2015年04月21日
 
 50歳以下の方はご遠慮ください  読んでもつまらないです
車の話題ではありません  
柄にもなく  こんな趣味もあるんです
•一編
2014年 初冬
長いトンネルを抜けると  故郷(ふるさと) の匂いが
一気に強くなる
春は芽吹いた若葉が優しく
夏は一面  濃い緑が飛び込んでくる
秋は銀杏のまっ黄な葉が  眩しく目に入る
冬の薄化粧した里山には  取り残された広葉樹がいる
•二編
3月12日  北陸新幹線開通前日
最初で最後の特急白鷹です
北陸本線特急白鷹は越後湯沢に向かって
いる
窓ガラスには雪片が貼り着き
北に向かう  次第次第に純白の雪に
景色が変わって行くのです
杉木立に囲まれた屋根に  容赦なく雪が
降り積もり
小さなお堂は耐えています
人々もまた  こうしてじっと耐えて来た
のですネ
•三編
4月16日  羽田から千歳に向う空の上で
眼下に大きな雲の島が浮かんでいる
雲の切れ間からチラチラと  山里が顔を出す
飛行機で帰省する人々は  この一瞬の光景に
近ずく故郷(ふるさと)を見つけるのだろう
あの山  あの道  あの光に
近ずくふるさと
顔が微笑む人  次第に緊張が高まる人
さまざまな想いを胸に
次第に降下してゆく
過去のしがらみは捨てて
ふるさとに戻ろう
どんなに辛くても  どんな人をも
受け入れてくれるのが故郷なのだから
•4編  同上
千歳から札幌に向う高速道路は4月も半ばだというのに
木々の緑は何処(どこ) にもない
熊笹の葉が僅かなうす緑を見せている
東京の桜が咲き終えると  なんだか日本中の春の
季節が過ぎ去ったかの様な錯覚すら覚えるのに
札幌で特急オホーツクに乗り換える
岩見沢を過ぎると  大きく区画整理された田んぼが続く
きれいに耕され  春の迎えを整えている
しっかりと春を迎える北の大地に
鈍くもカン高く汽笛が響く
冬の到来が早い分  準備も早いのだ
人々の知恵は素晴らしい
OSのアップデートで写真が貼り付けなくなりました
最後まで  つまらない詩(うた)を読んで頂き
ありがとうございました
				  Posted at 2015/04/21 22:40:19 |  | 
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