DS4の代車として、208をお借りしています。
月曜日にお借りして、主には妻が乗っていますが、金曜日、土曜日といろいろ乗ってみました。
まず、いいところはデザイン。ライト類や外版パネル、ホイールなどコストのかかったいいものです。よく見て気付いたのですが、車高も低いです。フロントはタイヤのフェンダーの間に指二本しか入らないシャコタン。カッコイイはずです。シートもいいと思います。
日本車のシートと比べると、明らかに座り心地がいい。
ブレーキの踏みごこちも、プジョーらしく安心感があります。
続いて、高速と街乗り渋滞を乗って、残念なウィークポイントにも気付きました。
静粛性。高速である程度速度を出すと、かなりうるさいです。4ATの弊害、古いエンジンによると思います。最新の208は1.2リッターエンジンと5速EGSに変更されているので、改善されているかもしれません。
燃費。街中で10程度しか走りません。ds4より悪い。ただ、これこそ新型エンジンとミッションにより解決していると思います。
ペダルの位置。せっかくいいシートですが、アクセルとブレーキの位置が不自然なので、長時間乗っていると腰が痛くなります。これはシトロエンも同じ。全体的に左寄りに付いているためと思います。新型デミオは小型車なのに、この辺りにこだわり、フロントタイヤを8センチ?フロントに寄せ、自然なペダル配置を実現したと書かれていました。プジョーシトロエンも規模的に、プラットホームを開発するのはきついと思いますが、マツダも厳しい財務の中、エライと思います。
各部の立て付け。特徴的なメーターパネルの辺りなど、ビリビリ異音が出てます。307などゴルフより異音対策が出来ていて感心しましたが・・・207の拡大高級路線が売れなかったから、ダウンサイジングした208ですが、品質は維持しないといけません。
最新の3気筒ニューエンジンモデルでないからその辺は差し引いて、それでもベースの古さを隠せなくなっています。おそらくプラットホームも新しい新型デミオやフィットと比べて、ああ輸入車は多少高いけど違うなぁ、とならなくないように思います。デザイン、ブランドイメージは未だプジョーに優位性があり、街に溢れる国産車より、乗ってるだけで付加価値が付く208をワタクシは好みますが、その成り立ちに古さが見え隠れしています。ミッションなど、AL4やEGSと自社ものにこだわらず、アイシン、ZF、ゲトラクなど優れものを取り入れたらいいと思うのですが、そこは誇り高きフランス人。単独プレーで頑張っています。
昔の美男美女が、大人の色気と経験に裏付けされたファッションセンスで対抗しているようなもの。
いろいろ書きましたが、その大人のセンス一つで何とか渡り歩くスタイルはキライじゃありません。ビートルやフィアットとは違う、小洒落た粋さがあります。208はそんな突き抜けたオシャレさんに乗って欲しいクルマです。
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2014/09/21 08:34:20