
久々に東京モーターショーに行って来ました。
皆さんブログアップされていますが、印象に残った点を中心に備忘録として残しておきます。
愚痴や嘆きが多いので、ジジイのざれごとと
軽くスルーして下さい。
東京国際展示場で27日(水)に仕事を早めに切り上げて、
18:00からのナイター券(500円)で入場。
何とか18:15ぐらいに入場しましたが、
1時間半程度しか時間がないので
内外乗用車メーカーに絞って、ざっと見学。
平日の夜は比較的空いているので、車だけ見る分にはそれほどの障害はなく、
めぼしい車の外観を次から次へと見学して約1時間で概ねひと回りできてしまいました。
幕張時代と違って、比較的近場で夜に気軽に見学できるのは良いですね。
500円で普段あまり見掛けない車を含めて、多くの実車を見学できる機会は
そうそうありません。
東京モーターショーは、バブル崩壊後コンセプトカーの展示が減少し、
海外メーカーの参加取り止めも相次ぎ入場者の減少が続いて来ました。
そのため、面白みに欠けるようになり10年以上見学に行っていませんでした。
バブル崩壊前後のスポーツカーのコンセプトカーが華やかだった頃に比べると、
まだまだエコカー中心なので華やかさには欠ける面は否めないのですが、
今回はコンセプトカーもそれなりに展示されており、Kカーのオープンスポーツを
開発する位には国内メーカーも元気を回復して来ているようです。
輸入車メーカーもVOLVOが6年振りに参加する等減少に歯止めが掛かり、
入場者も前回よりは増えそうとの事で、少しは盛り上がりを回復して来ている様です。
平日の夜で比較的空いていて、おじさんが圧倒的に多かった事も有りますが、
どちらかというと車よりもコンパニオンの写真を撮っている人の方が多く、
コンパニオンが説明をしている所に人が集まっていました。
一番盛り上がっていたのはSUBARUのBRZのSUPER GT車のところで、
レースクイーン風のへそ出しコスチュームを着た2人のコンパニオンの周りを
おじさんたちが取り囲んでそこだけ異様な熱気でした。
現役のレースクイーンなのか、名前の通ったコンパニオンなのか、
カメラオジサンが○○ちゃーんとか声を掛けていてギョッ(@_@)としてしまいました。
ジャパンプレミアで印象に残った車は、比較的皆さん取り上げていらっしゃいましたが、
やはりTHE NEW MINIとJAGUAR F-TYPE COUPE。
更にMERCEDES-BENZ CONCEPT S-TYPE COUPEと合わせて3台程度。
MINIの基本は何ら変わらず、ひと回り大きくなっている様ですが、
内装、装備が充実し性能が向上している様です。
よりCuteな洗練されたデザインになっているように見えました。
CROSSOVER、PACEMANと、でかいMINIが出ているので、
多少大きくなった程度では肥大化した感じはしません。
次いでJAGUAR F-TYPE COUPEで、新世代のJAGUARの中でも
より流麗なデザインで、魅力的なモデルでした。
更にMERCEDES-BENZのCONCEPT S-CLASS COUPEも低く、
伸びやかなデザインで、あまり好きではないBENZのデザインとしては
珍しく格好良く思えました。
また、安全装備も360°カメラシステム(日産のアラウンドビューモニター)、
横方向からの飛び出し検知機能付きブレーキアシストプラス、
赤外線カメラで夜間の歩行者を映し出すナイトビュープラスなど、
VOLVOのシステムを凌ぐ装備も説明していました。
価格はかなりお高くなるんでしょうが、VOLVOとともに
安全性能を競って行って欲しい物です。
その他印象に残っている展示はHONDAで、コンセプトカーや
ジャパンプレミアモデルではなく、SPORTS 360と初めてF1に挑戦して
優勝したRA272の2台のクラッシックカーです。
それ以外は、コンセプトカー、ジャパンプレミアモデル含めてあまり目を引くモデルは
ありませんでした。
この先は愚痴、嘆きが増えて来ますので気を悪くされないでください。
国内メーカーで比較的元気だなと印象に残ったのはSUBARUとMAZDAでした。
SUBARUはコンセプトカー、ジャパンプレミアモデルを多数展示していました。
VOLVOに似ていると話題の市販予定モデルのLEVORGは、
LEGACYよりもコンパクトで車としての作りは悪くは無いと思います。
確かに部分部分VOLVOに似ている所もありますが、キャラクターライン、
エアーバルジ等がごちゃごちゃとうるさくて、デザインのまとまりとしては
VOLVOとは雲泥の差という感じがします。
その他、BRZのクロスオーバーのCROSS SPORT DESIGN CONCEPT、
VIZIV EVOLUTION CONCEPTなどを展示してましたが、
悪くはない物のさほどインパクトのある車でもありませんでした。
MAZDAはATENZA、AXCELA、CX-5の現行車中心の展示なので
写真は撮っていません。
鼓動デザイン、SKY ACTIVEの性能ともにかなり頑張っているとは思います。
ただ、いかんせんフロントグリルのデザインが今ひとつで、
かなり全体のデザインを台無しにしている感じがします。
その他目立ったのはKカーオープンスポーツのHONDA S660、DAIHATSU KOPEN CONCEPT。
KOPENはあまり前評判は高くなく、やはり前のCOPENの方がデザインが良かったと思いますが、思ったほどひどくもないかなという感じ。普通です。
S660はそこそこ格好良いとは思いましたが、K OPEN SPORTSは、
どうしても過去の二番煎じになってしまいますので、
あまりインパクトは感じられません。
初代のHONDA BEAT、SUZUKI CAPPUCCINO、MATSUDA AZ-1の方が
面白い車が出て来たなインパクトがありました。
デザイン的にはその後のDAIHATSU COPENの方が遥かに良かったと思います。
スポーティーカーの分野では、やはりHONDA NSX CONCEPTでしょうが、
これも初出展ではなく、デザイン的にもそれほどの新しさ、
インパクトは感じられません。
TOYOTAではLEXUS RCはなかなか格好いいデザインでしたが、スピンドルグリルが
全面に出過ぎていて、ちょっと主張し過ぎな感じがしました。
ついでにLFAもありました。
HONDAはその他、発売予定のサプライズモデルとしてCROSSOVER CARのVEZELを
出展していました。
面白そうな車と期待しましたが、ごちゃごちゃとした最近のHONDAデザインの
悪い所が出ていて、実車を見てややガッカリしてしまいました。
TOYOTAはその他FCV CONCEPTや3輪のFV2、バイクの様なコンパクトカー
i-ROADなどのエコカーを展示していましたが、いかんせんインパクトは今ひとつ。
NISSANはNEW MODELではありませんが、GT-R NISMO、コンセプトモデルとしては
コンパクトスポーツのIDX、EV SPORTSのBlade Gliderなどを展示していました。
正直全くインパクトは無く、サプライズ展示のIDXはハコスカのイメージを
追ったんでしょうが、デザインがださすぎる。
族の改造車レベルで、本当にNISSANのデザインはどうしてしまったのかと
心配になってしまいました。
INFINITI Q50も悪くはないけど、それほどの魅力は感じられない。
NEW X-TRAIL、NEW TEANAもパッとしない。
業績も今ひとつだし、安全装備でも出遅れているし、
元NISSANオーナーとしては心配です。
MITSUBISHI、SUZUKIはあまり印象に残る車はなし。
輸入車ではコンセプトカーは少なく、発売予定のジャパンプレミアモデルが大半です。
VOLKS WAGENはプラグインハイブリッドXL1 GOLF-R、
GOLF VARIANT等を展示していました。
しかしGOLF-Rは中味は高性能なんでしょうが、いくらエアロパーツを付けても
地味なものは地味。
GOLF VARIANTはGOLF7ベースだと車高が低くなってしまったので
胴長に見えてしまい、GOLF6ベースの方がバランスが良かった感じがします。
AUDIはS3 SEDANを展示していてA3 SPORTBACKよりは格好いい物の、
やはり地味な印象が拭えません。
BMWもi8、i3、CONCEPT M4 COUPEなどを展示していました。
i8、M4等は結構格好いいものの、インパクトには欠ける印象です。
そして我らがVOLVO。ブース自体は結構賑わっていました。
まずはVOLVO CONCEPT COUPE。
格好良いと思われる方はこの先スルーしてください。
コンセプトカーよりも、V40、60シリーズの現行車の方が
全然格好良く見えました。
コンセプトカーを見るよりも現行展示車を見学している人が圧倒的でした。
これまで写真を見てさんざんアメ車みたい、C30、60シリーズ、
V40までの流れと違いすぎる。
来年のXC90からこのデザイン言語が導入されるらしいが、
本当にこのデザインの流れになっていったらVOLVOデザインの先行きが心配。
アメリカ、中国では売れるかも知れないが、日本や欧州で受けるかは疑問とか
散々文句を言ってきました。
でも、実物を見てみない事には何とも言えない所が有りますが、見て来て確信できました。
デザインに対する感性は人それぞれで好みは違い、結構良いと言っている方々も
多くいらっしゃいますが、やはり私には受け付けません。
2012年7月にVWから来たデザイン統括副社長であるThomas Ingenlath氏初の仕事で、
内装デザインはなかなか高級感あふれ個性的な物ですが、
エクステリアデザインは正直ガッカリです。
V40もこれまで乗って来た車同様長く乗るつもりですから別に良いですが。
以上 非常に長々、くどくど書いて来ましたが、ジジイの愚痴ばかりでした。
1時間しか見てないのに、どんだけ文句書いてんだかm(_ _)m。
最後にPORCHEのおまけ写真。PORCHEはいつの時代もPORCHEです。
