
まいど。
去年の暮れから、ちょーっと読書熱が下がってきた感があって、
この『◯月の読書』シリーズも、
毎月締め切りに追われて読む(笑)のがちょっとシンドイなぁと思っていたものの、
結局また「お、これ今月中に読みきれるんじゃね?」とか思って間に合わせようとしているww
んま、今月は実質1週間しか使ってないですけど。
正月休みとかアレとかソレとかでダラダラしてて、本を手に取ったのが月の半分過ぎてから。
リチャード・ハーマン 『ワルシャワ大空戦』 (1999)
原題『EDGE OF HONOR』
古本屋で物色してきたモノ。
シリーズ物の2作目ということだけど、特に問題も違和感も無く読めました。
著者は元アメリカ空軍のパイロット。実際にファントムやイーグルで飛んでいた人物。
AceCombatオタクのワタクシとしては琴線に触れるワケですw
表紙絵も良いじゃない。(*´Д`)ハァハァ
ファイティングファルコン(じゃなくてヴァイパーw)とフランカー(じゃなくてターミネーターw)。
とりあえずね、ワタクシ個人的にはね、
フランカーは世界一美しい戦闘機だと思います、はい。
本作では名も無き敵役ですけどね。
と、脱線しましたが。
あのね、とりあえずね、こういう海外小説の邦題ってなんでこうダサいの?w原題のカケラもねーしw
ネタバレになりますが、
内容全然「大空戦」じゃねーしwww
空戦してる場所ワルシャワじゃねーしwwwww
小説にしろ映画にしろ、こういう "目を引きたいだけの誇大広告的邦題" はマジでどうにかしようぜ…
(まぁ、原題も大して意味無いけどw)
でも別にそういうドッグファイト的な部分の描写に期待して読んだワケでもなく、
読み物として娯楽小説として良さそうだなと思ったから買ったのです。
で、実際、ただの軍事ヲタ小説なんかではなく、よくできた読み物だと思います。
登場人物が非常に多く、なかなか把握しきれないまま話が進みますが、
合衆国大統領の何代かを架空の人物に置き換えてパラレル歴史を作り込んである設定もしっかりしているし、
複数の主要人物を切り替えながら、更にその子供たちの視点の青春要素や、大人の恋やお色気要素も入ったり、
世界警察たるアメリカ精神を根底に太く横たえ、外交、大使館の内部事情、選挙戦の舞台裏など、アメリカという国がよくわかる。
また本作の重要な舞台となる、ポーランドという地政学的に非常にビミョーな国の歴史的背景や国民性も掘り下げて描写する等、
一言で言って、ハイレベル。
もちろん、戦闘機に関する部分は流石本職ならではと唸る圧巻のリアル。
まだまだ続くシリーズっぽいから、見つけたら読んでみようかな、というところ。
PS4持ってないし買う予定もないからAC7はお預けですけどねー…( ̄. ̄;)
Posted at 2018/01/29 22:00:38 | |
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