10月6日に
JAIA(日本自動車輸入組合)
が、2014年9月度の輸入車新車登録台数を発表しました。
Volvo車の9月の新車登録台数は1,486台で前年同月比▲32.2%と依然大幅な減少が続いていました。
9月は比較的登録が多い重要な月で、
外国メーカー輸入車は前年同月比+3.4%と消費税引き上げ以降ようやく底打ちとなりましたが、
残念ながらVolvoは前年のV40の登録ラッシュの反動が残っているのか、
大手の中で一人負けの状況が続いています。
一昨年と比べても▲12.1%になるので、V40の反動減だけではなく車種構成の脆弱さやマイナーチェンジ後の60シリーズの伸び悩み等が影響していると見られ依然厳しい状況です(T_T)。
60シリーズのMY2015は既に販売が開始されましたが、V40のMY2015はMY2014の在庫がまだかなり残っているせいか、VCJからの正式発表が遅れている様です。
値上がりをどこまで抑えられるかがカギになると思われますが、SEモデルにもNew Drive-E T5エンジン+8速ATが搭載され、パドルシフト、DRLも付くと言う話があり商品力アップが期待されます。Ocean Race Editionの投入もありますから復活に期待しましょう。
同業他社の状況ですが、
9月も8月に続いてMBが8,010台(同+10.8%)と
2ヶ月連続でVWを凌いで輸入車トップの座をキープしています。GLA、C-Class効果でしょうか。
VWもPoloのマイナーチェンジ効果か、6,588台(同+6.6%)と
復調。
BMWは5,452台(同▲6.7%)と低迷継続。
Audiは引き続きA3効果等から3,583台(同+11.4%)と
好調継続。
MINIは新型効果で1,920台(同+7.4%)と
回復が進んできています。
一方で、
Volvo Car Groupのグローバル販売の方は9月も前年同期比+8.6%の4万952台
と引き続き順調です。
日本は反動減から脱し切れていませんが、低迷を続けていた米国が漸く同+11.4%と底打ちしています。中国はやや伸び率こそ縮小して来ているものの、引き続きXC60、S60Lを中心として同+28.4%と高成長を続けており、本国Swedenも同+6.4%と堅調で、その他欧州も同+11.6%と好調を維持しています。
XC90は正式に発表され、予想以上に落ち着いたデザインでしたが、
先行販売車は直にSold Outになりました。来年早々には本格的に販売が開始され、
中国の一段の成長、米国の一段の復調も期待されることから、
グローバルでは問題ないのでしょう。
なお
ジーリーの販売動向ですが、
8月の販売は7月の同▲40.7%からはマイナス幅縮小も
依然▲21.6%と大苦戦が続いています。
【マーケット動向】
2014年9月
外国メーカー車 32,806台(前年同月比+3.4%)
国内メーカー車 4,121台(同▲28.2%)
輸入車総計 36,927台(同▲1.4%)
国産登録車 315,326台(同▲2.8%)
国内軽自動車 203,448台(同+2.5%)
【輸入車シェアの推移】

(出所:JAIAデータより作成)
グローバルの販売データ

(出所:Volvo Cars)

(出所:Volvo Cars)
Posted at 2014/10/07 05:42:01 | |
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