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FlyingVのブログ一覧

2025年06月15日 イイね!

消化器Eruption

消化器Eruption実は先週末からウイルス性胃腸炎に罹患し、この1週間、固定物を口にするのはおろか、人の尊厳すら失いつつあった、FlyingVでございます。
今現在、やっと症状が落ち着き、お粥を口にすることができ、溜まった仕事を片付けるべく、こうしてPCに向き合っております。

身体の上から下から、凄まじいEruption状態に陥り、悶絶していた折、混濁した意識とともに脳内では、とある偉大なギターヒーローが多彩なソロを奏でている映像がずっと流れておりまして、それほどコピーした訳でもない彼が、ウィルスでバグる私のオツムに、なぜ登場したのか不可思議すぎて、今も夜しか眠れなくなっているのですが、
そのお陰で持ち直したのかと思うと、きちんと謝意を伝えるべく、彼の名演を交え、壮絶なる数日を、下手くそな吹替の独白調でオマージュしようかと思います。
俺もウィルス性胃腸炎をやらかしたぜ~と言った諸兄、暇すぎて一人かくれんぼの2周目に突入した方、ギターの弦を熱湯で茹でて巻いたことがあるギタリストの皆様、どうぞお付き合いください。

↓↓独白ここから↓↓

先月から、毎年恒例の超圧縮高難度ウルトラ・エクストリーム・ファイナル・アルティメット・アブソリュート大学合格講座が始まり、今年の生徒たちの集中力と熱気と来たら、教室はほぼ満員で最前列は取り合い、エアコンが効いた教室の、その窓と教壇前のメガネ男子のレンズが曇るほどで、体感温度も優に30度を超え、それでも、シャツが濡れて体にまとわりつくのもお構いなしで、俺の一言も聞き漏らすまいと、全員が殺気立った表情を向けて来てやがる。
そんな、こいつらの態度に燃えないわけはなく、ヘタレメタラーのテンションも爆上がりし、もしギターを担いでいたなら、とびきりのソロをぶちかましたいところだったが、そこはぐっとこらえ、こっちも汗だくになって合格メソッドを叩きこんでやったのさ。
授業が終わった後にもかかわらず、一度上がったテンションはそう簡単に下がることなく、それからしばらく、俺の脳内では、アレックスの硬質なドラミングが鳴り響き、それに合わせて、ワイドストレッチなライトハンドタッピング、

『Hot For Teacher』のあの衝撃的なイントロがずっとループしていたんだ。

(注1)I got it bad!I'm hot for teacher!
マジやべえ!先生マジで熱すぎてやべえよ!はあはあ、、、
との、視床下部に支配された思春期のリビドーを繰り返す歌詞は本文とは何の関係もないとして、お兄ちゃんのアレックスが焼肉屋で裸になって、鉄板の上に座り込んで臀部に大やけどを負い、ツアーが中止になったりと、とにかくぶっ飛んでいて、そして、マイケル・アンソニーが唯一の常識人だったと知ったのもこの頃でした。


帰り際、生徒達に見送られながら、F20の中でこうエールを送った。
『Beat It』だ、とにかく容赦なく打ち負かせ!!
受験は、『Winner Takes It All』ということを忘れるな!と。


(注2)Beat Itは言わずと知れた、かのPOPSの帝王の83年の代表曲、そしてテクニカルなギタープレイは、勿論!!
(注3)『Winner Takes It All』はサミーヘイガーのソロでエディーはクレジットしていませんが、そこは2代目ボーカリストと言うことで。


そして俺は絶好調のまま、来〇亭で遅めの昼食を取ることにした。
着丼した瞬間、天津飯に使用済みのトングを落とされたが、そんなことは気にしない。
だが、そのトングを手で拾い上げ、洗って戻しただけのアルバイト店員のフォローは飲食店としてはいただけないため、別の手人を呼んで事情を話すと、そんなつもりはなくとも、天津飯が新品になって出てきてしまった。
おかげで、壮絶に腹パンになった。

