
黄砂…エグない…?(´Д`|||)
自然現象とはいえ、ホンマあの国は迷惑撒き散らす事にかけてはブッチギリ世界一やでな…
インプのミッション修理は進捗状況不明www
4月いっぱいは掛かるんじゃねーかなw
マーク・グリーニー 『暗殺者の悔恨』 (2020)
原題『ONE MINUTE OUT』
グレイマンシリーズ、早いもので数えて9作目。
最近では1作毎にソロプレイとチームプレイが交互に展開される感じで、今回はソロプレイのターン。
CIA〈エージェンシー〉からの仕事ではなく、ジェントリーがフリーランスとして請けた仕事からのお話。
なんですが、
今作、今までグレイマン読んだことが無い人にもオススメしやすい。
むしろ強くオススメする!(・∀・)
マット・ハンリー、スーザン・ブルーア、ザックといった “いつものメンバー” も登場はするんですが、今回は脇役として。
予備知識無しでもすんなり入っていけると思う。
そしてストーリーがこれまたシンプル。
「悪いヤツに捕まった女を助け出せ!&悪いヤツらをブッ潰せ!」
以上w
前半はいつもの “独行工作員” として、敵の屋敷に忍び込んで目標を暗殺し、航行している大型クルーザーによじ登り、ヴェネツィアの旧市街で屋上を飛び回り1対多数の大立ち回り。
後半はツテを辿って即席の(しかし歴戦の)チームを率いて敵の本拠地にド派手に殴り込み。
正に
ジェントリーらしさが凝縮されている(笑)。
しかし、今回のテーマは今の欧州(に限った事ではないのだが…)で問題になっている “性的人身売買” で、これを “マネジメント” する、複数の犯罪組織からなる巨大なシステム。
あくまでフィクションとしてアクション小説としてご都合主義的なエンタテインメントとして仕上げてありますが、この著者の事だからかなり綿密な取材を行っていると思われる。
今回、幾つか新しい試みも見られ、
ストーリーはジェントリーの一人称現在形のみで語られる。今までは敵側の視点から語られるパートがあったが、今回はそこに拘っているようで、読んでいて「おや?今までだとこういうところは違う表現だったよな」と気付き、より臨場感がある。
また、今回ジェントリーの “相棒” になるのは非戦闘員のアナリスト、ユーロポールの分析官タリッサ・コルブ。
人身売買組織に拉致された妹を探して単独で行動していたところをジェントリーと遭遇し協力することに。
動きながらその場で判断し、当たって砕けろ的に事に当たるジェントリーwに対し、
情況を分析し情報を読みといて知的に戦略を立てるタリッサとは、今までに無い役割分担で良いコンビネーションを見せる。
とはいえ、今回はあくまでソロプレイパート。
シリーズ全体のメインストーリーが大きく動くのは次の10作目になりそう。
クライブ・カッスラー ボイド・モリソン
『秘密結社の野望を阻止せよ!』 (2018)
原題『SHADOW TYRANTS』
カッスラーの “オレゴン号シリーズ” と呼ばれるモノの一冊。
シリーズ多すぎて一から読む気せんけど、ちょっとカッスラーが読みたくなったので古本でゲット。
このシリーズは初めてですが、まぁこれだけいきなり読んでも全然問題ない(笑)。
このオレゴン号という船は、民間企業を装ってCIAの裏仕事を請け負う秘密部署みたいなもので、
見た目はボロい貨物船だが、中身はボンドカーよろしくハイテク兵器が満載されているスーパー艦船。
というか、“絶対沈まないヒーロー秘密メカ” 的なアレw
ストーリー展開も007とかインディジョーンズとかそんなんに近いノリ。
リアル志向のグレイマンを読んだ後だとなかなか落差がある。
本作のテーマは、AI(人工知能)。
自己改良を備えて急激に進化するAIがヒトの知能を上回る技術特異点(シンギュラリティ)。
それを超えたAIがどう振る舞うのか、というテーマは多くのSF作品で見られるが、創造主であるヒトを排除しようとするというのもよくあるパターン。
「そんなことは無いハズで、あくまでマスターである人間がコントロールできる」として強力なAIを開発する勢力と、
地球上の全地域をカバーする20基の衛星からの電磁パルスで世のコンピューター全てを葬ろうとする勢力の対立。
そこに第三勢力として介入するオレゴン号。
確かに、比較的近い未来に現実に起こりうる問題ではあるのだが、
エアバスA380を曲芸飛行させるとか、衛星打ち上げロケット(のブースター)を船の上に狙い落とすとか、
いかんせん話の演出にヤリスギ感が多くてちょっとシラケる。( ̄▽ ̄;)
Posted at 2021/03/30 13:00:22 | |
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