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Red13のブログ一覧

2015年09月29日 イイね!

9月の読書

9月の読書2日前の半徹夜活動が響いたのか、
昨日の朝からなんか喉が痛くなり(ワタクシ、いつも喉風邪)、
休憩時間に病院行ってきたらしっかり扁桃腺腫れて熱出てましたww
上司にゴニョゴニョ言って昼で早退してきましたです。( ̄ε ̄;)





とりあえず薬飲んで素直に寝てましたが、
…なんでこう、体調不良で寝てる時って、
全然時間進まないんでしょうかね。
「あれ?まだ2時間しか経ってないやん」的な。
浅い眠りでずっと寝てるのも逆にしんどいじゃないですか(;´∀`)←





という言い訳をしておいて(笑)、
ちょっと早いですが 「9月に読んだ本」 、
今月はちょっと少なくて3冊だけです…
といっても、内2冊が600頁超え(しかも1冊は、元々上下2巻だったのを纏めた版)です。(;´∀`)















 マーク・グリーニー 『暗殺者の復讐』 (2013)


活字部第1回で紹介したグレイマンシリーズの4作目。
相変わらず、この著者の(或いは、この訳者の)文章は読み易い。結構内容詰まってるのにスイスイ読める。
が…毎回…この…ダサい邦題はなんとかならんのか…ww

当然と言えば当然ですが、毎回テーマが異なってマンネリな展開は無く飽きません。
CIAの特殊工作員だったが、本人にも不明の理由でCIAから「発見次第射殺」対象とされ、闇に生きているコート・ジェントリー
初作「The Grayman」では、彼の首にかけられた賞金を狙う数々の抹殺チームを撃退しながらヨーロッパを横断し、敵の拠点に乗り込んで人質のロリータ姉妹を救出する、という王道のストーリー。
2作目「On Target」では、雇い主から与えられた不本意な任務で、アフリカのとある国家元首を誘拐しての一大市街地戦。
3作目「Ballistic」では、南米のとある家族をギャングの抗争から守る為に奮闘し、その中で背中を預けて戦った女性とぎこちないロマンスを見せたりも。
後半の、狡猾なギャング親玉をジワジワと追いつめて行く様にワクワクします。
※サラッと書きましたが、ジェントリーはほぼ常に満身創痍ですw

また全てに於いて、非常にリアルな検証や取材に基づいて描かれているので、
決してスーパーマンではない人間臭い“コート・ジェントリー”が実在するように感じられるのも魅力。
3作目で初めてハッキリと“そう描かれ”ましたが、一応全作それぞれに“ボンドガール”的な存在も居ます。



そしてこの4作目「Dead Eye」。
今度は影武者が現れます。
大物なんだか小物なんだかよくわからない“デッドアイ”と名乗る男。味方のようだけど胡散臭さがプンプン。
「いやいやまてまてジェントリー、そいつ絶対怪しいやろw」と、思わず読みながら呟いてしまう(笑)。
疑い、欺きながらも部分的に共闘し、取引し、利用しながら利用され、徐々にボロが出て化けの皮が剥がれていくデッドアイ。
ジェントリーとはまた違った意味で非常に人間臭いデッドアイ。この対比も一つの見所ではないかと。

そして今回、ジェントリーが今まで一貫してきた「悪いヤツしか殺さない」の信条が遂に実って、最後に、小さいけれども強力な味方を得ます。
それが次の第5作へ繋がるわけで。



このグレイマンシリーズ。
メタルギアや、コールオブデューティー等のミリタリー系ゲームをやったことの有る方なら
絶対のめり込みます。オヌヌメ。(*´∀`)b















 クレイグ・トーマス 『ファイアフォックス』 (1977)


「最高速度マッハ5、レーダーを無力化し、ミサイルを脳波で操作するソ連の新型戦闘機
 Mig-31 コードネーム FireFox」


東西のパワーバランスを一気に崩すこの存在を、「奪取せよ!」という、至極シンプルな話(笑)。




と、ここで先に解説を。

作中でも大きく扱われる「レーダーに探知されない」、つまり今で言う「ステルス性能」については、
世界初のステルス機と言われるF-117が、正式にその存在を公開されたのが1988年。(初飛行が83年)

また、作中では架空の機体として描かれる「Mig-31」、同じ名前の現実のMig-31が実戦配備されたのが1980年頃。
作中の架空のMig-31は「FireFox」というコードネームですが、現実のMig-31は「FoxHound」。
また現実のMig-31にステルス性能は無く、最高速度もFireFoxの半分程のマッハ2.8とされます。

この作品が世に出たのは1977年。
F-117もMig-31もまだ存在していない時代。(軍内部の極秘計画としては動いていましたが)
その時代に描かれた“近未来”であり、
しかし「マッハ5」や「脳波コントロール」といったモノは21世紀の今に於いても充分に“近未来”の要素です。
なので。
この小説は今の時代に読んでも充分に面白いしワクワクします。
「レーダー波は無力化できるけど排気の熱を赤外線探知されたらモロバレ」という作中の描写が、
F-117を既に知る身としては微笑ましい部分です。( ̄▽ ̄;)
(まぁ…ジェットエンジンである限りは、マッハ5なんか出そうもんならどーやってもドエライ排熱になるでしょうから、どのみち完全なステルス性は得られない?)




