
いままで車以外のネタは、あまり書かないようにしていたのですが、5月以降腹の立つトラブルが延々と続いているので、話の細かい内容を忘れないうちに、事実を淡々と、時には怒りを込めて書きつづってみました。このようなネタを不快に思われる方は、読まないでください。
2011年7月、特に地デヂ化の流れにのる気もなかったので、2000年から契約していたスターキャットという地元のケーブル会社に「もうすぐテレビが観られなくなるので、ケーブルテレビの契約を解約するわ」と電話で伝えたところ、「デヂアナ変換で、2015年の3月までは、テレビそのままで観られますよ」という、思いがけない返事が返ってきました。翌日、向こうからもデヂアナ変換の契約の営業電話があったので、「まあ、あまり観たい番組もないけど、地デヂ化しなくてもそのまま観られるなら、今しばらくテレビを観てみようか」と、新たにデヂアナ変換の申し込みをして、工事の方もみえました(この時の判断は、あとで思うと、大きな誤りでした)。
そして時はあっという間に流れ、2015年3月11日、テレビの画面でしつこく警告のテロップが流されていたとおり、デヂアナ変換のサービスも正午で終り、本当にテレビが映らなくなりました。この頃には、2011年当時よりも、更に家族みんながテレビを観なくなっていたので、本当に静かなテレビの終焉を迎えたはずだったはずでした、が……。 今回はスターキャットからの、テレビが観られる新しい契約を勧める営業の電話もありませんでした(鬱陶しいだけなので、なくてかまいません)。
NHKにも、「スターキャットからデヂアナ受信の契約を打ち切られた」という事由で、翌日受信契約の解約を申し込みました。こちらの解約はスムーズに進み、前払いで払っていた(
3月分以降の)受信料も、4月に還ってきました。

その後テレビはDVD再生専用機になり、名画を鑑賞する穏やかな日々がずっと続くはずだったのだが、5月の終り頃になって、奥さまが「偶にはテレビを観たいこともあるので、どういう契約をしたらテレビを観られる」という問い合わせの電話をスターキャットにしたようで、思いもかけない事実が判明しました。テレビが映らなくなった後も、こちらから申しでない限り、「契約は解約されない」というのです。それどころか「テレビ映りますよ」とか言われて、向こうからの電話の指示で色々とやったらしいが、常識的に考えて映るはずがありません(このあたりから、先方の話というか、対応がかなりおかしいのです)。映ったら「あのテロップは何だったんだ」という話になります。
スターキャット側の都合でサービスを中止しておいて、その後も料金を引き落とすのは、たとえ少額でも納得できないということで、私がスターキャットに問い合わせの電話をしたところ、最初に言ったのが「インターネットの契約をしているから、テレビの契約も続いている」ものでした。しかし、インターネットの方は自宅の一階にある店の契約で、引き落としの口座も別になっています。回線を共有していると、テレビとインターネットの一方だけ簡単に停止できないのなら、どう考えても、そんなシステムを作ったほうが悪い。それを言ったら「確かに、別の契約になっていますね」ということで、「一度担当者が、説明にお伺いします」という話になりました。あと料金については「日割りはしないので、11日迄でも一ヶ月分の料金がかかる」との説明だったのですが、こちらから月の途中で解約したならともかく、月の途中でサービスを停止した、スターキャットの方が言い出すような話ではありません。3月分の料金を取るなら、3月いっぱいはデヂアナ変換のサービスを続けるのが普通です。話してる内容がずれているというか、この会社の言うことは、何かおかしい。
店にみえた方は、ごくごく真っ当な方でしたが、ちょっと話に行き違いがあったようで、私の方はサービスの中止に伴う契約の解約について、詳しい説明をお訊きしたかったのですが、担当の方は、どうしたらテレビを映るかを見にみえたようです。一応「3月11日に遡って、きちんと契約を解除して欲しい」という要望を伝えたところ、「おっしゃることはよく判りますが、上司に訊かないと私では即答できないので、帰ってから改めて電話する」というような話になりました。テレビを観られるようにする契約については、それからの話です。奥さまがテレビを観たいこともあるというので、場合によっては「こちらの方も相談にのってやって欲しい」とお願いしたら、「いいですよ、映るようにするセッティングは無料でやります」とのことでした。
ところが、『上司』という方からの電話で、状況は一変します。改めて抗議の内容を伝え「3月に遡って解約して欲しい」と要望したのですが、どうも話の内容がきちんと理解していただいているような様子が全くありません。無愛想に言ったのが、「国策だから仕様がない」というひと言。これって、お客に言うような話ですか! 国からの要請があったとしても、民間企業ですから、嫌なら断ればいいし、商売になると思えば、3月以降も続ければいいだけの話です。単なる経営判断の問題でしょう。いくらケーブルテレビ会社が国の地デヂ化に協力したとしても、見返りに「少しぐらいの詐欺行為には、目を瞑ってやるから」なんて話はなかったと思うのですが。別にこちらも、地デヂ化や、予告されていたデヂアナ変換の終了に文句を言っているわけではないので、こういうセリフがとびだすこと自体おかしいのです。その上次には「サービスは停止していない」というようなことまで言い出しました。今までのほかの方との話で、だいたい想像はしていたのですが、デヂアナ変換終了後に、勝手にデヂタルのデータを回線に流し続けていたようです(そんなことが、できるんでしょうか?)。テロップでも予告されていない(「地デヂ化をお急ぎください」なんてぇのはあった記憶です)し、デヂアナ変換でテレビを観ていた家に、そんな地デヂデータの押し売りをされても意味がありません。どうもこの『上司』という人物は、話が全く通じないというか、頭が狂っているとしか思えないほどお話になりません。サービスは停止していないので、「返金は一切出来ない」とのことです。
奥さまに話の内容を伝えたところ、「へぇ、やけに強気だね。デヂアナ変換終了後の料金請求で、抗議が殺到して大変なことになっているので、強気で押し通そうとしてるんじゃないの」と言っておりました。実は、これは私も勘ぐっていたことです。お客とのトラブルのが、ないはずがないですね。奥さま、なかなか鋭いです。
『上司』という人物の対応には、猛烈に腹が立つものの、まあこんなブラック体質の会社とは、直ちに手を切った方がいいということで、6月1日(先方の休み明けの月曜日)に『上司』相手に電話して、1日過ぎてはいるのですが5月一杯でテレビの契約を解約ということで、(相手の不誠実で強気な態度に、非常に不満ながら)話をつけました。設備の撤去工事費もかかるとのことですが、一刻も早く手を切るために了承いたしました。だいたい向こうからサービスを停止しているのに、こっちが撤去工事代まで払うというのもはらわたが煮えくりかえるほど納得できない話ですが、手切れ金ということで、自分を納得させます。
そういえば以前、同業者が「スターキャットで契約していたレンタルサーバ契約を、突然打ち切られた」と文句を言っていたのを思い出しました。当店もスターキャットで契約して、サーバ上にホームページを作っていたのですが、2000年の開店当初はよかったものの、その後の情勢の変化で、容量の小さい割に料金が高いので、楽天のやっていたInfoseekに乗り換えたため、ほとんど気にしていませんでした。そのInfoseekも廃止になったのですが、廃止になる一年間くらいの「移行期間は無料にします」とのことで、ゆっくりと現在のサーバに移行できて、大変助かりました。この対応の違いが、ブラック体質の企業と、きちんした企業の差のようです。
デヂアナ変換終了に伴うトラブルは、スターキャットの営業区域で多数発生しているのではないかと考えて、その報告とどちらの主張が理不尽なのかを判断してもらうために、名古屋市の消費者相談センターにも電話してみました。結論的には「消費者相談センターとしては、どちらの主張が正しいのかの判断はしない。どうして欲しいのかお聴かせいただければ、先方に伝える」という、仲裁機関の位置づけのようです。今更ながらと思いつつも、「3月に遡って、きちんと解約して欲しい」という希望を伝えてもらったのですが、案の定先方からは「6月分を負けてやっているのだから、それ以上は負けない」というような、傲慢な返事があったようです。あまり期待はしてないのですが、星猫に対する消費者の苦情が多く寄せられれば、市としても動くのではないかと思います。
腹立たしいながらも、話の決着がついた後、店のインターネット契約が残っていることにやっと頭がいったので、テレビの設備の撤去工事があるのなら、インターネットの撤去工事も一度にやった方が余分な工事代がかからないだろうということで、翌2日ソフトバンクに相談して電話とインターネットを光に切り替えることにしました。以前スターキャットはKDDIの系列会社という話を聞いたのを思い出したので、KDDI系列のコミュファ光という選択肢はありませんでした。最短で23日に工事に来てもらえることになったので、スターキャットに電話して、電話口の女の方に「インターネットを6月で解約すること、二週間以内くらいで来ると言っていた設備の撤去工事は、インターネットと合わせて23日以降にして欲しい。テレビについては、先月で解約と言うことで決着しているので、もしこれ以上ごねることがあれば、供託して、料金の引き落としを止める」ということを伝え、「判りました」という返事をいただきました。
スターキャットの工事の(下請け会社の)方は、25日にみえて、外しやすいところの線を撤去されたのと、借りているモデムを持って帰られた程度で、テレビの置いてある自宅の方にはみえませんでした。「テレビが観えなくなりますが、本当にいいんですか?」と確認してみえましたが、そんなもの「3月から観えなくなっている」と返事をしておきました(データの送信だって、いくらなんでも6月の初めで止めているでしょう)。最初は「スターキャット関係のものは、綺麗さっぱり外して持っていってくれ」とお願いしたのですが、商品が所狭しと積まれているうちの店では、なかなか大変なようで、工事の方にそこまでのご迷惑はかけられませんでした。「インターネットを契約していると、テレビが簡単に止められない」というような最初の話には、「そんなことはないがなぁ」ということでした。先方の話の内容が、色々と怪し過ぎます。
6月に、最終分の5月の料金が引き落とされ、あとは7月の店のインターネットの使用料と、工事代を支払えば、完全にスターキャットと手が切れてすっきりするはずだったのですが、7月に送られてきた請求書には、解約手数料(工事代)の他に
6月分のテレビの利用料も記載されいました。
最初はこんな微々たる金額は払って、完全に手を切るつもりでいたのですが、その時私の頭の中で「ブチッ」と音がして、何かが切れました。「ここまで虚仮にされては」と考え直し、銀行には「払うべき事由のない請求が含まれている」との理由で、
スターキャット側との約束通り、引き落としを停止してもらうようにお願いしました(供託金は、必要ありませんでした)。一応は地元で名前の通った会社が、こんな金額で嫌がらせとは、陰湿というか、ちゃっちいというか。
27日に引き落としはされず、その後問い合わせの電話ひとつありません。引き落としができない場合、次の月からコンビニ支払いに変更と書いてあったのですが、銀行の方は一度しか止められないとのことなので、その方が拒否しやすいので有り難いです。そういうことが出来るのかどうかは判りませんが、勝手に再引き落としされるのが一番困ります。
すでに話としては完全に終わっていることなのですが、スターキャットが約束を反故にして6月分の使用料を請求してきた以上、元々請求内容に不満のあった解約工事代の支払いも拒否しようと思っています。今回の工事費を当方が負担するものとは、元々考えておりません。既に払っている3月から5月分の使用料はくれてやります。金額的には微々たる話ですので、ブラック企業に対して、顧客としての抗議の意思さえ表明できれば良しといたします。
当店の開業以来15年間お付き合いしてきたスターキャットですが「断つ鳥跡を濁す」「終わり悪ければ、全て悪し」ですね。少しだけ擁護しておきますと、当店にみえた方や、下請けの工事会社の方は、ごくごく普通の感じの良い方です。電話の窓口の方も、電話での返答にブラックな部分もありますが、普通の方です。『上司』という方だけは、完全に狂っています。
しかし、こうして振り返ってみると誰一人、デヂアナ変換停止後の料金の請求についての論拠を示していないです。奥さまが最初に電話した時の「契約は続いているから映りますよ」「言われる通りにやっても、真っ黒で何も映らないのですが」という会話で、全て終わっている感じです。もう少しきちんとした説明も欲しかったのですが、多分請求の論拠なんて何もないのでしょう。だいたい向こうからサービスを切っておいて(「サービスは続けている」と主張していますが)、こちにから解約の連絡しない限り契約は続いているなんて、どう考えてもおかしい。2011年の時とは、根本的に違います。奥さまの言う通り、殺到する苦情に対応する為に、きちんと説明はできないものの、強気で押し通せるだけの人を電話の窓口に配置しているのではないかと推測しています。
私は、現在のテレビのない生活が気に入っています。子どもたちからも、テレビを観たいなんて話はほとんどないです。当初「サザエさん」を観たいと言っていた下の娘も、「テレビのない生活に慣れた」と言っています。奥さまだけが「イケメンの出る番組をやるので観たい」とか、何かうざったいです。
今日になって、タイトル画像と、こんなものが送られてきました。赤紙かぁ、葉書の方の文面を読む限り、やっぱり普通にデータの送信は止められるじゃないか。スターキャット側の単なる手違いの可能性も多少は考えて、一応は電話問い合わせくらいはあるかと構え、少しは話し合いの扉を開いていたのですが、これは(『上司』の対応に腹を立て)インターネット契約を解約したことに対する嫌がらせというか、完全に喧嘩を売ってきてますね。うちのような、信用第一、口約束は必ず守る個人商店が、こんなブラック体質の企業と、15年間もお付き合いしていたことの方がおかしいのです。「盗人猛々しい」とは、この会社のことですわ。こちらにとって一番嫌なのは、黙って料金を再引き落としされることですが、それはなさそうなので、安心して鬪えます。しかし新しく登場した、ニッテレ債権回収って何だ。いかにも、日本テレビの系列っぽい名前だが、脅しのネタに使われているくらいだから、
豊田商事みたいな真っ黒けの会社かなっ? 関係のない相手が乱入してきても、別に話すこともないのですが……。
相手が、ブラック企業であれ893であれ、日本は法治国家ですから、裁判所から支払い命令でもあれば、きちんと異議を提出します。これ以上の開き直りは、許しません!
未完
追伸: スターキャットという会社に疑いの目を向け始めて疑問に感じたことがあるのですが、2011年の時のデヂアナ変換対応の工事は、本当に必要だったのでしょうか? 当時ネットで、「地デヂ化されたのに、アナログのテレビがそのまま観える」という話が結構あって、ケーブルテレビのデヂアナ変換のことだったのですが、そうするとスターキャットのやったデヂアナ変換の工事は不要だったのでは?? 月々の使用料は大幅に下がったのですが、ひょっとすると「デヂアナ変換の契約で、そのままテレビが観れますよ」と営業して、不要な工事を押しつけ、デヂアナ変換詐欺で儲けまくっていたのでは??? こちらとしては知識のないことなので、確かなことは判りません。金額も調べてみたら、(1~2萬盗られているのかと思ったら)3,150円とたいしたことはないのですが、うちだけではなくて、件数が多ければ、大きいかもしれません。どうも終了時の対応(なんでその後、地デヂ化の工事もしてないのに、デヂタルの情報を流せるのか)を思い出すと、かなり怪しいです。2010年頃だと思いますが、スターキャットから「今なら格安で地デヂ化の工事をやります」という営業の電話があったので、地デヂ化の工事をしてなければ、デヂタルデータを流せるはずがありません。古い話でしっかりした記憶がないのですが、工事代も3,000円程度ではなかった(9,000円くらい?)ような。こちらの方もかなり怪しいです。もし地デヂ化されていたとすると、回線は地デヂ化されていたのに、(チューナーは提供されていないので)デヂアナ変換で観ていたという、客側から申し出るはずのない、極めて不自然な状態が続いていたことになります。
二伸: デヂアナ変換対応の工事の時に、うちにみえた職人さんが「このVHSとβのヴィデオが使えなくなります」と言っていたのですが、別に普通に使えるので変だと思っていたのですが、勝手に不要な地デヂ化の工事をされて、(多分下請けの方なので)地デヂを前提に正直に話をしてみえたと考えれば、話が合います。詐欺的商法に引っかかったとしても4年も前のことですので、蒸し返すつもりはないのですが。疑惑を感じているのは、2011年の時に(勝手に)地デヂ化の工事をやったのか、どうか、もしやったとすると、それは本当にデヂアナ変換のサービスに必要な工事であったか、否かです。もし工事が必要であったとすると、「そのまま観える」という話自体が嘘だったことになります。
今回のことがなければ、こんなことは思いも寄らなかったのですが、2011年の時点で、スターキャットがデヂアナ変換詐欺を働いていたとすると、『上司』の「国策だから仕様がない」という言葉も、ある程度の意味を持ってくるし、今まで心に引っ掛かっていた話のピースも、ぴたりと嵌まります。星猫さん、怪し過ぎです! 多分間違いないと思うのですが、これ以上揉めるようなら、知恵袋で確認してみよう。
三伸: 星猫という会社について、ちょっと調べてみたのですが、当店が契約した当時は、映画館をやっていたヘラルド(よく観にいきました)の仔会社だったものの、2004年にヘラルドが倒産し、現在はコミュニティネットワークセンターというところの仔会社になっいるようです。最初に契約した時とは、全く別の会社と思った方がよさそうです。『上司』という人物は、今まで話した、それなりに親切で紳士的だったスターキャットの人間に比べて、違和感ありすぎです。
四伸: あるケーブルテレビ会社のHPに、デヂアナ変換は「工事や追加の費用は必要ありません」と明記してありました。前提となる条件に違いがあるかもしれないので、断言まではできませんが、デヂアナ変換の説明図を見ると、ケーブルテレビ会社でアナログに変換したデータを、それまで通り各家庭に配信しているだけのようですので、まっ、そういうことなのでしょうね。
2015年にはテレビを観るのを止めるのが前提なので、私の方から費用のかかる余計な工事をお願いするはずがありません。当初意味が不明だった『上司』の「国策だから仕様がない」という言葉も、2011年の時点まで遡って、「国策に協力してやっているのだから、多少?の詐欺は許される」というふうに意訳すると、やっと意味が判ります。今思うと、この一見意味不明の言葉は、犯罪者の告白だったのかも……。
コナン君なら「全ての謎は解けた」と言うところでしょう。