そして、次の日はG80で嫁とお出かけするため、俺はSykes時代のWhiteSnakeとLoudnessをギターで爪弾き、風呂で汗を流して、絶好調のまま気持ちよく布団へともぐりこんだ。

だが、しかし、深夜未明、突然の腹部の不快感に襲われ、目が覚めた
食道付近目指して、胃から物凄い勢いで熱いなにかが逆流してくる。
さらに、括約筋付近には、人の尊厳を根こそぎ奪わんと、魔のパルスが殺到してきているのだ。まるで、ベルサイユ宮殿前に集まった、フランス革命前夜の暴徒たちのごとく。
こんな時こそ、決して、慌ててはいけない、いや、それでも事態は緊急逼迫している。
無理が掛からない姿勢を取りながらベッドから起き上がり、2次被害、3次被害までを想定して、結論に至った。
括約筋付近の暴徒たちを鎮圧することが先決だと。
その後、食道も突破されたが、ベルサイユ宮殿ともども被害は最小限に抑えることができた。

深夜未明に『暗黒の爆撃』を食らい、間一髪で人間の尊厳を死守した俺は考えた。

何か心当たりは、、、、いや、生ものや味が変なものは何も口にしていない。
まあいい、気分も良くなったし、明日は嫁とデートだ。
ベッドにもぐりこみ、再びうとうとし始めると、先ほどの不快感を遥かに上回る、とんでもない大波がやってきたではないか!!
「これは、やべぇぇぇぇぇぇ、、、」
俺はトイレに走りこんだ。
間に合いはしたが、下が収まると上、上が片付くと下、といった具合に、消化器官が完全に『Eruption』を起こしてしまっていたんだ

こうして、俺の胃腸には、『炎の導火線』がやたらめったら張り巡らされ、『Loss Of Control』に陥った。

そんなこんなで深夜に起きた暗黒の爆撃を耐え忍ぶも、翌日は発熱までもしてしまい、嫁とのデートはキャンセル、とにかく出さないことにはと、OS-1を片手に、食道と括約筋は散々にBeat Itされ、一時、H〇Vを疑われたデビッド・リーロスのような風貌になり果てたのだ。

で、今週の月曜、、、行きつけ医者(CrazyDoctorと行きたいところだけど、バント違いのため我慢、、、)に診せに行ったところ、
「うん、ウィルス性胃腸炎。」と検査後に診断され、点滴を入れられ、ウィルスなのに抗生剤やらを処方され、現在に至るという訳さ。

↑↑独白ここまで↑↑

とまあ、今何とか回復はしつつあるも、体力低下著しく、ウォーキングデッドやバタリアンにノーメイクで出演できるほどのホラーなメタラーが出来上がっております。

(注4)本日、お昼に遊びに来ていた娘の友人(JK)と廊下でエンカウントしてしまい、死霊のはらわたに出ていた女優と同じ表情をしておりました(涙)怖がらせて、ごめんよm(__)m

それにしても、嫁の甲斐甲斐しさと言ったら、感謝の言葉は筆舌に尽きないばかりでして、
『Can’t Stop Loving You』といったところかな。

ちなみに、結婚式の入場で、この曲を流した、うちのバンドのベーシストは、その後、離婚しておりまして、やさぐれたままカラオケで『Please Stop Loving You!!!』と絶唱しておりました(もらい泣き)

あ~早くご飯食べられるようになって、G80のハンドルを握りたい!!

RIP:Edward Van Halen

実は、当時、底抜けに明るいメジャー進行や周囲がコピーしまくっていたため、それほどコピーしてこなかったのですが、正確無比なプレイスタイル、独創的なソロをはじめ、弦を茹でるエピソードを真似てみたり、Ibanez Destroyerを自分でカッコよくカットしたら、いい音が全然でなくなったエピソードなどなど大好きでした。語るとみんカラのページが足りなくなるので、ここまでにして、胃腸を労わります。。。
Posted at 2025/06/15 18:29:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | メタルギター | 日記
2025年06月01日 イイね!

LとM (お披露目オフ&おまけの昭和レトロ)

LとM (お披露目オフ&おまけの昭和レトロ)長年のみん友さんである、ユルゲンさんが、この度、Lexus ESに乗り換えられたとのことで、週末の夜に長嶋PAに集合し、お披露目をしていただきました。

もう御一方、ユルゲンさんのE36M3とともにシャシダイに乗せたパワーチェックオフでお会いして以来、これまた18年超も、みん友さんとしてオンオフともども大変良くして頂いており、私よりもコアなM3乗りで名を馳せる、たこゆきさんをお誘いし、久々のプチオフと相成りました。

週末の長嶋PAは様々なオフ会が開催されていたようで、肌寒い中、痛車や80~90年代J'Sが続々と集合するなど、刈谷PAほどとはいかないまでも、熱気が立ち上り、オフ会が盛んだったみんカラ黎明期の頃の、なんだか懐かしい雰囲気に。

彼らとは少し離れたスペースに3台ならべて、内外装チェック開始です。
ウィンダムの血統を引き継いているだけあって、堂々たるボディサイズのES。
そして、LSと見紛うばかりの迫力のフロントフェイスですが、スピンドルグリルの手洗いがちょっと大変そう。
前車のアスリートからキャリーオーバーしたBBSのRG-Rがぐっと引き締まって見えて素敵♪

Fスポの独自仕様なのか、ローダウンしている2台のM3と車高が変わらない不思議。
アウトバーンをも主戦場に想定しているかのような国際戦略モデルだと見受けられました。

新車の香りで満たされた車内の、インパネは、ボタン類全てをパネルに集約せず、機械式のボタンが整然と使い勝手良く並べられており、メーターパネルはSports、Sports+モード選択時には、LF-Aのような演出も。
一時、話題になった、デジタルアウターミラーは、アナログ好きなユルゲンさんは選択されなかった模様。
後部座席は流石の広さで、ドライバーズカーでもありながら、おもてなし感満載の空間でした。


お次は、絶賛進化中、そして極上コンディションの、たこさんのE90M3。

E9×M3を都合3台乗り継いでいるだけあって、ツボを押さえた通好みのモディファイが随所にちりばめられ、前回、拝見した時にはなかった、カーボンリップとBBSが、言われなければ気が付かないほど、E90の艶やかなボディに、スポーティなアクセントとして調和しておりました。
にしても、記憶にあるS65とは一線を画す、たこさんのM3の色気たっぷりの回りっぷりと来たら、一昨年、乗せてもらって以来、頭から離れない・・・

6月になろうというのに、肌寒い中、温かい飲み物で暖を取りながら、1時間半ほど駄弁りつつ、私のG80にも停止状態で乗っていただき、伊勢湾岸が夜間通行止めになる23時の前に解散。


プチオフながら、みん友さんとお会いし、お互いの近況やら他愛のない車談義をするのは、とても楽しく、実は前日、喉風邪をこじらせてしまい、講義中に声が出なくなり、発熱寸前のコンディションながら、みん友さんとお会いできると思うと、ホメオパシーが爆上がりし、オフ会時は絶好調、今現在、喉の調子も戻りつつあります。
ユルゲンさん、たこさん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

そして、6月下旬は、たこさん(+ユルゲンさん、行けますか!?)と県内のダイノパックでパワーチェックをしに行く予定です。
4台程度で実施したく、もし、参加したいなぁと思われましたら、コメントなりでお知らせください。


おまけは、昨日、実家に寄った際に、見つけたレトロなカセット類。

CD対応デッキを買うまでの間、Z31で良く聴いていたあの日あの時あの場所、、、、(遠い目)
レタリングシールを買って、几帳面に張り付けていた自分の意外な一面を再発見でき、同じものが2つあるのは、60分に入りきらず分割していたから。
カセットの一つを手に取ってみると、当時、ナビシートの彼女(現嫁)から、「ねぇ、これ掛けて。」と手渡されたカセットをオーディオにセットし、下げたパワーウィンドウから入り込む初夏の風に、気持ちよさそうに目を細めながら、スピーカーから流れる歌を口ずさむ彼女の横顔がフラッシュバックしてくるのでした。

Posted at 2025/06/02 11:47:55 | コメント(8) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記
2025年05月25日 イイね!

