
赤ターボ、
肝心の部品(ボールジョイント)がメーカー欠品してた分で、結局丸々1ヶ月入院してました。( ̄▽ ̄;)
明日引き取りに行きます。
2020はもう、ただただCOVID-19一色でしたね…
(もう1年経ってんだからいい加減
“新型コロナ” って言うのアホみたいやからやめようよ?(・´ω`・))
まだ当分続きそう、ってか終わりなんかあるのか?
なんつーかもうね…政府首脳陣は揃いも揃って
老害の様相。
自己防衛オジサンが総理になってくれ←
サマンサ・ヘイズ 『ユー・アー・マイン』 (2014)
原題『Until You're Mine』
邦題と原題ではビミョーに、しかし結構意味が違うw
本当は先月に読み終わってたんですが、
終わった瞬間二度読みしだしたのでこうなりました。
すんごいどんでん返しw
最初から徹底して読者のミスリードを誘う作りw
途中小さな違和感箇所は幾つか出てくるものの、
タイトルとプロローグから連想される筋書きを追って読んでいくと、「はい!?(; Д)゚ ゚」ってなるw
しかし、種がわかってそこを読み解こうと再読しても、イマイチ納得いかない。
隠蔽・カモフラージュに力を入れすぎて、
いつ・どこで、“そう” なっていたのかが再読しても見えない。
これはちと残念。
しかし、ま、こういう作品はまんまと騙された方が楽しめるので、これで良いんかもせんけど。
3人の女性の視点から、“子供を持つこと” 、“母になること” を抉る。
そしてそれは、“他人の子でも母になれるのか” というような所へ進む。
再婚相手の連れ子の継母として幸せを感じながらも、本人は子供を望みながらも流産、死産を繰り返してきたソーシャルワーカー。
子宮を摘出した同性婚パートナーの代わりに体外受精を試みるベビーシッター。
突然家を出て彼氏と結婚すると言い出したティーンエイジャーの娘に戸惑う刑事。
そして、妊婦が腹を切り裂さかれ胎児ごと殺される事件。
正に今の時代を感じながらも、
或いは人間の、女性の、根底にずっと流れているテーマ。
そして、どこか “少し狂っている” 登場人物が多いのも時代を反映している気がする。
しかし、
共依存の渦に堕ち、妊娠への強迫観念に囚われていたあるキャラクターが、
最後にスッキリと呪縛から解かれて視野が晴れる様が良い。
カーステン・ストラウド 『ブラックウォーター・トランジット』 (2001)
大手運輸会社ブラックウォーター・トランジットの社長、ジャック・ヴァーミリオン。
貧しいイタリア系移民の家庭に育ち、海兵隊員としてベトナムに出征、復員後に起こした会社を20年掛けて大企業へ成長させた。
ある日ジャックは、アール・パイクという男から、代々受け継ぐ秘蔵の武器コレクションをメキシコへ運んで欲しいと頼まれる。
パイクは元陸軍大佐で、特殊作戦部隊の狙撃兵として戦功をあげてきた男だった。
彼の依頼を受けたことでジャックの人生は一変し、大切な会社を失う事になる。
何者かに嵌められた男が会社を取り戻すために闘う物語…といえばそうなのだが、それほど単純ではない。
日本人には馴染みが無いが、アメリカではよく出てくる “司法取引” というフレーズ。
逮捕された犯罪者が、他者の犯罪の有力情報や捜査協力を行う事で自身の減刑(場合によっては不問)を得、更に “証人保護プログラム” の下で安全が保証されるシステム。
本作にはこの司法取引が幾つも出てくる。
また、元警察官の著者ならではの視点か、
法施行機関(この表現もアメリカ的)の管轄権争いが色濃く描かれる。
ニューヨーク市内で起きた事件の捜査にあたるのは、ニューヨーク市警。
同じ州内でもハイウェイで発生した事件を担当するのはニューヨーク州警察。
ジャックの会社の貨物船がニューヨーク港に接岸すれば、港湾管理局。
その港で武器・麻薬の密輸を取り締まるのはアルコール・タバコ・火器局(ATF)。
逮捕した容疑者を他州の刑務所へ護送するのは連邦保安局。
当然、その容疑者の起訴手続きは、地区検察局や連邦検察局。
(本作では出てこないが、ここに更に連邦捜査局=FBIが絡んでくる事もある)
もーややこしいややこしい。
しかもこれら複数の機関は
基本的に仲が悪いw
協力してやればいいものを、それぞれが手柄を独り占めしようとする。
で、これらの機関の幾つかが悪い方向に結託すると、狙いをつけた会社にあれやこれや口実を付けて捜査に入り、財産没収からの企業買収ビジネスに繋がる、という事が有るという。
本作のメインテーマはこれです。
それと、アメリカが今までもこれからも抱え続けていくであろう人種問題。
そんなテーマを主軸に、他にも正にアメリカが抱える様々な問題をカタログのように見せてくれます。
Posted at 2020/12/29 19:00:12 | |
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