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2022年03月16日 イイね!

ドライブ&ライブは生音で!!

ドライブ&ライブは生音で!!ボディのNVHの向上と内燃機関の組付精度や燃焼効率の著しい改善により、振動や音が除去されていき、その快適性はひと頃とは比べ物にならないほどに。
弛まぬ企業努力の賜物と言ってしまえばそうなのですが、やはり車は、五感で乗るもの。
特に、エンジンの発する『音』はその最たるもので、市販車ではフェラーリ、レーシングエンジンでは、天使の絶唱と形容された787Bの4ローターやV12全盛のF1なんかが筆頭格でしょうか。
私の歴代の愛車でも、E36M3の淀みない直6のハーモニー、最後のAlfa純血ユニットであるGTVのV6が奏でるバリトン、H22AのV-TECサウンド、そして、極めつけは、E46M3のS54B32の徐々に身をよじらせながら絶頂へと上りつめていく嬌声に、琴線をイヤというほどかき鳴らさせれたことか(遠い目)

それに比べ、Kers導入後のF1の何とも味気ないことときたら・・・
F80M3においても、ターボ化により、甲高い音域は望むべくもなく、野太い低音一辺倒となったそれはそれで、迫力があっていいのですが、やはり、S系のNAハイチューンユニットを知っている身としてはちょっと、、いや、かなり寂しい。
その上、2,500回転~4,000回転域で、V型の排気干渉音のようなドロドロとした音質が混ざるのはやっぱりいただけない。
ということで、調べていくと、F系のBMWには、ASD(アクティブサウンドデザイン)、などと言う電子的に作られた疑似サウンドをスピーカーで出す機能があり、F80M3もそれが鳴っているとのこと。
全然、知らなかった・・・
てっきり、ASDはオーディオのチューニングだとばかり思っていました。
AudiS3がそうしているのは知っていましたが、まさかM3までもとは、バイエルンのエンジン屋の矜持は一体どうしたというのか(嘆息)
しかも、不等間爆発のV8サウンドがブレンドされているというじゃないですか。

M4&3系オーナーの大多数が求めるのは、純粋な直6サウンドなのに、BMWはASDを良かれと思ってやっているのかもしれませんが、どうにも蛇足にしか思えず、
例えて言えば、菅原道真の子で、更級日記でお馴染み、菅原孝標の女の父であり、平安貴族きってのお茶目さんである当の菅原孝標が、あの学問の神と呼ばれる道真の原書に勝手に注釈を書き足したようなもの(実話)

だったら、一度キャンセルしてみようかと、BimmerCodeでコーディングできることを知り、無効にいたしました。
ついでに、デイライトの照度変更、ヘッドライトウォッシャーのキャンセルを。


エキスパート機能には、サウンドの選択もできるそうで、中には、F80M3のサウンドもあるとか。
ん?ちょっと待て、、、M3のASDはV8の疑似サウンドを使っているということは、M235とかでF80M3のサウンドを選択するとV8の音になる?
なんだ、この良く分からないパラドックスは・・・それならF80M3でF80M3のサウンドを選択すると、どうなるんだ??
ま、そこらへんはあまり深く考えないことにして、ASDをキャンセルした結果、、、
まず、キャビンが思った以上に静かになった。
当たり前なのですが、スピーカーから流れるオーディオの音がクリアになった。
そして、ドロドロとした排気干渉音が解消され、直6らしい雑味のないエンジン音になった
のです。

若干、フィーリングが荒れていると感じた3000回転前後は実はこれだったのかぁーorz
聴覚からとは言え、思い込みが引き起こす錯覚恐るべし(滝汗)


そりゃ、海原雄山でもない限り、誰だって、鉄人 坂井シェフ特製のスイーツだと思うわさ・・・
余談ながら、菊池寛の「形」もそんなストーリーでしたね。

しかしながら、予想以上に静かになったことで、体感度として加速時の迫力がなくなったのも事実。

それに、キャンセルされたのはキャビン内のASDだけで、車外のオールキャンセルはアダプター必要とのことのようです。

ギタリスト視点から言わせて頂ければ、サウンドシミュレーターは決して否定的ではなく、現在、ライブやデモテープで使用しているヘッドユニットも非常に出来の良いシミュレーターがプリセットされていて、オールドマーシャルから最新のもの、果ては様々なミュージシャンの音色を再現できてしまう優れもの。

ただ、ただ、やはり、今、そこで奏でられているサウンドは、ライブで聴きたい!!
そう、M3のASDは、私にとって、かつて日本にやってきた外タレのライブで、生演奏にもかかわらず、曲がフェードアウトしていくなんて絶対にあってはならないことが起きたも同然のこと。
PHVやBEV化が進み、そう遠くない未来、淘汰されていくか、もしくは重課税されていく宿命の内燃機関、今ここにある限り、リアルな生音で楽しみたいこの頃です。

PS:生とか疑似とかあんまり書くと、桃色プライマリーフェロモンをまき散らしながら第69番目の赤い使徒が長野から襲来してくるので、良いコのみんなはここまでね(^_-)

Posted at 2022/03/17 09:46:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記

プロフィール

偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人気車とメタ...
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