オイル交換は いつも雨

オイル交換は いつも雨雨のドライブは嫌いじゃない。
どちらかと言えば、好きな方だ。

最初の愛車、Z31で雨の中を走る度に、こんなにスピードを出しているにもかかわらず、全く濡れることなく、快適に移動できているなんて、どこか特別な存在になったような気がしていた。
そして、傘を差して待っている彼女を、こちらが先に見つけ、少し近づいたところで、彼女がZ31を見つけた時の表情を、ワイパーが拭き上げたフロントガラス越しに見るのが好きだった。
そうして、雨の匂いとともに、なるべくシートが濡れないよう傘を閉じながらナビシートに乗り込む姿に、何だか頼れる彼氏になれたような気がして少し誇らしく感じた。

それに雨のドライブは、洗車をする口実にもなった。
当然、車は汚れるため、洗車好きだった自分には、雨と洗車はハッピーセットでしかなかった。

てなことを、雨の中、ハンドルを握ると、ふと思い出してしまうのですが、
今のG80を振り返ると、雨に見舞われるのは、納車してから今日まで、わずか3回。
特段、晴れ男と言われることも、天候を操る異能やらを持ち合わせているわけもなく、たまたま晴天に恵まれているだけで、
その3回の雨の内、1回がこの前のオイル交換の時、次が車検、さらに遡ると、実車を見に行った時もシトシトの雨模様と、整備の節目には、なぜか雨が迎えてくれるという不思議な巡りあわせ。

そして、今回、予約したオイル交換が、都合、3回目の雨天と相成ったのでした。
本当は『こら~れ23』に行きたかったのですが、毎年、変更不可な仕事が重なり、今年も泣く泣く見送り、午前中の仕事を片付けた足で、TK-Squareさんへ。



持ち込んだオイルは、F80の頃から愛用しているMotul300VのCompetition0W-40を前回の残り1.5L分を合わせた計7.5L。
前回の作業でフィルターは交換済み、それから8か月が経過しているも1,900㎞しか走行しておらず、オイルを抜くだけでは、これほどの量は必要なく、1Lをお持ち帰り。




作業待ちの間、映画『ブレードランナー』の原作となる、こちらを開いて待機。

最近、乱読にハマっている娘から「これ読む?」と聞かれ、「読む読む。」と即答し、『アルジャーノに花束を』と交換した1冊で、読み返すのは学生の時以来。
ストーリーはおおよそ分かってはいたものの、あの頃と感性が違ってきているせいか、色々な気づきや新鮮な切り口で読み進めることが出来ました。
娘と語るのが楽しみです。

などと読後感に浸っていると、テーブルに置かれたこんなものが。


F80の頃も気になっていた、CSFのS58向けのクリーリングパーツ。
インタークーラーはbm3とかを導入する予定がないため当面必要ないのとお値段からして無理目なものの、ラジエーターは、熱を持ちやすいS58と日本の酷暑には効果がありそう。
果たして、嫁の決済が下りるかどうか、、、、と思い悩んでいると、
「これ、見えないから絶対にバレないぞ~♪」と心の中の何かが甘い声でささやくのでした。

そんな誘惑を全力で振り切ってお会計を済ませ、社長自らのお見送りで帰宅。

帰路の高速では、劣化が少ないからか、それほど変化は感じられないも、新油が入ったことで気分的な効果は大きく、心なしかS58もアクセル開度にさらに敏感に反応し、甲高い嬌声をチタンテールから吐き出しながら、濡れた路面へのトラクションに気を付けつつ、そこそこ気持ちよく駆け抜けられました。

