
新型ロードスターが発売されました。
広島では正式発表前から、街のあちこちで見かけていましたが、クレイモデルや何やらの事前情報からすると、遂にという感じがします。
フルスカイアクティブのロードスターは、随分と軽量化しているそう。
そのおかげで1.5リッターでも十分スポーティなのでしょう。
そのスカイアクティブ技術の魅力は、一般ユーザーだけでなく、世界のトヨタをも魅了しているようです。
技術提携という方で協力関係になった両社。
漏れ伝わる情報では、トヨタの方が言いよったとも。
やはりエンジンの燃焼効率など、ロータリーで苦労したことが活きているのでしょうか。
ハイブリッドなとの飛び道具なしで、ほぼ対抗できる燃費を実現するスカイアクティブ。
このエンジンにモーターを組み合わせたら、もっと燃費が伸びることは明らかです。
一方、下請けメーカーは、トヨタとの提携に戦々恐々としている模様。
カイゼン方式に代表されるように、トヨタのコスト管理は相当シビア。
リーマンショック以降、各部品メーカーはかなり努力してメーカーの要望に応えたなか、為替を含めて最近自動車メーカーにとっていい風が吹いても、下請けコストは低いままのようです。
一方ドイツにも、ボッシュやZF社など、デンソーやアイシンのような会社がありますが、日本のように親メーカーにべったり体質でなく、その取引先を広げているようです。
さすがマイスターの国。寄らば大樹の陰では、とも倒れします。
もちろん日本の部品メーカーもいろいろ広げているでしょうが、日本の産業構造は、何となくアンフェアに思います。大企業優先過ぎる政策を、方向転換できるといいのですが
そもそも、部品メーカーがないとクルマはできません。
ホンダのリコール問題も、行き過ぎた下請け叩きに問題がある部分もあると思います。
発注者が全て偉いのか?
部分メーカーと完成車メーカーが、より良い関係を築き、利益分配しないと、結局クルマが売れないのです。
トヨタのコスト意識を学び過ぎることなく、所有する喜び、走る喜びのあるクルマを、これからもマツダには作って欲しいと思います。
日本車が家電のようにならないために、みんなの適正利潤を残して、付加価値のあるクルマが支持されるような風潮にしないといけません。
それを具現化できる数少ないメーカー、それがマツダです。
Posted at 2015/05/29 13:22:52 | |
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