2024年08月26日
午前中の仕事が終わってF20を駐車場に預け、容赦なく照り付ける日差しの中、アスファルトの輻射熱が猛烈に立ち上げる歩道を、一歩進むごとに汗で湿って肌に張り付くシャツとチノパンの不快な感覚に堪えながら、『玄関をくぐったら、良く冷えた麦茶をがぶ飲みして、シャワーを浴びるんだ。』とだけ考え、早足に自宅へと急ぎ、ガレージの前に着いたと同時に、大きく息を吸い込もうとしたその時、、、
「く、、、くせっぇぇぇぇぇ!!!!」
と鼻がもげるほどの悪臭が鼻腔に満ち、そのまま肺一杯に吸い込んで、思い切りえづいてしまったのでした。
中腰のまま、マーライオンにならないよう何とか堪え、落ち着いたところで、ハンカチを鼻と口に当てて、臭気の発生源を辿っていくと、ガレージの方から漂ってきている。
しかも、あろうことか、M3が発しているようではないですか。
もしや、下回りでなにか小動物でも〇んでるのか、それとも、💩さんでも踏んだのかと、屈んでみても、そういったモノは何もなし。
念のため、アンダーカバー、タイヤハウスやタイヤを視認したところ、極めて綺麗な状態。
でも、悪臭は間違いなく、M3から漂ってきているようで、謎は深まるばかり。
これは一体どうしたことなのでろうか・・・
まさか、トランクの中で誰かが、、、、いや、そんなことはありえない。
だとしたら、まさか、まさか、ま・さ・か、、、絶対に考えたくはないのだけれど、もし、汗にまみれた『この体』が発生源だったとしたらㇵャ─∑(゚Д゚; )─ァァッ!!
コロナの後遺症で嗅覚障害が出ており、それが何かの拍子で今この瞬間に突然完治し、今更ながら自覚できたというのか。
家族はおろか、周りのみんなは、私が何か病気だと思って、変に気を遣って、何も言ってくれなかったのだろうか、それとも、ガラス工芸品を通り越してもはやトランプタワーと並ぶほどメンタルの脆さには定評のある私の自我が、瞬時に瓦解していくのを見ていられなかったのか、、、
ゾンビのごとく腐敗臭漂う体になって、こんな状態にまで放っておかれたなんて、もはや社会的にも抹殺されたも同然。
尊厳ごとズタズタにされてしまい、もう二度と立ち直れないorz
くそ―、、、川口〇りがあんなこと言うから(絶賛炎上中)
とガレージの床にガックリと膝をついた時、あるものが目に入ったのでした。
M3の後方にある鉄蓋の隙間からゴボゴボと水があふれ出しており、それがM3の下をかすめて、軒先へと流れ出しているではないですか。
「なんだこれ?」と鉄蓋に顔を近づけてみると、
「エンッ!!!」と先ほどまで臭っていた生ごみの数倍の濃度の臭気が鼻腔に入り込み、脊髄反射により背筋が収縮し、ガレージの床に一人バックドロップをかましてしまうところだったのでした。
良く見れば細かい生ごみも浮いており、どうも、ガレージ後ろに敷設している、排水桝に不具合が出ている模様。
確か、台所の排水がときどきうまく流れないと嫁が言っていたのは、これのことかと合点がいった私は、溢れた排水をホースで洗い流し、いつもお世話になっている業者さんに電話を入れ、その日のうちに、詰まりを取り除いてもらえたのでした。
ちなみに、下水管はこれとは別に埋設されているそうです。
なんでも、排水桝に寿命が来ており、遅かれ早かれ、再発するらしく、あくまで応急処置だそうで、改めて、工事を依頼したところ、早々に工事をしていただけるとのことで、で、週末、M3を動かさなくてはならず、ぶらぶらとドライブに。

そんなこんなで、E46M3のイカ臭騒ぎ(イカフレバーに抱かれて)以来の異臭騒動が起きたこの日。
なお、G80M3の車内は、これのおかげもあって、新車特有の香りと上質な甘い芳香がほのかに漂っております。
え?なに?肝心なお前はどうかって??