雨が上がった日曜の朝、傷が付かないことを突き詰めたと噂のスポンジで洗車して、一連の作業は終了。


それにしても、CSFのあのパーツ、良さ気だったなぁ。。。
などと考えていると、ボードコンピューターに点検距離超過のメッセージが!
このタイミングで、またTKさんに行くナイスな用事が出来たということは!?
いやいや、話のついでに少し聞いてみるだけだし、、、
そう、ただ話をするだけ、、、
何も起きないし、何もしない、、、
何も変わらないし、変えてはいけない、、、、
二度と嫁を裏切るようなことは、あってはならない、、、、
と誓ったはずなのに、どうして、さっきから、頭の中で、雨音とあの声が鳴りやまないんだろう(滝汗)



※作業の記録とスポンジの使い勝手は、整備手帳とパーツレビューにて
Posted at 2025/05/26 11:32:42 | コメント(5) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記
2025年05月20日 イイね!

この車カッコ悪い

この車カッコ悪い先日、傷がつかないと評判のスポンジが届き、早速、G80の洗車を開始したところ、その使い心地もさることながら、ボディに吸着し、落下しにくい構造に「おお!」と一人で感動しつつ、細いブラシに持ち変え、フロント下部のハニカムグリルにワシワシと差し入れていると、背後に人の気配が。
『ご近所さんが通りがかったのかな。』とよくあることなので、あまり気にせず、反対側のハニカムにブラシを出し入れしている間も、足元に伸びた人影が動かない。

『あれ?もしかして、ウチにご用があるとか?』と振り返ると、G80の鼻先に見慣れぬ幼女がたたずんでおり、こちらをじっと見つめてるではないですか。
背格好からすると、小学校に上がる前ぐらい、勝気な瞳がまっすぐG80に向けられている。

『誰だろ、、、、もし迷子だったら、、、、』
そうだとしたら、洗車どころではなく、まずは事情を聴く為に、
「お嬢ちゃん、どうしたの?お父さんかお母さんは?道に迷った?」
近所の小学生から『絶対こ〇すマン』として恐れられている不都合な顔を可能な限りにこやかに取り繕い、三白眼を思いっきり歪ませて声を掛けてみると、
その幼女は、一瞬、ムッとした顔つきになり、ツインテールを揺らしながら、突然、G80を指さし、
「この車、カッコ悪い!!!」と言い放ったのです。
「え、は?」あまりのことに、どう返したものか思考が停止する私に、
「すっごいカッコ悪い!」と続けざまに、大きな声を上げたのでした。

確かに、発表時から現在まで賛否別れるメガキドニーは、子供受けはあまり良くないだろうと思わなくはないものの、面と向かって言われるほどのものなのかと思案しながら、その子の表情を見てみると、なんだか物凄く怒っている様子。
『もしや、G系のBMWに嫌な思い出があるとか、それとも、幼少期になんだか怖くなる、お化けとか正体不明ものにこれが似ているとか、そんな感じなのかなぁ。』など考えている内に、二軒先のはす向かいのお宅の玄関から、男性がこちらに走って来る

「ちょ、、、○○(娘さんの名前)、、、何をして、、、あ、こんにちは、すいません、すいません。」
よほど慌てていたのか、クロックスを片方突っかけた状態のまま走ってきたものですから、アスファルトの凸凹に躓きそうになりながら、こちらに駆け寄るその男性。
月に何度か、ご家族を連れ、その実家に帰省している息子さんでした。
「ハァ、ハァ、、突然いなくなったものでして、、こちらにお邪魔してたんですね。駄目じゃないか、黙って出かけたら。」
と、その子の頭をグリグリするも、悪びれる表情もなく、さらにふくれっ面に。
「何かご迷惑になりませんでしたか?」
「いえいえ、洗車を見学していただけで、何もありませんよ、ね?」とその子に振ってみるも、プイと首を横に振るだけ。

