アイルランド独立の英雄「マイケル・コリンズ」

アイルランドがイギリスから数百年に渡って迫害、搾取され続け、そして
どうやって独立出来たか？、しかし何故完全独立出来なかったのか？
IRAとは？その始まり？何故内戦＆テロ攻撃を始めたのか？

そんなアイルランドの歴史が映画「マイケル・コリンズ」で垣間見る事が出来ます。
意外と言っては失礼ですがジュリア・ロバーツの演技も素晴らしく
彼女のキャリア中、最高の演技かもしれません。





アイルランドとイギリスの間で最悪の事件はジャガイモ飢饉（英語: Potato Famine、アイルランド語：An Gorta Mór）
ヨーロッパ全域でジャガイモの疫病が発生しジャガイモを主食としていたアイルランド人が
10年でほぼ150万人が亡くなったと、
これだけなら単に不幸な出来事ととらえられなくも無いが実はこれは人災いやむしろ大量殺人
とも言えるのである。
この惨事の間中イギリスは食料の市場への供給不足による価格高騰を恐れ、穀物、肉、
乳製品など大量の食物を、アイルランドからグレートブリテン島へ以前と同じように運び出して
いたのでした。
また、アメリカからの救援用のトウモロコシの多くはイギリスに送られてしまいました。

そうしてアイルランド人達はジャガイモ以外に豊富にある食糧を横目に餓死していったのである。


「飢饉なんてなかった、アイルランド人はジャガイモ以外を食べる事を許されていなかったのだ」
と歌うアイリッシュ女性シンガー、Sinéad O'Connorの歌Famine

かろうじて生きながらえた者たちも数百万人単位でアメリカなどに移民として渡ったが
既に飢餓状態の者たち故、女、子供を始め船上で息絶えた者も少なくなかったとか

決してテロを正当化はしないが、こういう過去の事件を含む国民感情を知らずして
マスコミのうわべだけの情報、都合の良い事しか伝えないマスコミの手口を鵜呑みにして
ある国を簡単に批判する風潮はもうやめにしたいものです。

こちらのブログでアイルランドの歴史が判りやすく紹介されてます
～先史時代からケルト時代～
アイルランド、悲劇の歴史　～12世紀から17世紀～
アイルランドの独立と分断
ジャガイモ大飢饉とアイルランド移民