前半の「潜入」、後半の「脱出」に綺麗に別れているのがわかり易くていいです。
前半は前述のグレイマンシリーズの様な、スリリングな“スパイの潜入過程”が続きますが、
主人公はあくまでパイロットなので、潜入工作的な部分は素人同然。この辺りがなかなか面白い。
そして、この唯一人のパイロットを潜入させる為に協力する…というか、
ストレートに表現すると「捨て石になる人々」の割り切り、ドライさ、プロフェッショナルさ(ソ連体制へのやりきれない怒りの裏返しでもある)。これぞハードボイルド。
またソ連組織の体質も入念に調べられていて、KGBとGRUの縄張り争い的な描写もあり、ミリタリーを齧ってる人ならニヤリとするはず。
(このあたりは、後述する『プロテウス・オペレーション』でのゲシュタポとSSの描写も近いものがある)
コレが、東西冷戦まっただ中の77年に、イギリスで書かれた本だというのが凄い。
エースコンバット等のフライトシューティングゲームをやってる人にもオヌヌメ。(*´∀`)b


あ、ちなみに、こないだの「プロの素人RedXIII vs Mercedes-Benz R230 SL」は、この『ファイアフォックス』からのオマージュですwww


…どーでも良いけど、もひとつついでに言えば…
Mig(ミコヤン・グレーヴィチ設計局)と言いながら、表紙イラストの機体はどう見てもSu(スホーイ設計局)系デザイン…(笑)














 ジェイムズ・P・ホーガン 『プロテウス・オペレーション』 (1985)


これが元々は上下2巻だった本。の新装版です。

J・P・ホーガン嵌ってます(笑)。
この人の本は論理性と意外性に満ちていてひじょーに面白い。

で、先月読んだ『リッパー』の項で「ホーガンがタイムスリップ物書いたら面白いだろうに」とか言いましたが
コレがソレです。実はあの時既にこの本は入手していました(笑)。

『リッパー』のタイムスリップがただのファンタジー、論理的根拠一切無しのご都合主義で、それが凄く不満だったのですが、
この『プロテウス・オペレーション』のソレは「そう!そう!そうだよね!そうなるよね!!」と、心中で手を叩きながら読んでました。



物語は、1974年、二次大戦でナチスドイツが圧倒的勝利を収めた世界から始まる。
ヨーロッパ全土はナチス支配下にあり、連合国は北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3国のみ。
それが全て飲み干されるのももはや時間の問題。
アメリカはJFKの指揮下、過去の世界へ精鋭部隊を送り込み、歴史の流れを捩じ曲げんとする“プロテウス作戦”を発動
1975年から1939年へ、12名の部隊が“跳んだ”。




…75年のアメリカにそんな技術あったのかよ?結局コレもファンタジーやんw
と思われるかもしれませんが…そこはちゃんと仕掛けがありますので大丈夫。(;´∀`)



以下ややネタバレになりますが、







作中の世界には実はもう一つ、2025年の世界があります。
1974年の世界のナチスは、実はそれ以前から、2025年の世界からの援助を受けていた結果世界支配を掴んだ。
そして、遡った1939年の世界の時点で既に、ナチスには2025年からの“門”があった。

プロテウス部隊の最大目標は、そのナチスの“門”の破壊です。

ただ、ナチスと2025年との“門”は、既に双方向の移動が可能ですが、
プロテウス部隊(=アメリカ)の装置は1974年にしか無いため、双方向化するには、跳んだ先の1939年で同じ装置を作らねばなりません。
装置の部品自体は1974年から持ち込むので、組み立ては問題なかったのですが…どうにも1974年と接続できない。
ここで、ホーガン印の科学的・論理的な仕掛けが入ります。
それをバラすと致命的なのでそれについては触れませんが…
この部分の究明に、作中で登場するのがアインシュタイン。
本作には多くの実在人物が登場しますが、特にアインシュタインの立場は大きい。

タイムスリップをトンネルに例えた場合。
入口と出口は同じ世界なのか?
同じ次元なのか?
同じ宇宙なのか?

