
先日、Poloさんのウォーターポンプ交換でディーラーに車を預けた時に代車でお借りしたのがゴルフのハイラインでした。
車を預ける前に代車は何が来るか楽しみにしていたのですが、まぁ同じPoloか6型のゴルフとかかなぁなんて思っていたらまさかの現行型のゴルフでハイラインじゃないですか!
しかもマイナーチェンジ後の7.5型ときました。
車検証で登録日を確認すると6月に下ろしたばかりで、室内にはまだ新車の香りが漂っていました。
これには驚きました。
最悪、軽自動車も想定していたのですが、ディーラーも自社のクルマの良さをアピールすべくこの様な代車を貸し出すのでしょうね。
せっかくなので、この代車生活を楽しもうと思い、一泊二日の代車生活を満喫しました。
仕事帰りに車を預けて代車を引取り
日が暮れる前と翌日は雨の予報だったので、車が綺麗なうちに記念撮影をしておきたくて、定番の撮影スポットにて撮影。
7.5型 ゴルフ ハイライン
代車は話題のデジタルメータークラスターやダイナミックインジケーター付のLEDテールランプも装備しており、その他の装備も充実していることから特別仕様車のテックエディションだと思われる。
完全に営業かけてますね(笑)
それまで私がゴルフに持っていたイメージは、Cセグメントのベンチマーク的存在であり、常にライバル達よりも一歩先を行く存在であるというイメージ
見た目は奇をてらわずぱっと見はおとなしい印象なので無難なデザインに見えてしまうところ
内装は特に興味もなかったので、まじまじと見た事が無く、作り込みのしっかりとしたインテリアといった認識程度
良いクルマであるという認識ではいたものの、それまでの私は特に動力性能の良いスポーツタイプの車種が特に好みであることから、大衆車である通常モデルのゴルフに特に興味はありませんでした。
興味があったのはゴルフRやゴルフGTIであり、昨年はゴルフRはDSGモデルのヴァリアントと6MTのハッチバックに試乗しています。
しかし、今回のハイラインの試乗でゴルフの凄さを思い知りました。
前日に新型Poloのハイラインを試乗しており、同じハイライン対決となった訳ですが、後からデビューしている新型Poloは普段使いで何の不満もなく使えて、6Rポロユーザーである私からすれば、先進機能満載で非常に魅力的なクルマに映りました。
しかしそれがゴルフに乗ると、明らかにワンランク上の上質感がある事に気付くのです。
車両価格が違うので当たり前なのかも知れませんが、ゴルフに乗ってしまうとPoloはやはり見劣りする部分もありますね。
ライバルと比べると価格も高めで、もはや大衆車という価格設定ではなくなってきていますが、それでもその価格以上に作りの良さを実感できるかと思います。
LEDを採用したフロントウインカー
7.5型になってこの形状になりましたが、光り方がとにかくカッコイイ!
ポジションランプとしても機能し、ウインカー発光時に切り替わる構造になっています。
7.5型にモデルチェンジして最大の変更点はこのダイナミックインジケーターだろう。
高級感溢れるデザインはクラスを超えたもの
ウインカー作動時の流れる感じが、これまた素晴らしく、滑らかに「にゅう~」っと伸びていく感じ。
昨今流行りのシーケンシャルウインカーですが、その作動時のモーションは各車様々。
流行りの機能をユーザーにアピールするために採用したクルマが多くなっていますが、作動時のモーションがカクカクした感じのタイプは見た目もあまり綺麗な印象ではないですよね。
ゴルフの場合はこれがとっても綺麗なモーションで作動するのです。
これは後続車にアピールしている感がありますね。
実際、自分もこの7.5型のゴルフの後ろに付いた時にこのダイナミックインジケーターを見て、これはカッコイイ!と思った装備でした。
高級感溢れるインテリア

