• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2023年05月30日

【Nゲージで妄想トレイン】10系寝台急行『きたぐに』&『能登』Part.2

【Nゲージで妄想トレイン】10系寝台急行『きたぐに』&『能登』Part.2


今より1年前、
世の中、平常を取り戻したとは、
未だ言い切れない頃…。




おうち時間が長いのを良いことに、NゲージのKATOの列車編成セットを、マレーシアから次々と発注...。
徒然なるままに、その歴史的背景や風物を辿ってみたりしていましたが…。

上越線回り北陸方面急行『能登』
☞【Nゲージで鉄旅】 懐かしの43系座席車+10系寝台急行『能登』


日本海縦貫線大阪、青森間を走破した、急行『きたぐに』
☞【Nゲージで妄想トレイン】 懐かしの10系寝台急行『きたぐに』


購入したどちらの編成も、交流電化区間の北陸本線の牽引機、EF81やEF70は既に入手したものの、上越線や東海道本線など直流電化区間の牽引機が無いことに気が付きました。

昭和30年代から50年代の、直流電化区間の夜行急行牽引機といえば、やっぱりEF58。列車編成セットの説明書にもEF58の写真が載っています。

これは、大宮の鉄道博物館に収蔵展示されているEF58 89、通称茶ガマ。お召牽引機EF58 61と予備機のEF58 60以外では、晩年唯一茶色塗装(国鉄ぶどう色2号)だった機関車です。
alt

そして昨年、その大宮鉄道博物館に、ロイヤルエンジンEF58 61が入線。
正面ゲートを入ったすぐの広場に展示されました。
☞【大宮・鉄道博物館にEF58 61収蔵、お披露目!】鉄道ホビダス2022.10.30
alt

しかし、昭和の上野駅や大阪駅で見掛けた雑多な旧型客車で編成された夜行急行を牽くのは、群馬の横川鉄道文化村に収蔵されているEF58 172のような青いEF58がピッタリです。
alt


これをNゲージで再現しようとすると…、例えばEF58はKATOのEF58 35。
長岡機関区所属で、上越線仕様の前面窓つらら切り用ひさし付き。
以前購入した夜行急行『能登』の牽引機にはピッタリなのですが…!? 
ここにちょっとした逸話が。
alt

EF58 35と36は、デッキ付き箱型車体の旧仕様で製作中のところ、前面2枚窓流線形に設計変更され製作途中で車体を載せ変えられた車両で、側面窓がそれ以降の標準機が5枚のところ7枚となる変形機です。

余った旧形車体は、戦時設計で凸形車体となっていた貨物用機関車EF13の車体更新に転用されました。

この右側のEF58が元々のデッキ付き箱型車体で、左が設計変更後、前面2枚窓流線形のEF58です。
alt

元々、弱め界磁制御などが功を奏し高速安定性能に優れたEF58でしたが、スピード感ある近代的な外観になり、151系電車登場前の昼行特急「つばめ」「はと」から寝台特急ブルートレインの牽引機に抜擢されました。


さて、上野と金沢を上越線経由で結んだ急行『能登』ですが、この写真の牽引機は側面窓が7枚の変形機、つまりEF58 35のようです。
上越線から高崎線に入り、大宮から東北本線を経て上野までを牽引しました。
alt

EF58 36は、このひさし付きの外観のまま宮原機関区に転属。東海道を上下しました。
もちろんこれ以外にも、ひさし無し大窓やHゴム小窓のEF58群は東京機関区や大阪の宮原機関区を根城にして、東海道・山陽スジの夜行急行のほか、関西発の九州方面、湖西線開業前には北陸方面寝台特急ブルートレインも牽引していましたが、おそらくEF58 36には、急行『きたぐに』の大阪-米原間運用もあったのでしょう。
alt

という訳で、思わず購入してしまいました。KATOのEF58 35。
一時帰国の時、自宅に置いてきてしまったので、残念ながら購入模型の写真はありません…。
alt
宮原機関区EF58 36のイメージで、急行『きたぐに』を牽かせてもよい訳です。

こうなると、次はEF16を増備して、上越線、水上-石打間でEF58の補機として重連で分水嶺越えを果たした姿を再現するのもイイですね。
alt



そして...、
ツアー列車になってしまいましたが、今や貴重な客車列車となった「カシオペアクルーズ」と「カシオペア紀行」
現代の客車列車も上越線はEF81単機では越えられないため、奇しくもEF64 1000が補機となって、重連でE26系客車を牽いて山越えしています。

例えば2015年の、
☞『秋のカシオペアクルーズ運転』
「秋のカシオペアクルーズ~みちのく・道南紀行4日間の旅」が上野~登別間で運転されました。
往路は上越線から日本海側を経由し、復路は東北本線経由で運転。上野~長岡間はEF64 1051とEF81 97の重連で上越国境を越えました。
alt

行先が北海道の登別。青函トンネルはJR貨物のEF800が、北海道内はDF200が牽引したことでも話題になりました。

しかし、JR貨物車両増備への予算配分の目的が貨物輸送ということで、団体臨時にせよ旅客列車の牽引は目的外使用になるとの杓子定規な解釈で問題になり、北海道乗り入れは中止に。
ここは鉄道復権のための大局的な見地でまた復活して欲しいものです。


