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2017年11月30日 イイね!

~紅き蒼空の昴~ 【岡国】2017.11/24

~紅き蒼空の昴~ 【岡国】2017.11/24エーット…

ソンナコンナデ…










11/24(金)に(赤ターボで初めて)岡国走ってきたYO!( ゚д゚) の件。
…既に1週間経ってますがw

例によってまたクッソ長いので十分覚悟の上でお進みくださいw








岡国は、今年の4月5月に他人のクルマ(爆)で走ったことはありますが、
自分のクルマで走るのは今回が初。



岡国は知り合いもいっぱい走っているし、ワタクシの周りでは鈴鹿派より岡国派が圧倒的に多いのもあり、
筑波よりももっと具体的な "力試し" になるので、実際かなり楽しみにしておりました。
とはいえ、岡国は結構なハイスピードコース。
ウチの赤ターボは基本特性的には “まったりGT” だし、ワタクシのカスタム方針は "お山スペシャル" 。パワーを捨ててトルク偏重のセッティングです。“踏みッパ” な場面は息切れしちゃう子です。
そんなクルマでは正直岡国は厳しいんじゃないかと事前に憂いておりました。
…が、んま、そこについては後程(笑)。





基本特性の話ついでに、ウチの子、GH8というクルマについてちょっとおさらい。



 「STIではありません。ただのターボです」
 EJ20ターボの中で最もショボいEJ20Xという眠いエンジンを積んでいます。
 タービンもレスポンス重視の小さいのです。
 (その辺りの詳しいことはこの方のこのブログをご案内致します)
 ミッションも5速です。ノーマルのブレーキなんか【フロント2pot リア片押し】ですw
 GRB(STI)に比べて優れているところは100kg軽いことだけです。




そんなGH8で、GRB・GDB・VABと互角に走れたら カッコエエやん?(*°∀°) というのがワタクシの根源の動機ww



なので、「GHであること」を捨てる弄り方はしない。
ウチの赤ターボはエンジンもタービンもノーマルです。ブーストアップも無し。GTウィングも無し。
履いてる靴も、サキトで8Jの235。普段のお山は7.5Jの225。
ブレーキは今まで散々苦労したので一応ブレンボを入れてますが、それだって所詮ふつーの4pot。
トータルして別にスペシャルなパーツは何も無いです。
エアクリなんかノーマルですよw





…という、独り善がりの拘りを展開し続けて、早4年。
ある意味、今回の岡国は “赤ターボ” のこの4年間の集大成ですね。






























のんびり行って、某チームのピット後方にちゃっかり席取り。
ワタクシはメンバーではないですが、なんやかんや複数人と親交があるので片足突っ込んでるようなものでして。( ̄▽ ̄;)











なにやら怪しいタイヤを履いている…










このBMW顔のレガシィ、後で試験に出るので覚えておくようにw
あ、ワタクシのタイヤはいつもの71Rです。










1曲目から最高潮のドラミ(え?w)





後ろを走っているレースカー'sの爆音で殆ど聞き取れずw















ソンナコンナデ、1本目。







サーキットブログ恒例の疾走感BGM(笑)
























51台も居て、全然クリアが取れない…





そんな中、前も詰まらずミス無くイイ感じで走れていた序盤のラップ。
バックストレート後半、ヘアピン手前。当然アウト側からアプローチするわけですが、
そろそろブレーキングというタイミングで、ミラーに青い影。
かなりの速度差で迫りながら足元からすんげぇ白煙あげてフルブレーキでインに突っ込んでくる。
…ぉぃぉぃ…それロックしてんじゃねぇの?( ̄Д ̄) 止まれんのか? 絶対突っ込んでくるやん…
"ええブレーキ" 過ぎて、熱入ってない間は全然効かんってヤツちゃうの?そんなんで最初っからゼンカイすんなよ…
こっちがふつーに自分のラインでターンインしたら横っ腹に突っ込まれるのが見え見えだったので
しゃーなしアウト側に大回りしてラインを譲ってあげましたが…
せっかくのアタックラップを台無しにされたという感情。
悪意ある妨害ではないのかもしれないけど、それなりのクルマに乗るならそれくらい解ってるんちゃうん?

それでカッチーンときてしまったワタクシ、オトナゲ無いオトナ。
リボルバー〜パイパーでベタ付けして左右に振る(爆)。






その現場を激写されてた件(爆)






その後エンケイの下で譲られましたが。
ゴチャついてるから皆イライラしてるよね〜…


















その後もクリアが取れないままタイヤはタレていく(笑)。
パイパー立ち上がってエンケイブリッジの先に7~8台の団子が見えたときのあの絶望感よwww

















こうなるともう、セッション終了間際のファイナルラップ作戦。
2周ダラダラ流して時間を稼ぎ、残り3分でアタック。

















それでも完全クリアは取れず。
モヤモヤの一本目でした。( ̄▽ ̄;)



レガシィで2回走った時の手応えから、事前に自分でタイムは予想してたんですが、
まぁとりあえず53秒はいけるんちゃう?と。
条件揃ったパーフェクトラップで52秒フラットくらいかな、と。









ドンピシャやないかいwww
この日のトラフィック(特に皆が意気込む朝イチという)状況を考えれば上出来かなと。( ̄▽ ̄;)























































ほんで2本目。











コースインをわざと10分程遅らせて時差アタックを狙うも、大して変わり無しw
相変わらず “納得の1周” は取れず。
たまたまレベルで、ほんのちょびーっとだけ更新。( ̄▽ ̄;)











この2本目のタイムが3本目の模擬レースのグリッドに。
















ちなみに、バックストレートの最高速度は180km/hくらいです。
直線ではSTIやM3にガンガン抜かれますww
てぇかE90系M3、すんげぇ伸び良いのねアレ…

他のクルマの車載を見るとSTI系で190〜200km/h、
ポルシェやBMWでは220km/h超えなんてのも居たりして…
置いていかないでぇぇぇ〜〜〜!!⊂⌒~⊃。Д。)⊃
…このあたりでEJ20Xというエンジンを痛感するんですよね。(;´∀`)
「コイツほんとにタービン付いてんのか?w」ってくらいw
せめてレガシィ(EJ20Y)のカムが欲しい…















ちなみに、模擬レースは8周です。
国際コースをゼンカイ8周というのはなかなかタフ…
ブレーキもたんやろなぁ…(;´д`)
すぐにグリッド並べが始まるので、とりあえず昼飯。














ん?天津風さん?( ̄▽ ̄;)






























はい。試験に出る BMW顔のレガシィ です。
見た目だけじゃなくて中身も手ぇ抜いてません。
ヘッドこそレガシィのEJ20Yのままですが、ブロックをGRBのEJ207、タービンはGT2835で450ps!!
今回Sタイヤ投入で50秒切り達成。
「なめんなよ レガシィ!」(笑)











ワタクシは4列目8番グリッドから。











1台前のGVB、実は S206
プレミア限定モデルをサーキットでガチ踏みする心意気はスヴァラスィ。
が、ワタクシの目の前にそんなのが居ると、下剋上精神のムズムズを禁じ得ないwww
密かに内心ロックオンw















いよいよコースイン。

あ、ちなみに。
ワタクシ、ロガーはおろか車載すら撮ってないので、全て記憶を頼りの再現文ですw
走り方も、あまり理屈はコネないエモーショナルドライヴィングですのでw

















後ろにこんだけズラズラ並んでるってぇのはなかなか良い気分じゃのぉ♪(*´∀`)←







































以下、ながーい再現レポートなので、面倒な人は二つ先の写真までスクロールどうぞw










フォーメーションを終えて、シグナル待ち。
周りの空気のピリピリ感が半端ない。



シグナルレッド。
全ての目が一箇所を睨み、地響きのような咆哮が轟く。
ブラックアウト。
限界まで張り詰めたエネルギーが堰を切って放たれる。





前のS206がスタートミス、一気に右から並びかけてそのまま1コーナーへ突入。
チラッと左を見ると、3ワイド、場所によっては4ワイド。
正に濁流。阿鼻叫喚。
前も後ろも横もとにかく窮屈。アクセルを踏むことよりも、とにかく無事に切り抜けることだけに集中。順位を上げるのは抜け出してから。



インベタで1コーナーを切り抜け、そのままウィリアムズ(2コーナー)のアプローチはアウト側。
幸い右には誰も居ないのでまだ気分的に楽。真後ろにはS206が至近距離で追従。
2コーナーの右端を通過するべく慎重にターンインし始めた瞬間、
視界の左隅にクルマのテールが見える
ワタクシの左後ろ、3ワイドの真ん中?に居たインテグラがゆら〜りとスピン。
マジかよ!?Σ(((;゜Д゜)))と思うも、こちらが半車身前に出ていて、あちらのスピン速度も遅かったので
このまま前に出れば当たらない!とそのまま進路だけ見据えて右の縁石沿いに抜け出す。

ワタクシは幸い影響無かったですが、インテより後ろに居た人達は一歩間違えば多重クラッシュだったハズ。
1台も接触が無かったのは奇跡かと…
しかし、内心「よっしゃこれで後ろはもう来ない!(°∀°)ラッキー♪」と思ったのも事実(爆)。



モスエスからアトウッドあたりで、もうほぼ大勢は落ち着きワタクシたぶんこの時点で6番手?
スタートで(AWDとFRの差で)抜いたE90M3に裏ストレートであっさり置いていかれるwww( ゚д゚)ナニソレ
1周回ってくるころには先頭集団のSタイヤ軍団はみるみる遠ざかり、
ワタクシの周りの世界は、すぐ背後に居るS206のみ。



これもまた直線ではあちらの方が速いんですよ。(; -´ω`-)
3周目か4周目に裏ストレートで並ばれて1車身ほど抜かれましたが、あちらが周回遅れに引っかかり(というか、そうなるように敢えてラインを空けたw)、ヘアピンのブレーキング勝負でワタクシが内側に居たりと、
偶然に見せて、実は計算しての間接的なブロック(笑)。
「タイムアタックとレースは違うのだよ!!(# ゚д゚)」
ゆーても、コーナーで詰められる訳ではないのでストレートだけちょっと気をつけていれば良いだけでしたが。
こっちはもう「如何に周回遅れをパイロンに使うか」を考えて走ってました(性格悪い)。
ただ、車重が100kgは違うので、ブレーキングのアドバンテージはこちら。並ばれただけでは抜かれないという気持ちの余裕♪











やはり5周目くらいからタイヤもブレーキもタレ気味になるも、思っていたほど辛くない。
正直最初は8周走りきれるか自信ありませんでしたが、「これはイケんじゃね?」と思う。
そうなると、もう意地でもなんでも絶対S206には抜かせねぇ!!(°Д°#)(笑)
…とは言っても、もうこの頃にはそんなに至近距離でもなく、プレッシャーを楽しむ余裕が出てきてました。



5周目と6周目だったかに、
ブレーキが死亡した青いクルマと、タイヤがタレたっぽい白いクルマをパスして4番手に。



もう何周目かわかってなくて、
「もう無理!もうキツい!」と思ってストレートに帰ってきても、
無情にもコントロールポストに旗は無くww
「もう1周あんのかよー!!(´Д`)」と叫ぶw




最後の2周はもうブレーキもタイヤもかなりお疲れ。
ブレーキ抜けたら怖いから2速まで使ってエンブレで減速。
滑るタイヤをデフで強引に喰わせていく感じで、“美しい走り” とは程遠いw





















それでも、8周、約15分を走りきれたという達成感と安堵。
ウチの子、思ってたより強いじゃないか♪(°∀°)



成り行きで勝手に目の敵にしたS206も、
スタートからフィニッシュまで、お互いを視界に捉え続けてゼンカイBNYし合ったという事でリスペクトの気持ちがある。
レースの順位はワタクシが上でしたが、ベストラップはあちらの方が速いですから。



しかしまぁ…
ずっと後ろを見て走っていたせいで、
前はずっとクリアなのにベストタイム更新してないwwwww
ブレーキングポイントがメタメタですね。







楽しかったから良いんやけどね。(*´∀`)










それに、このレースリザルトを見ればニヤニヤが止まらない(笑)。



















敢えて言おう。





下剋上 完了!!(*°Д°)ゞ





GH8の野望、此処に成就(笑)。
このクルマとの4年間の集大成。





ベストタイムでは何台にも負けてますが、
"レースを走りぬく強さ" は、ワタクシにとってはタイム以上に価値があると思う。
クルマの総合力と、ドライバーの駆け引きの勝負。
最終的に得た4/46というポジション。
たぶんこれ、ラジアル車で最上位なんじゃなかろうか。GC8のタイヤ見てないからわからないけど。





















