
前回の続きで…屈斜路湖、背後に見えるのは藻琴山。白鳥の番が優雅に?泳いでます。
温泉に浸かってると…続々集まってきます(^^;
こちらは屈斜路湖の西側。左奥にサマッケヌプリ、中央にコトニヌプリという山が見えてます。
コトニヌプリの右側の斜面には現時点では通行止めとなっている津別峠があります。
このあたりだけ特に氷が解けてたのでリフレクションが何となく見られました(^^;
そして、次に向かったのは池の湯温泉の露天風呂です…って、見ての通り、こちらも野湯。
ビックリするくらい…めっちゃ丸見えです。何せ露天風呂の真正面に車を停めますしね(笑
一応少し離れたところに男女別の脱衣場はあるんですが…バス停みたいな掘っ立て小屋。
そして露天風呂まで15mくらい離れてるので丸裸で移動しないといけない仕様(爆
でも、ここのお湯はこの界隈では珍しく?湖水がいいい具合で混ざってるおかげで
比較的温めなのでそのままザブン!と入れちゃいます。ただこの日は若干汚めでした(汗
5年前に来た時も入りました。さすがに誰も来ないだろうと思ってたら若いカップルが来て
フツーに素っ裸で入ってきてキャッキャ言うとりました(笑
この時は今回よりは温泉内はキレイでしたが、それでも藻が凄くてコケまくりました(涙
温泉ソムリエになったばかりだったので…入らないワケにはいきませんしね(^^;
そして場所を移動して…今度は屈斜路湖最南端に位置するコタン温泉露天風呂です。
当然、こちらも野湯です。北海道にはかなりの数の野湯が存在していますよね。
ただ、野湯と言うても一応ほとんどの温泉は地元の有志によって管理されているようです。
特にこちらのコタン温泉はすぐ隣に共同浴場があるので、そちらで温度管理などもされてます。
湯温は先述のように、この界隈の源泉はどこも熱めなので、ある程度加水しないと入れません。
また、脱衣所も先の池の湯同様男女別にはなってますが…ご覧の通り、ほぼ混浴です(^^;
野湯なので24時間無料で入ることは出来ますが、日中以外は温度管理がされない為に
熱すぎてフツーの人は多分入れないと思います。真冬で大雪だったりしたらちょうどよいかも?
温泉に入っていると何故か白鳥たちがどこからともなく集まってきます(笑
頭が灰色した子は生後1年に満たない子なので多分親鳥にひっついて来てますね。
こちらは何やら家族会議中でした。ガァガァうるさかった…アフラックめ(爆
さて、温泉巡りの後は湖西岸の国道243号をグルっと回って美幌峠へと向かいます・・・・が!
早速道端を横切るエゾシカの群れに遭遇…もうね、先述もしていた通り…この一帯はエグい。
5年前の時も他の地域では見かけはしますが、ここまで頻繁に出くわす事無かったんですよね。
しかも、時間に関係なく、バンバン出没してます。2~30頭は出くわしましたね、マジで(大汗
因みにこの国道243号線は日本百名道の1つでもあります。
今回の北海道周遊では北海道内のほぼ全ての百名道を走っていますね、気がついたら(爆
そして美幌峠の道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠へ到着!ここは道内でも特に人気。
施設も比較的大きくて展望室を兼ねた休憩スペースもめちゃ広いです。
駐車場では除雪作業されていました。少し前まで豪雪状態だったようです。ひぇ~。
施設内はこんな感じでショップがあり、奥にはホリエモンのパン屋「小麦の奴隷」があります。
帰り際に小麦の奴隷であの独特なカタチをしたカレーパンを朝飯用に購入しておきました(^^;
道の駅施設の2階から出口へ出ると美幌峠に少し近道となっています。山頂まで約300m。
途中に標柱があり、ここからの眺めは素晴らしいです。天気が微妙なのが残念ですが(涙
屈斜路湖に浮かぶ中島。火山です。さすが日本一のカルデラ湖だけあって存在感もデカい。
前回の時と違って風が穏やかなので湖面も波打ってないのでリフレクションが美しい…
それだけに、この微妙な曇り空と中途半端な融雪、解氷っぷりが残念でしたね~。
春や秋には運が良いと雲海が見られたり、北海道を代表する絶景スポットに違いないので
やっぱり3度目の正直で…また絶対に訪れたいと思いました…(遠い目
一応山頂?というか、美幌峠の最高点となる標高525mの美幌峠展望台まで昇りましたが…
正直、途中にある標柱のところまででも十分でしたね。またこの時点では残雪もありました。
眼下にチラっと百名道である国道243号線も見えてますね。そして湖の奥には硫黄山も。
湖の反対側はひたすら草原が広がってます。肉眼では見えてるか微妙な感じでしたが…
天気が良ければ確実にオホーツク海や網走市街なんかが見えてたでしょうね。
いくら待っても青空は期待出来無さそう。ぼちぼち道の駅へ戻りますかね(^^;
道の駅に戻ってきたので、美幌峠と言えば…名物「峠のあげいも」は食べなきゃですね~。