いわゆるタイムパラドックスについてどう考えるか、という所ですね。


『リッパー』のタイムパラドックスは「変えた所だけ変わる」ものでした。
誰かが未来から過去へ入り込んで何かしら過去に干渉しても、“世界”そのものは変わらず、基本的に“同じ未来”へ繋がって行き、戻ってきても以前と同じ環境がそこにある、という形でした。『リッパー』は。


ホーガンがそんなヌルい話を書くわけが無い(笑)。
未来から過去に“本来存在しない要素”が混入した時点で、その世界は既に別の世界(宇宙)に変容している。
その“混入した要素”が例え何もしなくても。“混入”しただけで既に世界は変わっている。
(量子力学に依る多元世界解釈)

つまり、プロテウス作戦は、過去に介入して歴史を曲げるけれども、
その曲げた先の未来は、最初にいた1974年には繋がらない。
1939年で何をしようが、1974年のJFKがナチスの脅威に怯える世界は何も変わらない。

プロテウス部隊にとってそれは想定外だった。
作戦が進行するにつれ、“懸念”が徐々に輪郭を持っていく中で、それでもなぜプロテウス部隊のメンバーは作戦を続行したのか。



 “戻るべき場所”とは何なのか?
 自分の居場所とは?




この作品のテーマはそれに集約されると思う。
ある意味、哲学的な物語です。

700頁近い大作ですが、なぜ元々2冊だったのをわざわざ1冊に再編したのかよくわかる。
物語が非常に入り組んでいて情報量が多く、更に技術面の科学的解説等も入り、頭の中での処理がなかなか大変。
“面白くなる”下巻に入る前に、上巻で挫折してしまう人が多発すると思われwwwww

読解難易度は高いと言わざるを得ません。
これに比べると『星を継ぐもの』シリーズのなんとスラスラ読める事か(笑)。

が、深くて面白い。
とてつもないスケールの大きな仕事をやろう、という時なのに
いやむしろ、そういう時だからこそ、個人的な小さい部分がより重要なのかな、と。

















で、今読み始めた次の本は
コレまたホーガンの時間SF『未来からのホットライン』。です。(*´∀`)

…が、
『プロテウス』よりも5年前に書かれた作品で、
序盤から『プロテウス』への布石になる概念が出てくるので、
……読む順番間違えたかなこれは?(笑)
『未来からのホットライン』→『プロテウス・オペレーション』と読んでいけば、
読解難易度はいくらか下がりそうです。
Posted at 2015/09/29 19:43:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2015年09月27日 イイね!

Red13の一番長い日

Red13の一番長い日

↓本日のBGMは
 Red13 In SAN-NO-MIYA
 Yokohaman In ROYU
 Nagoyan In ROYU
 的なアレで(笑)。











2015.09/27



00:05 に家を出ていつものお山へ。



途中、某NAの人に闇討ちされるも逃げ切る(笑)。















02:00頃、麓の吉野屋で『ベジ牛』を食す。
言わば「野菜炒め丼」。
ヘルシーアピールしたいんだろうけど、炒め油がギッシュなのであんま変わらんと思うw










171で西宮方面へ。

昆陽あたりからバイク5台程の○走族の集団と並走。
ハタチ前後っぽい若者達。
無駄にスロットルを煽るのはいつの時代も共通らしいが…それもごくごく控えめで…
赤信号でちゃんといちいち停まりよるしww
綺麗に一列走行ww

おまいらには心底ガッカリだぜ!wwwww(;ノд`)=з





43で更に西へ。

















03:15頃、ハーバーランド付近到着。
んが、ポートタワーもモザイクもホテルオークラも、消灯してたらなんも見栄えせんな…(笑)
というわけでちょっと戻って、交通量皆無の一方通行地帯でロケハン。










「お」と思って停めてみたけど、イマイチ見栄えがしなかった某銀行の前。







ん?
なんだアレは?
なんか変なのあるぞ?












というわけで、このオブジェと戯れてみる深夜03:30。







ドーーーーーーーン!!w

























…うん。
構図取るのが難しかった。いじょ(笑)。




















続いてすぐ近くの大丸前へ。







全国の「○ぐっちー」さんへ捧ぐ。













↓これは、構図決めた瞬間セピアにしようと思った。







↓ヨーロピアンホラー映画的イメージ















15分くらいあーだこーだやってたと思いますが
途中、タクシーが1台通っただけ。
それも、撮影してるのを見て嫌がらせでわざわざ通った様な感じww















04:00頃撤収、芦屋方面へ戻る。

コンビニ寄ったりしながら、05:00頃芦有着。







5:20頃、日が昇る。













正にこんな写真を撮りたくて
夜通しの“お山ハシゴ”を(年甲斐もなく)決行したのでありました。
余は満足ぢゃw













































































06:00頃、“裏”へ。












するとそこで、なんだか激しく見覚えのある黒い影。





コレハ…イワユルヒトツノ…レイノカノウセイトシテ…

























激しくDéjà-Vu(ディェジャヴュ)!!ww


















そして、話の流れでシレッとTest Drive♪(*´∀`)



