• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

progre-fanのブログ一覧

2018年10月06日 イイね!

VOLVO 40シリーズの2018年3Q輸入車登録台数ランキングは1ランクダウンも8位キープ(^_^;;

VOLVO 40シリーズの2018年3Q輸入車登録台数ランキングは1ランクダウンも8位キープ(^_^;;2018年10月4日にJAIAから3ヶ月に1回発表される四半期別の外国メーカー車の新規登録台数モデル別トップ20のランキングが発表されています

2018年1Q(1〜3月)にVOLVO 40シリーズの輸入車登録台数ランキングが6ランクアップして6位に大躍進
しました。その後の反落が懸念されましたが、2Q(4〜6月)は1ランクダウンの7位をキープし、3Q(7〜9月)も1ランクダウンの8位をキープしました。

40シリーズの最高ランクは、発売初年度の2013年3Qの5位ですが、その後も10位前後をキープしていました。2015年1Qに15位まで低下するも翌2Qには8位に返り咲き、その後10位〜13位での安定した推移を続けていました。
しかし、2018年1Qは登録台数は前年並ながら、競合車種の販売減少から順位が6ランク押し上げられ、2Qも7位をキープ、3Qも8位をキープと安定した推移を続けています。

登録台数は、2015年1Q1,615台、2Q1,717台、3Q1,800台、4Q1,895台、2016年1Q1,763台、2Q1,614、3Q1,804台、4Q1,824、2017年1Q1,984、2Q1,544台、3Q1,603台、4Q1,583台、2018年1Q1,986台、2Q1,943台、3Q1977台と前年を上回る水準をキープしています。
なお、玉不足からXC40はまだあまり貢献していないものと見られます。

                  40 Series           60 Series   
2013年2Q(4〜6月)        2,270台 第10位  1,379台 第16位
     3Q(7〜9月)        3,208台 第5位    1,686台 第13位
           4Q(10〜12月)  2,272台 第10位  1,822台 第13位
2014年1Q(1〜3月)        2,544台 第11位  1,400台 第17位
           2Q(4〜6月)        1,455台 第9位    1,115台 第13位
           3Q(7〜9月)        1,584台 第13位  1,314台 第15位
           4Q(10〜12月)    1,741台 第12位     967台 第19位
2015年1Q(1〜3月)    1,615台 第15位  1,385台 第17位
           2Q(4〜6月)    1,717台 第8位   939台 第17位 
           3Q(7〜9月)        1,800台 第10位  1,398台 第14位
     4Q(10〜12月)    1,894台 第11位  1,594台 第12位
2016年1Q(1〜3月)    1,763台 第11位  1,527台 第15位
           2Q(4〜6月)        1,614台 第11位  1,150台 第15位
           3Q(7〜9月)        1,805台 第12位  1,265台 第15位
           4Q(10〜12月)    1,824台 第11位  1,505台 第15位
2017年1Q(1〜3月)    1,984台 第11位  1,383台 第16位
     2Q(4〜6月)        1,544台 第12位  1,253台 第15位
           3Q(7〜9月)        1,606台 第13位  1,543台 第15位
     4Q(10〜12月)    1,583台 第12位  1,819台 第11位
2018年1Q(1〜3月)    1,986台 第6位    1,296台 第17位
     2Q(4〜6月)        1,964台 第7位    1,709台 第11位
           3Q(7〜9月)        1,977台 第8位    1,351台 第16位

60シリーズもマイナーチェンジ以降低迷していましたが、ディーゼル、特別限定車、CC、XC60 Classic投入等で底打ち回復し、15位で安定した水準をキープしていました。

2017年4Qは、New XC60販売開始で旧モデル等の登録が増加したのではないかと見られ11位に大きく上昇。
2018年1QはNew XC60の納入遅れ、玉不足が響いたものと見られ、一時的な端境期と見られますが17位に下落してしまいました。
そして2Qは再び11位に上昇認定が遅れていたXC60人気のディーゼルモデルの登録が貢献してきているものと見られます

しかしながら、XC60のNew Modelへの切り替えが思う様に進んでいないのか、3Qについては再び16位にまで低下してしまいました。

XC90は計画の2倍水準で健闘しているとの話ですが、日本ではやや持て余す大きさで絶対的な台数がさばける車ではありません。S90、V90、V90CCと90シリーズはフルラインナップ投入となりましたが(S60はMY2017のみで中国製になったMY2018以降は当面導入せず)20位以内にランクインするのは難しいと思われます。

New XC60が健闘していた旧型をカバーしてどの程度60シリーズ全体を押し上げられるか、販売が始まり潤沢に玉が準備されているというNew V60がどの程度伸びてくるかが注目されます。
また販売が始まったXC40も、玉不足の中で40シリーズ全体をどの程度押し上げることができるのか注目されます。

           【輸入車のモデル別登録台数ランキング】
alt
(出所:JAIA)

その他の主要モデルですが、1位は2QからキープのBMW MINI
2018年3Qの登録台数は6,417台(2018年2Q:6,253台、1Q:6,518台)


第2位はMB C Classが2Qの3位から1ランクアップ。
2018年3Qは5,314台(2018年2Q:3,759台1Q:4,797台)

MBの他のモデルは、5位にE Classが2,748台(2018年2Q:2,359台、1Q:3,277台)で、2018年2Qからキープ。
13位はCLAが2018年2Qの16位から3ランクアップで1,495台(2018年2Q:1,193台1Q:1,650台)。
15位にGLCが2018年2Qの13位から2ランクダウンで1,401台(2018年2Q:1,448台、1Q:1,662)。
19位にCLSが2018年2Qの圏外からランクインし1,148台。
2Qに18位だったA Classは圏外、2017年4Qに16位だったGLA、19位だったS Classは圏外のまま。全体に不調が目立っています。


