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2022年02月17日 イイね!

Back to the 90's

Back to the 90's車王国である当地では、特に混雑する朝の通勤時に出くわす車の数も種類もすさまじく、その多様性ときたら、以前ここでご紹介した通り、そこら辺のUMAより目撃情報が低いであろうマクラーレンF1がしれっと路駐してあったり、ケンメリGT-Rに遭遇したり、はたまた国道の右車線を、焼き芋屋台を時速5㎞のチャリンコでけん引して渋滞を巻き起こしたりと、そうしたレア車やレアケースに出会うのも通勤時のハンドルを握る楽しみの一つ。

先月、ドノーマルの70スープラと信号待ちで一緒になり、80年代にタイムスリップしてしまいましたが、先日、別の交差点で後ろについたのが、こちらのプレリュード。

昭和のバブル期を代表するデートカーであり、アラフォー世代ご用達の、運転席からレバー(通称ス〇ベレバー)をちょいと操作するだけでナビシートが後ろにリクライニングするという、なかなかその先に進めない初々しいカップルには、「ほれ、行かんかい!!」と言わんばかりの小粋なアシストを、サカリが付いた男女には「はいはい、分かってますよ。」との至れり尽くせりのナイスですね機能を搭載。


当時、夜景を見たいと誘い込んで、埠頭に停めたその車内ではこんなやり取りが繰り広げられていたという。
「あれ、これ、なんだろう。。。」と白々しくそのレバーを指さす男
「え?どれのこと??」と分かっていながらもシラを切る女
「これこれ。ちょっと引いていい?」
当然、返事などサラサラ聞く気なく、すかさずレバーぐいー
体ごとバタンと仰向けに倒れこむナビシート。
「あ、、、、え、、、ちょ、、キャー♡」 キタ――(゚∀゚)――!!
「むふふふふふ、、、、」
夜はさらに更け、やがて車は『宿泊&ノータイムOK』のネオンが灯る入口へと消えていったのであった。。。
ああ、この車がもっと売れていたら、日本の少子化はもう少しマシになっていたんだろうなぁ(遠い目)

特に、フェラーリよりボンネットが低く、日本初の4WSを搭載した3代目の売れっぷりはバブル経済も手伝い、デートカーとして一世を風靡しておりましたが、S13にすっかりその座を奪われてから、4代目は走りへと方向性をシフトするも販売台数は伸びず、迷走したまま、この画像の5代目へのバトンをタッチし、FFでもドリフトができるATTSやら赤ヘッド化したTypeSなど気合の入ったグレードを出すも、惜しまれつつ生産終了を迎えたのはご存じのとおり。

実は、私も20代の頃、友人のインテグラのV-TECサウンドに痺れ、「世界最高の4気筒」と評されたH22Aをどうしても味わってみたくて4代目を購入したことがございます。
噂にたがわぬH22Aの気持ち良さに大切に乗ろうと決めた矢先、当時、社畜としてご奉仕しておりました企業様で人事異動が起き、そこでの直属の女性上司(20代後半、若かりし頃の神田うの似)から、社内でのマッサージ指令やハグをはじめとする、デミームーア主演の問題作「ディスクロジャー」張りの逆セクハラをかまされ、当の彼女は婚約中にもかかわらず、上司であるのをいいことに、休日に私を車ごと呼び出しては、買い物、自分の車の洗車、プリクラ、食事に付き合わしたりと、まるで下僕かアクセサリーのように好き放題振り回してくれたのです。
それでも、仕事に関してはできる上司だったのと担当していたプロジェクトを成し遂げたかったので我慢をしていましたが、真性のメンヘラと分かってからでは遅かった。。。
行動がだんだんとエスカレートしていき、夜中に鬼電&メールは当たり前、バンドのリハについてくるわ、プレリュードの車内に故意にコロンを振りまくわ、巧みに髪の毛やピアスを落とすわ、充電中の携帯の彼女からの電話に勝手に出るわ、で、挙句に、「男だったら、私を奪ってみたらどうなの!!」と、そんな関係どころか素振りも微塵もなかったのに、私の知らないうちに付き合っているという驚天動地の展開が起き、当時の彼女からは疑いの眼を向けられ関係もギクシャクし、社内でも私が弄んでいるなどの変な噂が立ち始めたこともあって、そんな折、キャリアップのオファーがあり、プロジェクトを断腸の思いで引き渡し、転職を決意(思出涙)
プレリュードに何の罪もなく、優柔不断な私にも当然落ち度はありながら、過去を断ち切る意味で1年程度でZ32へと箱替えをしましたが、VG30DEのフィーリングが凡庸に感じるほど、H22Aは素晴らしいエンジンでした。

※カートップ付録の96年新車通信簿より

え?逆セクハラの詳細はですって??それに関してはまた追々と(謎)

翻って、このノーマルと思しき5代目プレリュード、グレードは何かな?と思いつつ並走していると、M3の横を抜き去ろうと加速体制に入っているのがドアミラーに映り、「今だ!」と窓を全開にすると、あの聞きなれた、高速カムに切り替わった時に発せられる割れ鐘のごとく乾いたV‐TECHサウンドが響き渡り、H22A搭載のSiRであることが判明。

風化しかかったしょっぱい思い出を引っ張り出され、あの頃聴いていたAngra、SkidRow、All MightyやWildHeartsやらをセレクトし、90年代ノスタルジックに浸りながら高速へと乗り込み、MotulでツルンツルンになったS55を気持ちよく啼かせてクライアント先へと着いた時には、
無事、ゾロ目をスルーいたしましたとさorz



納車後、22,222㎞のゾロ目をスルーした手前、あれほど3揃いは見逃さまいと心に決めていたのに・・・ああ、まだ脳みその皺はつるんつるんのままだった(涙)


Posted at 2022/02/17 14:31:23 | コメント(7) | トラックバック(0) | My Life | 日記

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