とはいえ。
今回のベストタイム 1'53,294 には勿論満足していません。



このまんまであと1秒はイケるし、
レガシィとの違いで一番痛感したのがダウンフォース不足。
特にマイクナイト(最終一つ手前)が顕著。
レガシィはあそこをベタ踏み全開で行けたけど、ウチの子はどうしてもアクセル抜いてしまう。
やっぱりハッチバックの泣き所ですね。リアの接地が足らない。
マイクナイトの通過速度はそのままホームストレート速度、ひいてはモスエス〜アトウッドまで響いてくるので
あそこを踏み切っていければもっとタイム短縮できるかも。
GTウィングつけたら51秒台もイケんじゃね?( ゚д゚)



「羽根つけたら負け」と思ってるけどwww
ワタクシの赤ターボはサーキットメインじゃないですから!w
お山戦闘機ですから!w















ナニハトモアレ。





無事に走り終えました。































んで、冒頭の話。
岡国にはパワーが足りないんじゃないかとか、それ系のアレ。



実際、今回とある人から言われました。
「そのクルマ(STIじゃないのに)なんでそんなに速いんですか!?( ゚д゚)」
それに対する明確な答えはワタクシは用意できませんが…
とりあえず「乗り手の頭がオカシイからです!(°∀°)」って事にしとくかw










今回の走行会だけに限らず、また、岡国だけに限らず、
結局どこでもいつでも、リザルトの上位にいるのは軽いクルマじゃないです?
重量級ハイパワーがトップタイム出してる事って、ほぼほぼ見た事ない。



ウチの子は、1.3tなんで絶対的には軽くはないですが、
イマドキのクルマの基準から見ればまだ比較的軽い部類に入る。
GR/GVやVAと比べたら約100kg。
今回もブレーキングポイントの差でそれを実感しましたし、最後までブレーキがもったという事実も。



パワーが無くても、直線で負けても、トータルでは同じ。か、それ以上。
やっぱそれって、カッコイイやん。

ワタクシの場合は更に色々自分で "縛り" を設けているマゾ野郎ですがw










まぁ、たぶんそういう事なんじゃないのかな、って。
ある程度のパワーは軽さでチャラにできる。
ウチの子の速さはターボの速さでは無いです。





ってのが、4年掛けて言いたかった事かもね!w(°∀°)ダハハハ















あるいは、ウチの子の速さの秘密はコレかもしれません。











"紅くて3倍" なのでサイコフレームを搭載してみました♪(°∀°)ダハハハ




























Posted at 2017/11/30 22:00:32 | コメント(11) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2017年11月28日 イイね!

11月の読書

11月の読書
はい、岡国まだですよw
読書感想文にお付き合いくださいw
ワタクシも早く岡国ネタ書きたいんですけどね、
じっくり腰を据えて落ち着いて書きたいと思うので、
先に片付けるモン片付けておきたいというアレです。
でも、子供の頃は夏休みの宿題は完全後回しで放置してるタイプでしたがw















 ジョージ・オーウェル 『一九八四年』 (1949)


ジョージ・オーウェルは読んどかなあかんやろ、と。
ちなみに、ハルキ・ムラカミの『1Q84』とは関係ありませんw


<ビッグ・ブラザー> 率いる “党” が全てを支配する全体主義的近未来。
“共通の敵” を作り出し、それに対する憎悪で団結心忠誠心を煽る憎悪運動
言葉を単純化して語彙を減らし、反体制的な思考をしにくくさせる新言語ニュースピーク
公私を問わず人々の言動をあらゆる場所で監視するテレスクリーン。その実働部隊、思考警察
過去の記録を改竄する真理省、反体制的人物を拷問し修正する愛情省。架空の経済効果を報道し、実際は最低限の配給制度を管理する潤沢省。経済は回し続け、しかし個人に富は与えない、その最適解として架空の戦争を展開し続ける平和省
党が黒と言えば白も黒。紛れもない黒。しかし、それは後に覆り白とされる事もある。その時、それが黒だった事実は存在しなくなり、最初から白であり続けた。

真理省記録局に勤務し、歴史の改竄を仕事としている主人公ウィンストン・スミスは、以前より、完璧な服従を強いる体制に不満を抱いていた。
彼はある時、同じ党員ながら奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、伝説的な反体制派 <ゴールドスタイン> が組織したと噂される地下活動に惹かれるようになるが…



共産主義が究極に行き着くところはこうなのだろう、という世界。
本作が発表された1949年は、正に共産主義の全盛期。
作中の <ビッグ・ブラザー> の描写がスターリンに酷似しているのも偶然ではなかろう。

今21世紀に生きる我々がコレを読んでも、あくまでフィクションとして読める(とはいえ、今の日本にも幾らか通じる部分はあり、色々と考えさせられる)が、オーウェルはどんな気持ちでコレを書いたのだろうか。
差し迫った脅威、起こりうる未来。
しかしその時 “東側” ではこれは既に現実だった。
…そして、北の将軍様の所は今もコレをやっているワケで。

Red13指定 必読図書。















 シェイマス・スミス 『わが名はレッド』 (2002)

『Red Dock』


はい、出オチですw
古本屋で見つけて、あらすじすら確認せずにタイトルだけで買いましたww
ジャンル的にはミステリーなので普段から読んでる領域。
コレはイッとかなあかんでしょw


孤児院育ちで犯罪組織の幹部になった主人公が、
自分が孤児院に入る原因となった人々に壮大な意趣返しの復讐をするお話。



…と言うのも、この作品の発表の少し前90年代に、アイルランドの多くのカトリック系孤児院が伝統的に虐待を行っており児童の強制労働所のようなものだったという事が暴露され、当時の首相が謝罪声名を出した。
それに絡めての社会派ネタが根底にありつつ。
中盤から飛び道具的な展開になり、また主人公のドライな性格も相まって、ふつーの物語とはひと味違います。
「ふつーやったらそこはこうするでしょ!?」って所を色々と外してくるw
…が、それも全て、読み終えたときには合点が行く伏線。

完全にネタで買ったけども、意外性のあるストーリーで楽しめました。















 スティーヴン・ハンター 『魔弾』 (1980)

『THE MASTER SNIPER』


以前読んだ『Jack the Ripper』モノが面白かった…というか「この作家は頭が良いな」と思ったので他の作品も読んでみたいとずっと思っていたのですが、
なにぶんスティーヴン・ハンターというと、所謂 "スワガー・サーガ" の連作の数が凄いので、なかなかそれをイチから手を出すというのが気が引ける。シリーズ物の良し悪しですね。
ので、何か単品が見つかったら良いのに、と古本屋を物色していて見つけたのがコレ。
ハンターのデビュー作で御座います。


物語の始まりは1945年1月。つまり二次大戦末期、ナチス統治下のドイツ。
ドイツの敗色が濃厚になるなか、ナチス親衛隊は持てる力の全てを結集して、ある作戦を実行に移そうとしていた。
作戦の中心人物は、武装親衛隊一の狙撃の名手 レップ中佐。
一方、偶然にその作戦を察知した連合国側の戦略事務局に属するリーツ大尉とアウスウェイス少佐は、わずかな手がかりを辿って作戦の全容を明らかにしようと奔走する。
レップが狙撃しようとしている相手は? 作戦の目的は何なのか?



この作品(に限らず、ハンターの著作)の上手いところは、それぞれの人物、それぞれの陣営の視点をニュートラルに描いている点。
どちらかの思想に肩入れするわけではなく、事実として冷静に描く。
例えば本作では、ナチスドイツと切っては切れない "ユダヤ人強制収容所" に関して。
それに対する価値観を多くの立場で描いている。そして、どれも一個人の感覚としてリアルさを持っている。
脇役の個性も非常に際立っていて「いるいる、こういうヤツ」と膝を打つ。
とある脇役が終盤に重要なポジションに躍り出る、成長物語的な展開も流石の構成力。

またナチス物のある意味一つの安定感として、SSの徹頭徹尾の悪役っぷりがある。
ヒムラーという名前が出てくるとなぜか「あぁ来た来た」とニヤっとくるのは不謹慎か?w




Posted at 2017/11/28 21:00:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2017年11月27日 イイね!

