2015年08月27日
今年の火垂るの墓見ましたか
私が初めて 『火垂るの墓を見たのは初めてのTV放映』でした
二人の兄妹(きょうだい)の切なく 余りに哀しく例えようがありません
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節子という女の子 缶に入った石(ほんとはドロップが入っています)を取り出し

『お兄ちゃんなぜ食べないの 美味しいいよ』
と言いながら死んでいきます
節子にご飯を食べさせるために お兄ちゃんは
空襲警報で逃げた家族の食卓にあるご飯を盗み それを節子に与えます
このような状況下で 今日を生き抜く二人の兄妹を 誰が非難など出来るでしょうか
戦争というものが いかに残酷なものか
涙があふれ その映像を直視することなど出来ません
私には6歳程年上の義兄(あに)がいました
小さい時からいたずら好きでガキ大将 俗に言う手がつけられない子供でした
中学も直るどころか悪くなるばかり
進学はできず家を継ぐことになりましたが
時を同じくして 40代半ばの父親が亡くなります
父親という監視役がいなくなると その悪態はたがも外されたも同然
様々な悪さをし 当然厄介になるところに 何度もお世話になりました
大人になるにつけ 自分の父親のように世間から認めてもらいたい
そう思っても 小さい時からの悪行と伴わない言動が
更に拍車をかけるように 真逆の方に進んでいくのです
そんな中で 親戚もさじを投げるような結果の裁判でも
母親である『おばちゃん』は あらゆる手立てを尽くし
兄の弁護人を探し依頼するのです
親が助けないで だれが助けるのだ
ホントに母は偉大です
親戚中 世間に顔向けができない なんてことは
『母親の中にはないのですね』
あんちゃん!
そんなおばちゃん(母親を) あの世で 親孝行していますか
これから 少しでも楽な生活が待っていたはずなのに
あの3月11日の津波で あっけなく逝ってしまいました
あんちゃん 旅行に温泉に連れて行ってあげてください
今度は あんちゃんが寄り添い助ける番ですよ
立派な父親を追わず 自分の道をしっかり歩んでください
そんな事を 生きてる時に気付ければ良かったのに
ウルトラマンのようにヒーローにはなれないけど
弱い者いじめをしない 正義感がありましたね
今度こそ そちらの世界で正しい行動をしてください
みつばちハッチが大好きだった あんちゃん
もう母親といつも一緒ですですから
私の大好きなあんちゃん いい笑顔の二人が想い浮んでいます
そして 甘い! 甘い!ドロップを
節子ちゃんにいっぱい食べさせたかったな
それとも お腹いっぱいのご飯がいいかなぁ

** 今に感謝 **
Posted at 2015/08/27 21:33:37 | |
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