
かみさんも乗れる車をと買ったのに
「公園で昼寝とかしてそう」と揶揄されたライトバン号ことゴルヴァリⅥ コンフォートライン。
その後どうなっているのかをざっくり振り返ってみます。
「ソナス、ほどほどにね」
え、なんのこと?
「みんカラでVWゴルフは一大勢力だから。分かってるよね?」
だ、大丈夫だよ。もう褒めて褒めての褒め殺しブログですよ。
「最後余計!」
■汚いサイドバイザーと汚いメッキモールをなんとかしよう■
2010年式、走行距離4.5万Km、そしてCLというグレードを考慮すると不思議なくらいに安価で販売されていたこの車両、ゴルフヴァリアントⅥ型
コストがたっぷり掛かったⅤ型をベースに、Ⅵ型で加わった静音ガラスや高品質な内装が組み合わされたまさにいいとこ取りの車。
車中泊にも便利なダブルフォールディングもⅥ型まで。
少々もっさりしたデザインとシルバーの外観は確かに営業車チックだが、本物の営業車であるADバンやサクシードの同年式・同走行より安いとなるともはや中古車界の七不思議といってよいくらい。
なぜここまで安かったのかと思う理由は3つ。
1つはここしばらくのVWデータ不正騒動によるイメージダウン。
2つめは良く故障すると噂の乾式7速DSGの不安。
そして3つめは・・・この車両に見られた
"ひくほど汚い"メッキモールとそもそものメッキがあせてしまったプラスティックのサイドバイザー。
実車を見に行って萎え、でも内装の綺麗さに持ち直して買うことにしたのは前述の通り。
その後車検も取って無事手元に来て各種機関良好に可動することも確認。
残るは一つと、
サイドバイザーを剥がして磨くことにしたわけですよ。軽い気持ちで。
しかし。そこに待っていた物は
7時間という長い戦い!
今から新車買おうという皆さん。こんなものディーラーでサービスで付けると言われても断った方が良いですよ。
もしくは樹脂部がぼろぼろになって曇って汚くなってもずっと付けておく覚悟をするか。
■しつこすぎるぞ両面テープ!
このサイドバイザー。ネジかなんかで止まってると思ったらまさかの両面テープ。

それも、もともと綺麗だったメッキモールに遠慮無しにベチャリと貼りついているのです。
こんなものどうやって剥がすのかと近くのディーラーに聞いたら返ってきたシンプルな回答。
力だそうです。チカラ。一瞬耳疑いました。
ネットで調べるともう1アイテムとしてタコ糸が良いらしいのですが、無かったので下敷きを使用。
チカラですこし浮かせたところをプラスティックの下敷きを上下に滑らせながら切り進める形で剥がしていきます。この作業で約30分。
その後もごっそり残る両面テープに剥がしたことを後悔。この先が思いやられます(;´Д`)
まずはオレンジオイルのシール剥がし溶剤をたっぷり振りかけて、下敷きでこそいでみる。
うわっつべりするだけで変化無し。
そこでホームセンターにて神沢工業の
Peraを購入。
ポリカーボネートのブレードが頼もしげ!