第3位はVW Golf2018年1Qの1位、2Qの2位から低下。
登録台数は2018年3Qは4,686台(2018年2Q:5,589台、1Q:6,535台)

VWのその他のモデルは、POLOがモデルチェンジ効果で2018年3Qも2Q同様4位キープし2,895台(2018年2Q:3,057台、1Q:1,997台)。
そして、14位にThe Beetleが圏外から2Q振りに返り咲き1,438台、17位にTiguanも圏外から2Q振りに返り咲き1,269台。


そしてBMWは5 Seriesが2Qの12位から3Qは6位に6ランクアップ2,061台(2018年2Q:1,593台1Q:1,684台)。

BMWのその他のモデルは、3Qも2Q同様第9位キープで3 Seriesが1,959台(2018年2Q:1,858台、1Q:2,367台)。
10位が2 Seriesで2Qの8位から2ランクダウン1,862台(2018年2Q:1,907台、1Q:1,629台)
11位がX12Qの10位から1ランクダウンで1,842台(2018年2Q:1,744台、1Q:1,931台)。
12位1 Series2Qの14位から2ランクアップで1,676台(2018年2Q:1,397台、1Q:1,809台)
18位がX3で2Qの20位から2ランクアップで1,267台(2018年2Q:1,125台、1Q:圏外)。


そして7位にAUDI A3が2Qの6位から1ランクダウンで2,011台(2018年2Q:1,964台、1Q:1,572台)
20位にA4が2Qの15位から5ランクダウンの1,099台(2018年2Q:1,201台、1Q:1,081台)。

これまで好調だったMBの低迷、BMWの底打ち、VW、AUDI底打ちも停滞、MINIの安定。VOLVO堅調で2Qからはあまり大きな動きはありませんでした。
Posted at 2018/10/29 23:18:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ
2018年10月05日 イイね!

2018年9月の輸入車新規登録台数は、大手は軒並み不振でVOLVOも停滞(~~;;

2018年9月の輸入車新規登録台数は、大手は軒並み不振でVOLVOも停滞(~~;;定例のJAIAねたですm(_ _)m

10月4日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2018年9月度の輸入車新規登録台数を発表しています。

2016年4月に輸入車市場が8ヶ月振りに前年同月比プラスに転換して以降は、比較的順調な回復が続いていましたが、徐々に頭打ち感が強まり2017年2月に11ヶ月振りで前年同月比マイナス

1年の中でも最もボリュームの大きい3月は、年度末のインセンティブ拡大に加えて、税制改訂によるエコカー減税縮小による駆け込み需要が加わったと見られ、前年同期比+6.2%と回復しましたが、2017年4月以降は、これまで好調であった海外メーカーの輸入車の頭打ち、一進一退の状況が続いています

2018年新年度に入って少し回復の動きが出て来ていましたが、再び息切れ気味です。4月は、1年の中でも最もパイの小さな月ですが、輸入車新規登録台数は前年同期比+14.3%の2桁増と回復し、5月も同+17.4%。
6月はボリューム月でもあり同+3.8%の微増に止まり、7月はパイが小さな月で同+10.1%とギリギリ2桁増を確保しましたが、8月もパイが比較的小さな月ですが同+4.7%に留まりました。

そして、9月は比較的パイが大きな月ですが、3万8,219台の、同▲4.5%と19ヶ月振りのマイナスとなってしまいました。

このところの輸入車新規登録台数の増加は、HONDA CIVICの逆輸入増加による国内メーカーの輸入車の回復が輸入車全体の伸びに大きく効いており、海外メーカーの輸入車は、4月同+4.9%、5月同+11.6%。6月は同▲1.1%と3ヶ月振りにマイナスになってしまいました。
7月同+4.2%、8月同+2.4%と引き続き小幅増加に止まり、9月は同▲5.7%と3ヶ月振りにマイナスとなってしまいました。

             【輸入車の新規登録台数の推移】
alt



大手各社の状況

MINIは安定もその他大手は軒並み低迷、VOLVOも停滞

輸入車シェアトップのMBは大幅減
好調だったMBは、2017年以降頭打ちが続いています。
2018年1月同+2.5%、2月同+0.7%、3月同+0.9%、4月同+0.5%、5月同+0.8%、6月同▲7.1%、7月同▲8.0%、8月同▲1.6%
9月は比較的ボリュームの大きなですが、7,016台の同▲17.3%と4ヶ月連続のマイナスかつ2桁減なってしまいました。

第2位はBMWが2ヶ月振りの返り咲き
2016年4月以降同+10%前後の増加を続けていましたが、12月に同▲5.6%、2017年1月同▲4.6%とマイナス2月以降は持ち直しも5%以下の伸びが主体とやや低迷
2018年1月はパイの小さな月ですが、12月のインセンティブ販売の反動が大きかったと見られ、同▲19.5%と大幅な減少となり、8ヶ月振りにVWに抜かれて3位に転落2月同▲7.9%3月同▲6.5%、4月同▲9.0%、5月同+2.3%、6月同▲9.8%、7月同+4.6%、8月同▲12.9%と低迷が続き8月は3ヶ月振りに3位に転落しました。
9月は、2ヶ月振りに2位に返り咲き、新規登録台数は5,836台の▲3.2%と小幅減少でした。

第3位は2ヶ月振りにVWが出戻り
ディーゼル問題で不振が続いていましたが、2017年に入ると漸く回復基調に入り、一進一退と不安定ながらも徐々に回復の動きも強まって来ています。
2018年1月は8ヶ月振りにBMWを抜いて2位に返り咲き、2月、3月、4月、5月も2位をキープ
登録台数は2018年に入り1月同▲10.8%、2月同▲5.5%、3月同▲4.7%と依然低迷
しかし、4月はパイが小さな月ながらも同+19.5%となり、5月も同+20.8%と2ヶ月連続で大幅回復
6月はボリューム月で同+1.9%の微増で輸入車ランキングも6ヶ月振りに3位転落7月は同+17.7%の2桁増でBMWまで70台差と肉薄。8月は3ヶ月振りの2位返り咲きで同+19.2%の2桁増
しかし9月は3,165台の同▲6.3%とやや大きめの減少で2ヶ月振りの3位転落となりました

第4位はAUDIが2ヶ月連続キープ
VWよりも先にディーゼル問題の不振を脱し2016年10月以降は回復基調で、2017年に入っても着実に回復基調も一進一退の動きが続いています。
2018年に入っても1月同▲8.6%、2月同+5.8%。3月同+9.4%、4月同+1.9%、5月同+18.1%、6月同▲1.7%、7月同▲18.3%、8月同▲7.6%
9月は2,096台の同▲5.5%の小幅減が続きました。

第5位はMINIが2ヶ月連続
2017年1月こそ同▲1.3%とマイナスになりましたが、その後は堅調な推移を続けています。
2018年1月は同+0.0%の横ばい、2月同+1.7%で、3月同+3.2%、4月同+1.7%、5月同+18.9%と堅調。6月は同▲7.3%も7月は同+6.3%、8月同+4.8%
の回復。
そして9月も2,841台の同+4.1%と大手では唯一順調な推移ながら、順位は5位継続でした。

VOLVOは一時的な失速から復調も玉不足から伸び悩み
2016年増減のバラツキが大きかったものの2017年に入ってからは再び順調な拡大が続きました。
2018年1月は同▲5.9%とマイナスも大手が軒並み大幅減となる中ではまずまず。2月は同+5.2%3月同▲0.6%、4月同+13.0%、5月同+32.6%、6月同+23.1%、7月同▲1.5%、8月は同+6.3%

9月はややボリュームの大きな月で、1,592台の同+0.9%のほぼ横ばい留まりました。
認定の遅れていたNew XC60のディーゼル車の登録が進んできた様ですが、旧モデルに比べて若干伸び悩みの感があり、依然XC40のNew Modelの玉不足による登録遅れも響いていると見られます。

7位以下の動向ですが、2018年9月は大手が不振だったのに対して比較的好調でした。
7位はJeepが2ヶ月連続キープで、登録台数は同+5.8%の1,217台と好調持続
8位はPeugeotが2ヶ月連続で、登録台数は同+4.1%の1,047台と堅調
9位はPorcheが2ヶ月連続で、同+4.4%の836台と堅調
10位はRenaultが2ヶ月連続で同+8.7%の759台と堅調

輸入車は低迷からやや復調も再び失速、逆に国産登録車が回復からやや失速
国産登録車は、2017年2月以降好調な推移を続けていましたが、10月以降は失速しマイナス成長が続いています。2018年1月同▲5.7%、2月同▲4.9%、3月同▲4.9%と5ヶ月連続のマイナス。
4月はパイが小さな月でプラスになりましたが同+0.5%とほぼ横ばいで、5月は再び小幅ながらも同▲0.6%とマイナス、6月はボリューム月ながら同▲7.3%の大幅なマイナス
7月はボリュームが小さな月ながら同+1.2%の微増でした。
8月もややボリュームが小さな月ながら同▲0.2%の微減と一進一退
そして9月はややボリュームが大きな月ながら同▲3.1%と低迷でした。

不振を続けていた軽自動車も2017年4月以降は急速に回復
4月同+16.5%、5月同+25.3%、6月同+21.5%、7月同+11.3%、8月同+7.2%、9月同+10.8%、10月同+3.7%、11月同+7.4%、12月同▲0.5%と急速に回復も12月は頭打ち。
2018年1月同+8.7%、2月同+2.6%、3月同▲0.7%と再び失速。
4月はパイの小さな月ながら同+7.8%と持ち直し5月は同+0.6%の微増、6月は再び同▲0.4%と小幅ながらマイナスと一進一退。
7月はボリュームは小さいものの同+7.1%、8月もややボリュームが小さな月ながら同+7.7%と順調な回復
そして9月もはややボリュームが大きな月ながら同+0.0%と横ばいでした

【マーケット動向】
2018年9月
外国メーカー車 33,072台(前年同月比▲5.7%)
国内メーカー車     5,147台(同+3.7%)
輸入車総計   38,219台(同▲4.5%)

国産登録車   308,324台(同▲3.1%)
国内軽自動車  177,053台(同+0.0%)

         輸入車新規登録台数の推移(国内メーカーの逆輸入車含む)
alt
(出所:JAIAデータより作成)
Posted at 2018/10/29 00:21:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ
2018年10月04日 イイね!

VOLVO CAR GROUPの2018年9月の販売台数もXC40の販売本格化で好調継続(^^;;

VOLVO CAR GROUPの2018年9月の販売台数もXC40の販売本格化で好調継続(^^;;現地時間10月3日にVolvo Car Groupの2018年9月のグローバル販売の状況が発表<されています(^^;;

2015年後半から販売が本格化した新型XC90発売による新車効果が一巡し、続くS90、V90の伸びがやや鈍く、既存モデルの減少を補い切れず2016年10月以降グローバル販売は前年同月比マイナスが続いていました。XC90を中心に復活していた米国の回復一巡も大きく影響しまいました。

しかし、中国の好調持続と地元Sweden、欧州の持ち直し等から、2017年1月に4ヶ月ぶりにグローバル販売が前年同月比プラスに転換して以降11ヶ月連続で回復
ボリューム月の2017年12月に一時的に前年同月比▲3.7%と12ヶ月振りに小幅マイナスになりましたが、2018年に入ってからは2桁増の順調な拡大を続けています。

1月前年同月比+24.4%、2月同+12.1%、3月同+10.3%、4月同+12.2%5月同+13.3%、6月同+17.9%、7月同+15.0%、8月も同+14.5%

そして比較的ボリュームが大きい月の9月も同+12.9%の6万622台と2桁増を維持しました。alt



中国は2016年4月に前年同月比▲6.7%と減少するなど調整気味でしたが、8月に底打ちし、9月、10月、11月と2桁で回復。パイの大きい12月は一時的に減速も、2017年に入ってからは20%以上での高成長が続きました。

ボリューム月の12月は一時的に同▲1.0%と20ヶ月振りのマイナスとなりましたが、2018年に入ってからは好調な伸びを続けています。

1月前年同月比同+38.0%、2月同+11.1%、3月同+17.6%、4月同+20.2%、5月同+8.2%、6月同+15.6%、7月同+9.2%、8月同+18.4%

そして、9月はややボリュームの大きな月ですが、1万3,205台、同+14.4%2桁増を維持しています。

2016年3月以降は中国が単一国としては販売台数No.1を維持し、一段と中国依存度が高まっています。特に現地生産のS90、S60Lが好調で、新型XC60の生産も始まり販売も好調な様です。
ただ、中国市場全体が頭打ちの傾向を示しており、輸入車の一部に調整の動きも出てきているため、今度の動向が注視されます。
alt


長年苦戦を続けていた米国は、XC90の販売本格化から2015年以降復活し、大幅な回復が続きましが、ただ、2016年に入ると新車効果が一巡し伸び率は減速10月には23ヶ月振りのマイナスとなり、11月、12月、2017年4月、5月を除き殆どマイナスが続きました。

ただ、2017年8月にプラスに転換し、再び底打ち回復が進んで来ています。ボリューム月の12月は同▲4.4%と5ヶ月振りに再びマイナスとなりましたが、こちらも2018年に入ると順調に回復しています。

1月前年同月比+60.5%、2月同+35.1%3月同+53.7%4月同+17.0%5月同+50.6%、6月同+35.1%、7月同+23.8%、8月同+12.2%

そして9月は、8,715台の同+10.3%となりました。

XC90とXC60が販売の中心ですが、XC90の新車効果一巡による反動減が一服し、XC60の新旧切り替えから新型の貢献が本格化してきている様です。米国マーケット自体は頭打ちになってっていますが、Volvo車の販売は新型XC60の販売本格化による底打ち回復が期待され、S60の現地生産販売も開始されています。
alt


VOLVO CAR GROUPの開示変更により、2018年1月から低迷していた本国Sweden単独での開示が無くなってしまいました。
また欧州も従来は中東を含めたEMEAで集計されていましたが、1月からは集計範囲が狭まりEuropeでの集計となっています。

EMEAでも本国Sweden同様低迷気味でしたが、2018年1月のEuropeは、他の地域同様にボリュームは同+11.7%と2桁増を確保2月同+8.4%。しかし、3月同+0.9%の横ばい、4月同+3.1%の小幅増加、5月も同+1.7%の小幅増継続

しかし、6月はボリューム月ですが、同+11.2%と半年振りの2桁増となり、7月もはボリュームが小さい月ですが同+10.1%と2桁増をキープ。しかしながら、8月は最もボリュームの小さな月にもかかわらず同+4.9%と再び減速

そして9月ははボリュームが大きめの月ですが、29,922台の同+8.4%と若干持ち直し
XC40の本格出荷が本格的に貢献してきている様ですが、カニバリやXC60の新旧モデルの切り替えがあまりスムーズに進んでいないと見られ、ホームテリトリーにもかかわらず力強さを欠いています。既存の40シリーズ、S,V60の減少、V90の伸び悩みも影響しているものと見られます。

【モデル別販売動向】

モデル別の販売で、V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなり、2016年に入ってからは前年同月比でマイナスが続いていました。
マイナーチェンジモデルの販売が本格化してきたのか、2017年2月以降はようやく安定した推移となりましたがXC40の発売が近づき6月以降は再びマイナスに転じてしまいました。

2018年1月からXC40の販売が開始され、New Modelで代替モデルが無く、純増になっていることから貢献が始まっています。
2018年1月の40シリーズ全体の販売台数はボリュームが小さい月で、前年同月比では+13.2%と8ヶ月振りのプラス2月同前+20.0%を確保3月同+25.0%を確保4月同+59.3%、5月同+40.3%、6月同+43.7%、7月同+110.0%、8月同+114.1%の大幅増。

そして、9月は比較的ボリュームが大きな月で1万7,019台、同+102.1%と倍増ペースを維持しました。従来の40シリーズモデルはマイナスが続いていますが、XC40が本格的に貢献してきています。
XC40の販売台数は7月に初めて従来の40シリーズ合計を凌ぎましたが、9月も8,598台まで出荷を伸ばし、従来の40シリーズ合計の9,257台と同等水準になっています。

XC40の販売は1月395台、2月1,580台、3月4,261台、4月5,554台、5月5,413台、6月6,538台、7月9,005台。8月はボリュームが小さい月で6,540台に留まるも、9月はボリュームが比較的大きい月でもあり8,598台まで拡大しています
今後XC40がどこまで拡大し、旧世代となる既存の40シリーズがどの程度維持できるかが注視されます。
alt


これまでモデル末期でも最量販車種の座を維持してきたXC60ですが、New XC60の出荷が本格化し、10月以降販売減少が強まり、2018年1月は782台(前年同月比▲93.1%)、2月は384台(同▲99.6%)、3月377台(同▲98.0%)、4月213台(同▲96.9%)、5月171台(同▲98.9%)、6月70台(同▲99.6%)、7月34台(同▲99.8%)、8月22台(同▲99.8%)、9月18台(同▲99.9%)と大幅な減販となってしまいました。

2017年3月7日にGeneva Auto ShowでNew XC60が発表になり、8月以降販売が本格化して来ています。
新型XC60の販売台数は、9月は販売開始17ヶ月目で18,594台となっており旧型に代わって11月からXC90も抜いて最量販車種となりました。またV60の販売も開始され4ヶ月目で1,117台となっています。

モデル末期まで売れ続けたXC60の旧モデルの減少は大きく、生産体制の問題もあるかもしれませんが、まだ新型で旧型の減少を完全には補いきれていません。
60シリーズ全体では26,452台で同▲7.0%に留まってしまっています。一部XC40とのバッティングも出ているのではないかと見られます。またV60の出足が鈍いのも気掛かりです。alt


新型XC90は好調に拡大を続けてきましたが、本格デリバティーから2年目に入り、2017年2月はついに前年同月比で前年割れとなり、8月までマイナスが続きました。ただ、ようやく初期需要の反動減が一巡し、9月以降は再びプラスに転じてきています。
2018年1月も同+4.0%となり、2月は同+32.1%、3月同+25.1%、4月同+13.1%、5月同+20.0%、6月同+18.9%、7月同+9.3%、8月同+20.4%と回復。
9月は8,380台で同+5.6%と着実に回復しつつあり今後の動向が注視されます。

S90、V90の動向ですが、2018年9月はS90が販売29か月目で4,685台V90は販売開始27か月目で2,205台、更にV90CCは発売21か月で1,881台
S90は中国生産集中で中国での販売が好調な様です。しかし、欧州で主力となるべきV90の伸び悩みが顕著で9月前年同月比▲12.7%の2桁減となっており、逆にニッチモデルのV90CCが同+7.2%と健闘してします。
以上の結果、9月は90シリーズ全体では17,151台で同+5.6%となり、シリーズ全体でやや伸びが一巡し減速しつつあります
alt


旧型XC60は大健闘でしたが、新型への移行期に入り、V40もマイナーチェンジ後力強さを欠き、XC40投入で様子見姿勢が強まっていました。

新型XC90がデリバリーが始まってから4年目に入りようやく初期出荷の反動減から再拡大を初めて来ており、S90も中国販売が好調で順調に拡大してきています。ただ、欧州で主力になるべきV90のグローバル販売が伸び悩み、シリーズ全体でも伸びが一巡しつつあります。

米国、中国を狙いとしたXC90、S90はジーリーの思惑通りに成功し、中国生産も現地需要への対応で順調に拡大している様ですが、本国Sweden、欧州ではV90の販売が停滞気味と見られ、戦略がうまく行っていないのではないかと懸念されます。また、米国もマーケット自体が縮小気味になってきている点も懸念材料です。

ジーリーはVOLVOをMB、BMW、AUDIに匹敵するプレミアムプランドに引き上げるとしていますが、直接これらのプレミアムブランドと競合する本国Sweden、欧州の販売低迷、V90の立ち上がりを見ていると、欧州ではそれほどうまくいっている感じには見えません。New V60の販売も開始されましたが、V90同様に立ち上がりあまり力強さは感じられません。

今後は欧州での主力、量販車種となる新型60シリーズの先鋒として販売が開始されているNew XC60の生産・販売販売拡大、1月から販売が開始され市場が拡大しているコンパクトSUV市場に投入されたNEW XC40がどのように推移してくるのかが注目されます。

相次ぎCar of the Yearを受賞し、好調好調ともてはやされていますが、足元では90シリーズの成長一巡、XC60の新型への切り替え遅れとXC40とのバッティング、SUVモデル以外の低迷等が表面化しつつあります。販売台数の増加が新規に追加されたXC40の純増にすべて掛かっている状況に陥って来ています。米国、中国の自動車販売全体の頭打ちもあり、Volvoも先行き決して楽観できる状況にはありません。

なおジーリーの販売動向ですが、2015年12月以降回復が一巡し頭打ち状態になっていましたが、2016年4月以降は持ち直し。8月以降は急速な回復、拡大。

2018年に入っても1月同+51.1%。2月23.9%、3月同+39.1%、4月同+48.5%、5月同+60.8%、6月同+44.7%、7月同+32.0%、8月+30.1%。
直近9月は12万4,429台(同+14.3%)となりました。
Posted at 2018/10/28 21:01:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | プログレ | 日記
2018年09月24日 イイね!

ブランド別の商品魅力度ランキングでVOLVOが前年の5位から2位に躍進(^^;;

ブランド別の商品魅力度ランキングでVOLVOが前年の5位から2位に躍進(^^;;またまた、J.D.Powerネタですm(_ _)m

2018/9/20にJ.D.パワー・ジャパンが「2018年日本自動車商品魅力度調査」を発表しました。

同じような調査が多数ありますが、これまで自動車に関する調査としては、初期品質調査 (IQS)、セールス満足度(SSI)調査、サービス満足度(CSI)調査と順次発表されてきましたが、最後に商品魅力度(APEAL)調査です。

新車購入後2~9ヶ月経過したユーザーを対象に、ユーザーの自動車の性能やデザイン等、商品魅力度に関する評価を聴取した調査
世界各国で実施され、新車の商品魅力度を調べる業界のベンチマークの役割を果たしていて、今年で8回目の調査実施とのこと。

そして【セグメント別ランキング】と【ブランドランキング】が発表されています。

【セグメント別ランキング】は以下の通り
 <軽自動車セグメント>    
 第1位:ホンダ N-BOX 
 第2位:スズキ スペーシア
 第3位:ダイハツ キャスト、ダイハツ ムーヴキャンバス(同率)

 <コンパクトセグメント>   
 第1位:トヨタ アクア 
 第2位:マツダ CX-3
 第3位:マツダ デミオ

 <ミッドサイズセグメント>
 第1位:ホンダ シビック 
 第2位:マツダ CX-5
 第3位:スバル レヴォーグ

 <ミニバンセグメント>    
 第1位:トヨタ アルファード 
 第2位:トヨタ ヴェルファイア
 第3位:ホンダ ステップワゴン


そしてもう一つの 【ブランドランキング】

 第1位:レクサス(742ポイント)
 第2位:ボルボ(732ポイント)
 第3位:BMW(716ポイント)
 
VOLVOがブランドランキングで、前年の第5位から躍進し、LEXUSに次いで第2位でした。

3位BMW、4位MB、5位AUDI、6位VW、7位MINIで、サンプル数の問題から輸入車ブランドは6ブランド

国産勢では1位のLEXUS以外は、8位MAZDA、9位SUBARU、10位HONDA、11位TOYOTAでここまでが平均点以上
平均以下がNISSAN、DAIHATSU、SUZUKI、MITSUBISHIの順

データが見つかった2014〜2017年までで、VOLVOは2014年6位、2015年7位、2016年3位、2017年5位でした。2013年はサンプル不足で評価対象外。

ブランド別の評価の詳細は不明ですが、VOLVOは相対的にサンプル数が少なく順位が振れやすい面がありますが、安全装備の面で高い評価を得て、このところ上昇気味だったのではないかと見られます

ただ、各社とも表面上の安全装備は充実してきており、実際の事故の際の安全度、事故調査のノウハウ、実績等はなかなか正当な評価を得るのは難しい面もあるので、どこまでVOLVOの優位性が評価され続けるのか、XC90以降の新世代のモデルで評価が更に高まるのか埋没してしまうのか、状況を見守りたいと思います。


本調査は、新車購入後2~9ヶ月経過したユーザーを対象に10カテゴリー*1
77項目でユーザーが実際に所有しているモデルについての評価を聴取。
商品魅力度を示す総合APEALスコアは1,000ポイント満点で表される。 
2018年5月から6月にかけてWEB調査を実施し、22,387人からの回答を集計したとの事です。

*1「外装」「内装」「収納とスペース」「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)」  「シート」「空調」「運転性能」「エンジン/トランスミッション」「視認性と運転安全性」「燃費」

なお、安全装備については、①死角モニタリング/警告システム、②車載ナイトビジョンカメラ、③衝突回避/警告システム、④ヘッドアップディスプレイ、⑤車線逸脱警告システム(レーンキープアシスト)、⑥パーキングアシストシステム(警告音/視覚センサー、カメラなど)、⑦自動駐車システム、⑧タイヤ空気圧監視システム)を評価。


alt

Posted at 2018/09/24 19:49:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ
2018年09月17日 イイね!

2夜連続でNEOプログレTOPグループのMarillionのコンサートでClub Citta'に行ってきました(^o^)/

2夜連続でNEOプログレTOPグループのMarillionのコンサートでClub Citta&#39;に行ってきました(^o^)/相変わらず音楽ねた、マイナーなNEOプログレグループのLiveレポートですm(_ _)m

2018年9月15日(土)、16日(日)の2夜連続で、NEOプログレのトップグループと言われるMarillionのコンサートで川崎のClub Citta'に行ってきました(^o^)/

15日(土)まで、遅い夏休みで鬼怒川、日光方面におりましたが、かみさんと娘を日光東照宮近くに残して、昼過ぎに荷物を積んで先に帰路につきました。

途中東北自動車道の事故で、栃木IC直前から岩舟JCTまで完全にストップしてしまいました。
遅刻になる懸念が高まりましたが、幸い栃木IC直前で停止したので、何とか高速を一時脱出、Yahoo!カーナビの渋滞情報を頼りに、栃木ICから一般道を経由して佐野藤岡ICまで行って、そこから再度東北自動車道に入り直し、その後は概ね順調で16:20近くに何とか自宅に到着。
荷物を下ろして慌てて電車で川崎に行って、ギリギリ開演時間の17:00ジャストにClub Citta'に到着しました。

alt


Marillionは2017年10月20日(金)、21(土)に、実に23年振りの来日公演を実現しましたが、Club Citta'開業30周年記念で招聘側の強い働きかけもあったと思われ、1年を待たずして早くも再来日が実現しました。

しかも、Marillionは日替わりでSetlistを変えることで有名なのですが、今回は週末を通して全くSetlistが異なるWeekend Live形式での開催との事でしたので、¥13,000の高額チケットながら、泣く泣く2日とも観に行くことにしました(^^;;

Marillionは既にプログレが衰退期に入った1979年結成で、1982年デビューしたイギリスのNEOプログレグループです。1980年代に入って初期のプログレ勢のスタイルを引き継ぐグループが次々現れ、NEOプログレやPomp(大袈裟な) Rockと呼ばれていました。
Genesisフォロワーが多かったのですが、その中でも頭一つ抜けた存在で、NEOプログレのトップグループとして評価されていたのがMarillionでした。

1985年12月に初来日した際には、本国イギリスでは高く評価されていたものの、日本ではGenesisフォロワーのまがい物との認識が強く、知名度も十分では無かったことから集客に苦戦し、ガラガラだった様です。また観客の反応も静かであったことから、グループの方も日本では評価が低いとの印象を持ってしまった様です。

そのため、来日後メインのVocalがFishからSteve Hogarthに交代しましたが、グループ側、招聘のプロモーター側とも尻込みして、その後長きにわたって来日が実現することはありませんでした(T_T)

alt


しかしながら、高齢化もあり初期のプログレ勢の再結成、活動も徐々に弱まり日本でもNEOプログレグループの中でも活発に活動を続けているMarillionに対しての注目度が徐々に高まりつつありました。
そして、2016年にリリースされた最新Studio Albumである「F.E.A.R.」がグループ最高傑作とまで言われる出来栄えで、久々に日本盤もリリースされて来日待望論が強まりました
グループ側、招聘側ともに来日実現への意欲が高まった事から2017年10月にClub Citta'で23年振りの来日公演が実現しました。

Club Citta'は大型のライブハウスですが、座席の際のキャパは650人程度と、中規模であったこともあり、幸い満席となりNEOプログレ最強のライブバンドとの異名を持つ、圧倒的な高水準のパフォーマンスを目の前にして観客の拍手、歓声も大きく好評を博しました。
そしてメンバーも日本の観客の予想以上の反響に大きな手応え、自信を得た感じた様でした。

今回の再来日では、大阪公演が24年振りで独自のBestヒットの構成2年連速となるClub Citta'はテーマを持って週末を通して大幅にSetlistを変更するWeekend Live形式で、大掛かりなWeekend Live仕様のスクリーン、照明設備を持ち込むとの事でした

2年連続の来日で、チケット代が高額なこともあり、販売が苦戦しているとの前評判も聞かれ客の入りを心配していました。
Zeppなんば大阪では、Club Citta’の2倍のキャパであったことから結構空いていたとの話を聞きましたが、Club Citta'は土日両日とも満席で立ち見客も出ていました。
日曜日は座席の後ろに少し立ち見客が出ている程度でしたが、土曜日は観客席の左右にまでいっぱいに立ち見の観客が並んでいました。

Club Citta' HPより
alt


観客はプログレ系のコンサートですので高めで、土日とも40代、50代が中心の様でしたが、初期のプログレグループのコンサートに比べると若干年齢層は低く、流石に60代は少ない感じでした。
bayfmのPower Rock Todayと言う番組で電話先行予約があり、比較的良い席を確保できる可能性があったのですが、夜中の1:00スタートの番組で寝過ごしてしまいました。止む無くClub Citta'の先行抽選予約でチケットを入手しました。

初日の座席が7列目でステージに向かって右側2日目が8列目でステージに向かって左側で、前方寄りで距離的には比較的近いものの、中央ブロックは取れませんでした。
初日は周辺の女性比率は2割程度の感じでしたが、2日目は座席位置でたまたまなのか、女性比率は3割以上で意外に多い感じに見えました。

Weekend Liveでは何らかテーマを持たせてSetlistを構成しており、Album完全再現を行うことも多いのですが、今回はアジア初のWeekend Liveという事もありAlbum完全再現は無く、最新のStudio Albumである「F.E.A.R.」のとりわけThe Leavers組曲をいずれの日も核にしながらも、キャリアに満遍なく代表曲を散りばめた感じでした。
そして1日目、2日目で全曲完全入れ替えではなく、F.E.A.R.の曲を中心にコアの1/3程は両日固定でした。

NEOプログレ最強のライブバンドと言われるだけあり、圧巻のパフォーマンスは前回同様で、Steve RotheryのDavid Gilmourばりの泣きのギターPete TrewavasのリズミカルなBassIan Mosleyの重たく安定したDrumsMark Kellyの楽曲の世界観を構築するKeyboardベテラン4人の演奏は完璧

Club Citta' HPよりSteve Rothery
alt

Club Citta' HPよりPete Trewavas
alt

Club Citta' HPよりIan Mosley
alt

Club Citta' HPよりMark Kelly
alt

加えてボーカルのSteve Hogarthの歌唱力、声量が圧倒的で、つま先から足、腕から指先、顔の動き、表情まで全身フルに使ってのパフォーマンスは舞台役者の様で、まさに表現者と言う感じでした。
タンバリン、ギター、キー−ボード、クリケットスティック型のMIDIコントローラーなども演奏しながら、縦横無尽にステージ狭しと動き回っていました。

Club Citta' HPよりSteve Hogarth
alt

alt

alt

alt

そして前回も非常に感心したのですが、PAのバランス等裏方のスタッフの実力の高さでした。
ライブだととかくボリューム、音圧の迫力で押し通すパターンが多く、PAのミキシングを日本のホール付きのスタッフに任せてしまう事も多いと見られます。しかし、にわかPAコントローラーでは楽曲を十分に聴き込んでいないため、楽器のバランス、曲の印象が崩れてしまうことが多々あります。
しかし、Marillionの場合は明らかに専任のスタッフを帯同させていると見られ、ステージサイド、ステージ裏でモニタリング、調整を行なっているスタッフを確認できました。
あくまでも楽曲のバランス重視
で、PAでの楽器毎のバランス調整、音量、映像、ライティングの調和が実に絶妙で、パフォーマンスとして一体感、まとまりのある演奏でした。

特に今回はWeekend Live仕様の大型スクリーン、ライティングで、PAを含めて一段と迫力を増した感じもありました。

MarillionはNEOプログレ最強のライブバンドとも言われますが、平板なStudio Albumで理解し辛い細かなニュアンスが、ライブになると格段と明瞭に伝わって来る感じがあります。
ライブを見た後には、同じStudio Albumの楽曲を聴いても印象が変わって来るとも言われており、正にその通りに感じられます。
メンバーの経験と実力、裏方のスタッフの実力を含め評判通りNEOプログレ最強のライブバンドとの称号は伊達ではないと感じさせるものがあります。

alt


ステージは両日とも開演5分後ぐらいにスタート。初日がアンコール2回で22曲で実質Total140分弱2日目がアンコール3回で20曲で実質Total120分弱と言う感じでした。

そして1日目のオープニングには、Steve Hogarthが観客席の右サイドで歌い始めるというサプライズがありました。
照明が暗転し、曲が流れ始めメンバーが各々ステージに上がってきて、Steve Hogarthのボーカルが始まると周辺がざわつき出し横を見てみると目の前5mほどのところでSteve Hogarthが全力で歌い始めていました。ステージ上でも十分な迫力があるのに、至近距離での歌唱は圧巻そのもので物凄い迫力でした。7列目の右側で若干不満に感じていましたが、予想外のラッキーでした。

また、昨年ハイハットに隠れて全然見えなかったIan Mosleyのドラムが今回左寄りにセッティングされていたこともあり、右側からは顔やスティック裁きをある程度見ることができました。また、Pete Trewavasのベースの早弾きも比較的はっきりと見ることができました

そして2日目は8列目の左側で、比較的Steve Rotheryから近くで、泣きのギターを堪能できました。願わくばもう少し音響バランスの良い中央ブロックで鑑賞したいところでしたが。

年齢層が高いので着席での鑑賞が中心ながらも、圧巻のパフォーマンスを前に、拍手、歓声で大いに盛り上がっていましたが、スタンディングになるのが本編ラスト以降になるので、アンコールを通常よりも増やして盛り上げた感じがありました。

しかしながら、満員の観衆の拍手、歓声にメンバー全員満足している様子が感じられ、特にボーカルのSteve Hogarthが満足気に嬉しそうに振舞っていたのが印象的でした。日本での人気の高まりに自信を深めたのではないかと思われます。

そのため、今後は長い間ブランクを開けること無く、比較的定期的に来日公演を実現してくれるのではないかと期待が持たれます

【Member】
Steve Hogarth - Vocal (1989- )
Steve Rothery - Guitar (1979- )
Pete Trewavas - Bass (1982- )
Mark Kelly - Keyboard (1981- )
Ian Mosley - Drums (1984- )

【Setlist】
alt

2018/9/15(土)
01.Splintering Heart「Holidays In Eden」 1991年
02,Quartz「Anoraknophobia」2001年
03.The Party「Holidays In Eden」 1991年
04.White Paper「F.E.A.R.」2016年
05.Beautiful「Afraid of Sunlight」1995年
06.Seasons End「Seasons End」1989年
07.Real Tears for Sale「Happiness is the Road」2008年
08.The Leavers: I. Wake Up in Music「F.E.A.R.」2016年
09.The Leavers: II. The Remainers「F.E.A.R.」2016年
10.The Leavers: III. Vapour Trails in the Sky「F.E.A.R.」2016年
11.The Leavers: IV. The Jumble of Days「F.E.A.R.」2016年
12.The Leavers: V. One Tonight「F.E.A.R.」2016年
13.Ocean Cloud「Marbles」2004年
14.Mad「Brave」1994年
15.Afraid of Sunlight「Afraid of Sunlight」1995年
16.The Great Escape「Brave」1994年

Encore:
17.El Dorado: I. Long-Shadowed Sun「F.E.A.R.」2016年
18.El Dorado: II. The Gold「F.E.A.R.」2016年
19.El Dorado: III. Demolished Lives「F.E.A.R.」2016年
20.El Dorado: IV. F E A R「F.E.A.R.」2016年
21.El Dorado: V. The Grandchildren of Apes「F.E.A.R.」2016年

Encore 2:
22.Garden Party「Script For A Jester's Tear」1983年

alt

2018/9/16(日)
01.The King of Sunset Town「Seasons End」1989年
02.The Leavers: I. Wake Up in Music「F.E.A.R.」2016年
03.The Leavers: II. The Remainers「F.E.A.R.」2016年
04.The Leavers: III. Vapour Trails in the Sky「F.E.A.R.」2016年
05.The Leavers: IV. The Jumble of Days「F.E.A.R.」2016年
06.The Leavers: V. One Tonight「F.E.A.R.」2016年
07.Living F E A R「F.E.A.R.」2016年
08.No One Can「Holidays In Eden」1991年
09.Sugar Mice「Clutching At Straws」1987年
10.Easter「Seasons End」1989年
11.Out of This World「Afraid Of Sunlight」1995年
12.Wave「Brave」1994年
13.Mad「Brave」1994年
14.Afraid Of Sunlight「Afraid Of Sunlight」1995年
15.The Space「Seasons End」1989年

Encor:
16.Pete Trewavas Bass Solo
17.This Strange Engine「This Strange Engine」1997年

Encor 2:
18.Three Minite Boy「Radiation」1998年

Encor 3:
19.The Release「Seasons End」1989年
20.Market Square Heroes「Script For A Jester's Tear」1983年




【Marillion "White Paper" (Live) - from "All One Tonight (Live At The Royal Albert Hall)"】


【Marillion "The Leavers: V. One Tonight" (Live At The Royal Albert Hall) - From "All One Tonight"】


【MARILLION - Seasons End】
alt

【Marillion Easter Live】


【Marillion - All One Tonight - The Space Live At The Royal Albert Hall】


【Marillion - All One Tonight - Go! - Live At The Royal Albert Hall】
Posted at 2018/09/18 06:13:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | LIVE | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「本日はBillie Eilish HIT ME HAED AND SOFT : THE TOUR 2025 @ さいたまスーパーアリーナ DAY1 O.A. YOASOBIです。
アーチスト先行でSS席確保しレベル200の最前列も、アリーナと高さ変わらず見ずらいかも😢」
何シテル?   08/16 17:01
ずっと日産車でしたが初めての輸入車になります。 よろしくお願いします。 車歴:ラングレー→スカイライン(R30)→スカイライン(R32)→プリメーラ(P12...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

イベント:V40オーナーズクラブ東日本オフ会(ボルボ全車OK) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/04/13 06:54:57
埼スタオフ(^^) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/02/23 21:47:27
イベント:2021年『新年の賀詞交換オフ』 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/01/02 15:44:42

愛車一覧

ボルボ V40 ボルボ V40
事前予約していたにもかかわらず、契約から4ヵ月でようやく納車されました。
日産 ラングレー 日産 ラングレー
初めて乗った車 歳がばれる
日産 スカイライン 日産 スカイライン
初めて乗ったスカイライン
日産 スカイライン 日産 スカイライン
ノンターボでしたが、コンパクトで4輪マルチリンクで非常に良い車でした。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation