2010年03月14日
ナンセンス極まりない280馬力規制が撤廃され、ようやく300馬力を超える日本車が珍しくなくなり、欧米のハイパワー車と肩を並べるようになったかと思いきや、欧州車、アメリカ車は更なるパワーアップを図り、並み居るトップモデルと比肩できる日本車はGT-Rぐらいとまだまだ寂しいところ。
そんなセダンでも400馬力を平然と超えてくる、マルチシリンダーのハイパワー軍団と比べてみると、うちのM3はカタログ値343psと見劣りするのは致し方ないとはいえ、気持ちのよさからすれば、がっぷり四つに十分組めるレベル。
しかしながら、ゼロ四オフや名古屋高速で遭遇したGT-Rの怒涛の加速、伊勢湾岸で水をあけられたF430、名古屋高速の直線路でちぎられたガヤルドなどなど、実際にそのパワー差を見せ付けられると、気持ちよさだけではカバーできない忸怩たる思いが沸いて来るのは、M3オーナーとして当然のところではないでしょうか。
しかし、ついに、うちのM3がF40はおろか、GT-R、ムルシエラゴLP-640、マクラーレンF1、ENZOなどなど世界に冠するスーパースポーツを超える瞬間が訪れたのです!!
とその前に、ここで、各メーカーのトップモデル達の馬力を整理すると、
《日産》
GT-R・・・485ps
《ポルシェ》
カレラGT・・・612ps
《フェラーリ》
F40・・・484ps
F50・・・520ps
ENZO・・・669ps
《ブガッティ》
EB110・・・560ps
ヴェイロン・・・1015ps
《ランボ》
ガヤルド・・・520ps
LP640・・・640ps
《マクラーレン》
F1・・・627ps
書いていて400馬力がかすむぐらい感覚が麻痺してまいりました。
いやはや、各車、恐ろしいぐらいのハイパワーぶりです。
しかし、今まで彼らにちぎられてきた数々の苦い思い出の、溜飲がようやく下がるときがやってまいりました。
刮目してご覧下さい!!
わがM3のスーパーポテンシャルが、、、、、、、これです!!! 1.2.3ヾ(゚-^*)
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677ps!!!ってオーイ(爆)
一体いつの間にこれほどの出力を(驚)
リッター211.6psとなる677psは、ガヤルドをはるかに引き離し、LP640やマクラーレンF1、ENZOまでにも後塵を浴びせる奇跡のパワー!!
最高速は前方投影面積が大きいこの箱型ボディを、間違いなく300kmオーバーの世界に連れて行くに違いありません。
どうですか、この金融経済のような根拠のなさと見栄えのよさ(笑)
かのエンロンでも、ここまで堂々と計上することはできなかったでしょう。
ちなみに、この前、同じディスプレイで436psを計測したばかりだったりします。
レー探のパワーチェックモードとはいえ、馬力の大盤振る舞いと青天井ぶり、一体どこまで行くのやら(滝汗)
オーナーを喜ばしてやまないお茶目な馬力バブル到来中のうちのM3、、、、ヴェイロンに届く前に、測定方法、考えてみないと。
Posted at 2010/03/15 17:16:04 | |
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Power Check | 日記
2009年01月13日
新年早々のおみくじで大吉を引当て、その勢いそのままに、意気込んで迎えたパワーチェック。
午前10時にSABに集合した時は、うっすら霙が降りしきり、外気温1度という吸入温度が下がりつつも酸素濃度が上がるという、願ってもないコンディションに否が応でも期待が膨らみます。
第1回、第2回と電子制御の厚い壁に阻まれ、E46M3で数えて3回目となる今回の計測は、ZiLLさんにご紹介いただいた海の向こうのサイトに紹介されている、ヒューズを抜くことによる制御カットという、農耕民族の私では到底辿りつかなかった、誠に合理主義の国らしい方法にてフルパワーを計測できる機会にようやくたどり着いたのでした。
そのサイトに、英語で「Very Thanks!!For your valuable information,・・・・」とコメントまで用意し、さらに、俵万智のごとく、
「このヒューズ、抜いたらシャシダイできたから、睦月の今日はシャシダイ記念日」などとパクリ短歌まで作って、意気込んだ今回の測定(汗)
SABに着いた早々、すでに指定されたヒューズ3か所を引き抜き、開店前にスタンバイは完了。
エンジンが冷え過ぎないよう、アイドリングすると、なるほど、サイトで書かれたように、クリスマスツリーのごとく、DSC、ABS、空気圧の警告灯が灯ります。
メーターのセンターにあるDSCカットシグナルも点灯し、コンソールで操作せずともDSCは全く機能を停止しているよう。
ほどなくし、SABが開店となり、いつもどおりの「なにがあっても知りませんよ~」という趣旨の誓約書に事務的にサインをし、測定の順番を決めると、私がトップバッターと相成りました。
そうです、2001年式ともっとも年式が古く、また、未だ謎のネタのポテンシャルを秘めたわがM3は、不測の事態に陥った際に、ひょっとすると、最終計測までに自然治癒しているかもしれないという、オカルト的期待が込められてのこと。
ほどよく温まったS54にクラッチをつなげてシャシダイピットまで移動する間も、ほんの少しのアクセルワークに敏感に反応し、「なんだか今日はいけそうな気がするぅぅぅぅぅぅぅ~」と吟じてしまいたいほどです。
8000rpmのレッドゾーンに飛び込んだところまで回してほしいとスタッフに伝え、ハンドルを託して、エンジン回転と速度を合わせるためにローラーが回されると、薄肉のシリンダーブロックで共鳴され、幾重にも重なりあった澄んだ金属音に、重低音がカウンターテナーとして被さり、得も言われぬシンフォニーに、ぐっと血圧が上がります。
そして、一旦、速度を落とし、、5速のまま計測に入り、序章を終えたそのシンフォニーがクライマックスへと上り詰めるかのごとく音量をあげ、壮絶なメカニカルノイズが琴線を掻き毟り、ついに、越えたくても越えられなかった、その一線を越えようとしたその時!!!!!
「ギャォォォォォォォォォォォォォォ」との咆哮と同時にアクセルを戻すM3。
『今度こそ、いったか!?』とローラーが止まり、計測用紙をもってやってきたスタッフに駆け寄り、
グラフをのぞき込んで、きっとカタログ値を超えているだろう数値を探していると、わが目を疑うものがそこに・・・
「あれ、、、なんだかグラフが変ですけど、スリップしてますか??」
「あ、、、、え~と、、、、どこかで制御が入りました。」
「えええ!!!ひょっ、ひょっとして回ってないんですか??」
「はい。回転数で言うと6000rpmで頭打ちになります。」
「なんと、、、、前回も制御が入ったので今回は対策をしてきたのですが、、、」
「すいません。。。今度は一つ下のギアで計測してみます。」
と前回と同様の計測をしてみても、結果は変わらず(泣)
「ほとんど参考にもなりませんが、取りあえず、お渡ししておきます。」と前回の時と同じ波形と出力だった計測用紙をもらい、M3をもとの位置に戻しました。
再確認したところ、ヒューズを抜く箇所もサイトどおりでして、解除方法については間違いなくできているようです。
ただ、これでも計測ができなかったところを見ると、まだどこかのヒューズを抜くか、それともまた違う方法が存在するのか、はたまた、サイトには2003年式のSMGで6500rpmでのLimiterとありましたので、ともすれば、DMEが4ビットのうちのM3と制御が変わっていて、この年式のものならできる可能性もあるかもしれません。
他の皆さんも、測定自体が安定しておらず、どうも、電子制御が解除ができたとしても正確な数値は難しかった模様でした。
それにしても、またしもヒューズだなんて、、、、E36M3Limoの頃から、因縁浅からぬ仲になりつつある予感。
『いつか解析して、シャシダイ載せちゃるからな~』と更なる決意を胸にいたしました。