峠からの景色は十分堪能したし天気もイマイチなので車内で食べることにしました(^^;
3つ入ってて400円。そして、思っていた以上にボリューミーです(汗
これ、まるごと馬鈴薯をフレンチドッグと同様な衣で包んで揚げてあるみたいですね。
この衣がほんのり甘いので食べやすかったです。これは名物になるハズですね~。
さて、阿寒湖へ寄らずにこのまま峠を越えて国道243号を美幌市街へ抜ければたったの30分。
さらに美幌市街からこの日の最終目的地である旭川市街までは約3時間で行けますが…
往きにも通った国道243号線を南下して湖南まで戻り、弟子屈市街を抜けて国道241号線を
西へひたすら走っていきます。途中、屈斜路湖の和琴半島近くでハクチョウの群れに遭遇。
渡り鳥である多くのハクチョウは日の出直後に湖を離れてこういう田畑でエサを食べ回り、
日暮れ時になると湖へ休みに戻って来るのが1日の行動パターンなんですが…
この子らの生活時間は正しいですね。湖にいたヤツらは一体…(笑
ケータイの電波も届かない奥地へ。永山峠を越えると行政区分としては釧路市へ入ります(笑
そして、雄阿寒岳と雌阿寒岳の2つが同じ方角に望める双岳台へ到着。日も暮れてきました。
わずかに晴れ間が見えたりもしましたが、結局夕方を迎えても微妙な空模様でしたが、
阿寒岳は♂も♀も両方見れて良かったです。因みに手前の山が雄阿寒岳です(^^;
富士山…というか、羊蹄山の山容にソックリですね。標高は1370mで伊吹山と同じくらい。
雄阿寒岳の左奥に見えてるのが雌阿寒岳で、写真の右手が最高峰で標高1499m。
中央左手に見える三角の山容は阿寒富士。そして左端は南岳となっています。
この雌阿寒岳の山塊と雄阿寒岳を含めて日本百名山とされています。
5年前はこの雌阿寒岳の最高峰へ登頂予定でしたが強風で断念、今回も気象条件が良ければ
登頂計画をするつもりでしたがこの日の天気がよろしくないのは数日前から把握していたので、
今回の百名山アタックは翌日の大雪山系旭岳のみ、となりました。
そもそもこの時の雌阿寒岳はハイマツ帯に残雪が腐りきってる状態だったようなので、
中止して正解だったな、と改めて思いました。半年前に登頂した初冬の鳥海山で苦労したんで(涙
そして、次に向かったのは双湖台という、雄阿寒岳山麓にあるパンケトーとペンケトーという湖が
その名のの通り一望出来る展望台だったんですが…除雪されておらず全く立ち入れません(爆
そもそも路肩にもかなりの残雪。この上の展望台は1m近く積雪してるようでした…(汗
そして、いよいよここからはそれまで以上にエゾジカだらけの生息地への突入になります(涙
全く誰も通らないくらい過疎ってるから良いものの…3分に1回は急停車する始末です(爆
カーブが訪れるとその先に必ず道端にシカが群れてる…といった感じです(汗
紅葉時期になると見物客で賑わう阿寒川の潮見橋あたりは特に多かったです。
橋から川を眺めていてふと後ろを振り返ると…ぞろぞろと出てきます。もはや逃げてもくれない。
再び発進して先へ進むも…ほんと、めっちゃくちゃ多いです。もうお腹いっぱいだぜ、蝦夷鹿!
阿寒湖に到着するまでに何頭いただろうか…道端だけでなく、道路脇にも沢山います(汗
途中、4~5頭の群れが道路のど真ん中にいたのでクラクションを慣らして蹴散らしましたが
何故か1頭全然退いてくれず、何故か愛車に向かって来てわずかですが接触しました…(大汗
ほとんど停車状態だったし、軽く触れた程度だったから良かったんですが…車慣れ?ですか(爆
というワケで、5年前もそうでしたが…阿寒地区は本当にシカだらけなので、訪れる際は要注意。
因みにこのシカに衝突してしまうと、電柱に突撃したのと同じ事故扱いになるので…尚更です(汗
何とか無事に?阿寒湖へ到着。阿寒湖は屈斜路湖よりも凍結していました。
道中シカだらけで頻繁に徐行していたせいで…到着時にはほぼ日没時間になってました(大汗
まだガッツリ凍結してる阿寒湖越しに雄阿寒岳。定番のビュースポットですね、遊覧船乗り場。
そして、阿寒湖と言えば阿寒湖アイヌコタンですよね、ビックリするほど誰もいないませんが(汗
アイヌコタンと言えば、フクロウさんですね(^^)
ゴールデンカムイな温泉街を散策します。ここも5年前に泊まって夫婦で散策してましたね…
アイヌコタンは工芸品で有名なのでどこを歩いても木彫りの彫刻でいっぱいです。
アイヌコタン専用駐車場になかなか個性的な2CVが止まっていたので並べてみました(^^;
本当はここで夕食にアイヌ料理店に訪れる予定でしたが…まさかの臨時休業でした(涙
これだから田舎は怖いです。基本、温泉でもすぐに臨時休業とか営業時間変更するので
絶対に外せない目的地だと事前に電話入れるんですが…今回はすっかり忘れてました(汗
もしかして、そういうのもあって観光客が少ないのかな?
しかし、他の店はどこもフツーに営業してましたけどね…勿論、阿寒湖アイヌシアターイコㇿも。
というワケで、ここで夕食が食べられないのであれば…と、美幌市街へ向かうことにしました。
正直それだったらここから20キロ先にある道の駅あいおいに行けばよかった、と激しく後悔。
以前食べたアイヌ料理がどうしてもまた食べたくて夕方の開店待ちしてたのにねぇ…。
店には店員もいたし、「準備中」とあったので夕食タイムにはオープンすると思うじゃない??
因みに今回は雌阿寒岳方面には行きませんでした。まぁどうせ日没時間ですしね(爆
5年前の秋に訪れた時は天気も微妙ながら紅葉も微妙で何とも消化不良だったんですよね。
でも雨が降るワケでもないし、霧も出てないので何なら山にも登れそうな雰囲気でしたけどね。
このオンネトーから望む雌阿寒岳は本当に美しい景色の1つですが…
阿寒湖を後にして、美幌町の中心地へ向かいます。阿寒湖を離れた途端にケータイは圏外に。
こうなるとGoogleマップを使うCarPlayはダメですねぇ、勿論そんな事は知ってはいましたが。
だから絶対にオーディオディスプレイは避けたかったんですよね。結局カーナビが必要だ、と。
予め地図を読み込んでると表示はしますが少しでも遮断されたらこうなってしまいますからね(汗
今回の北海道周遊で確信したのは昔と違って…今のグーグルマップはクソです。
因みに以前JAFスタッフが、グーグルマップのナビのせいで余計な仕事が増えたと仰ってましたが
そりゃそうですよね、ナビがクソだから。とんでもない道に誘導して事故や不具合を誘発しまくり。
自分のデリカミニに搭載している11型のアルパインナビはぶっちゃけ2流ナビには違いないですが、
地図はゼンリンだし、画質はよろしくはないけど大きいし、ド田舎でも地図がちゃんと見られる分、
グーグルマップと思えば雲泥の差で良いです。因みにヤフー地図も圏外ではゴミになります…(汗
まぁ自分みたいに全国各地そこらじゅう旅するような人でなければ全然良いと思うんですけどね。
さて、約1時間かけて60キロほど離れた美幌町の中心地へ。夕食は地元民推奨のこちらへ。
特に郷土料理だとかそういうのではなく、フツーの大衆レストラン「めし屋・和幸」さんです。
チキンジンジャープレート、1100円也。鉄板で提供されるのでアツアツです(^^;
自分にはボリューミーすぎて完食出来るか不安でしたが…ギリ、残さず完食出来ました(^^;
そして気がつけばかなり遅い時間となってしまいましたが…本日〆の温泉はこちらへ。
峠の湯びほろです。入浴料は600円。低張性弱アルカリ性温泉と至ってフツーの温泉です(^^;
泉質はお世辞にも良いとは言えませんが、スーパー銭湯のようにいろんなお湯があるので
それなりに楽しむことは出来ます。薬湯や露天風呂、サウナも完備。食事すると安くなるようです。
北海道はそもそも他の温泉のレベルがぶっちぎりで高いので、贅沢に慣れてしまうんでしょうね。
湯上がりと同時に閉館となりました…ふぅ、危なかったな(汗
そして、ここからが大変。美幌町から旭川市までノンストップで約3時間、距離にして200キロ(爆
御飯めいっぱい食べて温泉入ったらもうね、誰だって眠気が襲ってきますよね…疲れもあるし(汗
というワケで、地獄のような?シカの飛び出しにビビリながらの深夜ドライブとなりました(涙
おまけに途中から濃霧が発生していてさらに視界不良…え?ちょ、マ、マジで?!
これで明日は北海道最高峰の旭岳へ雪山登山しようって言うんだからイカレポンチですね(汗
何とかカンとか…本日の車中泊スポット、東川町にある大雪遊水公園の駐車場へ到着~!
もう既に深夜2時前っすよ…明日の朝ここから登山口へ移動して登山するって言うのに(汗
しかし、大量に飛び出しまくってきたシカとも衝突せず、事故せず、無事に辿り着いて良かった~。