土日のお話 吹田夜会〜お山〜走行会偵察

土日のお話 吹田夜会〜お山〜走行会偵察
岡国の話をお待ちの方、すみません、まだですw
その件は話すと長くなるwので、まずは土日の話を先に。










土曜は、前日の疲れがアレして昼過ぎまで爆睡してましてw
夜はワタクシにしては珍しく、オフ会的な場所に潜入しに吹田SAまで。

夏の高雄にお邪魔したスバル(VA/VM)のオフ会を、今回も楓さんと一緒に覗きに行くのが一応メイン。
んが、BMWの夜会カール大帝 が来られるであろうと思い、個人的にはそちらが第一目的。





スバル、BMWの他にもスーパーカー系やVOLVO、ハイエースまで集まっていてカオスな状況。
停めるトコ無ぇーー!( ̄  ̄;)
と思って、とりあえず一時停止したところに、
一人のお兄さんがエラい近さでワタクシのクルマをガン見してくる。
(なんやこの兄ちゃん…(°Д°#))と思っていたら…


ん……? なんかどっかで会った事あるような…? もしかして…?


GH8からVABに乗り換えた ゆう@turboさん でした。( ̄▽ ̄;)











意外な所で久しぶりに(元)GH仲間と会えて、VA放ったらかしてGH談義に花が咲きましたw
もうちょっと早く着いてたら shiguさん も居たとか…
気が付けば、GHもどんどん居なくなってますねぇ…
寂しい半面、"皆の分まで走り続けたろ" という気持ちも強くなります。
前日の岡国の話も、結局は「GHでどこまでやれるか」なワケだし、GH乗りである事にはプライドを持っています。
…偉そうな事言うと、
そんなワタクシがGHで走り続ける事が、GHを降りてしまった人たちの誇りになれれば良いな、なんて。
ちょっとセンチメンタルになったのでした。
















続いて、
だいぶウロウロ探した末に カールさん を発見。(°∀°)











イワユル例のBNYTな話(謎)を展開しつつ、
再び、ワタクシによるワタクシの為のカラシニコフ強奪計画発動か?www
















5シリーズ、4世代並び!ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ







































そして、怖いもの見たさw で、ハイエースゾーンをサラッと通過してみるw













ザクみたいww
世界が違いすぎてオモロいww















んで。
実はこの夜はまだこの後がメインでして。











それが他人の無責任な願いとわかってはいても、
"Only Oneの存在" は、可能な限りいつまでも存在していて欲しい。
在るべき場所で、在るべき姿で。
その姿に懐かしさと安堵と誇りを覚え、口許が緩む。

























明けて翌日。
前夜の吹田で一瞬だけ目にした、"黄色いあの人" が某所を走るらしいという事で昼前に行動開始。
やっぱり日曜の真っ昼間の高速はなかなかヌトレヌフルですな…(; -´ω`-)











鈴鹿ツインのHAOC走行会。
このお方と…このお方とで結成した "とあるチーム"(謎) の初戦として、年明けのこのHAOC走行会を検討中なので、どんなシステムの走行会なのか見てみたかったのが第一目的。







うちの赤ターボによく似たのが居る…Σ( ゚д゚)
てか上の鷹目と合わせて信号機完成♪




ふらふらロールしながらパッシュンパッシュンいってるハイトワゴンが居る…( ゚д゚)w


このBRZさん。2日前の岡国と6/4のフリー走行の時も一緒だった。
そんだけよく走ってるのにクルマがチョー綺麗なのはワタクシには到底真似できない所業!(爆) マジ尊敬します!w
















そんなこんなで、
24日の岡国から(というか、その前夜のお山からw)25・26と、
クルマ三昧クルマ漬けの連休でございました。





サラッと書ける方から先に片付けて、これから本腰据えて岡国の報告書を書きたいと思います(笑)。
…んが。
月末恒例の読書感想文を先にアップするかもしれませんwww
岡国ネタは引っ張ってジラシて熟成させますよぉwww




Posted at 2017/11/27 19:19:16 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2017年11月13日 イイね!

いつもの芦有日報 2017.11/12

いつもの芦有日報 2017.11/12久しぶりの朝芦有。
いつぶりかと思ったらほぼ2ヶ月ぶり。(ノ゚Д゚)ノ
なんとか冬になる前に滑り込みセーフ?