数日前インディさんと2人でヴッタマゲーションしたA45 AMGをチョイ乗り!
KOBE X5 さん、ありがとうございましたっ。┏○





…正にオン・ザ・レール…( ̄д ̄;)

破綻する素振り皆無。
なんか電子制御が色々やってるのがアリアリと判る(笑)。
我が赤ターボがけっこーヒヤヒヤヒラヒラズルズル走ってる領域で
何の危なげもないwwwww なんぞこれwwwww 反則アルネ〜(`ε´)

…でも。
X5さんも言われてますが、
「ただ速いだけで、つまらん」。
正直な感想は正にそれ。

人間とは、かくも「無いものねだり」な業の深い生き物なのかww
真理である(笑)。























08:00頃展望台へ。

あ、Dekottoさんだ!(・∀・)
ご活躍は拝見しておりますが、遭遇するのは初めてでございました。
気さくにお話して頂いてありがとうございました。










車を停めてすぐ横に居たお方から
「あ、赤インプさんですね、昨日(インディさんの)ブログで見ましたよ」



ヽ( ;;゚;ж;゚;;)ノブッ



盛大に噴くwwwww
(waketonさん、ありがとうございました 笑)








そしてこちら↓
“朝芦有”に来る為に、わざわざ東京から一泊で来られたどうかしちゃってるNAロドのお方。



横の『RS』ステッカーは、
もちろん『ロードスター』ではなく『レン・シュポルト』!!(笑)(☆∀☆)











































個人的 今日の(*´д`)ハァハァ はこちら。
お名前お聞きしそびれましたが…996GT3です。













このなんともエロカッコイイ羽根に(*´д`)ハァハァを禁じ得ない。



(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ



(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(;´д`)ヒィヒィ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ(*´д`)ハァハァ



(*´д`)ハァハァ…






























と、ひとしきり(*´д`)ハァハァしたところで



 <<前略>>







 <<中略>>



こんな素敵なマッスィーンに乗せて頂く光栄!(・∀・)







sumi73 さん、ありがとうございました。(*´∀`)
「PとFとLと姫路 に関する一考察」がオモロかったです(笑)←
またお会いしたらヨロシクお願い致しますっ。┏○






















キイロイトリに群がる人々の図(笑)。







途中、名古屋からのツアーバスが来たりして。
なにも知らずに“プチモーターショー会場”に放り出された人々が
景色そっちのけでクルマに見入る様はニヤ(・∀・)ニヤですね(笑)。
今日の夜明けの写真をお見せしたおねいさん、見てますかー?(笑)











そんな感じで10:30頃下山し、
メシ食って雑用して15:30頃帰宅し、
今の今まで写真整理とブログ作成に勤しんでいた一日でありました。(;´∀`)
ほぼ徹夜w
そーぜつに眠いですw

おやすみなさーい。(;ノд`)=з



Posted at 2015/09/27 20:24:02 | コメント(5) | トラックバック(0) | 芦有 | 日記
2015年09月23日 イイね!

赤と黄色のランデヴー

赤と黄色のランデヴー



復旧以来2回目の芦有。





今日はとあるお方と待ち合わせて、ムフフなお楽しみ。(σ≧▽≦)σ
ちょっと余裕コイて寄り道してたら時間ギリギリになってしまたw





















↓寄り道。 朝日を浴びて黄金色に輝く『ホテル若水』







常識的な画像調整だとこんな感じ↓












あ、今回の写真は全体的に画像加工 “濃いめ” です(笑)。










更に通り道で“オテル・ド・ヅラタカラ(本物)”











と、ここで「展望台、到着なう」と入電。Σ(°Д°;)
急いで駆け上がります(笑)。





Σ==┏(; ̄д ̄)┛





駆け上がってる途中にまた入電。
「てか、誰もおらんがな♪」www
連休最終日、皆様もう疲れて家で寝てる感じですかぁ?´・ω・`





















ソソナコソナデ展望台とうちゃこ♪

待っておられたのは…










































この方でつ!(*´∀`)ゝ














individualさーん。\(・∀・)/





今年のオートメッセの時に初めてお会いしてご挨拶させて頂きましてのソレ以来で、
(その節は素敵なフォトグラフをありがとうございました)
2日前にワタクシの方から「遊びませんか」とずーずーしくメッセ致しまして、
「シランガナ!」と快諾して頂いて、アリガタヤアリガタヤ(笑)。









しかしまぁこのサイズ比較ですよ(笑)。







あ、後ろに停まってる黒いのは
こちらもお久しぶりでした、KOBE X5さん のAMGです。





スマートを展望台に置いたまま、インディさんは僕の赤ターボの助手席に。
A45 AMGと2台で“裏”へ向かいます。





KOBE X5さんとは、まだジュリエッタに乗られていた時に何度か“因縁の対決”をさせて頂いた間柄(笑)。
その時は僕が余裕コいてましたが、
なんかA45は化け物らしいと風の噂に聞いております。((((;゜Д゜))))












案の定…










見事に“怨念返し”されましたwww



完敗に乾杯www
A45のポテンシャルにインディさんもヴッタマゲーション。(°Д°;)
100馬力のスペック差以上に、色々とハイテクメカ(と時代)の差がある!












そんな所へ、峠ハイヤー(笑)のMillion11さん登場。



僕がなかなか芦有に行かない(仕事で行けない)もんだから、
来る度に毎回、誰に会っても「ご無沙汰してます!」と言ってる気がする。σ(´∀`;)










ところで、道路の対岸から写真撮ってる時に気付いたんですが。
ここのキロポスト標識(?)の、この謎の弾痕



…もしかしなくても飛び石ですよNE?(笑)((((;゜Д゜))))
裏側には傷一つ無かったのでw
















一旦展望台に戻って、今度は黄スマ号でブーーーーン。⊂(*^∀^)⊃











ワタクシ、スマート初体験。









あーあーもう!
インディさんったらヤンチャなんだから!!www






あ、いや、このミステリーサークルは我々が行った時には既に有りましたので念の為ww





ここでインディさんと
「SNSに於ける交友、そのオンとオフの間に潜む闇、に関する一考察」を熱く議論しましたwww





展望台への帰り道はスマートを運転させて頂きました。(* ゜∀゜)
Upとか、500とか、アルトとかと同じパターンの変速機ですのね。
ペダルの遊びがすんげぃww
なんだか楽しい車でありました。(・∀・)


















展望台に戻って来ると、いつもより少なめながらも「芦有、休日の朝」の風景が今日も在ります。





























あ!ヨーロッパ来た!Σ(°Д°;)









新旧ロータスの共演。




















フサフサ号と私。
















そんな感じの朝芦有。







早起きすると一日が長いですね(笑)。




















赤と黄色二台で下山して…










こんな景色の場所で…














ラーメン♪









そして再び「SNSに於ける(以下略)」再燃!www





















最後に三田までプチツーリングしてお別れしました。















individualさん、今日はありがとうございました。(・∀・*)
次回は是非M3で! シランガナw











































individualさんのブログはこちら







Posted at 2015/09/23 23:16:57 | コメント(5) | トラックバック(0) | 芦有 | 日記
2015年09月22日 イイね!

彼岸花とか

彼岸花とか1週間の代車生活も終わり、赤ターボ復活です。…とりあえずボディは(笑)。
脚のOHがまだ返ってこない。( ̄ε ̄)











今日ではないですが。
代車返却直前に、完全突発であつぼんさんとマクドでお茶してました。
最近のマクドは併設のカフェでケーキ売ってたりするのね!?((((;゜Д゜))))
もはや何屋?w












今日はちょいと実家に行く用があったので
朝、山を越える前にちょろっと彼岸花でも撮ったろうかい、と。
テキトーロケハン、5分程のやっつけ仕事で『今年の彼岸花』いっちょアガリww





変に舵角付けたのが蛇足だったな…( ̄д ̄)
逆に切った方が良かった。














フラッとこんな所へ寄ってみたり。














デデデデルタデターーーーーー!!












“ヨノコン”で一服して。
(誰が言い出したか、箕面のお兄やん達の間では「余野のコンビニ」略して「ヨノコン」と呼ぶそうな)













給油&洗車して、本日終了。












明日は朝芦有行きます。










写真メイン、文字少量のブログは楽でいいな!ww



Posted at 2015/09/22 19:20:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2015年09月20日 イイね!

