• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Red13のブログ一覧

2021年03月30日 イイね!

3月の読書

3月の読書黄砂…エグない…?(´Д`|||)
自然現象とはいえ、ホンマあの国は迷惑撒き散らす事にかけてはブッチギリ世界一やでな…

インプのミッション修理は進捗状況不明www
4月いっぱいは掛かるんじゃねーかなw










 マーク・グリーニー 『暗殺者の悔恨』 (2020)

原題『ONE MINUTE OUT』


グレイマンシリーズ、早いもので数えて9作目。
最近では1作毎にソロプレイとチームプレイが交互に展開される感じで、今回はソロプレイのターン。
CIA〈エージェンシー〉からの仕事ではなく、ジェントリーがフリーランスとして請けた仕事からのお話。

なんですが、

今作、今までグレイマン読んだことが無い人にもオススメしやすい。
むしろ強くオススメする!(・∀・)
マット・ハンリー、スーザン・ブルーア、ザックといった “いつものメンバー” も登場はするんですが、今回は脇役として。
予備知識無しでもすんなり入っていけると思う。

そしてストーリーがこれまたシンプル。
「悪いヤツに捕まった女を助け出せ!&悪いヤツらをブッ潰せ!」
以上w

前半はいつもの “独行工作員” として、敵の屋敷に忍び込んで目標を暗殺し、航行している大型クルーザーによじ登り、ヴェネツィアの旧市街で屋上を飛び回り1対多数の大立ち回り。
後半はツテを辿って即席の(しかし歴戦の)チームを率いて敵の本拠地にド派手に殴り込み。
正にジェントリーらしさが凝縮されている(笑)。

しかし、今回のテーマは今の欧州(に限った事ではないのだが…)で問題になっている “性的人身売買” で、これを “マネジメント” する、複数の犯罪組織からなる巨大なシステム。
あくまでフィクションとしてアクション小説としてご都合主義的なエンタテインメントとして仕上げてありますが、この著者の事だからかなり綿密な取材を行っていると思われる。

今回、幾つか新しい試みも見られ、
ストーリーはジェントリーの一人称現在形のみで語られる。今までは敵側の視点から語られるパートがあったが、今回はそこに拘っているようで、読んでいて「おや?今までだとこういうところは違う表現だったよな」と気付き、より臨場感がある。

また、今回ジェントリーの “相棒” になるのは非戦闘員のアナリスト、ユーロポールの分析官タリッサ・コルブ。
人身売買組織に拉致された妹を探して単独で行動していたところをジェントリーと遭遇し協力することに。
動きながらその場で判断し、当たって砕けろ的に事に当たるジェントリーwに対し、
情況を分析し情報を読みといて知的に戦略を立てるタリッサとは、今までに無い役割分担で良いコンビネーションを見せる。

とはいえ、今回はあくまでソロプレイパート。
シリーズ全体のメインストーリーが大きく動くのは次の10作目になりそう。















 クライブ・カッスラー ボイド・モリソン
  『秘密結社の野望を阻止せよ!』
 (2018)

原題『SHADOW TYRANTS』


カッスラーの “オレゴン号シリーズ” と呼ばれるモノの一冊。
シリーズ多すぎて一から読む気せんけど、ちょっとカッスラーが読みたくなったので古本でゲット。
このシリーズは初めてですが、まぁこれだけいきなり読んでも全然問題ない(笑)。

このオレゴン号という船は、民間企業を装ってCIAの裏仕事を請け負う秘密部署みたいなもので、
見た目はボロい貨物船だが、中身はボンドカーよろしくハイテク兵器が満載されているスーパー艦船。
というか、“絶対沈まないヒーロー秘密メカ” 的なアレw
ストーリー展開も007とかインディジョーンズとかそんなんに近いノリ。
リアル志向のグレイマンを読んだ後だとなかなか落差がある。

本作のテーマは、AI(人工知能)。
自己改良を備えて急激に進化するAIがヒトの知能を上回る技術特異点(シンギュラリティ)。
それを超えたAIがどう振る舞うのか、というテーマは多くのSF作品で見られるが、創造主であるヒトを排除しようとするというのもよくあるパターン。

