
GWイヴの昨夜、久しぶりにお山で電車ごっこしました。
減衰締めて、空気抜いて、山に上がっていく道中、
整いますなぁ。シランケド
ブランク開いてて踏み切れないのも事実。
カラダが覚えててすぐ取り戻すのも事実。
人間の暖機が済んでイイカンジにタイヤ使えるようになってくるとやっぱ気持ちいい。
“独りで走り続けていた者たちが一緒に走る” のが一番心地いい。
ノーマルデミオで代車レーシングする変態の人おるしw
来週土曜は降っても晴れても、例のいつもの運動会行ってきまふ。
デイヴィッド・ブランズ & J・R・オルソン 『極東動乱』 (2019)
原題『RULES OF ENGAGEMENT』
元アメリカ軍人2人による共著。
…というようなこの手の作品も最早ありふれてる感はある…w
が、本作の特徴はサイバー戦に焦点を当てている所。
イマドキと言ってしまえばイマドキやけど。
本作が2人にとってのメジャーデビューだが、これより前に2作品を自費出版で出しているというので、本当に書くのが好きなのね。
そんな、言わば 経験×熱意 の高次元での化学反応(笑)。
レベル高い良作です。
内容の密度だけにあらず、テンポや展開の派手さも程よいバランス。
北朝鮮に潜伏する世界最悪のテロリストが、ロシアマフィアからの依頼を受け大規模サイバー攻撃に乗り出した。
日中米の軍事勢力は大混乱に陥り、アジアの均衡は崩壊。
実弾飛び交う現実の戦闘が始まる中、合衆国海軍兵学校の教官ライリーは若き士官候補生たちの力を借りて、第三次世界大戦を阻止すべく壮絶な作戦に挑む。
日中米の軍事システムがテロリストにハッキングされ、偽の命令によって戦端が開かれる。
最初にハッキングされた中国軍によって、米軍の哨戒機が撃墜され、日本の海自艦が沈められ、米空母がミサイル攻撃を受ける。
いくらなんでも “らしくない” 中国の出方に疑念を抱く米軍将校達。
以前に中国軍サーバーに仕掛けた “バックドア” を使い、ハッキングの痕跡を含めて中国軍の内情を探る。
その過程で自軍ネットワーク内にも同様の不審なプログラムの断片が有るのに気付き…
士官候補生を主人公格に据えたり、その候補生3人のうちの1人が高機能自閉症でプログラム解析の天才とか、普通のミリタリーものとは一味違う要素を入れていて(似たテーマが乱立するジャンル内に於いて)飽きずに差別化させている印象。
(と言っても、高機能自閉症≒サヴァンは創作の世界ではジョーカーみたいな切り札として度々使われるけどねぇ)
北の “Rocket Boy” や、米海軍の空母数隻、最新鋭ステルス駆逐艦 “ズムウォルト” 等が実名で登場。
“プーさん” は出てこないし、作中の中国軍の暴挙はテロリストのサボタージュに因るものだが、…あのプーさん実際に近いことヤラカシかねんしな…
「プーチンは自己中の塊だが、戦争を起こすほどバカではない」という台詞が虚しく響く2019の作品。
HALO降下部隊が、犬抱いて一緒に飛び下りるってマジ?w
ロバート・A・ハインライン 『夏への扉』 (1957)
原題『THE DOOR INTO SUMMER』
2016年3月の再読。
ロマンチックハインラインやなぁ、やっぱり。( ̄▽ ̄;)
もう半世紀前の話なので色々微笑ましいツッコミ所が多いのは仕方ないけど、当時の基準で見たら “近未来” なんだろうなと思う小道具が多数。
主人公が特許を取って製作販売している「文化女中機 -ハイヤードガール-」はまんまルンバ。
食器洗い機も開発しようとするし、
もう1つ主人公の代表的な発明品の製図機も、「ワンタッチで平行線を引いたり、テンプレートの図形を描いたりできる」。…今やPCの画面内で当たり前の事。
先見の明というのか、こういう発想をヒントに世の中がその方向を目指すのか、卵が先か鶏が先かな所ですが。
“人型ロボット” にしてもそうだし、“空飛ぶクルマ” にしてもそうだし、SF的な夢想から現実化に向けて進んでいる物は沢山ある。
…まぁ、『スノウクラッシュ』が描いた “メタバース” についてはここ数年多くの企業が我先にと開発していますが、
「なんか思ってたんと違う!」からの「始まる前からオワコン化」な雰囲気が
何となく、そこはかとなく、おもむろに、あからさまに、漂い始めてますねぇw
メタバース上の土地を巡る投資詐欺なんてのも既に起こってるしw
一昔前のSFをもう一度読んでみると新たな気付きもあって面白いです。皆さんも如何でしょーかー。(・∀・)
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Posted at
2023/04/29 14:00:15