サーキット準備でアレしてて足が遠のいていたのもあるけど、
もうちょっと別の要因もあったりするような。
それについては最後に。
















東からの登り口。
関東に比べて関西は紅葉遅い感じだよね。










いつも通り裏をお散歩してから。












事前に「今日行きます」言っておいたおかげか、
国王さんがピッと一声掛けていってくれました。(・∀・)/
















今日はなんだか、遠隔地ナンバーが多いような…
















ふつーに撮ったら↑こういう構図になりますが。
ありきたりでつまらんし、せっかく翼を跳ね上げてくれているので…











こんなんどーよ♪(°∀°)










某ウン億円のこのクルマも、
敢えてこんな風に切り取ってみる。
















「スーパーカー(;´Д`)ハァハァ」して、立派なカメラで必死にシャッター切りまくってるお兄さん達、
接写で激写しまくったって、そんなん誰が撮っても同じな記録写真にしかならんぞい。



























この黄色いおクルマ…なんか最近よく遭遇するような気が…シランガナ…



























国王さん♪































sumiさんの "こっちのカレラ" は初めてでした。
マルーンかと思ったら「茄子色」だそうです。( ̄▽ ̄;)




























で、"本日のオッサンホイホイ" はこちら。











敢えてL型に換装したR30。







マーチニスモのN君の同僚さんのお友達。つまり真っ赤な他人(爆)。
でもワタクシと苗字は同じ(笑)という方でした。




















そのN君のマーチと、Millionさんの蒼い稲妻。















トリはこの蒼い稲妻で締めますか。




















年内にあと一回来れるかな?と思いつつ。
でもやっぱりなんか、たぶん古株常連の方々は皆思ってる事でしょうけど、
ちょーっと波長が違う場所になってきてる感も否めない。エンスー系の方が減ってるよねぇ…



自分の知らない、クルマのディープな話を浴びて吸収する。小耳に挟んで耳年増になる(笑)。
そういう知的好奇心と、人生の肥やし的な愉しみ。
それが好きで通っている部分があるかな。



こうやってバシャバシャ写真撮ってはいますが、
ぶっちゃけ、クルマ(特にスーパーカー)にはさほど興味が無い…
最新マシン自慢は横目でチラリ程度で良い。



なんで芦有に行くの?っていうと、
「人」に会いに行ってるから、ですよね。
ここでしか会えない、し、ここだけで会うから意味があると思う。
連絡先なんか知らない人も何人もいますし、別にそれで良いと思う。
会えるかもしれないし、会えないかもしれない。
そういうアナログな繋がりを大事にしたい、と思うワタクシは時代に乗れない古い男か。




Posted at 2017/11/13 23:23:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | 芦有 | 日記
2017年11月09日 イイね!

「自分がブランドになれ」

「自分がブランドになれ」さて、今回のお話にクルマは出てきません。

強いて言えば、人生のお話。










ワタクシ、以前から休みの日にたまにフラッと お一人様ランチ をしに行っているイタリアンのお店があります。
スチーム野菜のバーニャカウダが売りで、ワタクシと同い年のイケメンのソムリエ Mさん がフロアを華麗に捌く、半地下の隠れ家的な店です。



いつもランチタイムのピークを過ぎた頃に行って、本など読みながらのんびりまったり、半分カフェ的な使い方をしております。
Mさんも “男一人” という客を面白がって楽しんでくれているようです。
元々、ワタクシの親戚がそのMさんのファンで、最初は親戚に連れられて訪れたのですが、
その後ワタクシもなんとなく波長が合うなと思って一人で通うようになりました。



そんなこともあり、
他の客が居なくなり、ランチタイムが終わって「Close」の札を表に出した後も、「ゆっくりしていってくださいね♪」と紅茶をオマケでおかわりしてくれたり、とても居心地の良い空間です。





















いや、
「でした」。










実は今年の春に、そのMさんが退職されまして。
ワタクシもそれっきり足が遠のきまして。
専任のフロアスタッフは居ないままでシェフが接客もするようになってる、という噂を耳にしておりました。