そして、次の若パパさんの一言で、事態は急展開を迎えたのでした
「それにしても、M3、本当にかっこいいですね~♪」
と口走った瞬間、さっきまで押し黙っていた娘ちゃんの口から、火が出るような勢いで、
ダメ、全然カッコよくない!こんなのブーちゃんだもん、でっかい変なお鼻!!」と顔を真っ赤にしてディスりだしたのでした。
すかさず、若パパさんが、
「コラッ!そんなこと言ったらパパ、本当に怒るよ!!早く謝りなさい!!」と娘ちゃんに負けない大きな声で、怒鳴りつけたものですから、
「だっ、、、だって、、、、、」と顔がクシャクシャになり、その目に涙がドンドン溜まり始めていく。
「いいんですよ。このメガキドニーは、今でもアレルギーというか、受け入れらない人もいますから。」とフォローを入れるも、
「本当に娘が失礼しました。」と腰を折り、娘ちゃんの頭をぐっと下げさせようとすると、
私悪くないもん!!この車カッコ悪いんだもん、パパの車が世界一、カッコイイんだもん!!!」と言うなり、(つд⊂)エーンと泣き出してしまったのでした。
すると若パパさんが、
「あ~、どうも原因は僕みたいですね、、、、、、」とギャン泣きの娘ちゃんを抱き上げ、訳を話してくれたのでした。

F80の頃から、我が家の前を通るたびに、「M3、カッコェ~♪欲しいなぁ、、」と口に出していたようで、G80が納車してから、「やばい、最高!!」と我が家のM3を、ご家族の前で、ほぼ毎回のように、褒めちぎっていたとのこと。
物心ついた娘さんは、パパの車が大好き、そして、そのパパの発言が気に食わない
自分が大好きなパパの車よりも、パパがご執心なM3を快く思う訳がなく、積もり積もった不満が爆発して、やってきたのではないかとのこと。
そう話している間も、「グ、、、グスン、、、パパの、××(車種)が一番だもん。絶対だもん。」と涙声で訴えている。

「あらあら、気にしてないからいいよ。でも正直な気持ちは伝えていい時とそうでないときがあるからね。」とスクリーム系フェイスで怖がらせないよう、極力優しく伝え、
おじさんもね、パパの車が一番カッコいいと思う。」とグッドサインをすると、
「グス、、、うん、、、」と涙でぐしょぐしょになった顔が少しはにかんだように見えました。
「よく、言い聞かせますんで、本当にすいませんでした。」と実家に戻ろうとする若パパ。
が、しかし、「にしても、新型のM3、本当にいいですよね~今度ゆっくり見させてください。」との余分な一言のせいで、抱っこした娘ちゃんに
「パパのバカッ」と思い切り頭を叩かれておりました(苦笑)

大好きな車、大好きなパパ、そのパパの車好き故の悪気のない発言、そうしたことが、子供心を複雑に掻き混ぜてしまい、プチ騒動に発展した、なんとも微笑ましい洗車中の一幕。
コーティング復活剤を塗り終え、リビングに向かうと、
「話し声してたけど、なにかあったん?」と嫁。
その顛末を話すと、
「あら、そんなことがあったのね。娘ちゃん、パパと車が大好き過ぎて、少し妬いちゃったのかな、かわいいね。」と相好を崩しながら、お茶を差し出してきたので、
「だよね~。」と一口飲んで、相槌を打つと、
でも、それもそうだと思う。私も前の白いM3のほうがイケメンに見えるもん。」と火の玉ストレートな塩対応に、
『新しいZ、カッコいい♪』と目を輝かせていた嫁を思い出し、暗に催促されているようなそんな心持にさせられたのでした。

Posted at 2025/05/20 15:31:12 | コメント(5) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記
2025年05月08日 イイね!

