2023年05月15日
多治見警察署の事故調書捏造のこと
若い頃に当事者となった、腹立たしい事故を記録に残しておこうと思います。細かい部分の記憶は曖昧になっているところもありますが、なるべく事実を正確に綴っていきます。
当時私は、セリカ・リフトバックで夜岐阜県の多治見市内に住む友人を訪ねるところでした。理由は覚えておりませんが通常とは逆に、19号線を多治見の市街地から名古屋方面に向かい、信号交差点を右折しようとしました。反対車線にも右折待ちのトラックがおり、反対車線が見えない上、そこそこの通行量もあるので交差点の中央で停車。信号が青から黄色に変わりトラックもゆっくりと動き始め、対向車線の車も途切れて信号も赤に変わったので発進して出て行ったところ、反対車線を直進してきた車と衝突しました。右直事故です。
私としては当然、相手の信号無視による事故だと判断したのですが、警察にきてもらって判ったのは、こちらの信号が赤になった状態で、相手側の信号は青だったということです。信号に時差式の表示はありません。
相手はアベックで、女性が軽傷という状況です。
検証の後、多治見警察に移動したのですが、警察では「そっちが怪我をしているから被害者で、こっちが加害者だ」というような、ちょっと意味不明な決めつけをされました。
担当の警察官は山田直という方で、この信号はいくらなんでもおかしいと思い事故の状況の重要と思われる部分を詳しく説明し、調書を作成してもらったのですが、何とその調書には信号の進行に関する説明がまるっと欠落するなど、喋った内容と全く別のことが書かれており、「私の不注意により事故を起こしてしまいました」というような、言ってもいない言葉で結ばれていました。当然「内容が違う。この調書には、供述の一番肝心なことが書かれていない」と書き直しをお願いしたところ、その山田直という警察官の態度が俄に豹変し、私を激しく罵り始めました。それでもあくまで署名せず書き直してもらったのですが、「言ったことをちゃんと書いたつもりだ。信号は警察ではなく、交通公安委員会が設置したものだ。 もし信号に問題があるなら他にも事故が起きているはずだ。自分が決めるのではないが、お前は四か月の免停だ」というような罵詈雑言を、口汚く浴びせ掛けてきました。
免停は当時の仕事に差し支えるので非常に困りましたが、それ以上に事故の原因と、一方的に加害者扱いされたこと、調書を捏造しようとしたとしか思えない警察官の態度に納得がゆかず、裁判を覚悟して私なりに闘う準備を始めました。
調査の為に再度現場を訪れたのですが、なんと交差点は矢印の付いた信号に変わっておりました。またそのあたりの方に訊いてまわったところ、あの信号になってから事故が多発していたとの証言も得ました。警察が資料を出さない限りは具体的な裏付けがとれないのですが、何かよっぽどまずいことでもあるのか、全力で事故原因を隠蔽しようとしている感じです。警察官としての矜持まで捨てて何を守ろうとしているのか、山田直という警察官に対する不信感が、ますます積もります。
多分あの態度は私だけに対するものではないと思うので、今だったらSNSで情報を拡散すれば他にもこの交差点の事故で、多治見警察による捏造の被害者が出てくるかもしれませんが、当時はそんな手段もありませんでした。
そのうちに多治見検察庁から呼び出しが来たので、全面的に対決する覚悟で出向いたのですが、意外にも検察官の方の見解としては「あなたに過失がないとは言えないが、状況からして罪に問うことはできない」という、普通に納得がゆく、至極真っ当なものでした。それでも、あの警察官に対する溜飲が少しも下がるものではありません。あの時捏造された調書をそのままにして、書き直しさせなければ大変なことになっていました。警察官がいかに恫喝しようと、重要な事実を意図的に抜かしたり、言ってもいないことを捏造した調書には、当たり前の事ですが決して署名してはいけません。信号が事故直後に変更されたのは、検察側も掴んでいたようです。
それで形の上では一件落着かと思ったのですが、今度は行政処分の通知で平針に出頭。免停4ヶ月?とかいうような話だったので、「納得できない、あの危険な信号の所為で事故が多発していたようなので、あなた方の権限で調べてみてくれ」と言ったところ、「事故の状況もちゃんと考慮して、処分を決めたのだが……」(どこが!)「刑事で処分がないのを確認できたなら、行政処分もないことにしよう」という、よく判らない理屈を言われて、曖昧決着となりました。
今でも、交通公安委員会と警察の関係とか、実質的な信号設置の責任者は誰なのかとか、よく判りません。 警察官の名前なんて普通覚えていないのですが、警察官にあるまじき非道い態度だったので、鮮明に記憶に残っています。
何十年来の苦い思い出を、やっと吐き出しました。若かったのに、よく警察官による恫喝とここまで渡り合ったものだ。これは過去の自分を褒めてやりたい。
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Posted at
2023/05/15 16:39:48
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