小言の時間です。
父親が “日本語” を扱う仕事をしているせいか、
子供の頃から “言葉” に対する意識が強いと思うワタクシです。
特に、
同音異義語の漢字間違いとか、
ちょっと古い言い回しの表記の間違いとか、
人が言っている、書いているのを見ると気になるんです。(´Д`)
元々の言葉がどういうカタチか考えたら自ずと解るもんだと思うんですが…
×「やむおえず」
○「やむをえず」
→「止むを得ず」=「止める事ができない」=「仕方なく」
×「たわいない」
○「たあいない」
→「他愛無い」
とかね。(´Д`)
みんカラでよく目にする
「確率」「確立」
「変える」「替える」「換える」
とかね。(´Д`)
「ず」と「づ」
「じ」と「ぢ」
の違いも多いですよね。
…あ!
「危険がアヴナイ」とか
「多いに多忙が忙しく」はネタだから良いんですよ?(笑)
んで。
はい。
タイトルの件。
この時期になると増える話題。
「おクルマ温めますか?」
で、ございますですよ。
朝、寒いので、しばらくアイドリングで放っておくアレですよ。
問題:「だんき」を漢字で答えよ。
よく目にするのが
「暖気」という表記。
コレを目にする度になんかやたら疲れるのです。
しかも、プロの方がこう書いてたりしたら、もう…
正しくは
「暖機」ですね。
…たぶんね。
「暖気」と書く人は、
朝寒い→エンジン掛けてすぐはエアコン効かない→暖房効くまで放置しとく→車内の空気が暖まる=暖気運転
という思考系列なのだと思います。
確かに、そういう意味で言えば「暖気」という表記になるのも理解はできる。
しかし、
「暖機運転」という言葉の意味はというと…
(以下
Wikipediaより抜粋)
機械を始動した直後などに低負荷での運転を一定時間行うことをいう。
自動車やオートバイ等における暖機運転は、冷間始動の直後などにエンジン回転数や負荷を抑えた運転状態を一定時間維持して、エンジン等の各部の温度をある程度まで上昇させることをいう。
中型以上のトラック・バスのような空気ブレーキ採用車では、ブレーキ空気圧を確保するための暖機運転が必要である。
我々 “ちょっと手間のかかるクルマ” に乗っている人間にとってはもはや言うまでも無いと思いますが、
「エンジンを暖めること」ですね。
というか、
もっと単純に言えば「オイル」だと言えそうです。
エンジンに限らず、駆動系など “可動する機械部品全て” を暖機するのが理想ではあります。
アイドリング放置では、ミッションやデフ、ブレーキなどは当然冷えたままなので
エンジンが暖まったからといって、いきなり全力全開走行するのは如何なものか。
「クルマを大事に乗る」というのはそういうことなんじゃないの?と思うのです。
洗車して綺麗にして、走行距離を抑えて、急加速急減速をせず、…というのも「大事に乗る」の一面だとは思いますが、
人間には “見えない所には無頓着” という習性があるので、気付いた時には手遅れ…という事もよくありますよね。
うちの会社でも、退勤時に
自家用のEg掛けた瞬間にブオォォォン!と走り出す人が多いですが、
それを見る度に「あ〜ぁ…」と思ってるのは内緒(笑)。
意識しにくい所に “意識” を持っているかどうか、が
小さいようで大きな違いになっていくのではないでしょうか。
言葉に “意識” を持ちすぎると「言葉尻をとらえる」といって嫌われますが(笑)。
…さて「言葉尻をとらえる」の とらえる は
「捕らえる」か「捉える」、どちらでしょう(笑)。
Posted at 2015/12/26 23:16:55 | |
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