それがひょんなことから、つい先日それ以降初めて訪れまして。



いつも通り、遅いランチタイム時間。
噂通り、厨房の方がお出迎えしてくれました。

































相変わらず美味しゅうございました。





料理は。




















やっぱり、なんでかね、
店に入った瞬間に思ったんですよ。





なんか華が無い。





店の雰囲気が違う。
ふつーの飲食店になってしまった。
「ゆっくりしていこう」という気にならない。



見ていたら、どうやらフロア担当の女性が居たようですが、どうもパートのおばちゃんぽい。
服装こそソムリエーヌ的な黒いベストで決めてはいるが、所作に “何か” が無い。
客が引いた時点で着替えて「お疲れ様でーす」した模様。



料理のお味は相変わらず美味しい。
が、それ以外の所が色々と気になる。



料理の説明も、抑揚の無い事務的な説明。
厨房スタッフだから接客慣れてないとか、それは違うんじゃないか。

前は一皿毎に、使った食器も下げていたのに、
皿の上に置いたフォークを横に置き直されました。

…前から来ている客は、必ずこういう所に気付く。



フロアスタッフ一人でここまで店が変わるものかと。





















“お店” というのは誰の物か。
オーナーシェフの店だと当然そのシェフの店、という認識が普通です。
でも、シェフ一人では店は出来ない。
し、ぐるりと囲んだオープンキッチンの店でも無い限り、シェフが直接接客する機会は(基本的には)無い。

客を出迎え、サーヴし、フロア全体を見通し管理し、料理を出すタイミングを見極め、客と談笑し、客のニーズを探り提案し、その全ての動作所作声色にも美しさも備え、魅せる役者でもあり、店の顔になり、客を掴むのはソムリエである。

なぜか、それを認識していない料理人が多いらしい。
料理人には「俺の料理が美味いから客が来るんや」という意識の人が多いという。
(リアルな話、それは給与面に出てくるワケで)
厨房とフロア、それぞれ “プロの仕事場” として協力してリスペクトし合って盛り立てている店は見ていても気持ちが良い。
が、そういう店は少ないのが現実のようで。

Mさんが辞めた背景にもそんな事があるのかもしれない。
居た時はそこまで意識しませんでしたが、
居なくなってハッキリと「Mさんが居たから通っていたんだな」と気付きました。

残念ながらMさんの今の仕事は、酒を飲まないワタクシにはあまり足が向かない店でして(ワインバー)、
当初は昼間にランチ営業をするつもりだったのが、テナントの大家と契約内容で揉めて頓挫してるとかどうとか…
またフラッと寄りたくなるランチのお店をやってくれたらすぐ行こうと思うんですが、
なかなか世の中うまくいかないもので。
























「貴方が居るから行く」「貴方に会いに行く」と思われる人。
その価値は計り知れないと思う。


もう一つ言えば、それは「会いに行ける」事が大事。
その人が “現場に居る” から会いに行きたくなる。
店の看板にその人の名前が入っていても、事務所に引っ込んで居たんでは魅力も無い。
その人がフロアで輝いている所を見たいから行くのである。
(ただ、そういうファンの期待に応え過ぎて “やりたいこと” を見失うのもまたよくある悩み。ジレンマ。あっち立てればこっち立たず。それをどうバランスしていくのか。)










…そういう話、何も飲食業だけじゃないですよね。
クルマの世界でも同じだし、きっとどんな世界でもそう。



店のブランドに金を出すより、“○○さん” に金を出したい。
し、
願わくは、自分もそういう “指名されるブランド” でありたい。

「No.1にならなくて良い。Only Oneになれば良い」
…って昔の偉い人も言ってたじゃないですかwww

ワタクシがDr.hの所に通うのもそれですしね。
その人を信頼して預ける、託す。
その人から買いたい、とかそういう事。
こないだのドミンゴの話も同じ事。

昔、ワタクシが子供の頃。
親父が「自分がブランドになれ」と言っていた。
子供ながらになんとなく言わんとするところはわかったようなわからんようなだったけど、
…あの時の種はちゃんと根付いてますよ(笑)。






人情が全て、とは言わないけれど、
それを忘れた人には幸せはやってこないと思う。

“人を惹き付ける人” とどれだけ出会えるかが人生の味わいだなと思った。




Posted at 2017/11/11 10:00:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 思う事 | 日記

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