
自宅駐車場の隣にあるクルマが、最近ピンクのヴィッツに替わりました。
9月登録なので、ピカピカの新車。
持ち主はおそらく20過ぎのおねーちゃん。
これまでは、やんちゃな女子に人気のホンダLIFEの白。エアロは外れ、メッキホイールにハンドルカバー付のファンキー車に乗られていました。
そこで思ったのが、このご時世女の子が新車を買うとはエライと。
確かにまたホイールを変えたり、ハンドルカバーがついたり少しずつおかしなことになるのでしょうが、とりあえず今一部社会学者の間で言われる「マイルドヤンキー」そのものと感心。
地元志向で高校を出て働き、EXILEが好きで、家やクルマなど消費意欲の高い若者。物欲がなく中性的な草食とは一線を画する存在。
ちなみに娘さんは、ワタクシの自宅マンションに親と同居している模様。新車を買える恵まれた環境です。
そのヴィッツ、アクアやフィットの影に隠れて存在感がイマイチですが、4月にマイナーチェンジしています。
顔が随分変わっていで、男受けを狙ってオシャレさがなくなり、どうなりたいのかわからなくなった以前に比べ、幾分オシャレかな?
エンジンもリニューアルし、フィットと燃費で張り合えるようになったようです。
とはいえ、同じクラスにアクアがいる自己矛盾。180万円ならハイブリッドのアクア、140万円ならガソリンのヴィッツという選択ですが、フィットのように単一車種でハイブリッドとガソリンが共存できる今、いくらトヨタでも開発からマーケティングまで、全てには手が回ってない気がします。
トヨタ80点主義。トヨタ金太郎飴作戦。
いろいろ揶揄する言葉がありますが、ヴィッツの存在は古くなったように思います。
アクア、フィット、新しいデミオ、日産ノートもこのカテゴリー。海外もポロや208、ルーテシア、フィエスタなど、コストのかかった本格的小型車が勢ぞろい。
かつて、日本のサラリーマン社会とともにクルマヒエラルキーを作ったトヨタ。
趣味性よりも名刺替わりとして、深く日本社会に根ざしていたのだと思います。
スターレットにはじまり、家族が出来たらカローラ、次はコロナかカリーナ、40代はマークII、偉くなれたらクラウンと。
これを基準に、各社ライバルを出していました。
クルマを社会に合わせたのか、社会がクルマに合わせたのかという階級づくり。
江戸時代の士農工商のよう。
それがトヨタの安心と言われる所以。
なので一部を除いて、トヨタのクルマに乗ってる人は、昔から運転が下手な人が多いように思います。
たぶんそんなことに興味がないのでしょう。
ワタクシもパソコン買うとき、有名メーカー、あるいは売れてます商品を買います。そしてパソコンの運転下手ですし。
世界の小型車のデザインを変えたヴィッツ。
確か99年くらいにゴールドのボディで登場し、小型車なのに全く貧乏っけがなく、むしろカッコいいクルマでした。
その後も車高を下げてホイールを変えて、目を引くヴィッツが結構いたように思います。
また、若者が喜んで乗る小粋な小型車として、進化して欲しいと思います。
Posted at 2014/10/06 00:18:57 | |
トラックバック(0) | 日記