【後編】名古屋喫茶コ〇ダととあるメタラーとの千年戦争

前編では、まさかのアイスティーの注文で、4ビットの脳みそを壊されかけ、そして、たまごサンド&トーストのダブル炭水化物の過剰摂取による血糖値スパイクを、たった一人の新人バイト君によってあやうく引き起こされそうになったところで区切りましたが、続きましても長文&駄文につき、ウケがあまり良くないのは承知の上、懲りずに後編突入です。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓【本文ここから】↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

たまごサンド事件から一週間開けた、その翌々週。
私は、またしても、このコメ〇にいた。
いつもと違うのは、朝から特別講習があり、午後からの授業までインターバルができたことで、昼食を兼ねたモーニングを食すべく、普段より早い時間から入っていたのだ。
店内は混んでいた。
ウェイティングも起きている。
運よく、空席に案内された私は、例のバイト君の姿を、無意識に探していた。
見つけた、危なっかしいほどの前傾姿勢でお水を運んでいた。

その彼が私の席へとそのお水を運んできた。
研修中のバッジは付いたままだ。
「注文してもいいですか?」
何を頼むかはもう決まってた私は、その場で彼を呼び止めた。
「は、はい。どうぞ。」トレーを脇に挟み、顛末を取り出し、彼は私の注文を待った。
え~と、モーニングのこれで、、、、アイスティーのストレート。
「はい、アイスティーのストレートで、、、」
『くそっ、もうホットかアイスか聞いてくれないんだな。』と、胸の中で毒づく私の耳に、とんでもないメニュー名が飛び込んできたのだった。

「お付けするのは、グッドモーニングの、、、、」
な、、ん、、だ、、と!?
私はまたしても我が耳を疑った。
聴力が正常であれば、彼は確かに『グッドモーニング』と言っている。
私が頼んだのは、勿論、ただのモーニングだ。
なんだその、モーニングがちょっとイイ感じになりましたみたいなメニューは。
端末に表示でもされているのか、ニューホライズンの呪いにかかり、うっかりそう言ってしまっているのか、突っ込もうにも、パンをどれにするとか、何を塗るとか、例のバイト君が時々つかえながらも次々確認してくるので、それにいちいち返事をしながらも、私はメニューを見返した。
どう見てもモーニングしかなく、そのグッドモーニングなるものは存在しない。
『常連だし、裏メニューかな??』など少しwktkしながら、グッドモーニングが到着するのを待った。
やがて運ばれてきたものは、ただのモーニングだった。
そして伝票を確認すると、モーニングと書かれていただけだった。

グッドモーニングを食べ損ねた私は、モヤモヤしながら午後の授業へと向かった。
私は、また試されていたのだろうか、それともグッドモーニングを食す資格がなかったのだろうか。

ちなみに以前、私が「モーニング。」と注文したら、相席していた初老の紳士から、「グッドモーニング」と返されたことがある。(リンクはこちら
人生において、こんなことが何度も起こっていいわけはないが、取り敢えず、次回のグッドモーニングに備えておこうと心に誓った。


そうしている内に、千年経っても終わらないと思われていたこの因縁に、あっけなく幕が下りる時がやって来たのだった。

それから2週間ほど講義がなかったため、しばらくこのコ〇ダに寄ることはなかった。
再び、この店に足を踏み入れた時、案内してくれた例の彼の胸からは研修中のバッチが取れ、その顔は自信に満ちあふれていた
私は、彼の成長を喜ぶともに、あのスリリングな非日常が訪れないであろうことに寂寥たる感傷を覚えた。
グッドモーニングサービス”なるものの存否は依然、不明だが、流れるようにメニューを打ち込み、淀みなく確認し、そつなく料理を運んでくる彼の姿は、もはや、私を何の悪意もなく、散々おもちゃにしてくれたかつてのバイト君ではなく、未来のバイトリーダーそのものだった。

