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2025年07月02日 イイね!

経済の読書

経済の読書経済をちゃんと勉強してみたいなんて言った前回の話の最後に「本を買った」と書きました。



その後にもナンヤカンヤ動画を見漁っておりまして。
あーいう(こーいう?) “経済のホントの所” みたいな話を掘っていくと、政治思想色が濃くなっていくのは自然の流れかw

森永卓郎、藤井聡、高橋洋一、三橋貴明、古舘伊知郎、深田萌絵、三崎優太、玉木雄一郎、山本太郎、西田昌司。
そういった辺りを5月後半〜6月前半頃チェイン再生しておりました。
このラインナップでワタクシが “どっち側” に立ったか、判る人はバッチリ判りますよねw

なんかもう、数ヶ月前とは世の中の見え方が違いすぎる…
やっぱ無知は罪だわ。
自分はそうではないと思っていたけど、残念ながら “マスコミの印象操作” に引っ掛かっていた所が結構あるなと…
とりあえず、山本太郎と青汁王子に謝りたいw

しかし…どーしたもんかね…このどーーーしょうもない国は。
ある程度知識をつけたお陰で「消去法で最初にバッサリ切り捨てるべき政治家」の見分け方はわかったけど。










山本 御稔 『「本当にあった事件」でわかる 金融と経済の基本』 (2025)


とりあえず取っ掛かりの1冊目として概論的なモノが欲しかったので、本屋で何冊かパラパラめくって見比べて、広く浅くサクッと読めそうなのを。
著者は存じませぬ。

1章 日本銀行の役割 2024 新紙幣発行
5章 GDP(経済力) 2013 アベノミクス
8章 金融と株式市場 2008 リーマンショック
13章 インフレとデフレ 1990 バブル崩壊
17章 貿易と経済圏 1971 ニクソンショック

という風に、年代を遡りながらそれぞれに対応したテーマを解説してあります。
ワタクシがガキンチョだった頃や生まれる前の話をザックリ理解したい、というのが主な狙いだったので、概ね満足。
そんなに深い内容は期待してなかったし。

基本的にはニュートラルな解説ですが、ちょいちょい “自民党政治” を賛美とまでは言わないけどそっち寄りの表現があるw
そして…

国債が発行され続ける事に不安を持っている人が増えています。国債は無尽蔵に発行されると財政破綻の危険性が増してしまいます。
プライマリーバランス(社会保障、防衛関係費等を税収で賄える状態)が取れる為には、支出が増える分、税収も増やさなくてはなりません。
IMFの発表では2023年の国のGDP比債務残高は、アメリカは126.4%と100%超えです。イタリアは179.8%、そしてギリシャは200.7%です。しかし日本は圧倒的に他国を超えた255.4%なのです。


はい出たw 財務省テンプレ構文w お疲れ様でーすw
データの一部しかクローズアップせずに不安を煽るお決まりのアレ。
ちゃんとバランスシートで「資産」の方も言及してくださいよ。

ただ、“バブル経済” に関する解説はワタクシが自分で思ったものに近く、「経済の “脂肪分” 」「資産価値(或いはGDP)がファンダメンタルズ(実力)を超えて上がってしまうこと」という考え方。そーだよねー










森永 卓郎  『ザイム真理教』 (2023)


この分野の書籍では大本命?
既に概要は多くの動画で把握していましたが、やっぱちゃんと “一冊として” 通して読むとまた理解が深まりますね。
まぁ…如何に80年代以降の日本(の政治)が日本(国民の生活)をブッ壊し続けてきたかという。

こういう話を知る以前の “無知蒙昧なる一般ぴーぽー” 的視点でも、岸田政権がザイムのポチ化しているのはアリアリと解りましたが、
専門家の解説を読むとその酷さがよりよくわかる。

以下はこの本単体の感想ではなく、ここ2か月程で調べて見聞きした様々な話を纏めてになりますが。


ワタクシ、安倍晋三は嫌いでしたが、
実は経済政策に関しては非常にマトモな総理だったと知って目からウロコでした。
唯一の “反ザイム政権” だったと。
まぁでもそれも民主党の置き土産の “消費増税” やら、度重なるアレヤコレヤの妨害でマトモな政策は全て潰されたと。

緊縮財政とか、プライマリーバランスとか、財政均衡とか健全化とか、国の借金がーとか、消費減税は無理とか財源が無いとか、
言ってる政治家は全てザイムのポチです。

これは自民党のみならず立憲民主も同じ。野田も枝野も完全にザイム真理教。(忘れている方も居ると思いますが、消費税を5から8→10に上げる決定をしたのは民主政権です)
一方、自民の中にも少数ながら積極財政派も居る。その筆頭とも言える高市早苗は松下政経塾出身なので正しい経済学を会得しています。
国民民主の玉木雄一郎はザイム官僚出身ながら積極財政を唱える稀有な存在。その構図だけでも良心的な人物と見ることは出来るが…言っても結局元は同じ民主なのでどこまで…?という感じ。

で、ザイムに真っ向から対立する旗印がれいわの山本太郎。
“マトモな経済学” をしっかり身に付け、自身の言葉として受け答えしています。
“無知蒙昧なる一般ぴーぽー” な感覚だと「消費税廃止?そんなん絶対ムリやんwアホちゃうw」と思いますが、消費税はザイムのお小遣い税でしかないのでマジで廃止すべき。
「消費税収は全て社会保障に充てられています」ってのは真っ赤な嘘ですからね。

最近勢いを増している参政党も積極財政論ですが、神谷宗幣は経済政策よりも “日本人の為の政治” を一番にアピールしているので、経済に与える即時効果の期待値で言うとれいわの方が高いかな?だけど、長期的には参政党の主張も大事かな?と思う。
(ちなみに、自民党≒ザイムが一番恐れているのは参政党という話があります。
帰化した外国人を政治から排除しよう、という点がすこぶる鬱陶しいらしい。
前回の総選挙で参政党だけ政見放送させて貰えなかったとかいう辺り、しっかり手が回ってますよね)




とにかく、一言で言えば

景気悪い時に増税したら余計悪くなるの当たり前でしょ。
そんなバカなことやってんの日本だけよ。しかも30年以上ずっと。
景気悪いときは先に国が金使って経済回さなきゃ始まんないでしょ。


それを一番わかりやすく説明してるのが、結局コレでした。

そもそもの「国債発行は悪」という思想は、大東亜戦争の時にガンガン国債を刷って(日銀に買って貰って)戦費を調達した経緯から、GHQに「テメーらは原則国債発行禁止な!」と言われた80年前のルールが元。
その後日本経済は緩やかながら堅実な右肩上がりを続けていたが、日航機墜落事件(自衛隊の不始末を隠蔽する為にアメリカに大きな借りを作った)からの(アメリカの要求を受け入れるしかなくなって)プラザ合意して主幹産業の自動車輸出が大打撃を受けつつも、バブル突入からのバブル崩壊からの今に至る大不況という流れ。
「不況の時には財政出動、減税、金融緩和」と、どんな経済の教科書にも書いてあるのに、日本がやってきたのは真逆の連続。
「このままでは日本は破綻する」と言い続けて何十年も経ってますが破綻しましたか? 同じように国債発行して中央銀行に買ってもらってる国、いっぱいありますが破綻してますか? 自国通貨で国債発行出来る国は破綻しません。ギリシャは自国通貨じゃないユーロ債だったから破綻しました。
オマケにアベノミクスの時とコロナの時にむっさ国債発行して90兆とかの予算出したけど、それでも破綻どころか(国債多発の弊害の一つとされる)インフレにもろくにならなかったでしょーが。今の日本はそれくらい追加発行してもまだ効いてないってことでしょーが。





面白いのは…

各種マスコミでは緊縮財政の論調一色なのに、
本屋の経済コーナーは積極財政系の本がエンドに平積み山積みなんですよね。
(TSMC誘致で沸く熊本・九州に対し、台湾で起こっている深刻な問題を提唱する深田萌絵の話も大事だと思う)

本を読む人は解っている、ということ?
本を読まない人は知らずに騙されたまま、ということ?
ますます無知は罪だな。










みんカラでこういう話をブチ撒けるのもどうかとは思いましたが、
でも “そういう土壌” がこの35年を作ってきたとも思うので、自分の考えを纏めてみました。
選挙前だし。




Posted at 2025/07/02 09:00:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2025年01月29日 イイね!

1月の読書

1月の読書ガンダムネタが続きます…エエカゲンニセェヨ…

やっぱガンダムオタクの端くれとしては『閃ハサ』はちゃんと読んどかんとアカンやろと。
各種ゲームであらすじは知ってるけど細かい所を知りたい。
とはいえ、ムナクソ悪い終わり方するのも知ってるから、モチベもあんまり上がらんというw
黒富野が課した苦行かw











 富野 由悠季 『閃光のハサウェイ』 (1989)


宇宙世紀 0105年、シャアの反乱から12年。
ハサウェイ・ノアは25歳に…

…って、この作品は一般にオススメする読書感想文ではなく、思いっきりガンダムオタク枠なので、あらすじなんかの説明は省きますw
細かい所の設定を拾ったり考察の材料にしたくて読んだので、そういう所だけいきます。
SoCo 'n' ToCo YOLOsick!! (久々に使ったなコレ) 



とりあえず、
思ってた以上に生存者少ねぇ!w さすが黒富野w
マフティーのパイロットで生き残ってる(というか、撃墜描写が無い)のってガウマンだけ?
オエンベリ軍のファビオもたぶん生き延びてる。
メカニックは何人逃げられたのやら。
そのわりにはエンディングでまだまだマフティーを名乗る勢力は健在という感じだし、組織の規模がイマイチわからん。

ハサウェイが何代目のマフティー・ナビーユ・エリンなのか不明だし(代替わりする匿名の組織代表というのはVガンダムにも引き継がれている設定ですね。閃ハサ89年、V93年)、
今回の太平洋エリアで活動した戦力だけがマフティーの全てではないかもしれないし、
クワック・サルヴァー=ジョン・バウアーであるだろうというのはわかっても、そのジョン・バウアー自体が詳細不明だし。

しかし、人死にまくり、戦力損耗甚大、ハサウェイ死亡のバッドエンドインパクトが強いけど、戦術的にはマフティーの作戦は成功というか目標達成してるんですよねコレ。
メインターゲットの閣僚会議は見事に建物ごと破壊して半分以上殺害、連邦軍基地兼民間空港?のアデレード空港も完全破壊(1週間後に空港機能が復旧している描写があるが)。ハサウェイvsレーンの戦闘もハサウェイの優勢。
ハサウェイ的には「一次攻撃で50%の損耗」は想定していたし、二次攻撃での生存目算は僅か1小隊。最後に自分が特攻して味方を逃がす覚悟でもあった。そしてほぼその通りの結果に。
捕縛後のケネスとの関係も、正に男の友情とプロフェッショナル精神の混在で清々しくすらある。
最後のどんでん返しヘドロ沼が、もう、ね、黒富野の真骨頂ですわねw

地上でMS何機も核融合炉爆発してるのに放射能どーなった?w
…というのはガンダムシリーズ全般に言えるアレなので、もはや完全スルーした方が良いアレw



この後、連邦軍を離れた&連邦軍から命を狙われるであろうケネス・スレッグがどうやってクワック・サルヴァーに接近するのかが続きのシナリオを考える場合のキモですか。
そして無能将軍に利用&ハメられ、最悪の形で息子の死を知らされたブライト。もはや「退役してロンデニオンで女房とレストランを」どころではない。
バウアーとブライトは元々親交浅からぬ関係なので(CCAでノア家のチケット推薦状を書いたのがジョン・バウアー)、バウアー=クワック・サルヴァーが正直に顛末を話せば、ブライトがマフティーに参加する可能性も無くは無い。
そしてケネスとギギも参加できれば、ギギが “伯爵” の資金を使える可能性も高い。
アデレード襲撃チームの唯一(?)の生き残り、ガウマンは当然マフティー内でカリスマパイロット的位置に。