運転席に座ってまず驚くのは、座った瞬間にこれはいいモノだと感じさせてくれる作り込み
スポーツタイプのシートを採用したハイラインは、先日試乗したPoloハイライン同様、疲れを感じさせないシート形状という印象
話題のデジタルメータークラスター 「アクティブインフォディスプレイ」を採用
メータークラスターに様々な情報を表示することが可能で、ナビ画面を写し出せるのが最大の特徴。
自分は古いタイプの人間なので、試乗前はこの最新鋭のアクティブインフォディスプレイ、カッコイイんだけど、メーターはやはり従来のアナログタイプの方がスポーティーでカッコイイし、あえて選ぶ様な装備でもないと思っていたんですよね。
でも実際に使用してみたら、そこまでの違和感もなく使いやすかったです。
気になったのはナビの位置
エアコン吹き出し口の下に設置されたナビ画面は、画面を見る時は目線をやや左斜め下に向けなければならず、これが意外と不便だった。
新型Poloでは、エアコン吹き出し口をナビの下に配置して、メーターと横並びになるように設置されている。
これだと目線の移動も最小限で済むし、何よりも見やすかったです。
ナビの性能はとても良いと思います。
情報もきめ細かに案内してくれるし、何よりも画面が綺麗です。
扱いづらいと感じたのは、ジェスチャーコントロール
ナビに手をかざして左右に動かすだけでラジオの選局等ができるという機能なのですが、どうもこのジェスチャーコントロール機能がうまく機能しないのか、画面が切り替わったりすることがなかなかありませんでした。これならタッチして操作してしまった方が早いと感じました。
翌日に撮影したメーターまわり

メーターの大きさやナビ画面の大きさを変えられます。

走行500km未満のまだナラシも終わらない新車を代車として貸し出してくれたディーラーには感謝。
エンジンはハイラインなので1.4リッターになります。
このエンジンがとても力強く、日常使いにおいてはまったく不満を感じることがありませんでした。
加速もスムーズで、Poloを試乗した時に感じたややガサツな印象も全くありません。
1.4リッターエンジンには気筒休止機能が備わり、必要ない時は2気筒を休止させてエンジンを動かしているのですが、その動作はアクティブインフォディスプレイにて確認出来ますが、表示されないと全く分からないくらいにスムーズに機能しています。
高速道路で試乗もしましたが、足まわりはさすがドイツ車
吸いつくような走りですね。
とても上質な乗り心地で、これには感動しました。
このクラスでここまで走りの良いモデルって凄いなと思います。
自分のPoloと比べると、高速道路ではより安定している感じです。
ただ、ステアリングの路面から伝わるダイレクト感はPoloの方が好きですね。
慣れてしまえば全く気にならないですが。
トランクスルー機能を備えたラゲッジルームは容量もあって使いやすそうです。
Poloにはトランクスルー機能もなく、容量も小さいのでこのスペースは羨ましいです。
撮影していたら次第に日も暮れはじめ、空が綺麗に焼けてとても綺麗だったので、記念撮影をしておきました。

綺麗な夕焼けでしたが、仕事帰りでスマホしか持っていなかったのがちょっと残念^^;
7.5型であまり好きではないのがこのリアビュー
メッキパーツを使用して高級感の演出をしたリアバンパー
これが個人的に好きになれない。
マフラーエンドを模した形状のメッキパーツはいっけん迫力がある様に見えますが、すぐにダミーだと気付くもの
肝心のマフラーはどこにあるのかと思いきや、バンパー下に隠れる様にセットされていました。
マフラーはデュアルタイプのマフラーが装着されていたので、それならば、きちんと見せてアピールしても良かったんじゃないかと思う。
マフラー音もなかなか心地よい音を奏でてくれるので、これなら7型のデザインの方がスポーティーで好みでした。

綺麗な夕焼けに癒された仕事帰りでした。
一泊二日でお借りしたゴルフですが、返却するのが名残惜しいと思うくらいとっても良いクルマでした。
クルマに乗ってここまで衝撃を受けたのは初めてでした。
全てにおいて高次元で作り込まれている印象なのです。
スペックだけ見てたらこの良さは絶対に伝わらないと思います。
ゴルフがこのクラスにおいてベンチマーク的存在である理由が良く分かりました。
ますますフォルクスワーゲンというメーカーが好きになりました。
次は新型Polo GTIに試乗してみたいですね。