ダルマを求めて3000秒


灰色の空模様をそのまま落とし込んだような、蛍光灯を切った薄暗い店の中はランチタイムと呼べる時間が終わろうとしていた。
最後の一組が箸を置き、思い出したように窓の外を気怠げに眺めている。
一瞬とは言え、またあの雨の中をクルマまで走る事を思っているのだろう。
その最後の一組が出て行き、店の中は雨音と、油が切れてキィキィと悲しげな鳴き声をかすれさせる天井からぶら下がった扇風機と、どこからか入り込んだカメムシが時折飛ぶ時の硬質な羽音が微かに響くだけになった。
厨房は既に火が落ちて、奥の冷蔵庫の前で黄色いビール箱をひっくり返した上に大股で座ったコックが紫煙を燻らせながら新聞を読んでいる。

朝からの雨のせいか今日は客が少ない。
とはいえ、多い日でもここのテーブルの半分も埋まる事は無いけれど。と、重ねた食器を片付けながら女は自嘲した。
観光地の近くではあるが、中心からは離れた場所。
田舎の幹線道路沿いに立つ、よくある寂れたレストランだ。
高度経済成長のモータリゼーションの盛り上がりと共に、全国で一斉に立ち並んだ「ドライブイン」の成れの果て。
何十年も前には連日、街道を行くドライバー達で賑わっていたと聞く。
だが女がこの店で働くようになった頃には、既に時代に流された抜け殻のような今の状態だった。
しかし、同様の店の多くがもはや廃業している中、まだ細々とながら続いているのは良い事なのだろう。と思うようにしていた。

店の外でエンジンの始動音がした。さっきの最後の客だろう。
耳障りという程ではないが、普通の車に比べると大きな音だ。
反射的に視線が音の出所へ向いた。黒い平べったいクルマだった。
女は車の事はあまりわからない。自動車メーカーの名前など10個も言えないかもしれなかった。
だが、その車の顔(というか“鼻”)に付いていた大きなマークは知っていた。
ベンツだ。ガイシャの高級車だ。それ以上は知らない。
田舎の生活でそれ以上の情報は必要無かった。
女にとってはそれ以上の興味を誘うものでもなかった。
こういう場所で働いていればそう珍しいものでもない。平凡な日常の背景の一部でしかなかった。
既に頭の中では、今日の仕事がこのまま終わって少し早めに帰れるかどうかの皮算用が弾かれていた。
週末からの連休は少し忙しくなるかもしれない。今の内に少し楽をしてもバチは当たらないだろうと思った。



だが、どうやら今日はツイていないらしかった。
“黒い平べったいベンツ”が出て行った数分後に
入れ替わるように“白いずんぐりした車”が入ってきた。
女は内心舌打ちした。

“白いずんぐりした車”から男が一人降りてきた。
女は何かどこか損したような恨めしい気持ちで、新しいおしぼりを取り出し、
個人的な心情としては“招かれざる”と言えるその客が店のドアを開けて入ってくるのを、貼り付けたような愛想笑いで待ち受けようと視線を戻した。
しかし男はそこに居なかった。一瞬、虚を突かれて視線が泳いだ。
だがすぐに見つけた。
その男はなぜか道の向こう側に居た。傘も差さずにこの建物を見上げている。
手にしたカメラかスマホか、この距離では判別できないが、とにかく写真を撮っているようだった。
女は、網膜に映ったその映像が電気信号となって脳へ送られ、その映像に意味付けが成された瞬間、自分の中にささくれ立った感情が起こるのを感じた。
この寂れたレストランがそんなに珍しいか。
もしかしたら「田舎の潰れかけメシ屋マジヤバいww」なんて文章を添えて、今まさにネットに投稿しようとしているのかもしれない。
昨今はそういう“程度の低い”輩が多いと聞く。
ちょっと都会に住んでいるからと、こうやって田舎に来ては笑い者にしようとする。
そういう目をしている客も週に何人か程度は現れるので特別珍しいというわけでもなかったが、目の前でその振る舞いを見せられるとやはり心中穏やかではなかった。
記録写真の撮影に満足したのか、何喰わぬ顔でこちらへ渡ってくるその男の表情はサングラスに隠れて読めない。
そんな相手でも客は客である。今日の最後の仕事がこんな客かと思うと嫌気が差した。



だが、その男は遂に店には入って来なかった。
どうやら隣の自販機コーナーに入ったようだ。
まったく…紛らわしい所に車を停めて…と女は内心毒づいた。
しかし、隣の自販機コーナーも女の働く店が管理しているのだった。
そして、その自販機コーナーにはちょっとした秘密がある。
もしあの男が、その“秘密”を嗅ぎ付けて来たのだとしたら、あの行動にもいくぶん納得が行った。
女は胸騒ぎを覚え、レストランと自販機コーナーを隔てている「従業員専用」と書かれた木目の扉へ大股で、しかし音を立てぬようにつま先立ちで近付き、蝶番が嫌な音を立てぬように気をつけながら扉を少し開いて、隣の部屋の様子を窺った。









 ~ ~ ~ ~ ~









「ダルマ」「うどん」という僅かな手がかりから推測されるのは、
おそらく目標は飲食店であり、となると「ダルマ」が指すのは店名である可能性が高い。
そう結論づけた私はカーナビゲーションアプリという文明の利器を駆使し「ダルマ」という単語を近隣検索してみた。
Hitした。
…だが、どうだろう。
こんなに簡単に推測できる目標を J が指示するだろうか?
…罠の可能性がある。

だが今の状況では情報が少な過ぎて他に手掛かりは無い。
他に選択肢が無い以上Hitした地点に向かうしか無いが、何かしらのトラップがあると思った方が良さそうだ。
幸か不幸か、Hitした目標地点は近かった。一時間と掛からず到達できるだろう。
… J の狙いは何だ?
送信者は J を装っている別人である可能性も考えられる。
目標へのこの近さ。明らかに私の位置を把握した上で誘導しようとしている。
わからない…

私は心中の不安を拭うようにワイパーの動作を一段階早めた。
雨は降り続いている。
まして、今日の機体はいつもの愛機ではなく勝手が違うのだ。

 昴 BS9型、通称 -遺産- 。

今日はこの新型機の評価試験の為に、夜明け前から極秘任務に当っていたのだ。
どこで情報が漏れたのだ…?
いや、だが今考えるべきはそんな過ぎた事ではない。
今現在の状況分析と、直近の事象へのシミュレーションに注力すべきだ。
しかし…冷静になればなるほど状況は悪い。
小回りの利かない大型機。土地勘の無い場所。悪天候。
チェックメイトだ…
これでは自分から狩られに行くようなものではないか。
私自身が -遺産- になるのは御免こうむりたい。



不意に、ブラインドコーナーの向こうから爆音と共に黒い影が躍り出た。
鼓動が一気に跳ね上がる。脳内に覚醒成分が分泌され、情景がスローモーションで見える。
脳が映像を処理するより早く、ソレが “アヴナイ車” である事を直観した。
今最も出会いたくなく、出会ってはいけない相手であると悟った。
ワイド&ローなシルエット、明らかにアフターパーツと見えるLED装飾灯を備えた威圧的なマスク、煌びやかな大径ホイールに薄いタイヤの組み合わせ、そして何よりとりわけ存在を主張し嫌でも目に入る大きな Silver Arrow Emblem 。

 Mercedes-Benz R230 SL !

それもおそらく 65AMG
万事休す。
罠だ。刺客だ。「オワタ\(^o^)/」だ。
こんなものが相手ではBS9型など、スズメバチに狙われた芋虫のようなもの。
私を消す為にこんな刺客を送り込んでくるとは…
過大な評価を頂戴しているということで名誉と受け取っておくか。
だが、私とてやすやすと殺られる気は無いさ。

左手の指先でパドルシフトを軽く一度引き上げる。
カコッと小気味よい音の後、低い唸りをあげリニアトロニックがその駆動比率を変動する。
チェーン式とはいえ所詮CVT。このダイレクト感の無さは、好き嫌いどうこうの話ではなく戦闘機としては問題外である。瞬発力のカケラも無い。
だが今は此れの性能に頼るしかない。
幸い相手は対向だ。サイドターンして追撃してくるにしてもコンマ数秒の内に広げられる相対距離は小さくない。
ましてやウェット路面。
最低限のロスでのスピンターンはもちろん、最適なトラクションでの加速にも相当の技量が問われる。刺客の操縦に綻びが出る事を祈った。

最初にして最大の突破口であるこの数コンマの間に、出来得る限りのマージンを得るべく右足を床まで踏み込むが、なんとも呑気な反応を見せるBS9型である。
「後ろから蹴り飛ばしたくなるような」という陳腐な形容詞が脳裏に浮かんだ。
黒いMercedes-Benz R230 SL と最も接近するその刹那に相手のコクピットを見やるも、薄いスモークを貼った相手のウィンドウと、私と刺客の間を隔てる二枚のガラスの表面に踊る水滴に阻まれ、相手の表情はおろかシルエットも定かではない。
一呼吸の間に後方へ流れ去る黒い影。
その黒い影に赤い光が灯り、影がいびつに形を変え、やがて二つの白い光りがこちらを向いて輝くその様を見届けようとサイドミラーを凝視した。
ミラーの中の影が小さくなってゆく程、それは私が生き残る可能性が大きくなっていく事を意味していた。