「そんなことは無いハズで、あくまでマスターである人間がコントロールできる」として強力なAIを開発する勢力と、
地球上の全地域をカバーする20基の衛星からの電磁パルスで世のコンピューター全てを葬ろうとする勢力の対立。
そこに第三勢力として介入するオレゴン号。

確かに、比較的近い未来に現実に起こりうる問題ではあるのだが、
エアバスA380を曲芸飛行させるとか、衛星打ち上げロケット(のブースター)を船の上に狙い落とすとか、
いかんせん話の演出にヤリスギ感が多くてちょっとシラケる。( ̄▽ ̄;)




Posted at 2021/03/30 13:00:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2021年03月29日 イイね!

某所からのご招待状

もう2ヶ月近く顔を出してなかったもんで、
「そろそろ来いや(¬_¬)」の催促通知キタ━((( ;゚Д゚)))━!!(笑)











こんなお高そうな所からこんな格調高い召喚状を送り付けられるだなんて
初めての事なので((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルですw





まぁ、どっちみちそろそろ行こうとは思ってたんやけど(笑)。










 ~ ~ ~










お店に着くなりまたいつものごとく漫才のようなやりとりを展開しつつ。
前ちょっと気になってた、和柄のカッチョいいデニムがあるんですが、
形がね…ベルボトムなのよ…
ベルボなぁ…( ̄  ̄;)
と思ってたけど、とりあえず試着してみた。





ら、











…有りじゃね?( ̄▽ ̄)
これ、自撮りで正面から撮ってるとなんかシルエットがイマイチなんですが、
横&後ろからみたらめっさカッチョいい。(。-∀-)





上のジャケットも、
同じ生地のシャツを2着持ってるお気に入りのシリーズ(の新作)で、
羽織った瞬間「コレくださいw」(爆)。( ̄▽ ̄;)





他にもなんやかんやと楓姐さんが引っ張り出してきて、
ワタクシいつものごとく着せ替え人形状態(笑)。





んでも、結局最初の2点をお持ち帰り♪











この柄がめっさ良い(;゚∀゚)=3











まさかベルボトムなんか穿くようになるなんてなwww










例の案内状、1店舗毎の割り当てが20通だけだとか。
メンズ館全体としての催事やけど、特典は店舗毎に違うらしく、
我がトルネードマートは、
(案内状をお持ちの場合に限り)10%Off & メンバーズアプリのポイント3倍。





んで。
それとは別に阪急百貨店から
(これまた案内状をお持ちの場合に限り)のお土産で…











どら焼とジンジャーエール貰いましたw(・∀・)










久しぶりに気持ちいいお買い物した。(人´ з`*)♪



…え?
インプのミッション修理代?
…ナンノコトカ (; ゚д゚) ワカリマセンナァ…
















トルネコw




Posted at 2021/03/29 20:00:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2021年03月21日 イイね!

年間200日入庫ペース? &悪名高いミサイルに乗って

エーット
ソンナコンナデ










うちの赤ターボが
“クラッチペダルが戻らなくなって”
担ぎ込まれてから早3週間。











当初、一番Easyな「マスターシリンダー交換」で済むんちゃう?と思って、
手近な工場にお願いしようとしたんですが…





・ペダルがスコーンと床まで抜ける時はマスターシリンダー。
・ムニュッとした感触が残って踏み抜けない時はミッション内部の問題。






だそうで。(メーカーによって一概には言えない?)
今回、しっかりムニュッとしてます(爆)。( ̄  ̄;)





…となると、そこの工場はリフトもミッションジャッキも無いので
「やれんこたないけどいつになるかわかりましぇん( ゚д゚)」と言われ、別の工場へ移動。





お世話になるのは、Dr.hからの紹介のドリ屋さん(笑)。











ちなみに、
レリーズフォークがブチ折れてたそうですw





で。
もーね。
「どーせミッション割るんなら…」
やれること一気にやってしまおうかと。( ̄  ̄)

