
アイドリング不安定と言えば、ISCバルブの原因と判断するオーナーを見かける。又、酷い場合はエンジンストールする事も....
そもそもISCバルブとは?要はバイパスエアー量を制御してアイドリング回転を安定させる部品です。
その動きは....長文になるから省きますが、このISCバルブは非常にデリケートな部品と分かっててもD.I.Y.する人は掃除をするのをたまに見ます。
けれどISCバルブを掃除して効果が無い場合と、最初は良かったけど元の症状に戻る場合もあります。
それは何故かと言うと?単純にアイドリングを制御してるのは他にも沢山あるからです。
まぁ〜自力で改善する場合は大体....カム角センサー/カムポジションセンサー/スロットルセンサー/プレッシャーセンサー/などなどのセンサー類を疑うのですが、実は見落としてる部品があったりします。
それが“エンジンマウント”です。
何故にエンジンマウントかって話しですが、実は自分も昔にアイドリング不安定で悩んだ時期があり、各センサー類はもちろんISCバルブ交換もしました。それでも改善しなかったんですよね....
そこにたまたま車検が近付き、Fパイプ&マフラーを純正に戻した時の事です。面白い事にアイドリングが安定しだしました。
多分ですが、排気効率&脈動でE/G本体の揺れるタイミングが変わったんでしょう。
そして車検終了後にFパイプ&マフラーを戻すとアイドリング不安定が始まるのです。
もちろん排気効率が純正とは異なるので、社外マフラーが燃調を微妙に狂わせアイドリング低下を招いた事も考えられますが?
とにかく社外マフラーにしたらE/G振動も増した事に気が付いたのです。
っでE/Gマウントを交換しました。
すると不思議な事にアイドリングが安定しました。
例えましょう。
E/G内部ってカムシャフトやクランクは回る部品が多く、ピストンも上下運動してます。
これらはクルクル回る物だけに安定感が必要になります。
さらにピストンに関しては上下運動も加わります。
っで信じられないでしょうが、E/Gって低速だとバランスが取り難く苦手だったりするのです。
要は細い白線の上を人がゆっくり歩くとフラつきます。でもスピードを上げて歩くと安定して歩けます。
つまりクルマも同じ事が言えて、元々が不安定の中バランスを取りながら動いてたりするので....
....E/Gマウントに戻りますが、余計な揺れが邪魔をする事から振動が発生して、アイドリング不安定な状況を作る事が考えられます。
余談ですが、実はエアクリーナーの吸気もマフラーも揺れていては安定せず吸いにくい&吐きにくい状態になります。
ここも例えるなら、ガタガタ道でストロー付きの飲み物を飲むのと一緒です。止まってる時のように一定の吸引力で飲みにくいですね?!
だからシッカリとステーなどで止める必要があります。
ただマフラーは必要以上に固定すると振動の逃げが無くなるので、他にストレスが掛かりEXマニ以降からクラックが入る原因&各ボルトの緩みにも繋がるので注意が必要です。
まぁ〜ここまで書くと何となくイメージが湧くとは思いますが、この振動もアイドリング不安定に実は関係してる、又は原因の1つであると言えます。
センサー類の交換で症状が改善しない場合は、E/Gマウントまで疑って見ると良いかも知れません。
信じるか信じないかは....
貴方に任せます(笑
Posted at 2017/12/28 14:09:53 |
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