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2020年11月28日 イイね!

11月の読書

11月の読書最近、自分でもビックリするくらい、
新しいクルマに興味が無い…(-公- ;)
BRZもシビックも「あ、出るのね」くらい。

BRZ(とZ)は今の時代益々貴重なFR+MTとして一定の需要(というのか価値というのか)はあるだろうけど、
どっちも大して売れなさそうだよなー…

ワタクシはというと、最近、服と某ソシャゲに入れ込んでいてクルマへの課金が滞り気味…(爆)
これではいかんと、来週、かんなり久しぶりに “弄り” ます。
お山のお友達が久しぶりにサーキット行きたいとも言ってくれたので、いっちょヤラカシますか。
あ、たぶんツインのフリーです(笑)。















 ロバート・J・ソウヤー『フラッシュフォワード』 (1999)


全世界の人々が自分の未来を垣間見たら、何が起こるのか?

ヨーロッパ素粒子研究所(CERN)の科学者ロイドとテオは、ヒッグス粒子を発見すべく大規模な実験を行った。
ところが、その実験は失敗し、全人類の意識が2分間だけ21年後の未来に飛んでしまった。
人々は自らが見た未来を元に行動を起こすが、果たして未来は変更可能なのか?



アメリカで大ヒットしたTVドラマの原作。
ドラマでは垣間見る未来は6ヶ月後だそうですが、本家のこちらではなんと21年後。
物語の舞台は2009。そしてこれが書かれたのは1999。
作中に出てくる世界情勢ニュースは全て想像で書かれている事になり、結構良い線突いてる所が多いが、
「ドナルド・トランプはネバダ砂漠に自身のピラミッドを建設する」ってのは笑ったw

ワタクシ前後世代でCERN(セルン)という単語を聞くと、
『シュタインズゲート』を思い起こす人が多いかと思われる。
CERN=ハドロン衝突型加速器(LHC)。これによるヒッグス粒子実験というと、この手の時間系SFではある意味ポピュラーな題材。
実験の副産物効果で世界が崩壊する、的なお約束展開。
最後はまさかの『2001年』スターチャイルドで噴いたけどw

そしてこれもまたお約束の、世界は(未来は)固定されているのか、変更可能なのかの議論。
平行宇宙、多世界解釈、ブロック宇宙云々かんぬん。
正直「あー、またコレか…」感もナキニシモアラズw

ま、そこに上手いこと、各登場人物達の視点でそれぞれが直面する問題をドラマ的要素に盛り上げてあるので、確かに娯楽小説として良くできてる。

これから結婚しようと思っている婚約者と、違う相手とベッドインしている未来を垣間見た博士。
思いもよらない相手と研究室で情事に及んでいた未来を見た研究助手。
未来が何も見えず、自分はその時点で死んでいるとわかった博士。

それぞれが21年後を「回避したい未来」として恐れるか、「歓迎する未来」として安心するか、そしてまた、その未来は “確定” しているのか否かで悩む。















 クライブ・カッスラー『タイタニックを引き揚げろ』 (1976)

原題『RAISE THE TITANIC!』


カッスラーの代表作。
著者が今年の2月に亡くなった事を受けての新装版。

やっぱね…カッスラーは面白いね。
カッスラーはよく「海洋冒険小説」と称され、本作もタイトルからするとただのサルベージ深海ロマンかと思いきや…
ベースにあるのは東西冷戦の防諜合戦で、画期的なミサイル防衛システムの開発に必要な稀少元素がタイタニックの金庫室に保管されている、という筋書き。
ささやかながらタクティカルコンバット要素も有り、密室ミステリーも有り、もちろん深海探査の宝探し要素も。
しかしハイライトの “タイタニック引き揚げ” は決してクライマックスではなく、一つの山場ではあっても場面に過ぎない。
その船を巡って繰り広げられる人物ドラマが一番の読みどころ。

21世紀の我々が読むと気付かずに流してしまいそうになるが、
作中の舞台は1988年。しかしこの作品が書かれたのは76年。
実は「遠い未来を舞台にした夢物語」なのである。
実現した技術もあるし、しかし勿論タイタニックは未だ海の底に在る。
所々、(特に深海サルベージの場面で)「技術的に有り得へんくない?」なツッコミ所はあるが、そこは今も “遠い未来の夢物語” という面で楽しむべきか(笑)。

また、冷戦真っ只中の作品とあってか、かなーりアメリカ贔屓で楽観的(笑)。
もうちょっとソ連側が頑張ってくれた方が面白かったのに、とは思う。

魅力的なキャラクター群による人間模様も深みがある。
主人公?ダーク・ピットのニヒルなヒーロー像も、派手さは無いが逆にいい味が出ていると思う。
ミサイル防衛計画の立案責任者が責務のプレッシャーに負けて夫婦関係が破綻していく様、その妻が新たな人生に飛び出して行く様が特に印象的。
冒頭で描かれるタイタニック乗組員の若者の物語がエピローグで帰結する繋がりも、ベタながらもこれぞ様式美か。




Posted at 2020/11/28 12:00:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

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