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Red13のブログ一覧

2018年12月28日 イイね!

12月の読書

12月の読書ブログ休止中も、自分自身への備忘録として読書感想文は(非公開設定で)チマチマ続けておりました。
半年間貯め込んだソレもOpenにしましたのでご興味がお有りでしたら見てやって下さいw

師走ってことで、なんかわからんけど妙に無駄に忙しく時間が無い。
薄い本を選んでなんとか2冊の体裁を保つ作戦(爆)。










 ニコロ・マキャヴェリ 『君主論』 (1532)


時は15世紀末期から16世紀初頭。
イタリア・フィレンツェ、ロレンツォ・デ・メディチ政権下で官僚政治家として主に内政に携わったマキャヴェリ。
政争に巻き込まれ失職した後、小ロレンツォに宛てて編纂したとされる書。

本書マキャヴェリの『君主論』や、ルターの『九十五箇条のテーゼ』等に見られるリアリズム思想・合理主義の芽生えが宗教改革のキッカケになり、中世から近世への過渡期になっていく時代。
特に本書は当時としては異端とも言える政教分離の思想を含む為(生ぬるい道徳的な理想論ではなく、臨戦態勢での合理的な国家運営を説いた結果としてそうなっている)、出版直後からキリスト教の禁書指定を受けたり、一部の文言だけを拾って “悪徳の書” のレッテルを貼られ “マキャヴェリズム” という言葉が独り歩きしたりと、永きに渡って正当な評価を受けてこなかったと言える。

ステルスアクションゲーム『アサシンクリード』プレイヤーとしては、ロドリゴ・ボルジア(アレクサンデル6世)&チェーザレ・ボルジア親子がリアルタイムに登場する時代としてめちゃ入り込みやすい。
日本人としては「ふーん、そういうヤツがいたのねー」くらいでプレイしてましたが、ヨーロッパ圏の人にしたらあのボルジア親子を悪役として登場させるのは色々と話題になったんだろうなと。
予備知識の無い身でゲームをプレイしただけでも、父ロドリゴの強欲薄汚さと、息子チェーザレの隙の無い冷血漢っぷりは印象強く、指導者として見ればチェーザレは敵ながら天晴れと映る。
本書の、当時実際にボルジア親子と接したマキャヴェリ(外交官としてチェーザレと交渉にあたった経験有り)の言葉でそのイメージが更に固められる。
たかがゲーム、されどゲーム。歴史モノは侮ってはいけないですぞ?(何)

脱線しましたが。

現代の組織マネジメントに当てはめても頷ける部分が多く、ある意味世界最初のビジネス指南書かも?(笑)










 リチャード・バック 『カモメのジョナサン』 (1970)


「クルマで走る人には通じる部分があるかもよ」と人から言われて、著名なタイトルでもあるので読んでみました。

なんだろうね、人によって色んなものを連想すると思う。
解説には『星の王子様』が引き合いに出されていますが、ワタクシの頭に最初に浮かんだのは『2001年宇宙の旅(シリーズ)』の “スターチャイルド” 。あるいはもっと広くに通じやすい例えを出すと『ガンダム(シリーズ)』 の “ニュータイプ” 。

既成概念を突き抜けた領域に至る、精神的な成長・昇華。
“飛ぶ” という事を純粋に追求した結果、副次的に色々な真理に気付き、違う領域へ至ったカモメ・ジョナサン。
本人にとっては単に “飛ぶ” 事を追求しただけのこと。
好きなこと・楽しいことを追求して得られた知識・技術を、同じ方向性の後輩に伝えて広めていく。
だが、残された世代はやがて “ジョナサンの教え” ではなく “ジョナサンそのもの” を神格化し崇め奉り、ジョナサンが追求した “飛ぶ” ことそのものは置き去られていく。

独り歩きするイメージ、形骸化する教え、よくある話ですわな。
世にある宗教の類いは全てそうだろうし、噂話も独り歩きして人を神にも悪魔にもする。
実際は神でも悪魔でもなく、ただ存在するだけだというのに。
悪魔ルシファーは、元は天使長ルシフェル。
物事や人物は、受け取る側が好きなようにイメージを歪曲させてでっちあげる。
表から見るか裏から見るか、上から見たら同じなのに。
キリストは存在からして架空だと思いますが、ガウタマ・シッダールタが生前、自分が崇め奉られ神格化されることを想像しただろうか?望んだだろうか?

確かに、走りの世界(特にお山)に置き換えても通じるものがある。
ただ “走る” 事が好きでお山に居る。最初はそれだけでもだんだん色んな要素が増えていき仲間が出来、つるんで走りもし、いつしか “群れてダベる” だけになる者も少なくない。
神格化とまでは言わなくとも、憧れや畏れの目で見られ色メガネが入る。

そこをラストシーンのジョナサンが痛快に打ち砕いてくれる。
このラストシーン(第4章)は発表当初は含まれておらず、今回手にした「完全版」で補完されたもの、だそうです。
確かに、第3章で終わっていたら物語の頂点で唐突に終わる為、正直深みがない。しかし寓話としてはその方が良いかもしれない。
個人的には第4章が一番のメインではないかなと思う。21世紀の日本で読むからそう思うのかもしれませんが。
小説と思って読んだらいけない。哲学の寓話かな?

どんなしがらみも規則も儀礼も、全て突き抜けて自由になれる。
アサシンの教義も同じですやん。
「赦されぬ事など無い」










2018年は、26タイトル35冊でした。
年50冊はなかなか遠い…




Posted at 2018/12/28 08:00:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2018年11月29日 イイね!

11月の読書

11月の読書最近は活字をサボりながら湾岸ミッドナイトを読み返しております。新刊(首都高SPL③)も出たしね。
定期的に再読してますが、前回から2年近く経ってるかな?
今読むとまた新たに “入ってくる” 部分があり、読む度に新たな気付きがある。
結局、高速と山とステージが違えど行き着く世界は一緒だよね、と。










 イタロ・カルヴィーノ 『不在の騎士』 (1959)


大人向けおとぎ話。
人間の《存在》の仕方を空想の歴史上で意味付けようという三部作の一つとのこと。

中世が舞台の本作は、盲目的な《不在》(アイデンティティや意志の欠如)の状態の中で《存在》することを目指す原初的な人間の物語。
後に続く二作では、本作で芽生えた《自由意思》を回復させ、貫き通し《完全》に至る三段階が描かれている…

ということですが、
まぁ別にこれだけ読んで終わりでも良いかな…っていうww

本作の登場人物はどれも皆、どこか視野狭窄的で幼稚な印象。融通の利かない石頭達ばかり。
正に原初というか、人間的成長のスタート段階。
それを奇想天外に面白おかしく風刺的表現で表現する様は、全ての登場人物がなにかしらの隠喩になっていて、「あー、こういうヤツ居るよなー」と読者に気付かせる。
そんな中でも、何人かの登場人物は “意志” の階段に足を掛け、今後の成長を予感させる終わり方。

大人向けおとぎ話。
三部作全部読んだらそれはそれで面白そうではあるが、
本書を買ったときにビビッたのが、なぜ一般的な相場より2倍近い価格なのか、読み終わってもやっぱり謎w










 グレッグ・イーガン 『プランク・ダイヴ』 (2011)


21世紀ハードSFの代表者、イーガンの短編集。

…やっぱりイーガン難しいって…www
科学ネタが本格的過ぎて ( ゚д゚)ポカーン ですよw

「一千次元周波数空間の十六次元切片へのフーリエ変換」とか「事象の地平線の向こうでは時間と空間が逆転しており、外部の視点からは無限にそこに留まっているように見えるが、内部から見ると特異点を通り抜け時空がカオス的に振動する様を目にするだろう」とか言われても、…日本語でおk…( ゚д゚)b

ただ、そういった “科学的な肉付けディティール” は無視して読み飛ばしても物語の根幹テーマには影響無いので、理解できない所は「はー、そーすか…(・ε・` )」で良いと思うw