ZiLLさん、すいません、私の男気、もう少々お待ちくださいませm(__)m
しかし、この日、なによりも私を混乱に陥れたのは、抜いたヒューズを戻す際に、左から数えるのと、右から数えるのでは、何度やっても場所が変わるヒューズが1箇所あることでして、、、
しばらく、配列表を見比べながら、よく見ていると、なんと、ヒューズの配列表とヒューズの並びが合っていないことが発覚(驚愕)
多分ここだろうと踏んで、「これで動かんかったら、子供泣きするぞ~。」と高圧的かつ本音をこめてヒューズを差し込み、イグ二ッションを捻ると何事もなかったようにエンジンがかかり、警告灯もオールクリアに。
ふふふ、さすが、DMEのヒューズがなくても走行できる車、、、、
ヒューズの差し込み口が一つぐらい隣に移動していてもノープログレムとは、高速スタビリティ同様、懐が深い(自虐笑)
さて、次はどんなミステリーが出てくるのか、スーパーひとし君でも用意しておこっと、、、とほほほほほ(泣)
Posted at 2009/01/13 21:45:35 | |
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Power Check | 日記
2009年01月11日
昨年の3月、そして4月のパワーチェックオフと2度のシャシダイ挑戦も、6000rpmで燃料のカットオフが介入し、いずれもフルパワーを計測することがなく、結局、シャシダイには載せられないのかと、半ば諦め掛けていたころ頃、みんカラのお友達で西海岸でE39M5に乗られるZiLLさんから、電子制御をオールキャンセルする劇的な方法を教えてもらったのが、去年の11月。
実際、E46M3と同じような制御が入るM5に、その方法が有効であることを身をもって実践され、異国の地で『大和魂』を体現されたZiLLさんの背中を追いかけるべく、スーパーオートバックスNAGOYA BAYに何度か足を運んだものの、シャシダイの予約が取れなかったり、時間外だったりと、結局、フラストレーションを募らせたまま年を越えてしまいましたが、
ようやく、明日の朝一で、シャシダイの予約が取れ、晴れてフルパワーの計測ができるチャンスが訪れました!!
場所は、前回と同じくSUPERAUTOBACS『NAOGYA BAY』で、開店と同時に計測を開始します。
今回、ご一緒するのは、前回、フルチタンの甲高いエキゾーストノートを響かせ、甘美なゲルマンシンフォニーで、私の脳髄をこれでもかと揺さぶりながらも、同じく電子制御の憂き目に遭ったE46M3のオーナーさんと、
これまた前回、おろしたての新車であるE92M3で、404psという脅威の出力を記録したシャノさんの予定です。
シャノさんは、あれからランニングインも進み、さらにマフラーも交換済み。
また、なんといっても、11月のゼロヨンオフでは、本選で、途中までリードしつつも、300m付近から見事にまくられてしまった、その速さを体験していますので、今回もものすごいパワーを予感してしまいます。
(リンク先にはその時の動画あり。)
さて、実家近くの神社のおみくじでは、大吉で幕を開けた2009年。
新年の仕事始めで、ほとんどパニック状態だったのがようやく落ち着き、やっとブログの更新ができてきた今日この頃、明日は一体どんな結果が出るのか・・・
いよいよ、KELLENERSチューンとアーキュレーの極太テールで武装し、未だに謎のネタが続く並行輸入車の実力が白日の下になりますが、
まずは、去年のお正月のように、車庫から出れないなんてことにならないよう、今日はいろいろと控えて、清らかに明日を迎えよっと(謎)
Posted at 2009/01/11 23:22:42 | |
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Power Check | 日記
2008年11月09日
※ブログの末尾にも記載しましたが、この方法では6000rpmで燃料カットが働き、計測できませんでしたのでご注意ください。