帰国したら、上越山越えのシーナリーセクションでも作ってみようかな。
あっ、急行「きたぐに」の座席車12系も増備しないとね。







☞ELECTRIC LOCOMOTIVE EF58 Vol.5 EF58 35~39

_
ブログ一覧 | 鉄学 | 日記
Posted at 2023/05/31 05:53:32

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

鉄道博物館
らいちゃさん

【ブルトレブーム】☆ミ
モーリス☆ZWGさん

品川客車区
モーリス☆ZWGさん

埼玉に引っ越した息子に会いに
たつゆさん

👨ザ・岡ちゃん日記 (✏2024 ...
岡ちゃんタブレットさん

土曜
たけやん@岡山さん

この記事へのコメント

2023年5月31日 14:22
こんにちは😊
豪華な10系客車セットですね♪
EF58は昔、山陽本線でよく走ってました。中でもお召し列車の先頭を飾った61はカッコよかったです‼️
横の窓の数がいろいろあるのはそんな理由があったんですね。
Nゲージで再現できるのが楽しみですね。
コメントへの返答
2023年5月31日 15:49
こんにちは(^^)/
『能登』は増結セット6両も購入したのでフル編成を再現できます。
『きたぐに』は基本セットだけですが、座席車を12系にして晩年の姿にするか、スハ43系とナハ10系に食堂車オシ17を加えて、往年の長距離急行完全セットを再現するか迷います。東京発九州ブルートレインがEF65 500番台牽引の頃、関西発九州ブルートレインはEF58牽引の列車が多かったですね。その合間にはEF58牽引尾10系夜行急行も…。出入り台の寝台等級の行灯やテールランプは情緒がありました。
2023年5月31日 21:20
こんばんは〜
実家は大宮なので、ゴハチは子供の頃に見慣れた機関車でした。
中学生の頃には車両基地に留置してある廃車体の上越型のゴハチを見に行ったり…
小遣い貯めて1番最初に買ったNの電気機関車はトミックスのヒサシ付きのゴハチと、中古で買ったカトーの14系座席車でしたよ。
当時はなけなしの小遣いで買ったので、大事に扱っていて、実は今でも持ってるんですよ〜(笑)
ウチは当時の列車を再現する客車が無いので、息子のカシオペアや北斗星、夢空間を借りて「ウソ電」でも久しぶりに走らせましょうかね(笑)
コメントへの返答
2023年6月1日 0:50
こんばんは(^^)
以前はEF58のほうがゴロゴロしていて、荷物列車や普通から急行、特急ブルートレインまで牽引していて、ありふれた機関車というイメージでしたね。
東京発九州寝台特急はEF65なのに、関西発九州寝台特急はEF58だったので、どこか格落ちした印象がありました。人間の思いは勝手なものです。
そのEF65も500番台現存機は1台だけとなり、1000番台も風前の灯。
EF58は鉄道博物館の61号機が唯一車籍を残すものの台枠にき裂があり全検は受けておらず、EF55 1と同じ運命なのかという気もしています。
2023年6月2日 7:56
どうもです。
コメント遅れましたが、やはり旧客や夜行列車には、ゴハチ機関車牽引でしょうね。
上越型ですと、やはり『ヒサシ付き』ですね。
長岡車なら、ノーマルでいけますが、高崎第二車のカマは『常磐無線アンテナ』搭載されてました。
※模型なら('-^*)okデスね。

何か、旧客の再販か製品化がないと、ゴハチ上越型は再生産されないですかねぇ~⁉️

最近は、再生産車でも、値段高くなってます(泣)

古き良き時代です。
コメントへの返答
2023年6月2日 9:55
おはようございます(^^)/
直流区間だと旧客や10系寝台にはEF58が似合いますね。自宅と実家が北陸なので、北陸本線では電化初期にはED70やEF70、国鉄晩年からJRではEF81が客レや貨物を牽いていました。
KATOのEF58 35は側窓7枚の変形機モデルでちょっと特殊ですが、ひさしが上越仕様の特徴ですね。姉妹機のEF58 36はひさしつきのまま大阪の宮原機関区に転属し、東海道・山陽スジでもひさしつきのまま活躍していたそうです。
KATOでは常時在庫ではなく、昨年再生産されたものが出回ってたのを購入できました。

プロフィール

「@よっさん63 さん、これは…、
初代レオーネクーペRXですね!?
確かに物凄いレア旧車。」
何シテル?   06/04 16:32
柴犬のLEN吉、本名「レン」永遠の12才です。 クルマでお出かけするのが大好き。 イベントで見掛けたら、声を掛けてください。 (^^)/
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

       1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

[スズキ ジムニー]TUFREQ HE22D1 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/24 09:05:26
【乗り鉄マレーシア】マレー鉄道『電車特急 ETS』で古都イポーを巡る 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/08 13:02:57
【来たぜ, 門司港!】第11回門司港ネオクラシックカーフェスティバル(会場編②) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/02 09:10:20

愛車一覧

トヨタ カローラレビン AE86LEVIN (トヨタ カローラレビン)
*4年落ちのワンオーナー車を中古で手に入れて34年。 *2012年レストアを決行して内外 ...
スバル エクシーガ クロスオーバー7 クロスオーバー7 Ⅱ (スバル エクシーガ クロスオーバー7)
22万7323kmを走破したトラヴィックの後継車としてLEN吉家にやってきた初代LEN吉 ...
スズキ ジムニー スズキ ジムニー
結果的に⁉ テリオスキッドの後継車となった日常の下駄車。 14万6172キロメートルを地 ...
ダイハツ テリオスキッド ダイハツ テリオスキッド
2004年式 (2008年5月購入) 日常の足から娘の通勤車として活躍後、その任をジムニ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation