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Red13のブログ一覧

2023年04月29日 イイね!

4月の読書

4月の読書GWイヴの昨夜、久しぶりにお山で電車ごっこしました。
減衰締めて、空気抜いて、山に上がっていく道中、整いますなぁ。シランケド
ブランク開いてて踏み切れないのも事実。
カラダが覚えててすぐ取り戻すのも事実。
人間の暖機が済んでイイカンジにタイヤ使えるようになってくるとやっぱ気持ちいい。

“独りで走り続けていた者たちが一緒に走る” のが一番心地いい。
ノーマルデミオで代車レーシングする変態の人おるしw
来週土曜は降っても晴れても、例のいつもの運動会行ってきまふ。










 デイヴィッド・ブランズ & J・R・オルソン 『極東動乱』 (2019)

原題『RULES OF ENGAGEMENT』


元アメリカ軍人2人による共著。
…というようなこの手の作品も最早ありふれてる感はある…w
が、本作の特徴はサイバー戦に焦点を当てている所。
イマドキと言ってしまえばイマドキやけど。

本作が2人にとってのメジャーデビューだが、これより前に2作品を自費出版で出しているというので、本当に書くのが好きなのね。
そんな、言わば 経験×熱意 の高次元での化学反応(笑)。
レベル高い良作です。
内容の密度だけにあらず、テンポや展開の派手さも程よいバランス。


北朝鮮に潜伏する世界最悪のテロリストが、ロシアマフィアからの依頼を受け大規模サイバー攻撃に乗り出した。
日中米の軍事勢力は大混乱に陥り、アジアの均衡は崩壊。
実弾飛び交う現実の戦闘が始まる中、合衆国海軍兵学校の教官ライリーは若き士官候補生たちの力を借りて、第三次世界大戦を阻止すべく壮絶な作戦に挑む。



日中米の軍事システムがテロリストにハッキングされ、偽の命令によって戦端が開かれる。
最初にハッキングされた中国軍によって、米軍の哨戒機が撃墜され、日本の海自艦が沈められ、米空母がミサイル攻撃を受ける。
いくらなんでも “らしくない” 中国の出方に疑念を抱く米軍将校達。
以前に中国軍サーバーに仕掛けた “バックドア” を使い、ハッキングの痕跡を含めて中国軍の内情を探る。
その過程で自軍ネットワーク内にも同様の不審なプログラムの断片が有るのに気付き…


士官候補生を主人公格に据えたり、その候補生3人のうちの1人が高機能自閉症でプログラム解析の天才とか、普通のミリタリーものとは一味違う要素を入れていて(似たテーマが乱立するジャンル内に於いて)飽きずに差別化させている印象。
(と言っても、高機能自閉症≒サヴァンは創作の世界ではジョーカーみたいな切り札として度々使われるけどねぇ)


北の “Rocket Boy” や、米海軍の空母数隻、最新鋭ステルス駆逐艦 “ズムウォルト” 等が実名で登場。
“プーさん” は出てこないし、作中の中国軍の暴挙はテロリストのサボタージュに因るものだが、…あのプーさん実際に近いことヤラカシかねんしな…
「プーチンは自己中の塊だが、戦争を起こすほどバカではない」という台詞が虚しく響く2019の作品。

HALO降下部隊が、犬抱いて一緒に飛び下りるってマジ?w















 ロバート・A・ハインライン 『夏への扉』 (1957)

原題『THE DOOR INTO SUMMER』


2016年3月の再読。

ロマンチックハインラインやなぁ、やっぱり。( ̄▽ ̄;)
もう半世紀前の話なので色々微笑ましいツッコミ所が多いのは仕方ないけど、当時の基準で見たら “近未来” なんだろうなと思う小道具が多数。

主人公が特許を取って製作販売している「文化女中機 -ハイヤードガール-」はまんまルンバ。
食器洗い機も開発しようとするし、
もう1つ主人公の代表的な発明品の製図機も、「ワンタッチで平行線を引いたり、テンプレートの図形を描いたりできる」。…今やPCの画面内で当たり前の事。

