また今回も、一般メディアにはなかなか出てこないXwitterで見掛けた話題を、纏め記事風にしてみました。
能登地震。
当然、富山県も大きな被害を受け、石川県と同様に経済面での支援が必要と言われております。
依然として奥能登へは一般車両の流入自粛呼び掛けが続いていますが、この
事実上の “県外人立ち入り許容ライン” とも言えるのが、
石川県羽咋(はくい) と 富山県氷見(ひみ) を結んだ線辺りになっているらしい。
(志賀、七尾 以北は断水中)
その氷見。
この季節には
『氷見 寒ブリ』というブランドを誇る漁港の町。
その漁港関連施設の大部分も被災後は稼働していなかったそうですが、
1/15(月)にほぼ全面通常営業を再開。
これに対し…





平日の時点で既に一部でバズってフィーバーしていたようで、
それが週末に爆裂w
どうやら例年は3,000円くらいの値段設定らしいですが、
今シーズンは豊漁という話もある一方、先月12月は例年並みの価格だったという情報もあり、
震災後の戦略的価格と見るのが妥当なよう。
これ、事の発端はどうやら東京の?
オタクの集団が訪れてブリ丼の写真をアップしたのが起爆剤らしい。
最初のキッカケのツイート群は見つけられなかったんですが、上↑に並べたスクショの中にもアカウント名に「C103」と入っている人がいます。
これ、いわゆる “コミケ” の開催番号なんすよねw
ほかにもアカウントIDが鉄オタっぽい人もいたり。
この中の何人かを、他のツイート内容も追跡してみましたが、
・東京、大阪、名古屋、各方面から来ている
・半数以上が電車で来訪
・高岡、富山、金沢等でも観光している
・日帰り組も居るが宿泊組も居る
①一部フットワークの軽い有志オタク連合の団体が訪れ、飯テロツイート
↓
②持ち前の拡散力で一次バズり
↓
③トレンド入りして一般層にも流れる
↓
④氷見行けんの!? 美味そう! 俺も行こう!
↓
⑤氷見漁港食堂が売り切れになる大繁盛
↓
⑥周辺の別の店にも客が流れる
↓
⑦ついでに経由地でも観光していく←イマココ
↓
⑧近隣の漁港や、別の産業へも拡がれば
という、
被災地経済支援の初手のお手本ムーヴが展開されているワケで。
現時点ではごく一部ピンポイントにしか恩恵が無く、持続力が必要というのもそうなんやけど、それでもこれは現地の人達へのメッセージ性として非常に力強いのではと思う。
これ、過去にも大きな災害の時に度々発現している現象なんですが、
こういう時、オタクの行動って恐ろしく的確な事がある。
彼等は、本質的な所を見抜いて押さえる目があり、動くべき時の行動力(情報収集力と企画力も含む)とメリハリつけた金の使い方を心得ている。
“推す” と決めたモノへの注力には妥協が無い。
横の繋がりも意外とあり、直接繋がっていなくても漠然とした仲間意識で協調する側面も見られ、発信力を持った個人・団体が行動すれば拡散力もある。
そして
基本的には自分が楽しむのが大事 なので打算が無く押し付けがましくない←これ重要w
わかってやっているのか、たまたまなのかは謎だが、
「支援しよう」「被災地のモノを買おう」とか綺麗な言葉で言うより、
単純に “美味そうなモノ” を見せるのが一番人の心に響くんですよw
本人達も「コレ美味ぇぇぇ!」とプチ贅沢をハシャいでいるだけかもしれないw
でもそういう単純な喜びの感情が拡がるのが、一番皆幸せ。
私見であり、違う見解もあるだろうけど、
彼等の行動はカッコいい。
ただし、当該地域はあくまで “被災地” ですので。
その辺のTPOは考えてから行動しましょう。
Posted at 2024/01/22 14:00:24 | |
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