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2024年05月21日

春の大遠征、北海道・東北周遊~9日目【前編】

春の大遠征、北海道・東北周遊~9日目【前編】







2024年4月13日土曜日、北海道・東北周遊車中泊旅もいよいよ折り返し地点です!
北海道へ上陸してから数えて8日目となった朝…外へ出たらビックリするほどの快晴!

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昨日はフラフラでほとんど記憶が無いくらい疲れていたので一瞬で爆睡してました。
そして登山当日でも目覚ましアラームは使うことなく…自然に目が覚めた時が起床時間(笑

この時期ともなると日が昇ればかなり暑いので、朝8時過ぎれば必ず暑くて目が覚めます(爆


今回車中泊したのは旭川郊外、東川町にある大雪遊水公園の駐車場。40台以上駐車出来、
トイレもあり、晴れていれば駐車場から十勝連峰が望める道道1160号線沿いのスポットで、
この道道をそのまま25キロまっすぐ東へ走れば終着地である旭岳の山麓駅まで行けます。


本当はもう少し先にある大雪旭岳源水公園で車中泊しようかと考えていたんですが…
もうそんなところまで走る気力も無かったので今回はこちらで休みましたがオススメです(^^;

逆に、オススメしないのは東川市街の道道1160号線沿いにある道の駅ひがしかわ道草館で、
こちらは町のど真ん中でモンベルや銀行、バス停などもあって混雑している上に駐車場も狭く、
地元住民はあまり良い思いを抱いていないようなので、拠点としては便利ですがNGですね。


起きたらまず登山家にはお約束の「てんきとくらす」で山天気の方もチェックしておきます。
A判定なのはわかってましたが、風が穏やかなのがとにかく嬉しいですね、強風は苦手なので。

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昨日の空模様からするとさすがにちょっと不安もありましたが…予測通りの天気で何よりです(^^;




そして、昨日美幌峠で買っておいたホリエモンのカレーパンで朝食にします。のんびりしすぎ(笑

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それほど出番があるワケではないですが…やっぱり電子レンジは便利すぎますね(笑




なかなかパンチの効いた見た目ですが…これがカリッカリで面白いし、美味しかったです。

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そして本日の旅程はこんな感じで決まりました。今回の車中泊旅では最も移動距離が短い(笑
とは言うても他の日が異常なだけですけどね(爆

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今日は登山がメインなので移動はほぼ下山後のみ。それでも150キロは走りますけどね(^^;
旭岳に登頂して下山したら下山の儀でもある温泉に入って御飯食べて富良野で車中泊。



というワケで、いざ出発~!!



30分足らずで旭岳温泉郷付近まで来ました。除雪したばかりでプチ雪の回廊になってます(笑

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朝起きてから間もないですが…めっちゃテンションが上がりますね!目前に目指す旭岳!





そして旭岳ロープウェイの山麓駅に到着。ブッチギリ快晴の土曜日だし来るのも遅かったので
さすがに駐車場は空いてないだろうと思いきや…めっちゃ空いてたので真正面に駐車(^^;

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大抵土日祝日は満車になるそうで、その場合は少し離れた旭岳ビジターセンターに停めます。
雪山登山の準備は予め前日に少しして、登山服は車中泊時に着替えてるのでラクチン。

しかし、ここで今回の旅で唯一やらかした忘れ物が発覚!それは…登山用サングラスです(泣

確実に持参したハズのケースをパカツと開けたら…肝心なサングラスが入っておりませんで(爆
もうね、東川町のモンベルまで買いに戻るか!?とか、本当に焦りました…いや、ほんとマズい。
しかし、たまたま運転用の偏光グラスをデリカミニに載せていたおかげで何とか助かりました(汗


晴天時の雪山はサングラスが無いとめちゃくちゃ危険。というか、本来なら登山中止するレベル。
紫外線の影響だけでなく、そもそも雪焼けでまともに景色も足元も見られなくなってしまうので、
そんな状態だとカメラで撮影すら難しくなりかねませんからね。実際そうなった事もありましたし。



気を取り直して…


まずはロープウェイのチケット売り場へ。この時期だと往復2400円。通常は3600円します(汗
そして山頂駅の情報を見ると…積雪は2m弱、気温8℃で無風って!ちょっと暑すぎやしない?

