
みん友の皆さんが小松基地航空祭のブログで盛り上がっている中、遅くなりましたがレッドブル・エアレース千葉決勝のブログをお届けしたいと思います。
いやぁ皆さんブログ上げるの早いっすね~(笑)
おそらくは自分よりももっと多く撮影しているにもかかわらず、数日でブログ上げてくるんだもの( ̄▽ ̄;)
自分の場合、仕事終わって帰宅するのが20時前
そこから風呂入って食事してやっと写真の現像に入るので毎日少しずつの現像
まぁ晩酌しながらやってるので途中で寝落ちしちゃうっていうのもあるんですが(笑)
前日の予選とあまり変わらない写真ばかりですが、今回から写真の載せ方少し変えましたので、パソコンで見ている方向けではありますが、今までよりも画質の劣化が少ないクッキリとした写真を見てもらえるかと思います。
台風の影響もあり、大会スケジュールが大幅に前倒しされた決勝
もしかしたら予選のみで決勝は中止になるんじゃないかとさえ思っていたので、前倒ししての開催にまずは一安心しました。
決勝はRound of 14、Round of 8、Final 4と行われ、最初のRound of 14は予選のタイムをもとに対戦相手が決まります。
室屋さんは予選5位、最初の対戦相手は予選10位のベン・マーフィー選手でした。
先に飛んだベンのタイムをもとにフライトする室屋さん
持ちタイムをみてもまぁここは勝ち上がるものだろうと思っていたら
ヨシムロヤ、まさかのRound of 14で敗戦
ええええ(;゚Д゚)
マジか!
しかし、まだ諦めてはいけない。
ファステストルーザーで残れる可能性がある!
敗者のなかでいちばん速いタイムを出した選手は次のRound of 8へ進めるのだ。
もうこの可能性に賭けるしかなかった。
まだあと6組のレースが残されているので、ここからはそれはもう長い時間だった。
年間総合優勝にもっとも近いマルティン・ソンカ選手
フリープラクティス、予選共に安定したフライトをみせつけ、予選も2位で通過。
決勝も順当に勝ち上がるものと思われた。
しかし、ここでまさかのソンカが敗退するという信じられない結果が!!
これには自分も「マジか~」って叫んじゃいました。
これでソンカの年間総合優勝は消えた訳で
あれだけ安定したフライトをみせていたソンカがオーバーGでペナルティを受けるとは。
室屋さんの逆転年間総合優勝を願っていた自分ではありますが、現状だとほぼソンカが年間総合優勝を獲得するのではないかと思っていたので、この結果には本当に驚きました。
そして更にもう一つ
室屋さんがファステストルーザーでRound of 8にコマを進めたこと
他の敗退選手が室屋さんのタイムを上回ることができず、室屋さんのRound of 8への進出が決まったのです。
この出来事により、再び年間総合優勝の可能性が巡ってきたのです!
決勝のスケジュールが前倒しされ、競技終了時刻も早まったことで、サイドアクトは見れないものだと思っていました。
前日に登場したUS-2やホワイトアローズも見れないものだと思っていたのですが、嬉しいことにこの日もやってきてくれました♪
前日とは逆方向からアプローチしたUS-2
これを2日連続で見れただけで幸せ~
千葉市消防局の「おおとり」もこれが見納め
レッドブルエアレースの登場は最後とあってか帰投する時は観客席の近くを過去と比べても今まででいちばん近くをお手振りをしながら通過してくれました。
ホワイトアローズも次はいつ見れるか分からないのでこうして見れたことが嬉しかったです。
Round of 8で室屋さんと対戦したのはフランソワ・ルヴォ選手
パイロンヒットをしてしまいタイムが縮められず室屋さんに敗退。
これにより室屋さんはFinal 4へ進出
いちどはRound of 14で敗者となるも、ファステストルーザーで生き残り、まさかまさかのFinal 4進出である。
ちょっと信じられないというか。
千葉のファンブーストなるものを感じずにはいられませんでした。
Final 4がいよいよスタート
これで全てが決まります。
Final 4は4人の選手が順に飛んでいちばん速いタイムを出した選手が優勝
最初に飛んだのはピート・マクロード選手
ここでピートがスタート直後にいきなりパイロンヒット!
パイロンヒットをすると3秒のペナルティが課せられるので、この時点で優勝は厳しい状況に

ちぎれたパイロンが翼に引っ掛かったままの様子が写ってました。
2番目に飛んだのは室屋さん
これが本当に最後のレッドブルエアレースでのフライトとなる訳で
ここまで来たなら3度目の母国優勝の姿が見たい!
ただそれだけを強く願ってました。
3番目に飛んだのはカービー・チャンブリス選手
レッドブルエアレースがスタートした時からずっと参戦している唯一の選手
年間総合優勝も2度獲得しているベテラン選手がこうしてFinal 4に残っているというのもなんだか最後のレースにふさわしいなと思ってしまいます。
タイムは室屋さんに及ばず
この時点で室屋さんは2位以上が確定。
そして最後に現れたのはマット・ホール選手
これがレッドブルエアレース本当に最後の最後
会場でBGMにGLAYの「XYZ」が流れ出したときには、自分が2015年から欠かさず観戦していたことがフラッシュバックして、もうねファインダー越しに薄っすらと涙目でした。
シャッターを押すのもまともに押せなくてまともに撮れていたのはゴールした瞬間のこの一枚。
昨年の千葉戦でもFinal 4に残り、最後に飛んで優勝しているマット
今回も優勝か?
果たして?
実はこの時、観戦している自分は室屋さんが年間総合優勝をする為の条件を把握しておらず
マットは無理をしないでペナルティさえ受けなければ年間総合優勝を獲得することが可能だったのです。
室屋さんが年間総合優勝をする為には、優勝が絶対条件で、かつマットが4位以下という条件があったのです。
ところが、Final 4で最初に飛んだピートが5秒ものペナルティを受けてしまったことにより、マットは失格にでもならない限り、3位狙いで普通にフライトすれば年間総合優勝が決まってしまう状況だったのです。
結果、マットはミスのないフライトをして3位入賞
念願の年間総合優勝を決めたのです。
室屋さんの応援をしていた自分ですが、マットの年間総合優勝には心から嬉しい気持ちになれました。
おめでとうマット!!
そして室屋さんが優勝を決めた瞬間でもありました。
母国開催で3度の優勝を達成したのは他にひとりしかいません。
絶対王者だったポール・ボノム氏です。
母国開催で優勝することはプレッシャーもあって相当難しいと思います。
まして今回は、いちど敗者となり、そこから勝ち上がって優勝ですからね。
最後のレッドブルエアレース
ドラマチックな展開があって本当に凄いレースでした。
レッドブルエアレースが終了してしまうのは残念ですが、エアレースが無くなる訳ではないので、今後は何か別の形でエアレースが再び始まってくれたらと期待しています。
最後に
レッドブルエアレースを2015年からずっと撮影してきてブログを見返すと撮影も上達したなというのも実感できますね。
最初の年なんてパソコンすら持っておらず、Wi-Fiでスマホに取り込んでそこからブログにアップしていましたからね(笑)
そこからもっと上手くなりたいという気持ちが強くなり、気が付けばクルマのSNSなのに、投稿するのは写真に関することばかり( ̄▽ ̄;)
センスがないので、人より時間もかかるし、遠回りしちゃってますが、ゆっくりと自分のペースで上達していけたらなと思います。
レッドブルエアレースが終わってしまってロス感がありますが、今後の楽しみは各地で航空祭を撮りに行けたらなと思っております。
かえってどうも!