先見の明というのか、こういう発想をヒントに世の中がその方向を目指すのか、卵が先か鶏が先かな所ですが。
“人型ロボット” にしてもそうだし、“空飛ぶクルマ” にしてもそうだし、SF的な夢想から現実化に向けて進んでいる物は沢山ある。
…まぁ、『スノウクラッシュ』が描いた “メタバース” についてはここ数年多くの企業が我先にと開発していますが、「なんか思ってたんと違う!」からの「始まる前からオワコン化」な雰囲気が何となく、そこはかとなく、おもむろに、あからさまに、漂い始めてますねぇw
メタバース上の土地を巡る投資詐欺なんてのも既に起こってるしw

一昔前のSFをもう一度読んでみると新たな気付きもあって面白いです。皆さんも如何でしょーかー。(・∀・)




Posted at 2023/04/29 14:00:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2023年03月31日 イイね!

3月の読書

3月の読書タイトル画像の背景が変わりました(笑)。シランガナ
いつも撮影してる机は普段はガンプラ作業台と化していて、読書感想文の写真を撮る時だけ全部片付けて本の写真撮ってまたすぐプラモをゴチャっと広げてるんですが、今だいぶ細かい作業をヤラカしてるので何か失くしそう…ということで。
はい、ガンプラ、猫事情により半年放置した後、チマチマ牛歩で再開しております。
新作はまだ当分掛かりそうですが…( ̄▽ ̄;)















 スタン・パリッシュ 『強盗請負人』 (2020)

原題『LOVE and THEFT』


このセンスの無い邦題どーにかならんのw
ゆーて原題も何の捻りも無いド直球ですけど。アメリカ人ってだいたいこんなんよね。


ラスベガスで起きた白昼の強盗劇。犯人らは2台のバイクでホテル内を疾走し鮮やかに姿を消す。その大胆不敵な犯行の一部始終を客が撮影し、動画は世界中に拡散された。
これを最後に足を洗おうとしていた主犯のアレックスだが、出逢ったばかりの恋人とのメキシコ休暇中に麻薬カルテルに強いられ、スペイン南岸での仕事に挑むことに。



…という背表紙の説明だけだとわからんのですが、主人公アレックスとヒロイン ダイアンは、共に40+α歳の子持ちのバツイチ。
お互いにハタチそこそこの娘&息子がおり、それを交えた “親子ダブルデート” 状態のカリブ海休暇がある意味この作品のハイライト。
親とひとつ屋根の下で子供同士がヤッてるとかw
しかしそこからカルテルに子供2人を人質に取られ、仕方なく最後の仕事に…というよくあるパターン。もはや様式美(笑)。
そして、謎の依頼人は実は身近な存在だったというこれまたよくあるパターン。

ハイライトのダブルイチャイチャシーンの微笑ましさに当てられて油断してたんですが、
…このパターンだとそこそこの確率で “後味が悪い” 。
主人公が “気付く” のが遅いと特に。
正にその通りの、人質の子供2人は殺されるという幕切れで、救われねぇなぁ。
ダイアンで “強いカッコいい女” を描きたかったのはわかるけどね。

注意深く再読したら、主人公がどこでハメられたのかわかるんやろうけど、そこまで読み込む程の本でも無いしな、という感想。
ハッピーエンドじゃないと嫌な人は読まないように。















バリントン・J・ベイリー 『カエアンの聖衣』 (1978)

『The Garments of Caean』


2018年の8月に読んだものの再読。

「服が人となりを作る」というユニークな題材で心理学、文化人類学的な切り口から展開するブッとびSF。
ここ数年で服ヲタク化したワタクシとしては面白い&結構頷ける部分があって好きな作品。

前回の感想文の時にも同じことを言いましたが、
「乗ってるクルマで人となりが変化する」と喩える方が我々にはピンと来ると思います。
オラつくミニバンやら、某文男のX5&カイエンなんかも似たような話。
同じ人物が一生ボロい軽しか乗ってなかったら、まぁたぶん人格違うよね。
ワタクシ自身、“カッチョいい服” を着込んだ時は背筋が伸びるし、歩き方も変わる。
それを大袈裟に面白おかしく描いています。

が…
実はその特殊な服(に使われている繊維の植物)には、知性があった。
という、トンデモSF(笑)。
知性と言っても、人格があって喋ったりするとかいうものではなく、ただ情報を受け止めて蓄えるだけの “受動的知性” 。
そしてそれは集団記憶で、服の形に加工されても、遥か遠い星に移されても知性は生き続け、種全体の記憶に共有される。
ひたすら増え続けるデータベース≒ビッグデータみたいなイメージ。

元々の原生地に群生していた時点では、ただ単純に自然環境の情報を蓄えていただけだったが、
服の形に加工され、人間に着用され、人の動き、人の社会性の情報を学び、人と共生というか寄生するうちにその植物は、人を道具として使うことに至った。

というお話。
怖いですね、アルファイアー的な人がアルファイアーに乗ることによって、よりアルファイアー要素が強化されていき、しかしその人格は次第に本人の意思を上書きしていく。
…というとネタですが、逆に
ハイパフォーマンスカー(orエレガントカー)に乗って力強さ、優雅さ、自信等を身につけたとしても、そのクルマが無くなればそれはただの幻想、丸裸になったみすぼらしい自分が残るだけ、という風にもなる。
…結構 “あるある” じゃないです?
クルマに乗っているのか乗らされているのか、
服を着ているのか着られているのか。
そういうことを時々客観的に考えられる方が良いですね。















先月に引き続きゲーム FallOut3 のお話。


あれから宇宙船に拉致られ、空軍基地に乗り込み、やること全部やってしまいました。

マジでステルスアーマーでゲーム変わりすぎ。(´-ω-`)
良くも悪くもだなぁ。ステルス無双ヒャッハーで楽しいのも確かにあるけど、ステルスしてるとコンパニオンが邪魔になる。
コンパニオン無しの Point Lookout はあの高難易度だからステルスしながらでもゲーム性が保てていた感じがするけど、宇宙船は長い上に単調で更に敵が強い&多いで、ステルスで作業的に進めないとやってられん。┐(´д`)┌
一時的に連れていけるゲストキャラで色々やって楽しませようとしてるのはわかるけど、揃いも揃って役立たずやし肝心のサムライ連れていけんしw
(そして剥ぎ取ったサムライ装備も性能ビミョーw)

Broken Steel もねぇ…
テスラキャノンにしろ火炎放射器にしろ、こんな最後にレア武器出されてもなぁ…って感じはする。(¬_¬)
空軍基地こそステルスしてると興醒め。
ここはコンパニオン連れてきてヌカランチャー大盤振る舞いとかした方が楽しそうね。
あ、Xboxは空軍基地でフリーズ1回だけでした。

DLCは結局最初の2つが良かったかなー
BS終わった途端、半年振りにガンプラに舞い戻ってますが、また5周目を始めてみたw
今度はコンパニオン無しの縛りでやってみてるけど、弾薬消費がエグいw スティムパックもアホみたいに無くなるw
BSで最初から登場するようになった野良エンクレイブを狩って、パワーアーマーをキャスディン護民官に売り付けるルーチンが生命線。( ̄▽ ̄;)
やっぱり序盤~中盤が面白いんだよねー…





Posted at 2023/03/31 16:16:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2023年02月28日 イイね!

2月の読書

2月の読書久しぶりにサーキット走ったらやっぱ良いな♪(・∀・)
と、思い、
そろそろホンマに大型メンテ代を貯めようとか思いつつ、
…ウン万円の靴を衝動買いした一昨日w















 ケイト・エリザベス・ラッセル 『ダーク・ヴァネッサ』 (2020)

原題『MY DARK VANESSA』


出版社の販促戦略に見事にハメられたな、という読後感。

帯にデカデカと書かれた「ラブストーリーの中にいると思っていた少女がサイコホラーの中にいた」なる文言と、
かのスティーブン・キングが寄せた「読むのが辛く、読むのをやめるのはもっと辛い。巧みに構成された、ダイナマイトのような作品だ」という太鼓判。

スティーブン・キングと言えばホラー小説の大御所。
となると、タイトル『ダーク・ヴァネッサ』と併せて連想される内容は「序盤は甘い恋愛話だが、男に騙された少女が一転してドロドロの復讐劇を繰り広げ相手を追い詰めて破滅させる」みたいな?
と思って読んでいくと、いつまで経ってもサイコホラー要素なんか出てこない。復讐劇ですらない。


敢えて乱暴な雑な一言で言えば「42歳のロリコン教師ストレインと15歳の少女ヴァネッサの猥褻な関係が、周囲にバレても、10年近く経っても、共依存的な状態から抜けられない」という話。

ストレインは打算的で狡猾な自己中人間で、ヴァネッサを上手く手懐け丸め込んで、事が露見した時には彼女を切り捨てて自己保身に走りながらも、ヴァネッサからは信頼を得続けようと八方美人の話術を巡らせる。
結果ヴァネッサは退学になるのだが、彼女自身は彼を “愛している” と思っている。
その後もストレインは度々ヴァネッサと逢瀬を続けるが、一方でヴァネッサの時と同様の手口でまた新たな生徒を手懐けようとする。
ストレイン目線で見ればヴァネッサは言わば “捨てるには勿体ないからキープ” している存在。
逆にヴァネッサにとってストレインは、初めての相手であり自分を特別な存在と言ってくれる絶大な存在(それがストレインの “グルーミング” の成果なのだが)。
そんな関係がダラダラ続きながらも徐々に逢瀬の頻度は落ちていった。
(だが、作中では明言されないが、どうもストレインはその後ヴァネッサ以上に “上手くいった” 事例も無い様子で、それがヴァネッサをキープし続けている動機なのだろうが、情緒面が成長していない大人な為、ヴァネッサに母性を求めて依存している面もあり、次第に性的な欲求よりもそちらの方が大きくなっていく)

そして23歳になったヴァネッサに「ストレインが女生徒への性的虐待で訴えられた」との報せが。
訴訟を起こした女性や記者から接触され「貴女の証言が加わればあの男を刑務所に入れられる」と協力を求められる。
しかしヴァネッサは「私は自分が被害者だとは思っていない」と拒否。
それをキッカケに15歳以降の自身を定義する価値観と向き合っていくことに。



あまり気にする人はいないかもしれないけどワタクシはいつも結構気にする、原題と邦題の差違。
『ダークヴァネッサ』と
『My Dark Vanessa』
このたった一語の違いで大きく印象が変わる。
“My” が付くことでVanessaに対して親愛の情を向ける相手の存在が意識される。
この印象の差も、帯の宣伝文句と併せて(良く言えば) “販促の妙味” 。
ぶっちゃけ。
スティーブン・キングの口添えが有ったから売れた本じゃねぇの?と。
じゃあホラーでもないのにどこからスティーブン・キングが出てきたん?という疑問は、あとづけの解説に答が。
著者の父親が仕事上の付き合いがあったそうで、まんまコネやんw

という “大人の事情” 面が「なんだかなぁ(¬_¬)」なんですが、
それを抜きにして “未成年者への性的虐待のケース分析” という面だけを純粋に見ると、ご都合主義的な部分も殆ど無く、非常に丁寧に真摯に作り込まれた良作だと思います。
外部要因で評価が乱れるというのは作家としては不本意なんじゃねぇのかなぁ…















で、↑の作中で重要な小道具として何度も出てくる、ナボコフの『ロリータ』。
良い機会だから再読しようか…とか思ったものの、…アレ、読むの面倒臭いんですよねw
註釈だらけでサクサク読み進められないし、そもそも作品自体難解だし。モウイイヤ(; ̄З ̄)










以下余談、というかほぼ あすきーさん にしか通じないゲームの話w


FallOut3、まだまだやってます。
初挑戦のDLCを順番にこなしていってる最中。
とりあえず順番に、Anchorage→Pitt→(本編放置中なのでBroken Steelは後回し)→Point Lookout←イマココ。

Anchorageの報酬がバランスブレイカー過ぎるという話を聞いていたけど…その通りだわw
報酬もやけど、バグ技のゲイリー法がやべぇw
CND減らない10mmマシンガン・アサルトライフル・ロケランを持って帰ってきたけど、修理要らずってのがこんなに便利だとはねw 大量の弾薬も持ち帰ったからウハウハ。
もう1周プレイするとしたらAnchorageは出来るだけ早いタイミングでやりたいね。(そこに到達するまでのミュータントの群れがキツいけど)
…でも肝心のガウスライフルは途中のスピーチ失敗して入手しておらずw むしろあんな所が入手トリガーなんて思わねーべw

Pittは街の雰囲気が結構好きだなぁ。
これもどーせ丸腰にされるから低Lvで来ても大差無さそう。鉄集めで装備はたっぷり揃うし。
今回は奴隷解放ルートにしたからレイダーから蜂の巣にされまくってスティムパックだいぶ使ったけど、アッシャールートなら楽やろうし。
しかしまぁ、Anchorageに比べると報酬の小振り感はある。衣装バリエーションが増えたくらいで劇的な物は無いよね。

んでPoint Lookout。まだ途中ですが、メインシナリオ短くね?( ゚д゚)
到着早々、屋敷を無視して探検してたら異形のおっさんクリーチャー達に襲われ、激強グールに襲われ、エラい目に遭うw
一旦メガトンに戻って、チート装備のステルスアーマーに着替えて再上陸。近接武器にすれば複数の敵相手するにも気付かれにくいし、とシシケバブも用意(炎ダメージupとクリティカルダメージupのアビリティも有り)。
この戦法無敵過ぎるwww
おっさんクリーチャー、デブ以外 一撃w
グールは無理に相手せずにやり過ごせば良いし、ステルスアーマーあかんやろこれw
ソンナコンナでマップを一通り埋めてからメインシナリオ開始。

屋敷を襲撃してくる原住民みたいな風貌の過激なヤツら。
完全にザコモブの見た目してるクセに硬ぇし痛ぇ!!Σ(`Д´ )
ステルスアーマー壊れるか思たw
でも出現パターンわかって最初からステルスしておけば全く気付かれず一方的に無双可能。
…ステルス+シシケバブ…バランスブレイカー過ぎる…
でもこのDLC、ふつーにやったら敵強すぎね?( ゚д゚)
他のDLCに比べて新武器もショボ過ぎるし。マゾいわー。
んで、我が物顔でそこら辺跋扈してるおっさんクリーチャー達はメインシナリオとは関係無しかよ!w



という感じで、Point Lookoutももうすぐ終わり。次は宇宙船ですなー

ホント、このゲームやってて思うのは、
旧き良きコンシューマゲームの醍醐味が全部入ってる。
本当にチェック洩れなのか意図的なのかはさておき、バグ技が多い事もその魅力の一つ。
バグ=不具合・チート=ズルとして排除する日本人と、バグやチートもゲーム文化の一部と許容するアメリカ人の違いも出てると思うけど。
イマドキのFullオンラインゲーやスマホゲーにはこういう楽しさは無いもんね。スタンドアローンコンシューマでこその要素。

幸いワタクシはXbox360なので、(PS3の本体メモリの少なさに起因すると思われる)処理落ち&フリーズ案件はたぶんそんなに被害無し。一応発生してはいるけど今のところ低頻度。BS最後の空軍基地でどうなるかシランケド。





Posted at 2023/02/28 19:19:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2023年01月30日 イイね!

1月の読書

1月の読書新年の初エントリーがルーチンワークの読書感想文ってどないやねん。( ̄▽ ̄;)

今年の初詣は “一切雪無し” で、当たり障りなくつつがなく話題性無く終了してしまったので特にブログにしようという気も起こらず←
クルマ活動的にもただただ現状維持でヌルヌル過ごしているだけの日々。
新入り猫の一件で暫くガンプラ触ってなかった間に、またゲームの方が再燃し、猫に部屋を返して貰ってからも全然ガンプラせず。
しかもやってるゲームが『FallOut 3』っていう15年前のゲームw

まぁ、ナンダカンダで無難に生存しておりますということで…( ̄▽ ̄;)















 マーク・グリーニー 『暗殺者の回想』 (2022)

原題『SIERRA SIX』


グレイマンシリーズ11作目。
ストーリー的に1~5作目が1期、6~10作目が2期と分類でき、
前作のラストで、作戦本部長であり事実上ジェントリーの保護者のような存在であったハンリーが補佐官のブルーアに嵌められて左遷され、ジェントリーはまたもや追われる身となりフリーランスに戻る。PoisonAppleチームも分解、という状況で新たに3期突入という所。

シリーズに親しんでいる人なら原題からある程度予想できますが、今回はジェントリーの昔話がメイン。
「エピソード0」とでも言うべき、今まで語られなかった特殊部隊 ゴルフ・シエラ時代のジェントリー、特にチーム加入当初のすったもんだが語られ、よりジェントリーの人間味が深まる。
12年前の昔語りと、現在が交互にオーバーラップし、同じ人物との12年越しの対決に収束していく。


個人的に一番楽しかったのはシエラ加入時の模擬戦のエピソード。

単独で隠密行動・潜入・欺瞞・破壊工作・暗殺を手掛ける “独行工作員” として訓練を受け、20代半ばで既にその方面で一流以上の存在になっていたジェントリー。
そんな彼に本部命令で特殊部隊ゴルフ・シエラへの異動が命じられる。
自分の技倆に絶対的な自信を持ちプライドの高いジェントリーだが、チームワークは全くの素人。案の定、模擬戦でチームの和を乱しまくる。
気性の荒いメンバーから早くも「辞めて帰れ」と言われるが、リーダーのザックに「条件を変えてもう一回やろう」と提案。自分1人 対 シエラ残りの5人 で模擬戦をやろうという。「舐めてんのか」と息巻くメンバーに真正面から啖呵を切るジェントリー。
その結果や如何に?(笑)( ̄▽ ̄)


1作品分の頁数の中で2本のシナリオを同時進行するので、片方ずつのボリュームは少しアッサリ目なのは仕方ない。若干いつもより展開がサクサク進むw
過去編のクライマックスは胸熱で必見。




Posted at 2023/01/30 11:11:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2022年12月29日 イイね!

12月の読書

12月の読書おばんです。生きてます。



秋にアッ◯◯レージで見つけた「3年落ち 4本で1.7万円」というバグってんちゃうかってレベルの激安中古スタッドレス(ピレリ 225/55 17)を、こないだ履かせてみたんですがね…
真っ直ぐ走ってもインナーに擦ってるくらいの限界パツパツで、当然切ったらアウト。(それでも擦りながら転がってはいる)
扁平55はだいぶ無理だったようです。215の50でも結構ギリギリだとか。
前にスタッドレス買ったの10年近く前だからボケてますわ。
素直に諦めて売りますw 激安だったから別にいいやもうw



で。



全然 “12月の” じゃなくて数ヵ月に渡る超亀読ですが(爆)。
ちょーっとこの半年、読書に身が入らなく暫く放置してました。
また徐々に回転数上げていきたい。















 ソフィア・サマター 『図書館島』 (2013)

原題『A Stranger in Olondria』


邦題がちょーっと内容とズレとる。
遠からじではあるんやけどシックリ来ない。
原題そのままにしてくれた方が良かった。


『オロンドリア』という架空の世界。
文字を持たぬ辺境の島に生まれ、異国の師に導かれて書物に耽溺していった青年は、憧れの帝都に旅立つ。
だがその航海中、不治の病に冒された娘と出会ったことで彼の運命は一変。
ほどなくして亡くなったその娘と不思議な関係を築く事に。



ぶっちゃけると、死んだ少女に取り憑かれて「私の生きた証として自伝を書いて」と頼まれる話w
だがオロンドリアでは、この “死者と交流できる” 者は、ある一方では神の遣いとして崇められ、一方では精神異常者として投獄される、そんな二つの勢力が存在し、その両者の間で翻弄され利用されながら、世界を渡り見聞を広め成長していく青年を描く王道の青春物語。

…と、それだけならそれほど珍しい話でもなくない?ってなるんですが…

この作品の凄い所は、世界観の作り込みが半端じゃない。
独自にオロンドリア語とキデティ語という架空の言語を作り、更に作中作となる神話や寓話も多数登場。
そこに思春期男女の精神的内面の描写を対照的に描く(広い世界へ興味を持つ青年と、狭い世界しか知らぬまま死んだ娘)。
“交霊者” として崇められ困惑しつつも、自分を利用しようとする支持者の思惑も理解して、それに乗って役割を演じ、結果自分の望む結果を得るしたたかさ。
反対に、死んだ少女の方はとにかく自分を認めてほしいエゴの塊で、青年に対して一方的に要求を突き付ける(正に現世に未練タラタラの幽霊そのもの)。
当初青年は取り合わずに撥ね付けていたが、ある出来事を境に少女の要求に応えようとして旅を続ける。
少女の方も次第に落ち着き、冷静な対話ができるようになり二人は奇妙な信頼関係で結ばれるが、二人の目指すところは少女の “成仏” である。

少女を知り、彼女の生きた証を書き上げた時、彼女は消える。
その最後に、二人は理解する。残したかったのは本ではないと。

ある意味、究極のプラトニックラブストーリー。










 逢坂 冬馬 『同志少女よ、敵を撃て』 (2021)


一時期話題になった一冊。
普段、国内作品には手を出さないワタクシですが、会社のおっちゃんが貸してくれたので。


第二次大戦、独ソ戦に於いて実在した女性スナイパー部隊をモチーフにしたフィクション。
敗走中のドイツ部隊に故郷の村を蹂躙され親を殺され、助けにきた赤軍にも村を焼かれ、ドイツ狙撃兵と赤軍士官への復讐を胸に、生きる術として狙撃兵へのスカウトを承けたセラフィマ。
元々猟師で銃の扱いに慣れていたセラフィマは徐々に頭角を現し、女スナイパー小隊のエースになっていく。



親の仇の敵兵と、村を焼きながらも自分をスカウトした赤軍士官、双方への怒りを原動力に厳しい訓練に耐える主人公。
仲間は全て “親族を亡くした孤独な少女” 。
それらをスカウトして回る士官イリーナは、ソ連の伝説の女スナイパーとかつてペアを組んでいた歴戦の強者。
(作品内ではイリーナ自身もスナイパーだったというような話だが、普通スナイパーのペアは観的手 スポッターと呼ばれる、敵の位置や着弾誤差、撃破スコアを観測する役割で、狙撃はしないハズなのだが)

仲間の死を何度も目の当たりにし、敵兵や市民も一枚岩ではなく己の正義だけでは計れない矛盾を浮き彫りにする “戦争” という状況下で、次第に “自分の敵とは何か” “何の為に戦うのか” を考えるセラフィマ。
孤独な悟りの境地に辿り着いた時、イリーナの真意に気付く。

コンバットアクションの花形・狙撃戦が勿論見所ではあるが、敵の中の中立者・味方の中の敵・中立者のグレーな処世術・敵味方関係無く負傷者を助ける衛生兵、といった国家間の敵味方という概念では語れない部分を掘り下げて考えさせる仕掛けが複数。

中盤ややダイジェスト感があって物足りない部分もあるが、ゴチャゴチャ継ぎ足して雑然とするよりは良い。

奇しくも、ロシアのウクライナ侵攻の少し前に発表され、侵攻と同時に話題になった作品。
終盤、セラフィマがソ連(≒ロシア)の閉鎖的な精神について独語する所は正に今年のロシアに対するアイロニー。




Posted at 2022/12/29 20:00:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

プロフィール

「@あすきー  ナニコレめっちゃHighSenseやんw」
何シテル?   05/21 21:59
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

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カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
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