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一旦車に戻って余分な防寒具を置いていくことに。特に悩んだのは…この、スノーシューです。

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特に雪深い雪原を歩く場合、ワカンやスノーシューを使わないとズボっとハマって危ないです。
正直、雪のコンディションがよくわからないので非常に悩みましたが…結局持って行くことに。
というのも、去年の初冬に鳥海山へ登った際、用意しなかったせいで踏み抜いて腰までハマって
何度か遭難事故になりかけたのが半ばトラウマみたいになってたので…(汗

因みにその時の様子はこちらに投稿しております。



そしていよいよ旭岳へ向かいます!山行計画はザックリと…こんな感じです。
ロープウェイで旭岳5合目にある標高1600mの姿見駅までバキューンと上がっていって、
そこから地獄谷沿いの稜線をひたすら登って登頂後はほぼ同じルートで下山、ピストンです。

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今回はあくまでのんびり観光なので、登山というよりは…雪見散歩、って感じです(^^;
とは言え、毎年のように死亡事故の絶えない大雪山系、一歩間違えば即アウトな怖い山です。


特に15年前に起こった遭難事故は有名ですよね、真夏に凍死って…当時は理解出来なくて。







それはさておき、いざ出発。基本20分毎に出ているようです。姿見駅までは約10分です。

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最初から…登る前から山頂がずっと見えてるのって…なんだか出オチ感ありますよね(笑

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そして姿見駅へ到着。早速外へ出てみるとそこは…!!!

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ヤバすぎる!!テンションがブチ上がりますね!!(笑



今回の旭岳アタックはこんな感じです。往きは噴気孔群を間近で見物しながら進んでいき、
地獄谷南側の稜線をひたすら山頂まで昇り、下山も地獄谷の稜線を下っていき、
今度は旭岳石室の前を通ってそのまま姿見駅へ戻るという、山頂ピストンになります。
標準CT(コースタイム)としては4時間~4時間半となってるのでかなりのんびり歩けそうです。

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こうして見るとめちゃくちゃ単純なルートだし、これだけ視界がハッキリしているのであれば
遭難なんてしようがないのでは?と素人目には見えますよね?だからこそ事故るという…。



今回は登山開始から積雪1m以上の雪原を歩くのでアイゼンは終始装着しっぱなしです。



そして、いよいよ日本百名山、北海道最高峰の大雪山系旭岳へ!!

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最初からぶっちぎりの絶景なだけに…早くも写真撮ったりして…全然先へ進めません(爆

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まずは目線の先に見えている噴気の出ているところまで登ります。





夏季ルートだとどうなんでしょうかね?本来あるハズの池とかも全て分厚い雪の下なので…

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登山者?スキーヤー?が見えました。人がいるとそのスケールのデカさが伝わりますね。





どこが山頂かな…?と、ミラーレスで山頂付近をズームしてみました。

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これまで多くの登山者を遭難させてきた?と云われる金庫岩らしきものも斜面に見えてます。





さらにズームしてみると…地獄谷の際の急勾配を登っている登山者が見えますね!

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これ、好きなんですよ~。まるでケーキに群がるアリのようじゃないですか~(笑

あまりに壮大なので…脳がバグりますね。





後ろを振り返ると眼下にはまだ大部分が凍結している忠別湖が見えてます。
さらにその奥に広がる大地は美瑛町の丘陵地帯。さらに奥に幌内山地留辺蘂山も見えます。

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そしてこれは現像して気付いたんですが…写真右奥に見えるのは標高896mの丸子山で、
この稜線を見ていたら微かではありますが、雲かと思いきやチラっと雪山が覗いてました。



これは増毛山地にある樺戸三山の1つ、標高971mの隈根尻山じゃないでしょうかね?

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旭岳からだと94キロも離れているので、ここからの遠望で一番遠くに見えた山になりますね。
ようやく北海道の地形とか位置関係とか頭の悪い自分でも理解が追いついてきましたよ(笑

…って、これを読んでくれてる人がいたとしたら…誰もついてきてもらえないと思いますが(爆





十勝連峰の方がガスっていたのでこれ以上覆われて山稜が見えなくなる前に…パシャリ。

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十勝連峰は旭岳から奥に見える富良野岳まで40キロ弱の位置なので随分近いですね。




というワケで、どこよりも誰よりも詳しく?いつもの山座同定しちゃいます(^^;

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因みにアプリとか一切使いません、全部肉眼で確認してます、老眼すぎて遠くはよく見える(汗
というか、AR山アプリなんかよりも自分の目で見た方がはるかに正確なので…(爆




さらに十勝岳を中心にズームしてみましょう。

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この角度だと十勝岳山頂は笠ヶ岳みたいな尖り具合ですよね、トッキントキンで(笑
美瑛富士はその名の通り、こうしてみると富士山っぽい山容なのがよくわかりますよね。




十勝連峰方面を広角で眺めるとこんな具合です。見事な火山群ですよね。
そして手前には黄金ヶ原など火山特有の台地が広がってます。立山なんかと同じですね。

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ついでにこれも山座同定しておきます(^^;

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日本百名山の1つでもあるトムラウシ山は旭岳の5合目から少し登ると山頂が見えてきます。


自分はこの時点では全然知りませんでしたが、実はこの時、某有名アスリートが単独で
富良野岳からたった1日で旭岳まで縦走するというチャレンジをしていたそうです…スゴすぎ(汗
あのはるか彼方に見えるところからこんな険しくて雪深い山を幾重も越えて…んなアホな(爆

因みにこれ、フツーの登山家が最低4日がかりで縦走するルートです。4日ですよ、ええ…。
飲まず食わず休まず眠らず歩いても、最低30時間以上はかかるところを1日でって…