そりゃー勿論、職業柄、高校生から様々な世代の方々と接するわけですから、その辺りは、大変気を遣っておりますよ~
あれ、、、でも、、なんだか最近、娘が意図的に避けているような、、、いや、気のせい、、、うん、たまたま、、、そう、、、ただの思い過ごし、、、、、
これって成長しているってことなんだよな( ;∀;)シクシク
※タイトル画像は、いつのもどおり、本文と一切関係はございません。
Posted at 2024/08/26 11:00:58 | |
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My Life | 日記
2024年08月20日
※ただ久々に夜ドラに行って楽しかっただけの内容なのに、うっかりテンションが上がってしまい、とりとめのない長文になっております。
もしお暇で死にそうでしたら、お付き合いくださいm(__)m
いわずもがな、私ことFlyingVはHM&HRをこよなく愛し、現役のメタルバンドのギタリストである上に、公民権を有し、国民の義務である労働に従事して納税を履行し、嫁と一男一女を養う世帯主でもあります。
某〇ワーレコードの隅っこに特設されているHM&HRコーナーは、私を狙ったものとしか思えず、月に一回程度の楽しみである買い物に行くと、私の来店を見計らったかのように、店内のBGMがメタルもしくはグラインドコアに切り替わり、まんまとロックオンされた私は、BURRN!!片手に爆買いし、膨大なポイントと一杯になった紙袋(なぜか無料)を下げ、毎回、ホクホク顔で店を出るのでした。
そのヘビーメタルは、かつてヒットチャートを賑わし、ミュージックシーンを牽引していた存在。
それが、バラエティ番組でヘビメタと揶揄され、世間ではイロモノ扱いを受け、さらにグランジブームがとどめを刺したことにより、メインストリームから外れて日陰をひっそりと歩むようになってしまったのは周知のとおりでして、メタルのイメージ回復のために、町内会の行事には積極的に参加し、近所のゴミ掃除はじめ、地道な草の根活動にいそしみ、それが功を奏したのか、今では町内会の役員まで拝命するまでに至り、そんな偏見を払拭できつつあるここ最近。
であるからにして、G80が納車されてからも、車を出すときはご近所様に大変気を遣ってまいりました。
大好きな深夜のドライブもぐっと堪えてきました。
もし、夜中にチタンマフラーの爆音によるコールドスタートをぶっ放した日には、良識ある社会派メタラーとして振舞ってきた今までの努力が吹き飛び、「やっぱりメタラーよね。」「ああ、メタラーってやつは、、、」など、元の木阿弥になってしまうからなのです。
でも、でも、、、あの生き物たちが寝静まり、呼吸をし始めた草木の薫風とやや湿り気を帯びた深夜独特の空気が満ち、タイヤの軋みから解放され、街灯に照らされたアスファルトの路面がずっと続いていくあの光景を、どうしても走りたい衝動が日に日に大きくなり、その衝動を、ギターを弾いたりしながらなんとか昇華していると、私の願いが通じたのか、お盆休みに入り、嫁が実家へ、ご近所さんたちが旅行などに出かけるなどしてごっそりといなくなった夜が、ついにやって来たのでした。
前車のF80はDMEチューンにより、コールドスタートは解除済み。
G80はそれができない。正確に言うと、boodmod3では、Stage1を選択しなければならず、コールドスタートだけのキャンセルができないのです。
私ごときの腕にはお釣りがくるほど余りある510psのFRが、600psオーバーになるなんて、ニュータイプでない限り、コントロールできるものではなく、たかが20秒のコールドスタートのためにそこまではやる気にならず、イグニッションをオンにしたら光よりも速く家を出るなどTPOを弁えていたところ、とうとう、この夜、深夜出撃の千載一遇のチャンスが到来。
深夜とは言っても、日付が変わるまでは2時間ほどある時間帯。
イグニッションをオンにしたら即ガレージを出て、いざ、高速ステージへ。
外気温は30度、そしてBGMはG80が発するサウンドだけ。ほぼ無人の第2名環で、フルブーストに備えて各部を労りながらじっくりと熱を入れ、伊勢湾岸道へと合流。
それなりに交通量は増えるも、平日の比ではなく、まばらな車列から追い越し車線へと移り、前が空いたところで、2つ下のギアを選んで少し深めにペダルを踏み込むと、レブカウンターとブースト計はたちまち跳ね上がり、前方視界がフロントガラスの中央へと収束し始め、サイドビューは溶けて流れ出し、後方へと糸を引くように伸びていくチタンサウンドとともにバックミラーの中の後続車両たちは小さな光点へと変わっていったのでした。
