2011年06月08日
変態犬さんと秘密の部屋 【前編】
え~良い子は読んでいけない不道徳ブログの時間がやってまいりました(笑)
以前のは訳あって消えていますが、久々の変態さんシリーズでございます。
実験的に純文学を書いたものの、やっぱりこっちの方が性に合うのかなぁ~
まず、お断りとして、本文は、額に傷を持つ魔法使いの男の子が、仲間達と一緒に悪の魔法使いを倒す、イギリスの魔法学校を舞台とした一大冒険スぺクタルとも、自作のパロ画像ともなんの関係もございませんのでご了承ください。
また、以前の変態さんシリーズと大きく違うのは、前回までにご登場いただいた変態さん達は車へと傾斜した偏愛が故に屈折した性癖を持つに至った、側面的な愛すべき変態さんであることに対し、今回ご登場の御仁は、純度、属性ともに真性のそれですので、耐性のない方はこちらでお引き取りを。
ご紹介するエピソードは、二式攻略の際にGTVが爆死したブログにちらっと出て来た怪人物、なんちゃってキャリア官僚の『変態犬さんと秘密の部屋』
それほど遠くない昔、墓まで持って行くつもりだった思い出すのも忌わしい彼との数時間を、曇りガラスの向こう側から、虚実ないまぜにして語らせていただきます。
変態犬さんとは長い付き合いの友人の一人。
彼が『変態犬』と呼ばれるようになった経緯は、私の道徳感では言葉にすることすら憚られるため、ここでは割愛させていただくことに。
そんな変態犬さん(以下、略して犬さん)の中学生の時の思春期らしいエピソードを一つ。
まだあどけなさの残るにきび面の犬さんが、冬休みの宿題である習字の書き初めをした時のこと。
厳格なお父上の言いつけどおり、1月2日に自室で墨をすり、和紙を広げ、お手本に習って、おごそかに筆を進める犬さん。
何枚かの試し書きの後、集中力がピークに達し、新しい筆を降ろして、本番に取り掛かった犬さんの筆が、和紙の上を力強くもさらさらと滑ると、現れたのは惚れ惚れするような、
「 女 体 」の二文字
そして、自分の作品をしげしげと見つめる内に、ムラムラしてきた犬さんは、正座したままそれを凝視して別の書き初めに至ったとのこと。
ああ、多感な思春期を象徴するものなのに、どんなにオブラートに包んでもこうなってしまう(滝汗)
しかし、まだまだ彼の鋭い感受性と性への純粋な探究心は留まることを知らず、学生時代にはジュネとバロウズに感化され、いわゆるA感覚にはまり、前立腺も開拓済み。
彼の性技の虜となった哀れな女子達が書置きした手紙をうっかり見てしまった時には、その調教極まった内容に、キ○ガイかと思ったぐらい。
もちろん、海外での異文化交流も盛んに行っておりました。
某大手物流に就職したものの仕事に悩む時期がございまして、ある時、一緒に立ち寄ったスーパーで、「なあ、この青じそドレッシングで、今すぐめちゃくちゃに犯して欲しいって言ったら、頼まれてくれるか?」 と真顔で言われた時には、殴って逃げたことも。
奇跡的に某中央官庁のキャリア採用に合格し、昼は国民の忠実なる公僕、夜は高貴なる女王様に献身的に愛をささげる下僕 と化した犬さんが、
「どえりゃあ、いいところがある。」と不敵な笑みを浮かべて持ちかけて来たのが、本題の『秘密の部屋』
以前、「AV女優達がスゲー集まる夢のような話がある。」と言って持って来た話が、結局、素人抜きまくりのAVの撮影会だったり、「秘密クラブを見つけた。」と言って嬉しそうにやって来ては、その一週間、抗生物質を飲んでいる姿があったりと、彼の言う『いい話』にはロクなことがあった試しがないのです。
全部断り続けていたのは勿論のこと、今回も頑なに拒否し続けていたのですが、
「な、どうしても、付き合ってくれ。気が進まないなら、何もしなくていいから、金は全部こっち持ちだし。」
「いや、でも。」
「この地方の財界人も来る超高級会員制クラブだから大丈夫だって。これ、3人しかもらえないカードなんだぜ。頼むよ~」
金枠に黒の、見るからにいかがわしいカードをかざして、ずぶ濡れになった子犬のような目線で訴えかけてくる哀れな犬さんに、どうやってそのカードを手に入れたか聞くのも面倒くさくなり、つい、
「本当になにもしなくていいんだな。」
「おお、さすが俺のソウルメイト、じゃあ明日、迎え行くから。」と渋々承諾。
彼が行きたがっていたのは、平たく言えば紹介制のS○クラブ。
プレイに参加するには高いハードルがあるらしく、プレイを見ながら高級な酒を飲むこともできるそこに、見る側として足しげく通い、ようやく参加するお許しを頂いたそうです。
しかも、この日は年に一度の、女王さまに願い事を3つだけ叶えてもらえると言う、奴隷達垂涎の恩赦が賜われる特別な日らしく、なにがなんでも行きたいと涙ながらに懇願しておりました。
かく言う私も興味が全くない訳ではなかったりするところでして(汗)
翌日の夕方、颯爽と迎えに来た犬さん。
どんどんテンションが上がり、車内は彼の独演会に。
「一人いくらだったと思う?○万だぞ。お前も楽しまなきゃ損だよ、人生一回きりだし。」
「帰りさ、どっちかが待ってるのって凄く気まずいよな。だから、イった時の合図、決めておこうぜ。
お前は早そうだから、そうだなぁ、、、ヴェイロンってどうだ??ヴェイロンって、、それ聞こえてきたら俺もスパートするわ。試しにヴェイロンって言ってみ~ウギャハハハハハハハ、ああ腹痛てぇ。。。」
ハンドルを握りながら、涙を流してゲラゲラ笑う横の犬さんの首を思いっきり絞めたくなる衝動を堪えていると、
「ああ、笑い過ぎた。。。。相変わらず、おもしれえな、お前は、、いや俺か。
じゃあ、そうだなあ、俺は、腹も出て来たしゲンバラにするわ~うひゃひゃひゃひゃ」
ゲンバラのオバフェン並みにはみ出た腹を揺すってヒーヒー言う犬さんの太い首を両手で掴みかかった時、とある高級マンションの駐車場に到着。
冷房が効いたエントランス、そこから先はオートロック式。
部屋番号を押して応答画面に会員カードを犬さんが掲げると、ゆっくりと分厚いガラス扉が開き、大理石張りのエレベーターホールへと向かう途中、ボタンを押す犬さんのワイシャツの背中越しに透けて見える、ある違和感を発見。
「おい、なんだよこれ?」
「え?知らないのかよ、ブラだよ。」
「な、、、ブラって、、これつけて公務してんのか?」
「倫理規定には何も書いてないし、あ、お前セクハラだぞ、それ。ちなみに寄せるタイプのフロンホック式な。エレベーター来た。」
セクハラって、、、こんな気持ち悪い奴が国を支えているとは、とほほほほ(嘆息)
エレベーターの中でも
「そうそう、下もブラとお揃いなのが大人のたしなみ。」とベルトを外そうとするアホを引きとめ、ある高層階に到着。
ブラをつけている理由は後で分かりますが、かなりどうでもいい理由です、はい。
インターフォン越しに犬さんがなにやら受け応えすると、重そうなドアが開き、
「お待ちしておりました。どうぞ。」と中から出て来たのは、スーツ姿の品の良さげなお兄ちゃん。
『ふ~ん、さすが高級クラブだな。』と感心しながら石鹸の香りが漂う、間取りが分からないほど長い廊下を歩き、でっかいリビングのソファーに腰掛ける二人。
「おい、なんかすごいな、ここ。」
「だろ。俺に感謝しろよ。何と言っても俺は3つのミッションをクリアしたんだからな。」
「なんだそのミッションって。」
「まず、女王様に言いつけられたモノを身につけてくること、これな。」と指さすブラ。
「そして2週間の禁欲生活。なんにもしちゃダメなのさ。これが辛いのなんのって、、、もう堪らん。」
「はあ、、、、そうなんだ。」
「最後は、新しい奴隷を一人連れてくること。」
「って、それ、、、、」
「ビンゴ~♪おかげで30%OFF+オプション付き♪」
「てめえぇぇぇぇぇ!!」
そんな小競り合いの最中に、先ほどのお兄ちゃんと現れたのは、チャイナドレスに身を包んだスレンダーな美人。
つけている仮面は女王様の証。
彼女を見つめる犬さんの視線が尋常ではなく、いつのまにか両手は自分の股間の上に。
そして、ゴクリと鳴る喉。
これは期待していいのだろうか。
すると先ほどのお兄ちゃんが、飲み物をテーブルに置きながら、
「次官様ですね。本日はようこそいらっしゃいました。」うやうやしく犬さんにご挨拶。
「じ、次官?」思わず聞き返す私。
「はい、そのようにお呼びするよう仰せつかっております。」
さらに次の一言に私は自分の耳を疑いました。
「あなた様は、次官様の大切なご友人の○○様でございますね。」
「はい!?」って、○○は俺の実名じゃねぇか!!
自分だけちゃっかり次官だなんて呼ばせといて、俺だけ実名とは、なんの仕打ちだ一体。。。
「大丈夫だよ、俺も免許証のコピー渡してあるから。」と得意げな犬さん。
免許証のコピーも抜け目なく取られてる危機管理能力ゼロのバカに連れて来られた自分を激しく後悔しても既に手遅れ。
注意事項とルール説明が一通りなされた後、「ではお楽しみくださいませ。」と出て行くお兄ちゃんを見送ると、
さっきまでツンと上を向いて立っていた女王様が、
「いつまで座ってんのよ、お立ちなさい、薄汚い豚ども。」とやおら犬さんと私をソファーから立たせ、
つかつかと私の前に歩み寄ると、「お前は、初めてここに来たそうじゃないか。私が穢れた本性を分からせてやるよ。ほら、顎を乗せな。」
私の前に差し出されたのは、女王様の左手拳。
『はは~ん、心理テストのあれだな。拳の上に顎を乗せた時、目を合わせたらS、合わせなかったらMという』
これはいわば、ご主人様になるか奴隷になるかの組み分け帽子。
というより、できることならマグルでいたいんですけど、、、と言える雰囲気でもなく、痛いよりは責める方と、顎を乗せてしっかりと女王様の瞳を見つめると、
「なんだ、そのもの欲しそうな目は!!お前もこいつと同類だな。よし分かった、今からお仕置きしてやる。」とまさかのM決定。
次回の組み分け帽子、ドSでないのをお願いします。
かくして、犬さんはここで一番の女王様、クイーンビーこと『ヴィクトリア様』に連れられ、奥の部屋に。
そして私はこの女王様 楊貴妃こと『ライチ様』とその隣へ移動。
薄暗いフローリングの部屋に並ぶのはきちんと整頓された、エロトピアでしか見たことがないお道具類。
壁一面に掛けられていた大きな鏡だと思っていたところが、明るくなったかと思った途端、そこに浮かぶのはすでにあられもない恰好をした犬さんと、道具を物色するヴィクトリア様のお姿。
あまりのことに声も出ない私。
「マジックミラーだよ。そんなことでいちいちびっくりしないの。シャワー浴びるんならさっさとおし。」
早速、ライチ様の厳しいお叱りが。
「あ、は、でも、、、、」
「私が口をきいて良いと言うまで口開くんじゃないわよ。」
役に嵌り込んでいるどころか、素でこうとしか思えない程、美しくもおっかないライチ様。
「ほら、さっさと脱いで、これをつけるの。」手には猿轡みたいなボールが付いた器具。
「あ、あの、、、一つ目のお願いいいですか。」
「なんだ、言ってみろ。」
「はい、ありがとうございます。折角なのですが、今日は見学だけにしたいんです。」
「ふ~ん、なかなか高級なこと言うじゃないか。分かった、ズボン脱いだら、ここに座れ。」
「ズ、ズボンですか?」
無言のままのライチ様の圧力に押され、なぜかズボンだけを脱いで指定された椅子に着席、、、、、
した自分が後から考えたらバカだった(泣)
太股と足首を革のベルトで手際よく縛り付け、気がつけば後ろ手に手錠をかまされ、体の自由を奪われた状態にされて、
「いいか、お前のお仲間が最低の辱めを受けている姿を良く目に焼き付けておくんだね。」
そう言い終わると、椅子をマジックミラーの方にくるりと向けられたと同時に、
四つん這いにされた犬さんがその尻に警棒のようなものを突っ込まれた途端、
「ゲ、ゲンバ、、、、、あ、ああ、ブリュッセル!! 」と、2週間の禁欲に堪え切れず、なぞの雄たけびを上げながら絶頂を迎える姿だったのでした。
(変態犬さんと秘密の部屋 後編に続く前に消されそうな予感・・・)
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2011/06/08 22:01:01
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