凄いの通り越して頭悪すぎるんじゃないかと思うんですが、成功したかはまだ知りません(大汗


その結果は…半年後の秋に北海道NHKのドキュメンタリー番組で放送されるらしいです。



大雪山系と十勝連峰の位置関係はこんな感じです。

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さて、5合目から登り始めてはいるんですが…まだほとんど動けていません、絶景すぎて(笑

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とりあえずガスってしまいそうな山岳部はパシャっておいたので…ぼちぼち進みますかね(汗

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心配していた雪質は…登山者やBCの人たちも多いおかげでトレースはいくつもありましたが
非常に柔らかくて思った以上に踏み固められておらず、時折ズボズボと膝下まで埋まりましたが
スノーシューを装着するほどでもないかな?ヤバくなってからでもいいかな?と、先へ(^^;




右手に避難小屋の旭岳石室が見えてきました。下山する際はあちらを通る予定です。

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石室の左手に何やら展望スペースのようなものと塔のような建造物が見えてるんですが、
この奥の若干凹んでるところが、夏になると雪が解けて姿を見せる姿見の池のようです。





近づけば近づくほどスケールのデカさに圧倒されます、地獄谷の噴気孔群
そしてどことなく硫黄臭?硫酸水素臭?が漂ってきましたが、硫黄山を思うと匂いは控えめ。

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おや?よく見ると写真右下にめちゃちっちゃい人影がありますね~。





ズームしてみると…ハッキリ見えました。そして噴気孔のスケールがヤバい(^^;

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こんなに接近しちゃって大丈夫かしらん?!ってくらい近づいていきます。





近くまで行くと看板がありました。どうやらここが噴気活動展望台のようです。
当たり前ですが、高熱の噴気が轟音と共に吹き出ているので周囲だけ雪が解けてます。

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本来だとここから眺めるものなのですが…積雪期であたり一面雪原になっているので…





おそるおそる接近してみました(笑

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ひぇ~、さすがにこれはなかなかの地獄っぷりです!今噴火したら確実に即死やろな(爆





大きな噴気孔がいくつも出来てますが…積雪のせいで余計に火口っぽくなってますよね(^^;

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目測で…5~6mくらいは凹ってますかね。そして2m以上積雪しているのもよくわかります(^^;
ほぼ完全に雪がなくなる9月あたりに同じように登って同じように観察してみたくなりました(笑





BCの人たちが滑走した痕がいくつもありますが…いや~、コケて落ちたら…絶対に怖い!

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見通し凄く良さそうに見えますが実際には複雑に地面が波打ってて見通し悪そうだし…。





あと、全く噴気が上がってない小さめの噴気孔もありましたが…突然吹き出してきそう(笑

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なんて思いながら噴気孔の展望台より地獄谷の南側の稜線へ登っていきます。




地獄谷を挟んでその奥、旭岳の北側に見えていた数キロ先の山も山座同定しておきます(^^;

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こうして見ると、大雪山系って…そこらじゅうで噴火しまくってたんだなぁ、と。

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そして、火山によって出来た似たような複雑な地形が遭難しやすい要因なんでしょうねぇ。
しかもスケールがデカすぎるんで、距離感とかいまいち掴めないですしね。




さて、そうこうしてるうちに文字数制限いっぱいになってしまいましたので、登頂は次回に(汗



さらなる絶景とは裏腹に…恐怖の事件も発生、NHK取材班も訪れて?…つ、つづく!!!
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Posted at 2024/05/22 07:59:25

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この記事へのコメント

2024年5月28日 17:22
Alan Smitheeさん
こんにちは。
大自然の北海道では
その辺に車停めて仮眠なんてすると
熊にでも襲われそう・・
なんとか安全な場所までたどり着かないと
なんてこともあるのでしょうね。
鹿が激突してこなくてよかったですね。
雪山登山
凄い体力です。
お疲れさまでした。
コメントへの返答
2024年5月28日 18:29
こんばんは。
クマはですねぇ、シカ以上に臆病なので基本的にはそれほど怖くないんですよ、興奮させたり襲われたらめちゃくちゃ怖いですが(汗
自分は幼い頃毎日ツキノワグマに餌やりしていたので慣れてるせいもあるかもですが(^^;
登山で何度か野生のクマにも遭遇してますが、大抵は逃げていくばかりです。
旭岳は天気さえ良ければ初心者向けの山なので比較的ラクに登れますよ。ただ、少しでも天気が悪いとたちまち上級者向けに化けるんですが(汗

プロフィール

「@ひまつぶし2024 そうですね、愛車と一緒に、ってなると…ここしかなかったですね(笑)。でもこの日は雲が多かったので雲一つない翌日に再度撮りに行きました(笑)。愛車とは撮らなかったですけどね(汗)。」
何シテル?   06/16 23:46
・登山(日本百名山63座登頂、他約250座) ・車中泊(約30年前から始めてます) ・旅行(世界一周、日本一周達成) ・楽器(ギター、ベース、ドラム、ピア...
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