今年3月、スーパーオートバックスでのシャシダイ計測では、6000rpmで謎の燃料カットに見舞われ、
さらに4月に開催したパワーチェックオフでは、E30、E36、E92と歴代のM3が、続々とカタログ値を超え、全車両がほぼカタログ値というM社のエンジニア魂を顕在化した脅威の結果が出る中、我がE46M3はここでも制御が入り、再び涙を飲んだあの日。
もはや、E46M3のパワーチェックは、E36M3から愛用している、G-Techパワーメーターでしか測ることができないのかと、解決策も見つからず、半ば諦めかけていた頃、みんカラのお友達であり、
E39M5にお乗りのZiLLさんより、海の向こうから、非常に有用な情報をいただきました。
ZiLLさんも愛車をDynoに載せたところ、5000rpm近辺でうちのM3と同じような制御が入り計測不能に。
そこで、色々なサイトを検索していると、そこにはDSCの長押しでは部分的に解除できなかった、ABS、DSCをオールカットする情報が掲載されているサイトを発見され、
早速お知らせいただいたのが、こちらのサイト『DynoPerformance』
要約すると、DSCの長押しではダメで、E46M3はヒューズの33、56と61番を引き抜いてしまうと可能になるとのこと。
なるほど、中途半端な制御が入るぐらいなら、機能自体を止めてしまえばいいとは、合理主義の国らしい発想ですね。
早速、ヒューズBOXを確認してみると、
33番・・・ABS
56番・・・ACS
61番・・・DSCとありましたので、サイトの情報は正確そうです。
ちなみにM5は7番と30番とのこと。
このサイトに書き込みした人物が実際にシャシダイに載せたデータがないのと、フッターの自己責任の文字が気になりましたが、そこは試してガッテン・メタラーの悲しい性(笑)
カタストロフィーの尻尾がちらちら見えはじめると、わが身を人身御供として捧げてしまうカタルシスが止まらなくなるのは、いつものことでして、『やってみるか。』と少し先の予定として考えていたところ、
なんと、つい先日、ZiLLさんが果敢にも、この方法でパワーチェックを実施されているではありませんか!!
6気筒と8気筒とシリンダーの本数が違うとはいえども、ミッションを共有するなど、M社の血縁関係にあるE39M5は我がE46M3の兄貴分。
男気を見せた兄貴の背中に、弟はその義をもって応えなければなりません。
ウルトラ兄弟でその絆をたたき込まれた世代としては、いてもたってもいられず、本日夕方、スーパーオートバックスに出撃。
到着するや否やヒューズBOXを開け放ち、スポーツコーナーの受付に駆け込んで
「パワーチェックお願いします!!」と鼻息荒く、申し込みをすると、
「あ、すいません。。。本日のパワーチェックは終わりました。」とのつれないお返事。
近隣マンションへの配慮からか、シャシダイは19:00までとのことだそうでして、
ヒューズBOXを閉める「パタン」という音に晩秋の寂しさを感じつつ、そのままとぼとぼと帰宅いたしました(泣)
来週のゼロヨンオフに向けてコンディションを知っておくのとオカルトグッズのビフォー・アフターでも計測しておこうかと思っていたのが、あえなく空振りとなりましたが、根本的な解決方法が見つかって、いつでもリベンジが可能に☆
さて、実測値はいかに??
え?現実は知らないほうがいいこともある??
いいんです、現実を知って流す涙はもう枯れてしまいましたので、、、(謎)
PS:ZiLLさん、ベリーサンクスです☆うちのも載せましたらご報告します!!
追記:2009/1 この方法でも6000rpmでカットオフが発生し、シャシダイでフルパワーを計測することはできなかったことを付記しておきます。
Posted at 2008/11/10 01:16:43 | |
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Power Check | 日記