シール類とシンクロの交換、クラッチ、MT・Egマウント。
えーと、えーと、えとせとら。
ローンも視野に大リフレッシュ計画。















ソンナコンナデ。




昨年11月からの、フロント足回りのボールジョイント骨折事件に始まり、
この半年間、半分以上の日数を代車で過ごしているわけですが。





前回、30プリウス。
今回、アクア。





…いや…ね…
実際乗ってよぉぉーーくわかったんですが。





30プリウス、マジ○ソ( ゚д゚)





全くもって “会話が成り立たない”
インフォメーションが全然入ってこない。

ステアの手応えもヌルッと不確か、
一定量切った所から突然ドアンダー、
空気圧抜けててもわからない、
全ての反応がモヤッとしてる。
バッテリーで重心低いハズやのに、振り返しのロール凄いし、
当然ブレーキは全く止まらんし、
乗り味はフワフワしてるし。

インフォメーション無さすぎて、1回居眠り運転しました(爆)。
ホイールガリって高い勉強代払いましたよw
色んな意味で危険。
そらあっちこっちで刺さるわ、突っ込むわ。┐(´д`)┌

お陰で、そこらへんを走ってる30プリウスを
より一層信用しなくなりましたw

マジでアレは恐るべきクルマ。











それに比べたら、
アクアは圧倒的遥かにマシ。





ちゃんとキビキビ走れる。
インフォメーションも30に比べりゃ格段にある。
レスポンスもふつー。
街中走る分には特に不満なし。











さすがにお山の登りとかになると「所詮リッターカーやなぁ…」という頼り無さやけど、
それでもノンターボの同格車に比べりゃ圧倒的に “走る” ね。
“スポーツカー” を知らない人種がハイブリッドでイキりたくなるのもわからんでもない。
ふつーのNA車に比べりゃ速いわね、確かに。直線は。
…サイズの割に重いけど。





最後に。
プリウスもアクアも、燃費は確かに良いんですが、
燃料タンクが小さいので、給油頻度は殆ど変わらないw










ソンナコンナデ…





代車生活まだまだ続きそうですw




Posted at 2021/03/21 13:00:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2021年03月02日 イイね!

番外作品 S30 240Z

番外作品 S30 240Zガンプラで “作りたい機体リスト” の上位を幾つか作り、
説明書通りのストレート組みばかりに少し飽きがきて、
ビギナーズダッシュ(そんな言葉あるんかw)が一旦落ち着いた今日この頃。

次は改造(複数の機体パーツをミックスすること)に挑戦しようかと、具体的なレシピを練っている所です。
初めて “パーツ取り” 目的でプラモを買いまして、順調に沼にハマっていってる模様w

そんな中で、
ちょっと箸休めというか、目先を変えてリフレッシュというか、
カーモデル に手を出してみますた。










練習用と割りきって、
・凝ったギミック(ボンネット開閉とか)不要
・塗るのはボディだけ
・でも見た目はカッコいい方が良い←
という基準で、
アオシマの「ザ☆モデルカー」というシリーズのS30 240Zをチョイス。











これならフツーに組んだだけでローダウン仕様になってるので、シャコタン改造要らず♪
だし、下手にイマドキのクルマを触ると、
やれホイールがアレが良いだ、やれエアロがドレが良いだ、フルバケじゃないと嫌だとか、そんな拘りが邪魔しそうなのでww





箱開けて説明書開いてビックリ。
(ガンプラと比べて)パーツ少なっ!Σ(・ω・ノ)ノ
説明書の工程もめっさ少ないw
これ、組むだけなら1~2時間あれば出来るんじゃ…( ̄▽ ̄;)











しかし、当たり前ながら、ガンプラとは色々勝手が違う。
組んでる途中で塗装の指示があるし、部品の造形も見えない所はトコトン手抜きw
あと、プラモとしては当たり前なんですが、バリとかヒケ(パーツ表面のビミョーな凹み。成形時の気泡が原因?)もそれなりにある。
これに関しては、バンダイのガンプラって精度高いんやなと思った。