ボディサイズと車重はもはや重量級セダンの域に達し、かつてM3の美点だった鋭利なハンドリングは失われたものの、その恩恵として、トラクション性能と直進安定性は歴代モデル随一となり、弓から放たれた鏑矢のごとく、大気の壁を切り裂きながら、一直線に加速していき、アライメントの効果もあって、ハンドルを握る手に力を入れなくとも、質量を忘れたかのように突き進むG80。
先日のダウンヒルも有意義だったけど、やはり、アウトバーンを主戦場とするだけあって、この車は高速走行がとても良く似合う。
アクセルを抜き、ギアを上げて走行車線へと移動したとき、とある傲慢な考えが頭をよぎったのです。
『今まさに、この高速道は、自分が支配しているではないだろうか。』と。
もしかすると、征服者が敵をやすやすと打ちのめす昂揚感もこのようなものかもしれない。
ただ、これは、非常に心地よいものであると同時に、ともすると、呑み込まれかねないとても危うい感覚。
そう自分に言い聞かせ、刈谷ハイウェイオアシスで頭を冷やし、日付が変わる前に、お気に入りのメタルセレクトに首を振りながら下道で帰宅いたしました。
夜ドラをする機会は、もうしばらくは訪れることはないでしょうし、しっかりと自制をしてハンドルを握ろうと改めて認識させられたこの夜。
そして、翌朝には、再び、善良なメタラーとしての生活が始まっております。
ただ、あの夜のひと時、G80は、私にとって、紛れもない『Master Of Highway』だったのでした。
Posted at 2024/08/20 14:45:32 | |
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G80M3 | 日記
2024年08月10日
まさか、自分がこれをする日が来ることになろうとは・・・
昨日の当地名古屋の最高気温40度、そして、車内の温度計のピークは、今まで見たことがない49度を記録(画像は夕方5時のもので、それでも46度!)
アフリカからの留学生が汗だくになりながら、母国に帰りたいと訴えるほどの尋常ではない今年の暑さ。
高校時代、剣道部に所属し、30度を超える中での夏合宿を乗り切り、そして、東京ので学生時代、バンドでのメジャーデビューを夢見、生活費を極限まで切り詰めるべく、エアコンのない部屋で4年間過ごし切るなど、暑さには割と耐性が高いと思っていたのに。。。
もし、アメリカの片田舎でこんなことをしたら、「いいか、男ってのはな、どんな時でも、弱音を吐いたり、逃げたりしたら負けだぞ。女々しいマネなんか絶対にするんじゃねぇ。」てなことをビール片手に平然と言い放つ偏屈親父から、「このホモ野郎っ!」と怒鳴られること間違いなし。
かくいう私も、『チッ、一人前の男があんなことして、みっともねえなぁ。メタラーだったら、バーボンかお姉ちゃんの肩ぐらい持つのに。』と侮蔑の目を向け、心の中で毒ついていたかもしれない。
でも、もういいんです。
ホモ野郎と言われようが、ポリスアカデミーの名物「アッー!」なバー、『ブルーオイスター』のマッチョ達から熱く歓迎されようとも。
多様性の時代ですし、何より命が大事ですから。

「ウェルカーム❤️」
そんな訳で、ついに、日傘デビューをしてしまいました💦
朝、我が家からF20を停めている駐車場までの、徒歩で向かう5分程度ですら、猛烈な日差しで、あっというまに頭頂部は体温を超え、体中が熱を持ち、F20に乗り込んだ途端に汗が噴き出し、エアコンが効くまでに、シャツを替えたくなるなど、ドラクエの毒の沼でも歩いているかの如く、かなりの体力を持っていかれていることに命の危険を感じ、嫁に選んでもらったのがこちらです。

雨傘との兼用。
正直な感想はと申しますと、『なぜもっと早くに、これをしなかったんだ、俺のバカ―!!』と助走をつけてぶん殴ってやりたくなるほど、目からウロコの素晴らしさ。
皮の盾から精霊の盾にしたぐらいの防御力でしょうか。
日陰を作るだけで、これほどまでに体への負担がなくなるなんて、人の目なんぞどうでもよく、思い出してみれば、会計士の先生やクライアントさんと昼食を一緒に行く際など、日傘を差していることも。
帽子は髪が汗まみれになるなど、デメリットも多く、かといって、何もせずに外を出歩いたりした時には、熱中症待ったなし。
それに比べ、この快適さと言ったら、発明した人に駆け寄って熱いハグをしたく、、、いや、暑いからお礼だけにしておこう(汗だく)
こうして、この猛暑を乗り切るため、ちんけなプライドと引き換えにライフセイバーを手に入れた軟弱メタラーは、午前の仕事を終え、日傘を片手に、ソーラー兵器のごとく照り付ける太陽光の下を悠然と闊歩しながら家に帰ると、嫁から、前から調子の悪かった排水桝工事の高額見積もりを見せられ、背中に冷たい汗を大量に滴らせるのでしたorz
Posted at 2024/08/10 13:33:37 | |
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My Life | 日記