「第87回土浦全国花火競技大会」に行って来ました。
昨年初めて土浦の花火大会を撮影したのですが、昨年はある程度時間に余裕を持って自宅を出発したつもりが、駅に着いたら物凄い人の数で会場に着くまでにだいぶ時間をロスしてしまったのです。
その為、場所の確保に非常に苦労して、自身が納得いく場所からの撮影とは程遠い場所になってしまったことが非常に悔やまれた撮影となってしまったのです。
昨年の反省から今年はシャトルバスの運行開始前に駅に到着し、ベストなポジションを確保して撮影することを考えて早い時間帯から行動を開始しました。
花火大会の開始時刻は18時からですが、私達が駅に着いたのが13時半頃
シャトルバスの運行開始が14時半からなので、余裕をもって到着しました。
早い時間帯から行動したこともあって、電車も空いていましたし、土浦駅に到着しても混雑していませんでした。
シャトルバスに乗って会場に到着したのが15時
花火大会開始まで3時間近くありましたが、もう一つのお楽しみでもあるお酒を飲みながら夫婦で楽しく過ごしていたら、あっという間に開始時刻になってしまいました。
今回の花火の鑑賞ポイント
土浦の花火大会は多くの鑑賞ポイントがありますが、そのなかでも自分がベストだと思うのがこの場所。
有料の桟敷席の裏側にある田んぼからの鑑賞が最高のスポットだと思います。
桟敷席の裏側に位置するので、桟敷席から鑑賞出来なくても、目の前で迫力ある花火を存分に楽しむことが可能なスポットなのです。
最高の鑑賞ポイントではありますが、田んぼなのでぬかるんだ場所も多く、前日に雨が降ろうものなら、水溜りも出来てぐちゃぐちゃになった場所へ入る必要があります。
昨年は前日に降った雨の影響で田んぼはひどくぬかるんでおり、最高の鑑賞ポイントであるにも関わらず、田んぼに入って鑑賞している人はほんの少数でした。
今年は絶対にこの場所から撮影しようと決めていたので、長靴持参で折りたたみのイスとテーブルも用意してキャリアカートまで購入して万全の体制を整えて現地入りをしました。
その甲斐あって無事に場所を確保出来たのでまずは一安心でした。
そして今回の撮影で活躍してくれたのが先日購入したトラベル三脚
移動の際はできるだけ荷物をコンパクトにしたかったので、軽くて小さなトラベル三脚は今回の撮影で初めて使いましたが、あると非常に便利なアイテムである事を実感しました!
スペックも耐荷重4kgとなっているので、カメラ本体に標準ズームレンズ程度なら全く問題なく撮影出来ました。
今後の旅行等で活躍してくれそうなので購入しておいて良かったです。
競技大会でもある土浦の花火大会は3部門で競われ
それぞれ
一発の美しさを競う「10号玉の部」
独創性を競う「創造花火の部」
そして2分30秒という決められた時間の中で音楽と花火による演出を競い合う「スターマインの部」
に分かれるのです。
土浦の花火大会は「日本三大競技花火大会」のひとつとして数えられ、そのなかで「内閣総理大臣賞」が授与されるのは土浦と大曲の大会のみとなっています。
花火師にとってこの内閣総理大臣賞を得る事が最高の栄誉であり、称号でもあるのです。
全国から集まった花火師による競技大会ということもあり、他の花火大会とはスケールが違います。
競技大会ならではの花火師さんの気合いの入った花火は見応えがあり、毎年多くの見物人が訪れる花火大会となっており、今年も75万人が土浦の会場に訪れた大会となりました。
しかし、既にニュースでもご存知の方も多いかと思いますが、今年の土浦の花火大会は開始約1時間で強風により中止になってしまいました。
更には不発になった花火が地上で破裂し、怪我人が出てしまった事もあり、安全を確保するのは難しいという理由も大きいと思います。
万全の体制を整えて撮影に望んでいただけに、中止のアナウンスを聞いた時は非常に落胆しましたが、安全性を確保出来ないと判断した大会本部の判断ですから仕方ないですね。
会場にいる時は怪我人が出ている事は知りませんでした。
その後ニュースで動画を見ましたが、近くにいた人達は相当怖かったと思います。
怪我人は出たものの、大きな怪我人が出なかったことが何よりホッとしています。
プログラムの半分ほどしか撮影出来なかったので、撮影した枚数も約100枚程度でした。
初めての場所での撮影だったので、プログラムの前半は撮影の感覚を掴むつもりで撮影していました。
それが後半のプログラムが中止になったことで、前半のみの写真ではありますが、大会の雰囲気が少しでも伝わればと思い写真をアップしたいと思います。
毎度恐縮ですが、、、
パソコンでご覧になっている方は画面を右にスクロールをお願いします。
画像が大きく表示されます。
土浦の花火大会を開始時刻前からこうして見るのは初めて
この場所からの撮影が初めてだったので、実際に花火が打ち上がるまではどんな感じでフレームに収まるのか不安でしたが、大会開始前に打ち上げられたレクチャー花火を見てまずはフレームに収まってくれたので一安心しました。
イベントで短時間の花火を撮影する事はあっても、まともに花火を撮影するのは今回で2回目。
不慣れな事もあり、前半は撮影の感覚を掴んで後半の撮影で煮詰めていく予定でした。
花火の打ち上げ場所は二か所から打ち上げられ、10号玉・創造花火は向かって左側から、スターマインは向かって右側からの打ち上げとなっています。
その為、撮影は三脚にカメラをセットした後、10号玉、創造花火の時はカメラを左側に向けて、スターマインの時はカメラを右側に向けて撮影するという結構忙しい撮影となりました(;^_^A
最初に現地入りをした時は向かってやや左側に場所を確保していたのですが、正面を向くとどうにも仮設トイレが入り込むのが気になってしまって後から右側へ移動しました。
移動した場所からカメラを左に向けて撮影すると仮設トイレと民家が写り込んでいるので、もし移動しなかったらカメラを右に向けても仮設トイレが写り込んでいたものと思われるので移動して正解だったと思います。
私が土浦の花火大会で楽しみにしている部門はなんといってもスターマイン!!🎇🎆🎇
2分30秒という決められた時間の中で演出される花火は見応えがあり、音楽に乗せて打ち上がる花火は感動的ですらあります。
なかでも特別に楽しみにしているのが、水戸が誇る花火師「野村花火工業」さんの花火!