早速試したところ・・・
おおっ!! 極薄ブレードが両面テープ跡を上手い具合に削いでくれる♪
ただし、根こそぎとはいかない。やはり暑さ、寒さ、雨、風圧に何年も耐えてきた両面テープ、そう簡単ではないのです。
あとは持久戦。オレンジオイルのシール剥がしをひたしてしばらくまってから柔らかくなった上面をPeraでこそぐ。
これを
6回ほど繰り返してようやく地肌が見えてきました。
しかしここからが新たな戦いの始まり。見え始めたクロームメッキの地肌はやはり、他の部分と同様に雨によるウロコ模様がびっしり。
そこで
「ピカール」で磨き倒していきます。
これがまあ、落ちない。
まったく落ちないわけでは無いが、とにかく時間が掛かる。
10cmの磨きに20分程。
結局かみさんにも手伝って貰って夫婦2人、休日の夜にひたすらメッキモールを磨く。サイドバイザー外しから
6時間かけてなんとか見られる状態まで持ってこられました。
疲れ果ててあんまり良い写真がないのですが後日撮ったこの写真で把握してもらえればと。
そんなこんなの夫婦共同作業でちょっと綺麗になったゴルフヴァリアント。
この
一件で距離が縮んだのか、最近はかみさんも運転するようになりました。
この間電車が止まった時など、片道30分掛かる始発駅まで迎えに来てくれたことも。
助手席でまったりの夢が徐々にかないつつあります。
そんなかみさんとお気に入りの
瀬音の湯に出向いた際、
駐車場にゴルフヴァリアント5型を発見。ルーフレールにタオルなんか掛けてて微笑ましい。
ふと見るとこの車、
サイドバイザーもなければクロームメッキも無い。
つまり苦労する要素無し。
トレンドラインっていうもっともベーシックなグレードのよう。そうだよな~、本来道具的な車なんだから
これくらい簡素でちょうど良い。
コンフォートラインとかいって、ちょっとイキって飾りつけて、ほんで大変な目に合わせられて。
ゴルフはベースグレードが一番というのはこういうことなんですね。
「おっ、ゴルフ評で定番のベーシックグレード賛辞だね。
よし、このまま綺麗に終わろうよ!」
そうそう、ゴルフの話ついでにずいぶん前のツーリングをアップしておくね。
「えー、嫌な予感しかしないよ~」
■勝沼ツーリング■
もう6月の話になっちゃうんですけど、
Nanajiroさん幹事で甲府の美味しい蕎麦とワイナリーをめぐるツーリングがあったんですよ。
相変わらず元気なマロゴン!
そして同じく元気なポルカプ和尚と
OZ教頭のRX8
昔乗ってたけどうちのはこんなに格好良く無かった気が?後期は違うね。
このとき面白かったのが皆セカンドカー持ち出してきて911は少数勢だったこと。ここに映ってる車が今回のメンツです。
とりわけ違和感が大きかったのがうちのライトバン号。スポーツ要素まるで無し。
その辺の営業車に紛れてしまい、すぐ前を走ってるにも関わらず見失われるという始末。
あげく、付いてきてるのかいないのか分からないから
今度それで来るときはなんかステッカー貼ってくること! とNavisukeさんから指令が下る。
この手の地味なライトバンを格好良くするステッカーをご存じのかたは是非コメント下さい(;´Д`)
ただ嬉しいこともあったんですよ。
そば屋から次のスポットまでの移動の間、広いし乗り心地良さそうということで
奥様方が全員このライトバンに乗り込むという奇蹟が!
長い人生とはいえ
人妻4人乗せて走るのは始めて!
わずかな間ですけどワイワイ賑やかで楽しかったですよ。
そして思うのです。
ドライブって本来これだよなと。
ツーリングって大勢で長い距離はしるんですけど、その道中は殆ど1人か夫婦2人の時間。降りてきたときだけ会話ができる。
いっぱい乗り込んでゆっくり山道走ってるミニバンってなにが面白いんだろう?と今まで真面目に思ってましたが、まったく逆なのかも。
武田信玄の菩提寺 乾徳山 恵林寺に居たおもてなし隊
メルシャンのワイナリー
綺麗なガーデンでティーブレイク
良く来てる気がする勝沼でも、行ったことの無い場所だらけ。
人にツーリング企画して貰うとこんな楽しみがありますね(^.^)
その後ぷくぷく温泉でゆっくり。晩ご飯まで一緒に過ごす。
殆ど一泊ツーリングのような濃い一日を楽しんだのでした。
おしまい。
「ちょっと! 綺麗に終わったつもりだろうけど、また途中でゴルヴァリを地味なライトバン扱いしてるじゃないか!」
「全ゴルフユーザーの怒りを喰らえ!」
ギャー!
(sonusの)おしまい
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2017/07/17 21:09:11