…おかしい。
一流の刺客であれば、スレ違うより前にいち早く追走体勢を取るべく反転動作に入る筈だ。
黒い影には遂に赤い光が灯る事なくミラーから消えた。
…なぜだ?
刺客ではなかったのか?
そんな馬鹿な。あれほどまでに禍々しい瘴気を放つ機体が一般市民であるなどと…
いや、私を油断させる為のfakeかもしれぬ…
しかし、訝しみが消えぬ心とは裏腹に、私の躰は緊張の糸が切れてだらしなくシートに沈んでいた。
安堵とも自嘲とも思える乾いた笑いが無意識に漏れ、アクセルペダルを踏み込んでいた右足が脱力した。










 ~ ~ ~ ~ ~









約束の地で私を待ち受けていたのは『昭和の衝撃』だった。

ナビゲーションが示す地点に「ダルマ」は在った。







『昭和』の空気満載のこのフォントはむしろ斬新にすら見える。
「本当に営業しているのか?」と思わせる薄暗さ。
そのただならぬ雰囲気に気圧され、ひとまず遠巻きに偵察することにした。







…しまった…あんな場所に機体を停めては中から丸見えではないか…
Mercedes-Benz R230 SL との戦闘で気力を使い果たし、考えが回らなかったようだ。
こんなことでは“プロの素人”失格ではないか。このミスが命取りにならなければ良いが。

しかし、外観を観察しただけでは中の様子は読み取れない。
やはり潜入するしかないのだろうか。

意を決して踏み込んだ「ダルマ」の中は、人影が無いにも関わらず騒々しかった。
周囲の壁に並んだヴィデオゲーム、スロットマシン、クレーンゲーム等が自己主張する音が重なり合った喧騒だ。







『昭和』臭著しい、荒いドットの麻雀ゲーム。“いかがわしい機能”を搭載した仕様かどうかが重要だが、確かめる気にはならなかった。







既に“使用”された形跡があったからだ。
























そして私は見つけた。

「うどん」を。









J が指示した目標はこれに違いあるまい。

恥ずかしげもなく筐体全面に『昭和』感を押し出し、あまつさえ公然と対価を要求するとはなんと傍若無人な Vending machine だろうか。
もう少し慎みというものを持ってほしいものだ。
だが今はそんな個人的な感情に惑わされているような時ではない。
これは任務だ。最優先指令だ。そして今正に私の目の前に最終目標が在る。
仕方あるまい、私とてプロフェッショナルだ。貴様の要求する対価を呉れてやろうではないか。
「べ…べつに、アンタの為じゃないんだからねっ」
…どこかで変な声が聞こえた気がした。

私は “自分の財布” を取り出して250Yen分の硬貨を探った。
なんということだ。この SHO-WA Vending machine め、領収証ボタンが無いではないか。
これでは J に経費の請求が出来ない。
さては J め、全てわかった上で私を嵌めたのか。やはりあの男は信用ならんな。






…む
10Yen足りない…







Ohhh!! Fxxk'n bitch!!
この SHO-WA Vending machine め、1000Yen Bill を don't accept だと!?
こんな融通の利かない PONKOTSU machine 今すぐ破壊してやる!!

私が衝動的に “獲物” を掴もうと、上着の下に潜ませたホルスターに右手を伸ばした瞬間、
奥の扉が開いて店員と思しき女が不安げに顔を覗かせた。
私は上着の内側に右手を入れたまま静止した。
この女、…出来る。
自信無さげの小心な使用人を装って申し訳無さそうにおずおずとしているが、冷たい視線で私の動きを縫い付けている。
それに、状況に介入したこの的確なタイミング。偶然にしては出来過ぎている。
ここは下手に動いてはいけない。女の出方を待つしかない。

「あのぅ…そちらに、両替機がありますので…」

あくまで私を “客” として扱ってまだ泳がそうという事か…
その一言だけ告げると女は扉の向こうへ消えた。
ふむ。監視されているのは明白だが、“客” 扱いされている内は安全だろう。
そう判断した私は、女が言った両替機の正面に立った。




…どう見ても『昭和のゲームセンターにある両替機』だった。




もはや監視されている事などどうでもよくなるくらい脱力した。
何かに打ちのめされた私は、もはや作業的に Vending machine に250Yenを投入し、
27秒よりは短い時間で出て来た “最終ターゲット” と対峙した。
















 蒲鉾キレテナーイ

















だが、意外に、案外、予想より美味かった。









































































この文章はフィクションです。




















 ー 解説 ー


このドライブインダルマは、その筋では「自販機の聖地」として有名。
このうどん自販機は「川鉄自販機」という物で、1970年台から稼働しており、
2015年現在、営業稼働しているのは全国でここだけだそうです。



…なーんて知った風に説明してますが、
「宮津行ってるならダルマ行っとかな」と、じょじょから言われて今回初めて知ったんですけどね(笑)。


詳しい情報はこちらをどうぞ



Posted at 2015/09/20 22:25:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | Mr.Xからの依頼 | 日記

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