そうしてマフティー側の人的戦力は充実するものの、
物語的には連邦側に “立った” キャラが居なくなるので、レーン・エイムはそのまま連邦のエースで居てもらうか。

年表的には次の『F91』までは13年の空白。
そしてそのUC.0123のMS産業界は、アナハイム失墜・サナリィ台頭の過渡期。
UC.0100前後は実質アナハイム一強の状態なのが、突然業界パワーバランスが大きく変わるには、大きな事件が無いと説明がつかない。そして現在のガンダム年表上にはそのような歴史は無い。

連邦の支配力はどんどん薄れていって、VガンダムのUC.0153には実質無政府状態になるが、F91のUC.0123にはまだそれなりに機能しているっぽいので、この閃ハサのUC.0105からどうグラデーションをかけていくのかが面白いと言えば面白い。



…って考えるとホラ、UC.0110〜0120くらいの所に一山作る余地は充分あると思うんですがねー
問題は、富野のおっちゃんがもう新しく宇宙世紀を書く気が無いっぽい所w





…というヲタク考察はこんなもんで。





しかしやっぱり富野氏はアニメ監督であって小説家ではないですよ。
文章の書き方が純文学とは程遠い。擬音語めっちゃ多いし、改行しまくりで頁の白い所多いしw 小説っていうより台本。
このテキスト量で上・中・下3巻にしちゃうなんて、ボッタクリですよカドカワさんww




Posted at 2025/01/29 20:20:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2024年07月30日 イイね!

7月の読書

7月の読書もー、連日 “危険がアヴナイ” 領域の暑さで、日中の行動が限られますね。
なんかちょっとダル疲れた?体調ビミョー?と思ったら熱中症かもしれないので、予防も兼ねてポカリをガブ飲みするようにしてます。
コンビニのドリンク売り場もポカリ減ってる所が多いし。
会社の倉庫でやってるプラモ作業も暑すぎてやってられない。まだ寒い方がなんとかなる…( ゚д゚)

なのに、インドア趣味の読書もすっかりサボり気味です。
好きなシリーズの新刊だったらパパッと読むやろと思っていたのに、それでも半月放置を挟む有り様…ドナイナットンネン















 マーク・グリーニー 『暗殺者の屈辱』 (2023)

原題『BURNER』


シリーズ12作目。色々とストーリーが大きく動く節目の作。
6作目からヒロイン(?)として登場しているゾーヤ・ザハロワ、
5作目からCIA内部の悪役(?)として重要なポジションにいるスーザン・ブルーア、との関係性が大きく変化し、
また7作目に登場していた悪役のセバスティアン・ドレクスラが再登場。

ロシアのウクライナ侵攻を背景に、ロシアの資金洗浄記録を巡る攻防を描く。
CIA作戦本部長がロシアから賄賂を得ていたり、その絡みでCIAとGRUの工作員がアメリカ国内で協働したりと、非常に意欲的な内容。

前半はコートとゾーヤがお互いの正体を知らない状態で敵味方で遭遇するシーンがハイライト。
そこから、コートがゾーヤを探し出して再会→共闘する後半はクライマックスまでワクワク胸熱。
カリブ海のクルーザー爆破から始まり、最新フェラーリvs空冷ポルシェのカーチェイス、電車(ユーロシティ)内での銃撃戦、飛行機格納庫内で消火泡まみれの大乱戦と、作を重ねても全く色褪せないアクションシーンの数々はさすが。

ずっとすれ違いが続いていたコートとゾーヤがようやく本作のエンディングで、多少は落ち着いて一緒に居ようという試みに至ったところで長年のファン読者にはニヤニヤが止まらないw
このまま最強工作員夫婦な展開になっていってくれても面白いと思うのだがー
なんかそんなギャグ漫画あったじゃないですか←




Posted at 2024/07/30 18:00:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2024年05月31日 イイね!

5月の読書

5月の読書色々ありまして、
色々わかりまして、
自分の人生今までの「なんでなん」やった部分が
「あ、そーゆー事やったんやな…」と、
結構ストンと腑に落ちた、5月末。

何の話だって?

まー…
そーゆーことですよ(何)。←
客観的・俯瞰的に自分を見られれば、少し楽になる。

40歳、2回目の成人式。
ようやくここからかな、なんて思っています。















 アレックス・ベール 『狼たちの城』 (2019)

原題『Unter Wölfen』


2021年9月に読んだものの再読。
続編を手に入れたので復習。


ユダヤ人の主人公イザークがナチスの犯罪捜査官になりすます潜入スパイミステリー。
キャッチコピーは “史上 最も危うい名探偵” 。
1942年の春が舞台、ユダヤ人の強制移送が始まったフランケン州ニュルンベルク。当時最もユダヤ人に厳しい土地だったとされる。
そこで、レジスタンスに支援され?良いように使われ?ナチス社会ヒエラルキーの最底辺から頂点へ、“親衛隊少佐 アドルフ・ヴァイスマン” に変身したイザーク。
元古書店主という事で、本から得た数々の名探偵の知識と、紙とインクに精通することから文書の偽造を行える。
そのスキルに加え、“ナチス官僚的” な、階級でゴリ押しする交渉術(?)を身に付け、ゲシュタポ本部の中で足掛かりを作っていく。

史実では「生存者無し」とされるフランケン州からのユダヤ人移送だが、作中ではイザークはレジスタンスの協力を得て家族を救出する。
レジスタンスの中にも裏切り者が居る半面、ゲシュタポ内で(信奉者とも言える)味方も出来る。
犯罪捜査官という立場を利用し、イザークの正体に気付いたゲシュタポ高官フリッツ・ノスケ少佐に濡れ衣を着せて処分したり、まぁまぁ職権乱用しているのが面白いw

当初はとにかく関り合いにならずにさっさと逃げたいと思っていたイザークが、「僕がこの中(ゲシュタポ)で上手く立ち回れば、レジスタンス何人分よりもナチス打倒に貢献できる」と覚悟を決め、最後には(ゲシュタポが全員施していた)血液型の刺青を入れる。










 アレックス・ベール 『狼たちの宴』 (2020)

原題『Der Verborgene Feind (Isaak Rubinstein 2)』


続編。
ナチスの中に紛れ込んだユダヤ人、狼の群れの中の羊、イザーク・ルビンシュタイン。
レジスタンス活動をする元恋人クララによりニュルンベルクからの脱出を手引きされるが、“親衛隊少佐 犯罪捜査官 アドルフ・ヴァイスマン” の立場を利用すれば更なる情報収集が出来ると、脱出の手配を一旦断り約1週間後に遅らせる。

前回、ノスケ&本物のヴァイスマンを謀殺する為に利用し協力を得た、上官の秘書 ウルスラ・フォン・ラーン嬢 に気に入られ猛アタックを受ける。イザークにとっては厄介なだけであったが強く断る事も出来ず、付帯する情報収集の為に交際を続けていた。しかしイザークの心はクララにある。
この基本構図が既にトラブルの種であるw

そんな中、ウルスラを介したナチス社交界で知り合った有力者の娘が殺される事件が発生。
当然しっかりと捜査に巻き込まれ、おまけに胡散臭い刑事の相棒までついてくる。“歴戦の本職” に貼り付かれたらすぐにボロが出ると恐れるイザークはあの手この手で逃げる言い訳w

更に今回は前回以上に “本物のヴァイスマン” を知る人物が複数現れ、ウルスラに恋慕する煽動新聞記者にも色々嗅ぎ回られる。
極めつけはナチスNo.2のヒムラーから直接電話が掛かって来た上に、どうやらかなり親しい間柄だったらしく距離感がわからず困惑する。
絶対バレるやんコレw という状況だが、まぁ小説的にはこれくらい追い込まれてないと面白くない。

実際、敵対する1人の人間に正体を暴かれるが、相手にとってそれ以上の威力を有する情報を突き付け切り抜ける。
ヒムラーが差し向けた将官がニュルンベルクに到着する日の未明、脱出の手はずの場所で船を待つが…船は現れない。
以下続刊!




Posted at 2024/05/31 20:40:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2023年12月25日 イイね!

12月の読書

12月の読書今年は夏頃からプラモ熱が急上昇し、そっちの調べものや脳内シミュレーションに時間を使うようになり、相対的に読書時間が削り取られました。( ̄▽ ̄;)
今年は1年でたった12冊…
アカーーーン!本読まんとアホになるーー!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。←

未読で積んでる本が7冊程有りますが、
ガンプラの積みは20箱以上w(未開封 約10、仮組みして放置 約10)
時間が3倍欲しい… or 1ヶ月くらいどっかに独りで籠りたいw















 石田 祥 『猫を処方いたします。』
     『猫を処方いたします。②』
 (2023)


京都市中京区の薄暗い路地にある「中京(ナカギョウ)こころのびょういん」。人づての風の噂を頼りに、心の不調を抱えて病院を訪れた患者に妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく本物の猫。
戸惑いながらも猫を「服用」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も変化していく。
そして、医者が猫を処方するのにはある理由があって…



帯の文句が最高w
「だいたいの事は猫で治りますから」

猫を飼っていれば「あるある!」となるネタのオンパレード。
仔猫から老猫まで、年齢によって出てくる問題や、
育成環境や保護事情等にも触れており、現実的実際的な話が多い。

①が「京都 本 大賞」というものを受賞したそうで、京都府下の本屋では平積みしてあります。
猫屋敷に住んでいる身としては、もうタイトルだけで買えるw
京都が舞台というのも個人的にくすぐりポイント。

一頁目、“噂” で流れている病院の所在地、
「中京区 麩屋町通上ル(アガル) 六角通西入ル(ニシ イル) 富小路通下ル(サガル) 蛸薬師通東入ル(ヒガシ イル)」
で、1分くらい笑い転げたwww

これ、地図でいうと↓こうなりまして、



同じところをグルグル回ることになるんです。

普通、この書き方をする場合は “二方向” で終わります。
「◯◯通上ル ××通西入ル」で完了。
◯◯通を北に進んで、××通で西に曲がったら、次の通までの間のどこかに目的地があるよという意味。
正式な番地も勿論あるんですが、慣れてる人同士だとこの方が早くて楽という。

ついでにいうと、京都市内を車で走る時、 “わかっている人” だと、同じ交差点でもそこまで自分が走ってきた道によって交差点名を言い換えます。四条河原町と河原町四条は向きが違う。自分が走っている通を先に言う。
ので、ベテランのタクシー運転手だと、その言い方で横付けする面を読み取ってくれたりもします。シランケドw
上の地図のコンビニの店名も、面している通の名が先、対角座標の最寄通が後。


という京都トリビアは置いておいて…
なんし、四方向に上ル入ル下ル入ルというのは、有り得ない住所というワケ。

…というのにもちゃんと(ではないけどw)ワケがあり、
この「中京こころのびょういん」は普通の人には見えないんですな。(-ω-)
求めて “導かれる” というのか “喚ばれた” というのか、な人にしかその路地は現れない。


コンパクトなサイズの「第◯話」に区切られており、ぶっちゃけ、TVドラマ化を強く意識しているという印象を禁じ得ないw
2冊合わせて9話だが、まだ完結しない。
この辺り、出版社側の意向を強く感じる…
読む側としては、2冊で完結して欲しい。

ハートフルほんわかストーリーに、“ニケ先生と千鶴看護士の正体とは?” という謎(という程でも無いが)が上手く絡み合って先が気になる展開ではあるが、
正直、この内容で4冊以上引っ張るようだと飽きる。
次の3冊目で完結させてください。




Posted at 2023/12/25 12:00:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

プロフィール

「@あすきー あ、「自分たちで元気になる為」に積極財政って言ってますね。ただ、この人、昔は緊縮財政って言ってたみたいなんで、ちゃんと勉強して考えが変わって積極財政なのか、一時的な方便なのかがよくわからぬ。」
何シテル?   07/10 11:33
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

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