
大分前の事ですが、吸気チューンの話しに沿って先ず『Dジェトロニック』の燃料噴射装置の話しを書こうと思いましたが?結局は書いてる途中でボツとなり今に至ります(汗
ですが、前回の整備のスロットル洗浄のお陰で丁度いい画像が撮れた事で書く事にしました。
けれど難しいDジェトロニックの話しはもういいです(笑
手取り早く画像を使って今が書きたい事を書いて遊んで見ます。

先ず⬆︎画像ですが、スロットルボディのバタフライが見える所です。
要はインタークーラー(以下:I/C)後の部分です。
ここにはバイメタル&樹脂製バタフライや圧力センサー、バキュームラインなどに繋がる穴が空いてます。
特に圧力センサー穴は上側にホント0.2mmくらいの超小さい穴が空いてるくらいです。

続いてバタフライは閉じてますが真裏の画像になります。
裏側にはもう1箇所の圧力センサーの穴があり、前から見たバキュームラインは実際は裏のココにあります。
あとはISCVですが、サージタンクとのジョイント面でもある画像の窪んだ部分から繋がってます。(※つまりコンディショナー&キャブクリはある意味直で当たりにくい場所)
そしてセンサー類という事でスロットルセンサーはボディ横に付きます。

今度は外側から見ます。
するとスロットルボディ後のサージタンク部分に緑色のコネクターがありますが、ここが吸気温度センサーです。
つまりDジェトロニックと言うのはセンサー類のレイアウトの自由化で、Lジェトロニック(エアフロ制御)とは違って殆どのセンサー類はスロットル以降に取り付きます。
と言う事は?その前には、ただただ抵抗になるI/C→インテーク→T/C(ターボ)→サクション→エアクリーナーしかありません。
ちなみにターボが加給しだすと何度まで吸気温度が上がるか知ってますでしょうか??
実は150度前後まで上がると言われてます!
っでその後にI/Cで40〜60度とかまで冷やされてスロットルボディに入って行きます。
そう、巷....いゃ、雑誌やネット情報だと “冷たい空気” がパワーに直結すると言われてますが、実際は思った以上にホットエアーだって話しなんです。
&このまま関連として書き残しますが、今度は燃費です。燃費には思った以上のホットエアーが必要で、真冬にラジエーター前を塞いでも吸気温度が低ければ暖機終了した状態だとしても(各センサーが検知して)燃料噴射量は実は多く吹かれます。
なのでエアクリーナーBOXから外気を取り入れるインレットダクト、これは車種によってE/Gルーム内で終わってる(逆を言えば始まり)車両もあります!
つまり意図的に街乗り燃費走行の為にホットエアーを吸わせてます。(※燃費には冷たい空気よりもホットエアーが必要です)

では話しを戻しましょう(ニコ
この事が分かると答えは出たのも同然ですが、言ってしまえば純正エアクリーナーBOXでもオープン型でも結局は加給が始まれば吸気温度は絶対的に上がります。
なのでI/Cがシッカリと仕事をしてないと冷却が追い付かずパワーダウン&ノッキングが何方でも始まります。
ですからオープン型エアクリーナーでのパワーダウンには吸気温度よりも先ず燃調が合ってない状態+数値だけの加給圧だけものだから思った状態にならないだけとも考えられます。
更に言えば?吸気経路の短縮化、それと低抵抗の社外マフラーを付ければ吸気量&排気効率の関係で単純にパワーバンドがズレるでしょう。
なのでポン付けで全域での馬力UPの期待は単純に難しい事は考えれば分かるような事にも思えますが?
とにかく製品のパッケージを見ての判断だけでは求めたフィールと異なる可能性は大なので、やはりトータル的に見直す考えを持つ事から始めるといい気がします。

という事で吸気経路と吸気温度ですが、wagon R(mc系)とあえて絞っての意味でここまで書いてきたつもりです。(※全ての車両じゃないですょ)
因みにパワー(馬力)には排気温度も非常に大きな関係があります。
例えば等張EXマニ、これにバンテージを巻く車両がありますが?本当の目的として熱対策だけじゃなく、排気温度を下げない為に巻きます。
純正だとアルミプレートが付いてますが、それも熱対策の他に保温としてカバーされてます。
もちろんそれ以降の排気パーツのFパイプにもバンテージを巻く事で後方まで排気温度を逃がさないチューニング(調整)もする方達もいます。
他は........少し前に戻る必要がありますが、スパークプラグ&番手、これも熱=パワーとすれば凄く重要です。
全くフルブースト時の焼け具合も見ずに番手上げすれば排気温度の関係でパワーダウンも考えられます。
話し的には吸気温度ですが、排気温度も凄く重要なので?ある意味セットで考える必要があって、結局はトータルチューニングなら全てを見直す事になる超面倒くさい物だったりするのです(汗

まぁ〜自分の場合は遊びの延長線上でライトチューニング止まりですが、結局はチューニングを進めるには根本的なクルマのメカニズムを先に理解する必要があると思います。
なので社外パーツをポン付けしただけでは性能が表に出難いのも、そう簡単にファインチューンに繋がらないのも当然と考える様になりました。
そういう意味も含めて、先ずは愛車であるwagon Rを理解しつつクルマのメカニズムを知る方を現在は優先してます。
自分は経験も浅く、幾つものパターンを試した事もないので本当に手探り&経験者からアドバイス頼みです。
そんな感じで、色々と話が出て来ましたが?今回のメイン話しなら先ずI/Cをシッカリ仕事させる事を真っ先にって感じでしょうか??
又、純正エアクリーナーBOXが必ずしもベストって訳ではない事も(吸気温度に対して)理解できたかと思われます。
長文となりましたが最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m
(※間違った部分が有るかも知れません。参考までにお願いします)