あとね…
別に良いんだけどね…





箱絵ではホイールがワタナベの黒やのにね…











お?2色あるやん、選べるんか♪(・∀・)と思ったら…
黒い方は付属のタイヤにはサイズが合わず、
組み立て指定はシルバーメッキの方www
黒い方は「使用しないパーツです」www
なんで入れたww
なんでわざわざメッキに塗ったww




習作と割りきってるから別に何でも良いんですが、
コレ、メッキの方をちゃんと黒く塗り直そうと思ったら、
某家庭用洗剤に漬け込んでメッキを剥がしてからじゃないと塗装できないんですよねw
なんでわざわざ要らん事した?www










あと、これもツッコミ所。












うん、そのメーターにデカール貼るのはその方法では無理だねww
こーゆーテキトーさが昭和でエエわぁ( ̄▽ ̄;)










さてさて。
ワタクシ、ガンプラの塗装は、
サフ噴いて→本塗装の2工程(元のパーツの色によってはサフも無し)ですが、
さすがに今回は丁寧に下地から作りました。( ̄▽ ̄;)











まずサフ。











下地のシルバー(色名はライトガンメタルですが)。
これを2回重ね塗り。











本塗装のマルーン。これも2回重ね塗り。
(サイサリスに使ったっきりで余っていた色w)





更に艶出しトップコートを2回。
(これも、ガンプラは基本 “艶消し” なので、この為に新たに “艶出し” を調達)





…で、本気の方々は更にそこから磨きをかけて、またクリアを噴いて、磨きをかけて、クリアを噴いて、ワックスかけて、と続くんですが、
ワタクシはそんな気力も熱意も無いのでここでフィニッシュww











(笑)。シランガナ。





ガンプラとの一番の違いは、出来上がり完成度のウェイトを
圧倒的にこのボディ塗装が占める事。
ボディ塗装で95%くらい決まるんじゃないの…( ̄  ̄;)
なので、これでもワタクシなりにだいぶ手数増やして丁寧にやってみましたんですのよ!(笑)





まぁ、既にこの時点で塗装のダマが出来てたんですけどね(爆)。
しかも一番目立つボンネット部w









細かい部分の色塗りは、持ってて良かったガンダムマーカー(笑)。
こんなチョイ塗りをわざわざ調色して筆なりエアブラシなりすんのって面倒よね。( ̄  ̄;)
あ、↓ステアリングはマスキングしてスプレーで塗りましたが。















ソンナコンナデ
完成の図♪(・∀・)































うーむ。
フロントバンパーのウインカーやフロントウィンドウに、塗装ハゲや、接着剤が滲んだ痕ができて、
せっかくボディの塗装を頑張っても、最後の細かい組み付けでミスると台無しになるのね…
誤魔化し効かない一発勝負で難しい。( ゚д゚)
ガンプラは結構誤魔化し効くもんねー…





工程が少ないだけに逆に難しいぞ、カーモデル。(´д`)
ま、時々ガンプラの合間にやってみようカシラ。




Posted at 2021/03/02 16:16:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | プラモ | 日記
2021年02月28日 イイね!

2月の読書

2月の読書えー……





うちの赤ター坊…
また不動車になりましたww





クラッチペダルが戻ってこなくなり、
ギアが入らず自走不能。
クラッチマスターシリンダーだったら
サクッと直るやろーと思ってますが…
何かどうやらミッション下ろしてバラすとかいう話に…?((( ;゚Д゚)))















 夏見 正隆 『スクランブル イーグルは泣いている』 (2000, 2008)


はい、珍しく国産品です。
元は『僕はイーグル』というタイトルのシリーズ。
それを加筆・改題したもの。


航空自衛隊のイーグル(F15戦闘機)パイロットのお話。
長編シリーズの1作目、…というか1冊目。
1冊1冊が独立したものではなく、一つのストーリーがずっと続いていく。

著者が最も描きたいであろうメインテーマは 射てない自衛隊
「自衛隊は軍隊ではなく平和憲法に基づいて専守防衛云々…」というのは今更ここで説明する必要は無いと思いますが、
それ故の現場と中央の水と油 相容れない思惑を、現場パイロット・管制・基地司令・防衛省官僚・防衛省参事官等、多くの視点から、大袈裟なくらい強烈に描いている。

憲法上、領空侵犯機に対して威嚇射撃は出来る事になっているが、これ一つ取ってみても、
実力行使をしたい現場に対し、「選挙前のこの大事な時期に、自衛隊が他国機を射ったなんてマスコミや野党に騒がれたら大問題だ」とか「銃弾が民家に落ちたらどうする」、「武力を使わず平和的に穏便に最大限の対処をしたまえ」等々…
結局、スクランブル機は “相手が明らかな敵対行動を見せない限り、何も手出しできない、痴漢されて泣き寝入りしている女子高生と同じ” という現実。

航空学校出(高卒)のパイロットは現場主義が多く、防大出のエリートは政治志向が強い、だの、
「自衛官の仕事は我慢すること、耐えること」だの、
損失した戦闘機の補充で一機あたり数億円の “キックバック” が防衛大臣の懐に入るだの。

フィクションということになっていますが、実際ほぼこうなんだろうなというのは想像に難くない。
この国の裏表を色々と考えさせられる。

「シビリアンコントロール」といえばカッコはいいが要は、現場の事情を全く理解せず、己の保身と所属政党の利益しか考えないド素人に上からあーだこーだ命令され逆らえない。
そら尖閣も竹島も盗られて当然やで。


月刀(がとう)、楽縁台(らくえんだい)、猿ヶ京(さるがきょう)、雑上掛(ぞうがみかけ)、魚水屋(うおみずや)、等々、
登場人物の名前が「そんなんあるかよ( ̄▽ ̄;)」っていう “濃い” 名字ばかりなのは、厨二病的なネタ成分もあるのかもしれないけど、
それでキャラの個性を強力に印象付けるテクニックであると同時に、たぶんフィクション性を高める安全策なのだろう。扱うテーマがタブー性を含むだけに。










 『スクランブル 要撃のフェアリィ』 (2001, 2008)


↑の第2巻。
1巻の「イーグル~」では、F15に憧れて飛行訓練生になり、いよいよ数日後に配属になるという 風谷修 を中心に話が進み、彼が主人公なのかと思いきや…
その風谷と出会って人生観が変わり、キャリアOLから転身してパイロットを目指す 漆沢美佐緒 が第2の主人公。

訓練課程を終えた漆沢は風谷を追って小松へ赴任。
その日、風谷は二機編隊長資格を取得した後初めての、編隊長としてのアラート待機。
その夜に、国籍不明機が領空に侵入、風谷はスクランブルする。
が、その国籍不明機スホーイ24はテロ組織〈亜細亜のあけぼの〉を名乗り、民間旅客機と風谷編隊2機を撃墜。

そこまでが1巻。
この2巻では風谷はずっと入院していてほぼ出番無しw
完全に漆沢が主役を張る展開。

まだハッキリと描かれてはいないが、漆沢の祖父は旧日本軍でエースパイロットだった事を匂わせる描写があり、
その遺伝的才能で漆沢は時折ニュータイプ的な閃きを見せる。
事実上、本作の主人公は風谷ではなく漆沢か。


物語の方は、
1巻にも増して多くの組織の “ドロドロした内情” を強烈に描く。
警察、報道、エネルギー、ゼネコン。
いかにこの国が腐った利己主義の集合体かというのをこれでもかと描く。
しかし最もエグい利己主義を発揮するのは隣の大国。
作中での尖閣諸島を巡る茶番劇(海保船に発砲させるよう仕向けた挑発行為を映像記録し、海保からの一方的な砲撃に見せて編集して国際世論に発表する)は決して大袈裟ではなく、あの国ならやるよねという説得力を持つ。

その場面でもまた、海上保安庁と海上自衛隊の、指揮系統の違いや行使できる権限等のもどかしさ(或いは愚かしさ)、更にそこに絡んでくる “高等な政治判断” が分かりやすく学べます(笑)。
マジでクソw


そしていよいよ終盤では、漆沢がスホーイ24と遭遇。
手練れのテロ組織パイロットに対し、本人も無自覚の “祖父の血” の閃きでなんとか生き延びる漆沢。
以下、続刊!(笑)


※2/26付けで防衛相から(尖閣への中国公船の侵入・上陸に関して)自衛隊にも警察法の解釈を適用し、海上警備行動が発令されれば相手艦船への “危害射撃” を許可する旨の発言があり、ほんのちょびっとだけ進歩したかのように見えるが、その前提条件の “海上警備行動” を発令するのに相変わらずのんべんだらりの閣議決定が必要な時点で即応性は皆無で実質無意味の発言。















 パトリック・ジュースキント 『香水 ある人殺しの物語』 (1985)


イーグルの続きも気になるんですが、
あんまり続けて同じ世界に浸かってるとしんどいので、
ガラッと景色を変えて、中世ヨーロッパへの旅(笑)。


18世紀のパリ。
異常とも言える図抜けて鋭い嗅覚を持つ少年グルヌイユ
その鼻は世に溢れるあらゆる匂いを嗅ぎ分け、記憶する。
当然の事として、香水調合師として天才的な才能を発揮するが、富にも名誉にも興味が無く、元来人嫌いであるグルヌイユは山に籠って世捨て人となる。
自分の心の中の “匂い蔵” で香りの想い出に浸る日々を過ごしていた彼だが、
ある時、自分自身に匂い=体臭が無い事に気付きパニックになる。
自分の “体臭” を作る為、再び街へ降り、香水職人の店に潜り込むグルヌイユ。
自分用の “体臭香水” を作り、それ1つで周囲の人間の自分への態度が変わることに気付いた彼は、人嫌いは変わらずとも、“匂い” で人を手玉に取る手段を学んだ。
そして、人間そのものの匂いを抽出する方法が無いかと考えた。



まず、非常に読みやすいシンプルな作りの小説。
章ごとに丁寧に起承転結で纏められていて、ややこしい伏線といったモノも無い。
また、基本的に、 “抜きん出た能力を持つ主人公” による「俺TSUEeee!」な王道ストーリーなので、その点でも安心して読み進められる(笑)。
が、後半、体臭がテーマになった所から、これまた人類の永遠のテーマ “アイデンティティ” の探求、問い掛けになっていき、これもある意味安心して読み進められる。

作中でグルヌイユは遂に行き着いた “究極の香水” を纏い、街中の群衆を恍惚のトランス状態に陥らせ、その効果に満足する一方で、
所詮その力は借り物であり、自分自身には何も無いと改めて痛感するグルヌイユ。

…なんかねぇ、「スーパーカーに乗ってるから偉い」とか「アルファイヤーに乗ってるから強い」とか、結局同じダヨネー(笑)。




Posted at 2021/02/28 11:00:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

プロフィール

「この中の文字を使って、(主に関西地名の)架空ナンバーを作れないかゲーム。
取り敢えず、三田・泉佐野・和田山・宮津・大津・豊岡・大山崎、地名ちゃうけど阪神・阪奈…あと大山・津山。
尾道使えたら八尾も作れるけど、ご当地バージョンの元デカールが無いのよね…」
何シテル?   11/10 19:44
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
910111213 1415
161718192021 22
23242526272829
30      

リンク・クリップ

Geminiで3D画像を創る方法に関するプチ考察www 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/14 08:47:12
ヴァイザッハ流 ナラシとは 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/08 16:29:26
Challenge to 1 minute wall...〜1分の壁への挑戦〜 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/12/07 20:24:32

愛車一覧

スバル インプレッサ 赤ターボ (スバル インプレッサ)
2012(H24年)の春に中古で買ったターボ。「STI」ではありません。 ハナからGR ...
スバル レガシィB4 楓号 (スバル レガシィB4)
楓さんの愛機。 ワタクシが乗る時は「俺様弐号機」w 岡国用にセッティングされた質実 ...
スバル インプレッサ 青NA (スバル インプレッサ)
新車から5年10万kmを共にした相棒。 そこそこイヂリ回し、手足のごとく動いてくれる良い ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) ごろーくん (フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック))
ハタチの時の記念すべき1stマイカー。もう十ウン年前ですねーw 当時の写真が何も無いんで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation