
今回の日記は工具好きとしてトルクレンチの扱い方を書こうと思います。
ただウンチクとかじゃなく、意外に勘違いしやすい注意書き的な内容で書こうかなと!そんな感じです。
では早速話しを進めていきましょう。

先ず↑画像のトルクレンチが3本あります。メーカーはどーでも良いです!好きなのを使いましょう。
けど何故に3本用意したかです。
もちろんレンジが異なるからにありますが、例えば...2-20Nm,20-100Nm,40-200Nm,とサイズ別で合計2〜200Nmまで測る為に用意しました。
ですが、理由はそれだけではありません。

では↑画像の20-100Nmを測れるトルクレンチで例えます。
現在は最弱の20Nmにセットしてますが、実はこの最低値のトルクは正確では無いのです。

逆に↑画像の様にMAX値が100Nmの物も100Nmを測る時に正確ではありません。
うん、要は最低値&最高値と言うのは製品によりますが?一般的にリーズナブルな価格で売られてる “プリセット型” トルクレンチは皆そうだったりします。

では100Nmを使用するにはどうするか?
↑画像の様に40-200Nmまで測れるトルクレンチを用意して100Nmを使用します。
つまり最低値&最高値を使うなら、その数値が(約)中間に来るように買い揃えるのが良いとされてます。
なので、最低値&最高値を使用したいのにその数値が両端に来ないように選ぶ必要があります。

なので、↑画像の様に自分は3本を用意しました。
ただ?自分のは最低値&最高値が使えてしまいます。その分お金を費やしましたが、それなりの機能が付いてきます。
っで、最後にもう一つ。

保管方法です。
↑画像は使い回しですが、最低値の20Nmにセットしてます。
そぅ、殆どのプリセット型トルクレンチは使用後に “必ず最低値に戻す” 事を忘れてはいけません。
理由はボディ内部のコイルスプリングの力(プリロード)で計測するので、ずっと縮めてると癖が付き正確なトルクが測れなくなります!
又、コイルスプリングを最低値以下にして遊ばせるのも駄目です。
これも最低値のトルクが抜けてコイルスプリングは伸び、最低値に近い部分も正確に測れなくなります。
これが市販されてるプリセット型(スプリング式)トルクレンチの使い方&保管方法です。
もし?ホイール専用に使用して、セットしっぱなしな場合は直ぐに最低値に戻しましょう!
そして最低値&最高値を使うのは避ける、又は十分な余裕(メモリ)を残せるタイプを追加しましょう!と言う話です。
トルクレンチは測定器です。ちゃんと回して良い方向も決まってます!
ラチェット機能はオマケなので、ハンドツール的な扱いは避けましょう。
※左右の回転使用可能なモデルもあります。
今日の日記は以上ですm(_ _)m
Posted at 2017/12/11 00:51:49 |
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