この日、資料が多くあり、机の上に沢山のプリントや参考書、そして雑誌やらを広げながら、諸々の準備をしていると、例のバイト君がお冷のお代わりを運んできたのだ。
「ありがとう。」
「いえいえ。」
こんな気遣いができるようにまでなるとは、昨日の敵は今日の友との言葉通り、彼とは長い付き合いになりそうだと、良く冷えたお冷を手に取ると、コップの水滴がポタポタとプリントに垂れてしまった。
「あ、すぐ拭きますね、こちら使ってください。」とすかさずおしぼりを差し出し、ダスターで机の上の水滴やらを拭き上げ、
「申し訳ない、仕事上、資料や本が多くてね。」と彼のとっさの行動に感心する私に、
「とんでもないです、お忘れ物などにご注意くださいね。」とのハートウォーミングなやり取りに、ほっこりとさせられ、そうこうしている内に時間が迫り、プリントやらをカバンにしまって新聞などを棚に戻し、伝票をもって席を立つと、
「お、お客様、お忘れ物です!!」
例の彼が、真新しい雑誌を手にもって、追い掛けて来るではないか。
「あれ?忘れ物??そうか、ありがとう。」
急いでいた私は、雑誌をそのまま受け取り、ベテラン店員さんが待つレジへ向かった。

「お会計、〇〇○○円になります。」
財布を出すべく、カバンを足元に置き、その雑誌を入れようとしていると、
「お客様、その、、、、」
あまりにモタモタするので、急かされたと思った私は、
「はい、今、財布出します。」と急いでカバンに雑誌を突っ込んだ時、
「いえ、、、、その雑誌、、、当店のです。」
「え、あ、はい?」
ビッグコミックの最新号であるその雑誌の表紙を見ると、
『コ〇ダ○○通り店』とマジックで書かれている
私が定期購読をしている数少ない雑誌の一つであり、発売日には買ったものをここで読むこともあるけども、忘れ物がないか注意を促した上で、自分の店の雑誌を忘れものとしてわざわざ呼び止めて渡しに来るなんて、トラップが高難度過ぎて、鬼畜テンパと名高いアムロ・レイですら回避不可能なレベル。
「あれ、本当ですね、すいませんでした。。。。」(赤面汗)
顔に血液が集まるのを感じながら、雑誌を店員さんに返して、私は店を後にしたのだった。

講義が終わった後、このことを思い起こして、私は背筋が寒くなった。
もし、そのまま私が店外に出ていたら、その場で窃盗として取り押さえられるかもしれなかったからだ。
『あのバイトの中身はハンニバル・レクター、いや、悪魔、、ダミアンに違いない。』


そんな狡猾で恐ろしいトラップをフレッシュな笑顔と善意で仕掛けてくる彼には、どうしたってかないっこない。
この日、私は完全なる敗北を思い知らされたのだった。

その後、講義の間隔が幾分空いてしまい、ほぼ一か月ぶりに入店した時、例の彼の姿はなく、そして、以降、私の来店時間とシフトが重ならなくなったのか、辞めたのかどうか分からないまま、一度たりとも見ることはなかった。

こうして、私とコ〇ダ(正確に言えば、そのバイト君)との長きに渡るであろう因縁は、拍子抜けするほどあっさりと終幕を迎えたのだった。

かつて、学生時代、様々なバイトを経験し、例の彼よりもはるかに大きなヤラカシ(クビ2回)をした先達でもある身としては、どこかで元気に働いていることを期待しつつ、私がそうされたように、斜め上の対応力を発揮して、お客やお店を混乱に陥れている姿を、彼のいないコ〇ダの店内で想像すると、自然と口元が緩んだ。
そして、クライアント先に、数年後、もし彼が新卒で応募してきたらくれぐれも注意するよう伝えておくよう心に留めおいたのだった。

とここまでが、滅茶苦茶ミクロで取るに足らない、コメ〇コーヒーとの因縁でした。
このような毒にも薬にもならない小話にお付き合いいただき、誠にありがとうございましたm(__)m

でもって、まだまだネタは尽きず、いずれまたどこかの機会があれば、限定公開にて。。。

Posted at 2025/05/08 14:12:04 | コメント(5) | トラックバック(0) | My Life | 日記

プロフィール

「[整備] #1シリーズハッチバック 【DIY】エンジンチェックランプ消去 https://minkara.carview.co.jp/userid/192969/car/3401148/8393146/note.aspx
何シテル?   10/09 12:27
偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人気車とメタ...
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BMWのマイスターショップ TKsquareさん  
カテゴリ:メンテ&チューン
2011/12/06 09:56:25
 

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