旧型」、もっといえば「クラシック」になった時に「古すぎない」ように調整した意図も入っているのではないか?と思うのです。いずれは(どんな車であれ)今の新車も型落ちになって、それが重なれば「クラシックカー」になっていきます。クラシックを見据えて今を修正した、そんな変更…だったらいいなぁ、と思う次第です。
Posted at 2024/07/27 21:34:51 | コメント(2) | 日常・駄文 | 日記
2024年07月20日 イイね!

ボクスターの冬用タイヤ考

ボクスターの冬用タイヤ考写真は先週の「長尾峠」を走った時の写真です。
ボクスターを「ツーリングカー(長距離巡航・移動用機)」として使っているので、私は特別というほどの特別扱いはしていません。
ポルシェ関係の集いでないときは雨の日に運転を控える(オープンカーなのにオープンできないから、という理由で)ことと、イタズラ防止のために屋内機械式駐車場に止めていることくらいです。
よってこういう多少の泥道も(それしか道がなければ)走りますし、実は冬用タイヤについても去年から思案しているところがあります。

ポルシェのタイヤは「認定タイヤ」というのがあります。それはサイドウォール(タイヤ側面)に「N0」とか刻印がされているもので、例えば同じピレリ・P-Zeroでも「ポルシェ認定」と「それ以外」があります。(同様にメルセデスベンツ認定タイヤとか、BMW認定タイヤなどもあります。)
この「ポルシェ認定タイヤ」はウインタータイヤも設定があります。
718ボクスターに適合する「ポルシェ認定ウィンタータイヤ」は以下の3つです。
(1)ピレリ・ウインター240ソットゼロ・セリエ2(18インチ・チェーン可)
(2)コンチネンタル・ウインターコンタクトTS830P(19インチ・チェーン不可)
(3)ミシュラン・パイロットアルペンPA4(19インチ・チェーン不可)
このうち、今のマイボクスター(18インチ)と同じインチ数となると(1)のピレリのみが「認定タイヤ」として存在する銘柄になります。

…しかし、このタイヤでは「冬用タイヤ規制」がクリアできない恐れがあるのです。

↑こちらのマークは「スノーフレークマーク」というのだそうですが、ピレリの日本版タイヤカタログにこのマークの記載がないのです。
同じタイヤカタログの中で、マークが記載されている銘柄もある…ということは、ボクスター適合のタイヤ銘柄(ソットゼロ・セリエ2)は「スノーフレークマークなし」の恐れが高いのです。
そしてこのマークですが、NEXCOの「冬用タイヤ規制」で確認されるマークでもあります。このマークがないと冬用タイヤ規制NG→通行不可となります。

では認定タイヤを諦めて普通のスタッドレスタイヤを買えば?と思われるかもしれません。
この場合は、ボクスターに適合するリヤタイヤのサイズが無いのです。
ボクスターのリヤタイヤは265/45R18というサイズですが、スタッドレスでは255/45R18までしかありません。
加えて、速度レンジもピレリのウィンタータイヤ(V記号=240km/hまで走行可)に対してスタッドレスタイヤはQ記号=160km/hまで走行可、と劣ります。
…そこまで速度を出さないのでは?と言えばその通りですが、問題はそれに伴ってタイヤの剛性が落ちる=乗り味が良くない方向で安定しなくなることを危惧しています。

現実的な解は「ボクスターで積雪のおそれがある地域を走行しない(=冬用タイヤは買わない)」になりそうです。
Posted at 2024/07/20 22:07:09 | コメント(3) | 718ボクスター | 日記
2024年07月13日 イイね!

富士モータースポーツミュージアムを訪れて

富士モータースポーツミュージアムを訪れてきょうは早起きをして、遠出ドライブを兼ねながらクルマ成分を補給しました。(笑)

東京在住ですが、3連休の初日ともなれば各高速道路の下り線は混雑します…というわけで、遠回りルートを取りました。
朝の6時に自宅を出発、大黒PA→保土ヶ谷バイパス→西湘バイパス→国道1号の箱根を峠越えしながら、静岡は御殿場を目指します。


御殿場へ入る直前、トンネルを通らずに長尾峠(旧道)を通ってきました。
(旧道)の通り、箱根からの登り方向道は狭いし草木は生い茂って道路にかかっているし(そのまま通ればクルマに擦りキズが入りそう)…ですが、対向も含めてすれ違うクルマがありませんでした。
写真は箱根スカイラインの料金所手前の駐車場にて撮影。
ここから御殿場方面へ下る方面では、何台かの車やバイクとすれ違いましたが台数は10台いたっけ…?くらいでした。


目的地は富士スピードウェイの「横」にできた、富士モータースポーツミュージアムです。
写真はダットサン1000のオーストラリア1周ラリー参戦車両、もちろん日産自動車の所蔵車両です。


こちらはグラチャンのムーンクラフト製、ただしレプリカだったか復元車両だったか…だったはずです。
ガレーヂ伊太利屋の屋号入りは、何となく記憶があります。


お次は90年代のラリー参戦車両ズ、写真ではST185系のセリカと初代のインプレッサ555ですが、ランサーエボリューション3のラリー仕様も展示がありました。


ルマン方面からはマツダ787Bが国産代表(のひとつ)として展示されていました。


古いのではベントレー4 1/2リットルなんてのも飾ってありました。
元々はフランス製車両の性能誇示を目的としたレースに、唯一の国でイギリスから参戦した車両…しかも優勝経験ありという出自のクルマです。(ただし展示車両はレプリカ)


ほかにも、カーグラフィックTVのオープニングで有名なブガッティ35Bと、子供用トイカーだったブガッティ52の合わせ技での展示もあります。


全日本ツーリングカー選手権からはカルソニックのGT-Rが展示されていました。

およそ有名なレース競技(他にもミッレミリアや60年代の日本グランプリ、NASCAR、もちろんF1もありに加えF3000、最近のD1チャンピオンシップもあり)に関係する展示があって、結構楽しめました。

帰りは大人しく東名高速道路で…と思えば、結構大きな事故渋滞で5kmの通過に80分(!)かかって、結局は渋滞中の1台に紛れて帰ってきました。
たまには峠道からのリセットできる場所へのお出かけもイイものですね。
Posted at 2024/07/13 23:30:30 | コメント(1) | 日常・駄文 | 日記
2024年07月07日 イイね!

映画「フェラーリ」を見てきました。

今年2度目、昨日のレイトショーで映画「フェラーリ」を見てきました。
(普段はあまり映画を見に行く習慣がありません。)

名前は自動車メーカーのそれですが、内容は創業者・エンツォフェラーリ氏の人物伝のような内容になります。その中で、レースイベントとして最後となった1957年のミッレミリア、その前後に焦点を当てた映画です。
エンツォフェラーリ氏は、映画を見る前は「冷酷な経営者」というイメージを抱いていましたが、映画を見終えると「ただの一人の人間」であったことを示唆する描写が多かったです。
元レーサーから経営した自身の会社の「経営者」、妻であるラウラ・フェラーリ氏の「夫」、アルフレッド・フェラーリの「父親」、愛人との息子であるピエロ・ラルディの「父親」など、それぞれの立場からの葛藤を描いた物語でした。
その姿は、おそらくどなたでも当てはまると思います。
誰しもが、親から見た「子供」であり、妻または夫から見た「夫または妻」であり、自身の子供から見た「親」であり、社会から見た「社会人」である…それぞれの立場から見られたその人は、それぞれの顔がある…ことは、エンツォ氏も変わらなかったのだと思います。

また1957年のミッレミリアのシーンでは、上流階級の社交場であったレース会場の様子や、この年を最後にレースとしてのミッレミリアが中止になった事故の描写など、かなり細かく描かれていました。当時の社会を伺い知ることができる…かもしれないです。

一方では、妻ラウラ・フェラーリ氏の狂気ぶりや経営問題などについては、当時の描写というよりも少し「ごちゃまぜ感」がある印象を受けたことも事実です。(史実としてはもう少し後のことでもあるようです。)
また、ピエロ・ラルディ氏→現フェラーリ社副社長のピエロ・ラルディ・フェラーリ氏の幼少期に基づく記憶にやや焦点が向きすぎている?ようなきらいも受けました。

時代を現代にまで戻してきて、現在のフェラーリ社の経営方針やフェラーリオーナーへの対応を見ると、1957年の映画の頃から実は大きく変わっていないのではないか、という気がします。
エンツォフェラーリ氏の言葉を借りれば「フェラーリは走るために売る」というのもそうですし、フェラーリの顧客に対する対応についてもそう感じるところがあります。
もっとも、顧客対応が良くなってきたのは最近の話ということもありますので、ずっと昔から変わってないわけではないと思います。

自動車メーカー、そして自動車に対する偉人の名前が使われた映画ではありますが、人物伝としての映画として大変楽しめた、示唆に富む興味深い映画でした。
なおPG12指定(性的描写・バイオレンス描写共にあり)ですので、苦手な方はお控えください。
Posted at 2024/07/07 20:49:35 | コメント(1) | 日常・駄文 | 日記

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