2007年08月14日
もう2ヶ月も経ってしまったが6月に宮号を9年目の車検に通した。
今回もメンテを含んでの車検でゴム類、大型消耗部品の交換も一部あった。
宮号はE36型///M3最終モデルとはいえ、すでに9年。自分が乗ってからでも8年近く。 今のクルマと比べると例えばボディの剛性感も今の同カテゴリの国産車よりも劣ってたり、走りについても洗練された加速感でもなければ、快適性も薄い。(豪快、且つエネルギッシュな加速感は今の車では得られないE36型M3の魅力でもあるが。) 消耗品のヤレも次から次に現れ、出てきてはひとつひとつメンテしていくしかない状況でもあり、これがデフレスパイラルならぬ、メンテスパイラルへと陥りつつあり、維持していくのに最も厳しい選択を迫られる時期ではないかと思う。(BMWを含め、輸入車の消耗品サイクルは乗り方にもよるが7~10年くらいが大きなピークを迎えると聞いたことがある。)
ただ、ここをキチンとメンテして乗り越えていくと、スイート10ダイヤモンドではないが、またある期間は順風満帆に乗ることができるとも言う。(・・・と聞いたことがあるが実際にはいろいろメンテは必要だろう。)
それもあり、初登録後7~10年くらいで手放す人も少なくもないというのが現実ではないかと思う。
それはそうとして、スイート10を越そうと考えたのは、仮に乗り換えるにしても、次に欲しいクルマが見つからないのが大きな理由の一つ。
パワーや速さ、そしてその速さとは裏腹な快適性を兼ね備えた部分に置いては、E36型M3は今のクルマに対してどうやっても敵わない。
ただ、自分がどういうシーンでクルマを乗るのが好きなのかを考えてみると、箱根や伊豆、そして富士山周辺などのワインディングロードで、クルマの荷重移動を無理のないようにコントロールしながら、Out~In~Out、Slow In ~ Fast Outの基本を守りながら自分の手足のようにクルマを操り、コーナーをスムーズに抜けていくことに愉しみや快感を得ていることにある。
しかしここ10年余り、その愉しみを味わう道路幅が広がってないにも関わらず、クルマは肥大化/重量増化する一方。 そんな肥大化/重量増化を電子制御技術や素材加工の進化、あるいは大排気量化などによるパワー志向で重量を感じさせなかったり、より安定化志向で、誰が運転しても速く走ることができるようなクルマ造りは、メーカとして至極当然の方向なのかもしれない。(E92型Coupeが軽量素材を採用しつつも重量が重くなる一方なのは納得できないが。)
しかし、自分が求めているのはそうではなく、人車一体みたいな自分の動作に対して忠実に動作してくれるダイレクト感を愉みたいと思っている。 上手くコントロールすればそれに応えてくれて、下手な入力をすればクルマもギクシャクする。 その下手な入力を修正するにはどうしたらよいのかを教えてくれ、それでいて、自分の好きな走行シーンを愉しめるボディサイズ・・・さらには家族を乗せて移動することもできる・・・というのを求めると、他に欲しいクルマがない・・・というのが乗り続ける選択をしたところでもある。
でも走ってる以上(走ってなくても)、部品の消耗を止めることはできないので、そこだけはしっかりしていかねばならない。
そこにかけるコストも今が最も膨んでるときなので、正直なところ、苦しいことは苦しいのは変わらぬホンネ。
そんなホンネがありつつも、自分の手足のように扱えるサイズでダイレクト感を得られるということと天秤にすると、乗り続けたい。という思いの方が大きい。
ただ、今の宮号で全てを満足しているかというと、そうではない。むしろ長く乗ってしまっただけに不満な部分も出てきている。特に最近はM3仲間との交換試乗会などをしてたこともあり、M3C(3.2L)、M3B(3.0L)、M3GTそれぞれの○なところ/×なところがいろいろ見えてきた。
また、E46型M3/M3CSL、Z4M、E60型M5などのM車、E36型ALPINA B6~B3、E46型ALPINA B3、E60型ALPINA B5のALPINA車と試乗して、進化するにつれ得たきたものと失っていったものも併せ、iDingの匠と相談して宮号をどうしていくかの方向性のメドを立てた。(宮号のPhaseⅡとでも言おうか。)
詳細については、さらに詰める必要があるが、///M3をより気持ちよく、より愉しく、それでいて信頼性や耐久性、メンテナンス性にも配慮した方向にしていこうと考えている。
話を戻して、今回の車検/点検で交換した小物部品の一つを紹介。 iDingリアウィングを装着した結果、いくら中空構造のリアウィングとはいえ、トランクダンパーへの負担が大きくなり、トランクを全開にしてる以外は、自然に閉まってしまう・・・しかも相当勢いよく閉まるようになってしまい、かなり危険なトランクになってしまった。
そこでノーマル対比1.5倍のダンパー圧があるM3GT用(クラスⅡリアウィングがデフォルト装着されている)のトランクダンパーに変更。 その結果、トランクを画像の位置にしても閉まらずに停めることができるようになった。 言い方を変えると、この位置より上げると全開になってしまうほどのダンパー圧があるのと同時に、閉めるときの反力も強い。 もう二世代も前のE36型だが、こういうパーツが用意されているのは嬉しいところだ。
【関連過去ログ】
■ 各車試乗記
Posted at 2007/08/14 14:20:40 | |
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iDing | 日記
2007年07月28日
前回の問題の答は・・・F430 CHALLENGEです。
6月に宮号をiDingへ車検整備のために預けに行ったとき、そして引き上げのときに遭遇しました。
その模様はフォトギャラリーにて。
遭遇したこのゼッケン14番の個体・・・2005年のフランクフルトショーで初お披露目された個体で、且つ日本にやってきてART Sportsで販売され、そしてiDingで整備されてるようです。
先日、F430のチャレストにあたる、F430 Scuderiaが発表された記念にF430 CHALLENGEをブログにしてみました。
F430 Scuderiaもフォトギャラリーで。
それにしても・・・なんて径の大きいローターなんだろう。
Posted at 2007/07/28 01:48:56 | |
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iDing | クルマ
2007年07月26日
先週の某日、iDing M3 SⅡ Limoを最近手放された方の元愛車と匠のファクトリーで再会。
納車整備中とのことでしたが、クルマにとっては、束の間の里帰りだったのかも。
今度のオーナーのところでも可愛がられることを祈ります。
Posted at 2007/07/26 10:45:05 | |
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iDing | クルマ