毎年、地元、千波湖の花火大会でも打ち上げてくれる野村花火工業さんは過去に何度も内閣総理大臣賞を受賞した経歴のある花火師さんであり、要チェックな存在なのです。
因みに昨年の内閣総理大臣賞を受賞しているのも野村花火工業さんであり、スターマインの部で優勝、特別賞を受賞し、10号玉の部でも優勝、特別賞を受賞しており、これだけでも他を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスを演出してくれる事が分かるかと思います。
残念ながら今年は大会の中止により、見る事は叶いませんでした。
いつもなら、会場に到着するのは大会が始まってからだったので、場所の確保やら買い出しで慌ただしくて落ち着いて花火を見られる時間というのは実はそれ程多くなかったのですが、今年は実にゆっくりと花火を鑑賞する事が出来ました。
日中から飲んでいた事もあり、この時点で既にほろ酔い状態(笑)
気分よく撮影しております(笑)
用意周到に準備したことで、この場所から鑑賞出来たことは嫁さんも大喜びでした。
今まで見ていた場所とは見え方がまるで違いますからね♪
撮影はカメラを右に左に向けて忙しかったものの、ファインダーを覗いて大体の構図を決めた後はレリーズを使ってボタンを押すだけでしたので、後はお酒を飲んで花火を肉眼で楽しんでました。
それもこれも時間に余裕を持って現地入りを果たしたからこそだと思うので、ホントに早い時間帯から行動して良かったとつくづく実感しました。
前半のプログラムが終了したところで、次は大会提供によるワイドスターマイン「土浦花火づくし」
これを撮影するのも非常に楽しみにしていたのですが、残念ながらこの花火が打ち上がる前に大会は中止になってしまいました。
楽しみにしていた野村花火工業さんの花火も見る事がなく大会が終了( ノД`)シクシク…
それまでテンション上がりまくりで楽しく鑑賞していたので、この結果には一気に落胆してしまいました。
大会が中止になった事により、一気に帰る人達で会場は混雑し始めたので、その行列に加わるのもなんだか馬鹿らしく思えてきたので、私達はヤケ酒飲んでゆっくりとしてから帰る事にしました(^^;
気が付けばあれだけいた見物人も辺りを見回せば、私達の他には目の前にいる若者グループだけになっていました(笑)
人がいなくなった田んぼは見渡す限りではゴミが残っておらず、皆さんのマナーの良さにも感動しました。
だからこそ、毎年こうして田んぼの持ち主さんが開放してくれるのだと思います。
これには非常に感謝しています。
残念な結果に終わってしまった土浦の花火大会。
撮影も楽しみにしていただけに、消化不良な感じがどうにも納得いかず。
このモヤモヤした気持ちを晴らすべく年明けのツインリンクもてぎの花火大会に行く事を決めました!!
どこまで自分がやれるのか分かりませんが、土浦の花火大会で撮影が出来なかった分を全てぶつけて最高の写真が撮れる様に頑張りたいと思います。
季節もすっかり涼しくなった事により、各地で様々なイベントが催される様になり、今後はどこへ撮影に行こうか悩むところですね。
今週末ならいわきオールジャンルモーターフェスがありますが、これはここ数年毎年行っているので、やや見飽きた感もあるのでパスかな。
来月初めには入間航空祭に行くので、出費は少しでも抑えておきたいのです。
今月は月末に開催されるバサーオールスタークラシックに久しぶりに見に行ってみようかなと考えています。
望遠レンズで躍動感あふれるシーンを撮影出来ればと思っております。
今回はほんの少しの撮影しか出来ませんでしたが、花火大会の鑑賞という点では今までで一番楽しめましたし、撮影においても今後につながる良い修行になったと思います。
来年はこの経験を生かしてより良い花火大会の撮影ができればと思います。
Posted at 2018/10/11 01:56:28 | |
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