先ほど ほむらんぷさん と少しメッセでやり取りをしていて、その中で自分の考えに改めて気付いたのですが…
僕が度々口にしている
『GHであるアイデンティティ』というもの。
1.5L NAのGH3を５年乗り、
2.0ターボのGH8を１年半乗り、
「GH型インプ」に関してはそれなりのノウハウが有ると思っております。
まぁ、逆にGDとかGCをほとんど知らないんですが。
NAのGH3に乗っていた頃に自分でもよく感じていたのは、ターボモデルへの妙な感情です。
劣等感というか、卑屈な感じというか。
やっぱり世間的に『インプレッサ ＝ ターボモデル』というイメージが強く、
「NAインプ？ナニソレ？」的な視線を感じるわけです。
自意識過剰なだけかもしれませんけどね。
GRBと並んでしまうとすごい惨めになるんです。
でもGH8は少し違うんですよね。
2ndインプはターボもNAもSTIも、基本は同じボディだったので全て同じ「GD型」です。
3rdインプになってGHとGRは基本のボディが違う物になった。
GH8はターボモデルだけど、「GH」。
明らかにボディ幅が広いGRBに比べ、GH8はただボンネットに穴が開いただけ。
まだ“仲間”な感覚がありました。
けっこー頑張って走って、GH3の性能は使い切れていたと自分では思っています。
でも所詮15NA。多少気を吐いて2.0 NAの格上車をカモる事はできても、ハイパワーターボ相手に戦えるワケがない。
“走りのメインステージ”には上がれない。それは誰が見ても明らか。
その舞台に上がる為にはやはり2.0ターボが必要だと。
GH8か、GRBか。
僕が GH8 を選んだのは、『STI』へのアンチテーゼであり、反骨精神です。
僕はインプレッサ乗りであるというより『GH乗り』でありたいと思っています。
STIではなく、WRX＝『ふつーのインプレッサ』で行く。
トップモデルのSTIは“墜とすべき対象”。
「インプレッサ ＝ STIしか有り得ない」とか思っている連中の鼻を開かしてやる、という
雑草魂とでも言うのか、『ふつーのインプレッサ』で、STIや、ランエボや、その他諸々の“トップランカー”と渡り合う事。
それにこそ意味がある。
……まぁ。世間的に見れば『WRX STI』と『WRX』なんか差無いですし、実際WRXもめちゃくちゃ速いクルマとして認識されてますから、あんまり意味の無い拘りなのかもしれませんが。
GHに乗っている人は、多分ここで述べた僕の考えと同じような事を思っている人が多いのでは、と思っています。
そりゃ本音はターボインプに乗りたいけど、お金も無いし、色々と理由があってNAインプに乗ってる人、多いと思います。
ターボモデルへの複雑な思いを胸に、アンバランスな自尊心で愛車を大事にしている人、多いと思います。
…とても偉そうな事を言いますが…
僕は、そういったGH乗りの皆様の代表として
そういったGH乗りの皆様の想い・願望を具現化したような
ある種の偶像と言える『最強のGH』とでも呼ぶ存在として
『打倒 STI』に燃える所存であります(爆)。
………
そして、最初の話に戻りますが
『GHであるアイデンティティ』
という部分。
「最強のGH」という定義も、どうとでも解釈できる話になってしまうんですが、
例えばの話、
・Egを乗せ換えてEJ25にし
・ミッションも６速化
・ブレーキはブレンボ６pot
・オバフェン付けて極太タイヤ履いて
……それって「GH」ですか？ って話。
そんなんするなら最初からGRB乗りゃええやん、って話。
…つまり、そういう事です。
GHにプライドを持っている身として、GHの枠は出たくない。
愛車紹介に書きました。
Egはノーマル(OHしたとしても排気量アップしない)、タービンもノーマル、ホイールも17の7.5。
そして今回のブレーキ強化も、ワンランクアップだけの4pot。
そういう、「ノーマルから一回りだけ性能アップ」という縛りでイジってます。
速くする為に何でもあり、では 誇りは持てない。
もちろん見た目もカッコ良くなきゃね。
そして、
そういう「ノーマルから一回りだけ性能アップ」であるのにはもう一つ狙いがありまして。
一つ一つの部分がちょっとずつ性能アップという「見て解る感じ」であれば、
他の人もマネしやすいでしょ？っていう。
GHももう６年落ちのクルマ。中古市場でも値熟れしてきて、「若い子のファーストカー」というパターンも増えてきてるんじゃないかと思います。
…またまた偉そうな事言いますが…
そういう若い子の
指針 になれたらな、と。
このくらいの一回り性能アップくらいならば、「頑張れば手が届きそう」と思わせられるんでは…？
…ってのは独りよがりですかね？(爆)
「自分にもできるかも？」と思える事が重要だと思うんです。
ハナから無理だと思ってしまうとそれ以上見なくなる。
現実味があれば真剣に考えられる。
実際、僕自身がそうでしたから。
雑誌とか見てても、あまりにも完成度の高いほとんど競技車並のチューンドなんか、見ても面白くないですもん。
タービン交換？そんな金どこにあんだよ！って話。
興味が出るのは、自分の仕様の少し上くらいのクルマでしょう？
そういう所も狙っての、僕のクルマイジリの方向性です。
自分のGH8がある程度完成系になり、自分自身の年齢的な事もあり
最近「後に続く者に伝えられる事」というのをよく考えるようになってきました。
GHインプに６年以上乗ってきた身として、新しくこのクルマに乗り始めた人に向けて
伝えられるメッセージは何かあるかな、と。
それが例えば具体的なパーツレビューでもあるし、
『最強のGH』として、 “存在するけど存在しない” 偶像的なモノになれたら、という所でもあるし、
実際に同じ場所で一緒に走れる相手であれば、なんだかんだ10年走ってきた経験で伝えられるものもあるかもしれない。
…と、夜中に小難しい文章書くとなんだか恥ずかしい内容になりますな(爆)。
追記：2016.3/24
２年の時空を超えて
続編あり。
先ほど ほむらんぷさん と少しメッセでやり取りをしていて、その中で自分の考えに改めて気付いたのですが…