しかし、イーガンの上手いところは、それで単なる科学オタクにはなっていない所。
ガチガチのハードSF要素はあくまでディティール。
本質は、深い道徳的テーマや人間性、人間の普遍的な好奇心探求心を扱う。

“どんなに素晴らしい発見があってもその情報を持ち帰る(他者に伝える)事ができない探求=ブラックホールへの突入実験 を行う事の意味” 、を問う表題作のテーマは非常に興味深い。
どんなに素晴らしい写真を撮っても、それをSNSにアップ出来ずに自己満足だけで終わるとしたら?(笑)

もう一篇、『ワンの絨毯』という中篇はSF史に残る傑作。
この為だけに読んでも損はない。




Posted at 2018/11/29 11:11:12 | コメント(0) | 活字部 | 日記
2018年10月28日 イイね!

10月の読書

10月の読書 











 マーク・グリーニー 『暗殺者の潜入』 (2018)

原題『AGENT IN PLACE』


コンスタントに年1作ペースで出ているグレイマンシリーズの7作目。
6の『飛躍』の再読から始めて、話の流れをそのままに繋げて読むと、作中の日数経過はごく僅かなのだなぁとわかる。

前作のラストで、CIAの汚い仕事にキレて家出(笑)したジェントリー。
今回は久しぶりに彼の個人的な動機による作戦。
長年のツテを使って飛び回る姿に懐しさを覚える。

今回の敵はシリア大統領(架空の人物ということになっているが、限りなく実在人物を模しているw)と、その手先のエージェント。
このエージェントの設定が(少年漫画的な)いかにも後から作ったこじつけ設定感があって、ちと苦笑いを禁じ得ない。( ̄▽ ̄;)

が、本作、シリーズ中でも上位の面白さ。
個人的にはやはり5の『反撃』が最高傑作だと思うが、その後6、7と続けてレベルが高い。
特に今回はシリーズで初めて、「ジェントリーが状況に介入できない場所で重要な作戦が進行する」という展開。
全く手出しが出来ない違う場所で重要な攻防があり、ジェントリーは人任せにするしかできないという。
この実験的な手法が物語に新しい展開をもたらしていて良い。

ジェントリーの作戦目標も二転三転し、先の展開が読めない面白さ。
また、プロローグで作中のハラハラする衝撃的なシーンを先にチラ見せすることで、いつどうやってそこに繋がるのか?とヤキモキさせる仕掛けも上手い。

…が、個人的には6で築いた女性関係のその後が気になるw













 ~ ~ ~ ~ ~



再読含めて活字2作品4冊の他に、
数年振りに『湾岸ミッドナイト』を読み返してみたり。

読み返す度に台詞の入って来る感覚が違う。
首都高とお山とステージは違えど、わかってくるのは全く同じモノ。
どこまでが楠みちはる個人の体験で、どこまでがアドバイザーの言葉なのかわからないけど、「あぁ、わかってるなぁ」と思う。
読む度に新たな気付きがある。




Posted at 2018/10/28 12:00:18 | コメント(0) | 活字部 | 日記
2018年09月30日 イイね!

9月の読書

9月の読書 











 デイヴィッド・ピース 『1974 ジョーカー』 (2001)


帯や解説に「ノワールの最高傑作」と書かれている。

ノワール。直訳すれば「黒」。
ノワール小説というジャンルも曖昧なものですが、=犯罪小説と一括りにするのは違うような。
悪人が主人公なのがクライムノヴェル?
犯罪小説と警察小説の違いは?
じゃあノワールの定義ってなんだ?
もっと精神的な部分が絡んで来そう?
というような事をこれを読んで思った。

本作は、プロットがかなり複雑で2、3回読まなきゃ理解できないタイプ。
だけど、シナリオを読み込んで謎解きのカタルシスを得る小説でもないような気がする。
犯罪・汚職まみれの救いのない世界で翻弄されのたうち回る胸の悪さを味わう事こそが本質?
混沌とした空気に読者を引きずり込む作風、スリリングな文体、謎が理解できないもどかしい混乱、それこそがノワールなのか?

とりあえず、読んでる途中も読み終わった後も
楽しくも気持ちよくもないw










 フランク・シェッツィング 『黒のトイフェル』 (1995)


写実的な小説
13世紀のドイツ・ケルンを舞台に、史実や歴史背景を忠実に拾いながら、その隙間に if を練り込む。


コソ泥のヤコプは偶然、大聖堂の建築監督ゲーアハルトが足場の上から何者かに突き落とされて死亡する瞬間を目撃する。
ゲーアハルトの最後の言葉を聞いたヤコプはゲーアハルト殺しの犯人に追われる。
一方、他に目撃者は居ないはずなのに、街ではゲーアハルトは一人で転落したと証言するものが現れる。
事件の背後にある陰謀は? ゲーアハルトはなぜ殺されたのか?
普通ではあり得ない携帯サイズの弩を使う殺し屋はどこから来たのか。



序盤から大体の粗筋は予想がつくものの、当時の空気感を感じさせる巧みな描写で引き込まれていく。
ケルンの歴史、キリスト教社会の政治、キリスト教社会の庶民の感覚、十字軍遠征の実際面等、世界史好きには堪らん要素がゴロゴロ。
物語の始まりとクライマックスの舞台は、建設に600年を要したケルン大聖堂のその建築初期段階。
最後に明かされる殺し屋の正体も意外な所だが、時代背景を踏まえると「なるほど!そうきたか!」と膝を打つ。
派手さは無いが丁寧な王道的内容。

小説家にも色々なタイプがいるが、
この著者はノンフィクションをベースにフィクション要素を足すタイプか。
後の代表作『深海のYrr』も読んでみようかな。










 ハリー・クレッシング 『料理人』 (1965)


再読。
ノワールって何だ?と考えていたらこれが浮かんだので。
料理で人を操る悪魔のおとぎ話。


今回はネタバレでいきます。( ̄▽ ̄;)


初回時は、曖昧な表現のエピローグに若干( ゚д゚)ポカーンしたけど、
結局コンラッドが何をしたかったのか、=彼の目的が何なのかを考えると
別にヒル家ヴェイル家の乗っ取りはあくまで手段であって目的では無いだろう。
じゃあ彼の目的は何だというと、完璧な環境での完璧な料理という事ではなかろうか。
完璧な厨房、完璧な料理人(コンラッド本人は完璧だが、補助する者)、完璧な食器、完璧な食卓、完璧な客。
ある意味非常に純粋にそれを求めていただけとも思える。

暫定的に “完璧な厨房” のあるプロミネンス城を手に入れる為に両家の婚姻を裏で手引きする。
プロミネンス城さえ解放されれば不要な人材は全て排除して入れ替えれば良い。
肥らせる、痩せさせる、生気を与える、衰弱させる、これらは彼の “悪魔の能力” であろうし、本人が太っていったというのは周囲へのカムフラージュ?
ただ一人ドクター・ロウだけがコンラッドの狙いに何となく勘づくが、それも結局表面的な浅い範囲に止まる。
そのドクター・ロウもクライマックスの披露宴では結局何も思わずコントロールされているようだし。

最後、エピローグでコンラッド自身がブクブク肥っていっているという “噂” の描写があり、「そこまでしといて自爆してんのかよ」と思うが、
その前に “跡取りの男子が産まれた” とある。
これがコンラッドの転生だと考えれば話は綺麗に纏まる。




Posted at 2018/09/30 14:00:09 | コメント(0) | 活字部 | 日記
2018年08月30日 イイね!

8月の読書

8月の読書 











 ヴィクトリア・エイヴヤード 『ガラスの剣』 (2016)


2月に読んだ『レッドクイーン』の “2” 。
細かい所を思い出す為に1も再読。


魔法を使える支配階級 “シルバー” と、労働者階級の “レッド” という二種類の人々が暮らす世界。
レッド出身ながら、とある事件により稲妻を操る力に目覚めた少女メア・バーロウが、その存在を隠そうとする王族に利用され王宮の中で翻弄され、王=父を謀殺した野心家の第二皇子メイヴンにハメられ、王殺しの犯人に仕立て上げられた第一皇子カルと共に復讐を誓う。

というのが “1” 。


J-RPG的な魔法使いバトルが看板ですが、今回の “2” は「仲間集めの旅」。更にRPGっぽい(笑)。
メアは自分がレッドでもシルバーでもない “ニューブラッド” と呼ばれる存在だと知る。そして世界中の同じような人々の仲間探しを始める。

シルバーの能力とニューブラッドの能力は似て非なるもの。
シルバーは “既に存在する物を操る” 力。火を操る、水を操る、植物を操る、全てきっかけの火花や水溜り、草木が必要。
しかしメアの雷は無から発生する。他にも瞬間移動する者や未来を見通す者、驚異の記憶力の者。
「次はどんな能力者が出てくるんだろう」というワクワク感が続く展開は楽しい。
アメコミ的なノリと言う方が近いかも?
ニューブラッドのリーダー的な立場に押し上げられつつ、全ての人々から距離を取られ孤立を深めていくメア。
まだまだ波乱が続きそうな今後。

ご都合主義でツッコミどころも多いけど、RPGだからOKwww
ちなみに、“4” まで続くそうな。










 バリントン・J・ベイリー 『カエアンの聖衣』 (1978)

原題『The Garments of Caean』


「服は人なり」という衣装哲学を持つカエアン文明。
カエアンでは、着ている服によってその人物の品格のみならず、人間としての性格まで左右される。
カエアンと敵対するザイオードでも、カエアン製の衣装は高値で闇取引され人々を魅了していた。

ザイオードの密輸業者の一団が入手したスーツはその中でも特別な力を宿していた。
そのスーツに “選ばれた” ペデル・フォーバースは、スーツの力で富と名声を得て成功したかに見えたが、そこからスーツの “魔力” に操られ宇宙を横切る旅に。
旅の果てに明らかになるカエアン衣装の真実とは。



服が人格を作るというのはワタクシ自身も我が事としても結構頷ける興味深いテーマ。
“エエもの” を着ると自信がついて背筋が伸びる。
…それはそれでなんとも軽薄で安っぽい自我だな、とは思いつつw
“警察官の制服” や “医者の白衣” というのもある種、一定の人格を形成する衣装と思う。

…というか、我々の得意分野に例えて、乗っているクルマが人格形成に影響すると言い替えた方が分かりやすい?
黒のアルファイアとかw でーあーでー的なアレとかw
フェラーリ乗りとランボ乗りとポルシェ乗りも比べたら「あー」って結構納得できる傾向があるじゃないですか(笑)。
元々そういう嗜好・思考・志向だから其れを選ぶのだし、其れを選ぶことでその方向性がより強まる。
今のワタクシの性格形成も、赤ターボの影響が少なくないし。

服もクルマも、自己イメージやアイデンティティを投影する対象であるし、また逆に、“其れに相応しい人物” になろうともする。「服に着られる」ようではカッコ悪い。
…というような事をもっと大胆に大袈裟に膨らませたのが本作のメインテーマ。
(この “自己イメージ” というのが作中終盤で大きな鍵になる)

しかし、本作はそれだけにとどまらぬ多くの魅力が溢れている。
この著者の想像力は凄いなと思うし、心理学や社会学にも造詣が深いのがわかる。
サイボーグ宇宙海賊 ヤクーサ・ボンズのくだりは茶ぁ噴いたけどwww


Red13指定 必読図書




Posted at 2018/08/30 08:00:16 | コメント(0) | 活字部 | 日記

プロフィール

「今日は珍しく電車移動でお出掛け。
しかし家出て5分で汗ばむ…
こんなん無理ゲーやん…」
何シテル?   08/28 09:58
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

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