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2015年11月29日 イイね!

11月の読書

11月の読書
えーー……


つまりは…


イワユル…


多いに多忙が忙しく(©individualさん)…的なアレで…


2冊読むので精一杯でした…(;ノд`)=з


















 ロバート・A・ハインライン 『月は無慈悲な夜の女王』 (1966)


アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク、と並んで
“ハードSF御三家” と称されるロバート・A・ハインラインの代表作。

とはいえ。
もう半世紀前の作品であり、現代の視点で見ると“ハードSF”と評するのは少し苦しいかな、という感はある。
アシモフは読んだ事が無いけど、クラークの作品も、このハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』も、
21世紀の今の基準から触れると、どこか牧歌的でロマンティックである。

“御三家”の時代はそのまま“冷戦”の時代。
この『月は無慈悲な夜の女王』には、その背景が色濃く出ていると思う。


作中での月は、地球から追放された罪人の終身流刑の地である。
表向きは「移民」として「自由意志」に依って月へ来たとされる人々も、事実上は追放された人であったり難民である。
地球連邦の出張所である「行政府」が置かれ、月の経済は“共産主義的な”管理の下に運営、搾取されている。
その月での公用語はロシア語なのである(という表立った設定は無かったけども、ほぼそういう向きで演出されている)。
当時の西側諸国にとって東側は“異世界”。“相容れない価値観が支配する謎の地”。
それが作中の、地球政府と月の関係にそのまま落とし込まれている。

空気も水も有料・有限の資源であり、穀物栽培はそのほとんどを地球への上納品として行政府に買い叩かれる。
男女の人口比率が極端な為、多夫一妻やそれに似た結婚体系が普通になっている。
月の重力に慣れた月世界人が、地球へ降りる事は、6倍の体重に押し潰される自殺行為に等しい。
…という世界観の作り込みは説得力はあるものの、世界史や文化史、人類学のどこかから拾い集めて来たミックスのようにも感じる。


物語は、月でフリーの機械技師として行政府のマザーコンピュータを管理している男が、
「独立運動」に巻き込まれて、「革命」の中心人物になっていく物語。

ぶっちゃけ、それほどSF要素は無い(笑)。

が、物語は非常にスムーズで単純に読み物として面白い。
著者も(時代背景の事情も有り?)そのあたりには気を使って、あくまで“エンターテインメント”として書いているようです。


物語の始まりであり、鍵であり、ある意味もう一人の主人公ともいえるのが
意識を持った“行政府のマザーコンピュータ”。
まぁ、今でこそありふれた設定ですが、半世紀前ですよ。
その行政府(=地球政府側)のコンピュータが、反乱側の人間と結託して(というか、“彼”は単に面白がってやっているだけなのだが)月独立へ向けての戦略・戦術両面で活躍する、という
…あぁ、この辺りがSFかもしれない?(笑)


反乱・革命という“極秘行動”が命題となる組織の運営として
「組織としてスムーズな意思決定ができ、リスクも最小に抑えられる最大の人数は3人だ」という理論や、
その組織図を二次元図ではなく、正三角錐でモデリングするなど、組織マネジメントについては色々と頷ける点が多かった。

構成員はその属するピラミッドの階層によってアルファベットのコードネームが与えられる。
主人公は「B」の同志。Bは3人しかいない。その下Cの階層は9人。Dは27人…と、“構成員”が繋がって行く。
(なぜ平面図ではなく三次元の三角錐なのか、というのは本編中で説明されるのでお読みくださいw)

…その正三角錐のピラミッドの頂点「A」に立つのが、件のマザーコンピュータなのだ。
革命側の万能・最強の指導者「アダム・セレーネ」が、コンピュータの作り出したバーチャルな存在で実在しない人間だというのはBの3人しか知らない。

さてさて、とはいえ、牙を抜かれた流刑地である月は兵器も宇宙船も持っていない。
そんな月が地球連邦にどうやって独立戦争を仕掛けるのか。


なるほど確かに、本作はSF史に残る名作です。














 デイヴィッド・ダフィ 『KGBから来た男』 (2011)


原題『Last To Fold』

上の本↑といい、これといい、なぜか最近“ロシア”が続く不思議(笑)。
もうロシア系の人名に全然違和感が無くなってるワタクシです。(;´∀`)


コレ、面白い!!(・∀・)
めっちゃ緻密に複雑に練り込まれたシナリオ!!



ソ連の強制労働所・グラーグで生まれ、KGBに拾われ、癇癪持ちの妻と最悪な別れ方をし、今はニューヨークで探偵の真似事をしている主人公、ターボ・ブロスト(我ながら、なんつーいい加減な説明ww)。

とある誘拐事件の捜査から、
別れた元妻、元KGBの同僚で現ロシアマフィアのボスで元妻の2番目の夫、ターボをKGBに引き入れた恩人、口の悪い女判事、謎多き雰囲気の隻眼のイケメン星人等々、因縁浅からぬ相手が次々に現れ、
あちこちで勃発する事件、謎、過去の記録。二転三転する推理。そして全てが一つの陰謀に束ねられていく。
“若い娘っこを助けるオッサンヒーロー”な面もあるので、その辺も安心して楽しめるかと(笑)。


上で紹介した『月は無慈悲な夜の女王』が冷戦のソ連を漠然としたモチーフにしているのに対して、
この作品は実際にあった事件を用いて(しかしそこにフィクションを混ぜ込む匙加減が絶妙)
ソ連崩壊後のロシアに対する痛烈なアンチテーゼが主題であると思います。
ソ連がロシアになっても中身は変わらず、陰謀を組織的に正当化する世界である、と。

まぁ、そんな事は今更ですがね。

そういうイデオロギーは抜きにしても、
この小説はシナリオがめちゃくちゃ練り込まれているので、面白い!!(・∀・)
登場人物が多くて関わる組織も多いので、かなーりこんがらがりますが
だからこそ糸が繋がった時のカタルシスがキモティイィィww
…なんか続編が有る雰囲気バリバリですし。
皮肉に富んだロシアのことわざや、マフィアや癇癪女が口走る“ロシア人的罵詈雑言”も良いスパイスになっている。


グレイマンが良かった人はコレも好きだと思う。
原題は、作中でターボが述べる
『重要なのは勝つことではなく、可能な限り勝負を降りないことだ』という台詞から。
人生の真理かと思う。

Posted at 2015/11/29 23:15:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2015年10月29日 イイね!

10月の読書

10月の読書

月末恒例の読書感想文でござい〜(・∀・)







このBGMは、最後に紹介する作品のイメージ。












 ジェイムズ・P・ホーガン 『未来からのホットライン』 (1980)


 「60秒過去の自分へ、6文字までのメッセージを送るプログラム」

…なるほど、これが『シュタインズ・ゲート』の元ネタですかww


先月の『プロテウス・オペレーション』に続き、同じくホーガンの時間SF。
でもこっちの方が『プロテウス』より前の作品。

『プロテウス』のタイムパラドックスは、“多元宇宙”という無限の枝分かれ世界で、
イメージとしては電車の線路。のポイントですね。
過去(ポイント)を変えても、元の未来(レール)は元のまま存在し、自分が進む線路が変わるだけ。
そのポイントの選択は常に起こっていて、宇宙は“可能性”(というポイント)の数だけ膨大な広がりを見せ、全てが独立した世界である。という考え方でした。

↓イメージ

YYYY
YYY
YY
Y



対してこの『未来からのホットライン』でのタイムパラドックスは“直列宇宙”をベースにしています。
(厳密には完全な直列解釈でもないのですが)
こっちはいわば、テープの巻き戻し。
録音したモノが気に入らなかったら、ある時点まで戻って録音し直す。
当然、その前に録音されていた内容は消え去る。

という概念の上で展開される物語。
……というより、一冊丸ごと“思考実験”してるような感覚でした。
途中、読み進んできた2〜300頁分の物語が巻き戻されて“無かった事になる”のは、なかなかショックです(笑)。

この物語のテーマは、“バタフライ・エフェクト”なのかな?
些細な選択・行動の違いが、後に重大な結果を左右する、という。
とはいえ、“巻き戻せない現実”に生きている我々には、結局それを知覚することはできないわけで。
これぞScience Fictionの醍醐味であらんか。(・∀・)










 ジェイムズ・P・ホーガン 『内なる宇宙』 (1991)


8月に読んだ『星を継ぐもの』シリーズの4作目です。

3部作+1 的な、当初の構想には無かった作品という事で、
正直、過去3作から比べるとワクワク感が少し落ちるかな?
話の山場での「なるほど!そうきたか!」感が薄かった(笑)。
あ、でも、心理描写は一番よくできてるかも?

続編だけど、なんとなく外伝的な感覚。
物語的には3作目の『巨人たちの星』の後日談というか、もう一つ突っ込んだ所。
現実世界とのリンクとしては、“神話はどこから来たか”みたいな。

んー、でも
“現実と区別のつかない超リアルな仮想空間を脳に直接感じさせる”というモノを「仮想」だと認識できるのか?とか、
その仮想空間=理想の世界に逃げ込み、現実を生きる逞しさを失い主体性も自主性も無くなった人々、が
指導者の思いのままの駒になる、
というのは、…あながち今の世の中に通じるんじゃないかと思ったり。
個人情報をツイッターで公開するovacaな方々を見るとねぇ。










 ケアリー・ボールドウィン 『ある男 ダンテの告白』 (2014)


「連続殺人犯は僕なんだ」
  心を病んだ青年から精神科医への告白 それは真実か、妄想か。



…という帯の文句からイメージすると、謎解きサスペンスかと思いきや、
読者には真犯人が別に居る事が早い段階からわかります。
また一方、“真犯人”も精神的に不安定で、とあるキッカケでの過去のフラッシュバックにより
殺人犯なのに“血液恐怖症”に陥る、というギャグみたいな流れ。

でもこれ、著者は心理学と薬学の博士号という“専門家”で、
症状のディティールがしっかり書き込まれているのでウンウンとなる。
正直、帯の文句と著者のプロフィール見てそれだけで「ハズレではないだろ」と買った本(笑)。
コレが予想以上に「ハズレではなかった」(笑)。

専門家が書いた文章だと、ディティールに迫りすぎて物語性が損なわれる、ってパターンもありますが、
これはむしろ物語の作りが良い。
構成力というのかな、エンターテインメント性をよく考えてあるという印象。
潔癖性や被害妄想等の症状の描写でリアリティを深め、病んだ殺人犯の狂気や、アクションシーン、男女の色気(エロ)話も入り、最後に待っているどんでん返し!
物語としての完成度が高い。(・∀・)

あと、個人的に密かにポイント高かったのが、
主人公の移動手段として「トライアンフ・スピットファイア」が出てくる点(笑)。

コレは、あんまり本読んだ事ない人でも読み易いし、入っていき易いと思う。










 ヨアキム・サンデル 『スパイは泳ぎつづける』 (2013)


 「気をつけろ、おまえを見張っている連中がいる」
 という旧友からのメールで始まる、不可解で理不尽な逃避行。
 陰謀に巻き込まれた若い男女3人の運命は?



著者はスウェーデンの法律関係のお方で、コレがデビュー作。
偶然ながら、上の『ダンテ』とは対照的に、物語上の“お約束”や“サービス”が少なく、
淡々と進む物語はノンフィクションの感覚に近い。
北欧の風土がそうさせるのか、敢えてそういうスタンスで書いたのか、それだけ明確に“伝えたいテーマ”があるのか。
というと、どうも後者のような気がします。

過去の回想と、現在の進行がオーバーラップし、徐々に追いついて最後に重なる、という展開のスムーズさは良かったけども、
主人公だと思っていた人物が途中で交代したり、重要人物だと思ったキャラが出てきていきなり死んだり、
なかなか予想外な展開が続きます。
根底のテーマは、“現代の戦争の姿”とか“情報社会で報道されない事”とか“政治の中での情報の価値”とか。
また、そういった情報をコントロールしようとして、逆に翻弄される世界のやるせなさ、のような。

でもちょっと、テーマを絞り切れていなくて、色々詰め込もうとした結果
どれも中途半端になってしまってる印象も。
「そのキャラのその過去の話、必要だった?」ってのもあったり。
物語に深みを与える為の描写、と取るか、
要らん情報で話の焦点がボヤケる、と取るか、ビミョーな所かも。
「父と娘」も一つのテーマなんだけど、もうちょっと掘り下げて終盤で盛り上げたら良かったんじゃないの?と思ったけど、
敢えて淡々と語ったコレもハードボイルドで有りかなぁ。
読後のやるせなさといい、良い意味で北欧の冷たい空気を感じる作品(笑)。

あ。
タイトルの「泳ぎ続ける」は比喩表現だと思ったのに、
そのものズバリ「スイミング」だったのがちょっと残念だったり(笑)。
しかもその設定もイマイチ活きてない!

色々と惜しい一冊でした。デビュー作だからこんなもん?と思えばそうなのかもだけどね。














とりあえず11月の1冊は
SFの超有名・超定番・超古典なヤツいきますよ。( ̄ε ̄*)
Posted at 2015/10/30 01:30:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2015年09月29日 イイね!

9月の読書

9月の読書2日前の半徹夜活動が響いたのか、
昨日の朝からなんか喉が痛くなり(ワタクシ、いつも喉風邪)、
休憩時間に病院行ってきたらしっかり扁桃腺腫れて熱出てましたww
上司にゴニョゴニョ言って昼で早退してきましたです。( ̄ε ̄;)





とりあえず薬飲んで素直に寝てましたが、
…なんでこう、体調不良で寝てる時って、
全然時間進まないんでしょうかね。
「あれ?まだ2時間しか経ってないやん」的な。
浅い眠りでずっと寝てるのも逆にしんどいじゃないですか(;´∀`)←





という言い訳をしておいて(笑)、
ちょっと早いですが 「9月に読んだ本」 、
今月はちょっと少なくて3冊だけです…
といっても、内2冊が600頁超え(しかも1冊は、元々上下2巻だったのを纏めた版)です。(;´∀`)















 マーク・グリーニー 『暗殺者の復讐』 (2013)


活字部第1回で紹介したグレイマンシリーズの4作目。
相変わらず、この著者の(或いは、この訳者の)文章は読み易い。結構内容詰まってるのにスイスイ読める。
が…毎回…この…ダサい邦題はなんとかならんのか…ww

当然と言えば当然ですが、毎回テーマが異なってマンネリな展開は無く飽きません。
CIAの特殊工作員だったが、本人にも不明の理由でCIAから「発見次第射殺」対象とされ、闇に生きているコート・ジェントリー
初作「The Grayman」では、彼の首にかけられた賞金を狙う数々の抹殺チームを撃退しながらヨーロッパを横断し、敵の拠点に乗り込んで人質のロリータ姉妹を救出する、という王道のストーリー。
2作目「On Target」では、雇い主から与えられた不本意な任務で、アフリカのとある国家元首を誘拐しての一大市街地戦。
3作目「Ballistic」では、南米のとある家族をギャングの抗争から守る為に奮闘し、その中で背中を預けて戦った女性とぎこちないロマンスを見せたりも。
後半の、狡猾なギャング親玉をジワジワと追いつめて行く様にワクワクします。
※サラッと書きましたが、ジェントリーはほぼ常に満身創痍ですw

また全てに於いて、非常にリアルな検証や取材に基づいて描かれているので、
決してスーパーマンではない人間臭い“コート・ジェントリー”が実在するように感じられるのも魅力。
3作目で初めてハッキリと“そう描かれ”ましたが、一応全作それぞれに“ボンドガール”的な存在も居ます。



そしてこの4作目「Dead Eye」。
今度は影武者が現れます。
大物なんだか小物なんだかよくわからない“デッドアイ”と名乗る男。味方のようだけど胡散臭さがプンプン。
「いやいやまてまてジェントリー、そいつ絶対怪しいやろw」と、思わず読みながら呟いてしまう(笑)。
疑い、欺きながらも部分的に共闘し、取引し、利用しながら利用され、徐々にボロが出て化けの皮が剥がれていくデッドアイ。
ジェントリーとはまた違った意味で非常に人間臭いデッドアイ。この対比も一つの見所ではないかと。

そして今回、ジェントリーが今まで一貫してきた「悪いヤツしか殺さない」の信条が遂に実って、最後に、小さいけれども強力な味方を得ます。
それが次の第5作へ繋がるわけで。



このグレイマンシリーズ。
メタルギアや、コールオブデューティー等のミリタリー系ゲームをやったことの有る方なら
絶対のめり込みます。オヌヌメ。(*´∀`)b















 クレイグ・トーマス 『ファイアフォックス』 (1977)


「最高速度マッハ5、レーダーを無力化し、ミサイルを脳波で操作するソ連の新型戦闘機
 Mig-31 コードネーム FireFox」


東西のパワーバランスを一気に崩すこの存在を、「奪取せよ!」という、至極シンプルな話(笑)。




と、ここで先に解説を。

作中でも大きく扱われる「レーダーに探知されない」、つまり今で言う「ステルス性能」については、
世界初のステルス機と言われるF-117が、正式にその存在を公開されたのが1988年。(初飛行が83年)

また、作中では架空の機体として描かれる「Mig-31」、同じ名前の現実のMig-31が実戦配備されたのが1980年頃。
作中の架空のMig-31は「FireFox」というコードネームですが、現実のMig-31は「FoxHound」。
また現実のMig-31にステルス性能は無く、最高速度もFireFoxの半分程のマッハ2.8とされます。

この作品が世に出たのは1977年。
F-117もMig-31もまだ存在していない時代。(軍内部の極秘計画としては動いていましたが)
その時代に描かれた“近未来”であり、
しかし「マッハ5」や「脳波コントロール」といったモノは21世紀の今に於いても充分に“近未来”の要素です。
なので。
この小説は今の時代に読んでも充分に面白いしワクワクします。
「レーダー波は無力化できるけど排気の熱を赤外線探知されたらモロバレ」という作中の描写が、
F-117を既に知る身としては微笑ましい部分です。( ̄▽ ̄;)
(まぁ…ジェットエンジンである限りは、マッハ5なんか出そうもんならどーやってもドエライ排熱になるでしょうから、どのみち完全なステルス性は得られない?)




前半の「潜入」、後半の「脱出」に綺麗に別れているのがわかり易くていいです。
前半は前述のグレイマンシリーズの様な、スリリングな“スパイの潜入過程”が続きますが、
主人公はあくまでパイロットなので、潜入工作的な部分は素人同然。この辺りがなかなか面白い。
そして、この唯一人のパイロットを潜入させる為に協力する…というか、
ストレートに表現すると「捨て石になる人々」の割り切り、ドライさ、プロフェッショナルさ(ソ連体制へのやりきれない怒りの裏返しでもある)。これぞハードボイルド。
またソ連組織の体質も入念に調べられていて、KGBとGRUの縄張り争い的な描写もあり、ミリタリーを齧ってる人ならニヤリとするはず。
(このあたりは、後述する『プロテウス・オペレーション』でのゲシュタポとSSの描写も近いものがある)
コレが、東西冷戦まっただ中の77年に、イギリスで書かれた本だというのが凄い。
エースコンバット等のフライトシューティングゲームをやってる人にもオヌヌメ。(*´∀`)b


あ、ちなみに、こないだの「プロの素人RedXIII vs Mercedes-Benz R230 SL」は、この『ファイアフォックス』からのオマージュですwww


…どーでも良いけど、もひとつついでに言えば…
Mig(ミコヤン・グレーヴィチ設計局)と言いながら、表紙イラストの機体はどう見てもSu(スホーイ設計局)系デザイン…(笑)














 ジェイムズ・P・ホーガン 『プロテウス・オペレーション』 (1985)


これが元々は上下2巻だった本。の新装版です。

J・P・ホーガン嵌ってます(笑)。
この人の本は論理性と意外性に満ちていてひじょーに面白い。

で、先月読んだ『リッパー』の項で「ホーガンがタイムスリップ物書いたら面白いだろうに」とか言いましたが
コレがソレです。実はあの時既にこの本は入手していました(笑)。

『リッパー』のタイムスリップがただのファンタジー、論理的根拠一切無しのご都合主義で、それが凄く不満だったのですが、
この『プロテウス・オペレーション』のソレは「そう!そう!そうだよね!そうなるよね!!」と、心中で手を叩きながら読んでました。



物語は、1974年、二次大戦でナチスドイツが圧倒的勝利を収めた世界から始まる。
ヨーロッパ全土はナチス支配下にあり、連合国は北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3国のみ。
それが全て飲み干されるのももはや時間の問題。
アメリカはJFKの指揮下、過去の世界へ精鋭部隊を送り込み、歴史の流れを捩じ曲げんとする“プロテウス作戦”を発動
1975年から1939年へ、12名の部隊が“跳んだ”。




…75年のアメリカにそんな技術あったのかよ?結局コレもファンタジーやんw
と思われるかもしれませんが…そこはちゃんと仕掛けがありますので大丈夫。(;´∀`)



以下ややネタバレになりますが、







作中の世界には実はもう一つ、2025年の世界があります。
1974年の世界のナチスは、実はそれ以前から、2025年の世界からの援助を受けていた結果世界支配を掴んだ。
そして、遡った1939年の世界の時点で既に、ナチスには2025年からの“門”があった。

プロテウス部隊の最大目標は、そのナチスの“門”の破壊です。

ただ、ナチスと2025年との“門”は、既に双方向の移動が可能ですが、
プロテウス部隊(=アメリカ)の装置は1974年にしか無いため、双方向化するには、跳んだ先の1939年で同じ装置を作らねばなりません。
装置の部品自体は1974年から持ち込むので、組み立ては問題なかったのですが…どうにも1974年と接続できない。
ここで、ホーガン印の科学的・論理的な仕掛けが入ります。
それをバラすと致命的なのでそれについては触れませんが…
この部分の究明に、作中で登場するのがアインシュタイン。
本作には多くの実在人物が登場しますが、特にアインシュタインの立場は大きい。

タイムスリップをトンネルに例えた場合。
入口と出口は同じ世界なのか?
同じ次元なのか?
同じ宇宙なのか?

いわゆるタイムパラドックスについてどう考えるか、という所ですね。


『リッパー』のタイムパラドックスは「変えた所だけ変わる」ものでした。
誰かが未来から過去へ入り込んで何かしら過去に干渉しても、“世界”そのものは変わらず、基本的に“同じ未来”へ繋がって行き、戻ってきても以前と同じ環境がそこにある、という形でした。『リッパー』は。


ホーガンがそんなヌルい話を書くわけが無い(笑)。
未来から過去に“本来存在しない要素”が混入した時点で、その世界は既に別の世界(宇宙)に変容している。
その“混入した要素”が例え何もしなくても。“混入”しただけで既に世界は変わっている。
(量子力学に依る多元世界解釈)

つまり、プロテウス作戦は、過去に介入して歴史を曲げるけれども、
その曲げた先の未来は、最初にいた1974年には繋がらない。
1939年で何をしようが、1974年のJFKがナチスの脅威に怯える世界は何も変わらない。

プロテウス部隊にとってそれは想定外だった。
作戦が進行するにつれ、“懸念”が徐々に輪郭を持っていく中で、それでもなぜプロテウス部隊のメンバーは作戦を続行したのか。



 “戻るべき場所”とは何なのか?
 自分の居場所とは?




この作品のテーマはそれに集約されると思う。
ある意味、哲学的な物語です。

700頁近い大作ですが、なぜ元々2冊だったのをわざわざ1冊に再編したのかよくわかる。
物語が非常に入り組んでいて情報量が多く、更に技術面の科学的解説等も入り、頭の中での処理がなかなか大変。
“面白くなる”下巻に入る前に、上巻で挫折してしまう人が多発すると思われwwwww

読解難易度は高いと言わざるを得ません。
これに比べると『星を継ぐもの』シリーズのなんとスラスラ読める事か(笑)。

が、深くて面白い。
とてつもないスケールの大きな仕事をやろう、という時なのに
いやむしろ、そういう時だからこそ、個人的な小さい部分がより重要なのかな、と。

















で、今読み始めた次の本は
コレまたホーガンの時間SF『未来からのホットライン』。です。(*´∀`)

…が、
『プロテウス』よりも5年前に書かれた作品で、
序盤から『プロテウス』への布石になる概念が出てくるので、
……読む順番間違えたかなこれは?(笑)
『未来からのホットライン』→『プロテウス・オペレーション』と読んでいけば、
読解難易度はいくらか下がりそうです。
Posted at 2015/09/29 19:43:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2015年09月05日 イイね!

8月の読書

8月の読書先ずは、クルマの近況。

2ヶ月前くらいから気になりだした
“左リアからのゴツゴツ音”を色々と検証してみて、
やっぱりどうもショックだろうと結論付け、OHするべく外してみたところ、
左リアのマウントがグラグラにユルんでました。( ̄д ̄;) ゴムも千切れかけ。
…なんで左だけ…

つーかそもそもさ、去年OHしたハズじゃねーのコレ?
にしてはヘタるの早過ぎねぇ!? という満場一致のお友達筋です。
…まぁ…あの一件は色々とありましたが、ここにきてまた一つの疑惑が…ね。

もはやどーでもいいけどさ。

先週OH発送して、今はまた借り物のBLITZ脚です。
そして13日からは、ポテンザシールで隠してる部分の板金に入れる予定。
それが上がったらコーティング、という流れ。
なので、たぶん9月はマトモに走れません。
















では本題。

前回の読書記事から丁度1ヶ月ですね。
この1ヶ月は6冊というなかなかのペース(自分でゆーかw)。















 アダム・スタンバーグ 『Mr.スペードマン』 (2014)


金返せww 940円返せww
「クール」「ハードボイルド」「ダーク」「シャープ」「ノワール」なんて言葉が帯に書かれて、
どんなカッコエエ話かと思ってみたら、
「なんだこの、厨二病野郎の自己満足ラノベは」というのが…申し訳ないけども正直な所。

「俺の名はスペードマン。ゴミ処理人だ。」(=殺し屋)
…なんていう書き出し、もはや非の打ちどころの無い厨二でなくて何であろうw

言葉数が少なくて説明不足の文章は、ハードボイルドとは言わんぞ。
あと、演出なんだろうとは思うけど、登場人物の台詞に全て「カッコ」が付かないので
読みにくい読みにくい。
「テロで荒廃した近未来のニューヨーク」っていう設定も、背景や人物の描写を減らす口実で
表現力の低さを誤摩化そうとしてるんじゃね?と意地悪な見方をしてしまう。
著者は元々新聞のコラムニストだったそうなので、文章力は人並み以上にはあるハズですが。
ストーリーも特に引き込まれる程でもなく薄い。前回の『パインズ』の方が数段マシ。

とまぁ、僕としては 酷評 を付けざるを得ない。( ̄ε ̄)



………んだけど、
妙に印象に残る作品でもある…










 シェリー・ディクスン・カー 『ザ・リッパー』 (2012)


ワタクシは全く知らないのですが、ジョン・ディクスン・カーというミステリーの巨匠、
の孫娘にあたる人物のデビュー作。だそうです。
タイトルのリッパーは勿論 Jack the Ripper 、「切り裂きジャック」。
主人公の少女がとあるキッカケで1888年にタイムスリップして、切り裂きジャックを阻止しよう、というのが大まかな流れですが…
超有名な未解決事件をテーマにする、という事で、
序盤は概ね、歴史をなぞる説明臭い展開でテンポ悪い。

しかし、個人的にはしょっぱなのとある展開(設定)のおかげで興醒め。

タイムスリップの仕方も突っ込みどころではあるんですが、
そのタイムスリップした先の1888年で、現代とほぼ同じ人間関係が最初から構築されている、という所が
ご都合主義すぎて吐きそう
存在しないハズの人間がそこに突然落ちるという事は、全くの孤立状態になるのが当然と思うのですが。
なぜか都合良く「アメリカから留学して来て今日イギリスに着いたばかり」という設定が “周りから与えられる” とか、リアリティのカケラも無い。
この設定の時点で真面目に読む気が無くなりましたww
(主食で読んでいるのがリアリティの塊のSFやスパイ物だから余計気になる)

また、ストーリーのツジツマ合わせが少し苦しい所があったり、
ジャックの正体も、えー?ナニソレ…しょーもな…( ̄д ̄;) やったし、
最後の犠牲者がジャックに狙われる理由が全くわからない。し、説明されないまま。
終始、「少女漫画をただ活字でやってみました」という印象しかない。
これも 酷評 ですなww










 ジェイムズ・P・ホーガン
  『星を継ぐもの』
 (1977)
  『ガニメデの優しい巨人』 (1978)
  『巨人たちの星』 (1981)


一転してこの三部作は 超大絶賛 超イチオシ です。

著者は、クラーク、ハインライン、アシモフという50年代の“古典SF三傑”の次の世代。
時代が進んだ分、やはり多少 Science の部分が深くなっている印象。
クラークらの作品がどこか「ロマンチック」であるのに対し、ホーガンの作風は徹底的に「科学的」。

徹底した科学的論拠の上で、人類の歴史を考察する一大スペクタクルです。
特に1作目の『星を継ぐもの』は是非!騙されたと思って!何が何でも!読んでみて欲しい!

ストーリーの導入は
「月面で、宇宙服を来た死体が発見された。
 だが調査を進めると、その死体は何処の基地の所属でもなく
 5万年前に死亡していた事が判明した」


と…、しょっぱなから“謎”の爆弾が目の前に置かれます。
少しずつ明らかになる事実。
しかし、その事実がまた新たな謎を呼ぶ。

最終章で全てが一気に繋がり解き明かされた時のカタルシスは凄まじい爽快感です。
そして、コレこそが「人類の歴史の正史」ではないのかと思える程の圧倒的説得力。
2作目は生物学的考察が深まり、3作目では政治史や文化史へもメスを入れる。
フィクションの文学作品でありながら、現実の人類史を全て説明し尽くせる深い考察と、類い稀な構成力。

「あ、この人、頭良い…」と、一冊読んで思いました。
(この人がJack the Ripperを書いたらどんなに面白いものができるだろう)

この連作は実はまだ4作目が控えてますが、まだ入手してないのでそれはまた今度。


ですが、このシリーズ、特に1作目だけでも『Red13 必読図書』に指定します!
騙されたと思って読んで!マジで!(☆∀☆)
Posted at 2015/09/05 21:34:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2015年08月06日 イイね!

活字が切れた!

活字が切れた!ここ2ヶ月程、仕事の合間に何かしら本(小説)を読んでいて、
読了本がだんだん積み上がってきております。



以前読み返していたSF系からは少し離れて、
最近はアクション系が多いです。




コレまでよく読んでたSF系は、一言一句じっくり読み解いていかないと理解出来ないし(2回読まないとなかなか解らん)、
場面を想像する所からして簡単にはイメージ出来ないし、けっこー頭使うジャンルだけども、

アクション系は多少言葉を読み漏らしても流れで把握できるし、それよりは「読む勢い」が重要だし、
現代だから想像力もあんまり要らん、ということで 読むのが楽 (笑)。










…という話をしておいてナンですが、

読んだ順でいくと
最初の1冊めは別にアクションではないのですけども(笑)。










 フィリップ・ディック 『高い城の男』 (1963)


50年程前の作品。
「登場人物の心理描写が秀逸」という評判をどこかで見て、読んでみた。

『第二次大戦の(連合国側と枢軸国側の)勝敗が逆転した世界』
というパラレル設定であり、実在の人物名もいくつか出てくる為、
理解力と想像力、近代史の知識もいくらか求められるかと。
世界観の作り込みと、確かに心理描写が丁寧。
んが、ストーリーはちょっと尾切れトンボな印象かなぁ。
多くの登場人物の視点で同時並行して進んで行くので、読み解く面白さはあるけど
ページ数の割にストーリーが進んでないような(笑)。
万人ウケはしない作品かな。読解難易度は高め。感覚的にはSFに近い?
こういうパラレル設定の物語は面白いテーマではある。
作中作で逆転の逆転(つまり現実の史実)をやっていて、その作中作が物語の中核になっていく。
…ので、結構アタマこんがらがりますww

現実世界でコレを読む読者と、作中の逆転世界と、作中作の360°回った世界と、が
徐々に混ざり合って不協和音を奏で、どれが真実なのかわからなくなる感覚が面白い。

“史実”とは何なのか。“現実”とは何なのか。“真実”とは何なのか。
人間にとっては、自分が知覚する主観世界が全てであって、
それが事実であるともまやかしであるとも証明する術は無いのだ、と。
パラレルものの醍醐味ですなぁ。(・∀・)
(あ、コレは後に紹介する『パインズ』にも通じる要素だったりする)










続いて、コレが最近のメイン。



 マーク・グリーニー 『グレイマン』シリーズ

『暗殺者グレイマン』 (2009)
『暗殺者の正義』 (2010)
『暗殺者の鎮魂』 (2011)
 (全て邦題)

“暗殺者”って単語を付けた方が売れる、という狙いなんだろうけど、
いわゆるゴルゴ的・アサシンクリード的なそういうのを期待して読むとちょっと違うと思う。

乱暴に、しかし非常に解り易い喩えで言うと

 メタルギアソリッド + コールオブデューティ

元FBIの精鋭工作員だが、なぜかFBIから追われる身になった主人公コート・ジェントリー。
(なぜ彼がFBIから追われる事になったのかは3作を経ても未だ明かされていない)
基本的に、常に、スタンドアローンです。孤立無援で、迫り来る敵集団を切り抜ける超戦士。
スパイであり、特殊工作員であり、強襲戦闘員であり、ワンマンアーミーである。
でも人間的には不器用(ここ重要w)。

物語は正に現代。
ちょっとミリタリー知識があれば出てくる銃器は全部判るでしょう。
航空機やクルマも具体的に描写されるので非常に場面をイメージしやすい。

展開は多少ご都合主義な感もあるけども、圧倒的リアリティの描写がこれでもかと続くので
“読み出したら止まらない”系です。
特に戦闘アクションシーンの臨場感が凄い。
コレはもうむしろ映像化しないで欲しい。活字で味わうのが最高のエンターテインメント。

ジェントリーは無傷で居る場面が無い(笑)。
常に満身創痍で常に限界ギリギリ、だけど絶対諦めない。
必ず突破口を見つけて切り抜ける。…という“ハリウッド的王道の安心感”も有る為、読んでいて爽快。
満身創痍なのに、ここぞという所ではドエライ自信家っぷりを見せるw
それがまたこっちのテンションが上がるんですよ。

「訳者あとがき」にも書いてありましたが、この“コート・ジェントリー”は、
ジェームズ・ボンドやジョン・マクレーン等に代わる、新しい世代・今の時代のヒーローだと。
個人的には、そこにソリッド・スネークやソープ・マクタヴィッシュなんかの要素も多分に入ってくると思うワケです(笑)。

近々4作目もリリースされるようなので、和訳が出たら即買います。










 ブレイク・クラウチ 『パインズ』 (2012)


サブタイトルが「美しい地獄」。

美しい田舎町パインズ。
そこを訪れた日に交通事故に遭い、目覚めると酷い頭痛と共に記憶が曖昧。
財布や携帯電話は見当たらず、外部に連絡を取ろうとしても妨害される。
町から出ようとしても“出て行く道が無い”。
住民が組織的に“何かを隠している”。
その謎を解こうと嗅ぎ回る主人公。
秘密の一端に触れたと思うと、町の住民全員から命を狙われる。

…という、ドサスペンスです。 が。
後半はアクション要素も入り、冒険的な要素も。

ストーリーの種明かしとしては結構好きなパターンですが、
ちょっと色んな設定のツメが甘いかな、と思う。
読んでいる途中ではパニックっぷりを増幅するのに一役買っている演出も、
読了後に改めて考えると、「なぜそうだったのか」の理由付けの説得力が薄い。
“シークレットサービスの特別捜査官”という主人公の肩書きも、
別にそれである必要性を感じなかったし、その設定があまり活きていないような…(;´∀`)

…と思うのは、
今まで読んでたSFはそういった設定の細かさ・説得力が命だし、
直前に読んだ『グレイマン』の作り込みの高さとも比べてしまうせいかもしれないけど。

でも、この『パインズ』も「面白い」ですよ。(・∀・)
一日で読んじゃったしwww
あまり深く考えずにドキドキヒヤヒヤワーキャーひぇー!で読むのが正しい(笑)。










で、
『パインズ』がたった1日しか保たなかったので
今日、読むモノが無くなって暇プー過ぎたのでした。


次何行こう。
『パインズ』は続編があるけど、既に物語としてとりあえず完結してるし、
ツメの甘さが同じようなんだったら正直あまり惹かれないし…
Posted at 2015/08/06 02:00:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

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「この中の文字を使って、(主に関西地名の)架空ナンバーを作れないかゲーム。
取り敢えず、三田・泉佐野・和田山・宮津・大津・豊岡・大山崎、地名ちゃうけど阪神・阪奈…あと大山・津山。
尾道使えたら八尾も作れるけど、ご当地バージョンの元デカールが無いのよね…」
何シテル?   11/10 19:44
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

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