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アバルトに代わって、妻号として我が家にやってきたDS3カブリオレ。
そこにやってきた難治性のトラブルの話です。
似たトラブルでお悩みの方の参考になれば・・・

さて、
イネス・ド・ラ・フレサンジュは青とオレンジのおしゃれなカラーリングに革張りの内装。そしてオープントップは日本輸入30台の限定車です。

走ってみれば、
カクタス同様に回頭性がよく、ハンドリングは見かけによらずスポーティー。
通常の６速オートマチックなのが残念ですが、
MTならさぞかし楽しい車だと思います。


このようにお気に入りの車なのですが、
202１年秋から不愉快なトラブルに悩ませれるハメになりました

同様の症状で困っている人の参考になるかもしれませんので、以下に記載しますね。

症状とは、走行４０キロを超えるとエンジンチェックランプが点灯
そのまま走り続けるとセーブモードに入って加速が悪くなってしまうのです。
アクセルを踏んでも妙な唸り音がして加速が極端に落ちます。
しかし停車して1日もおくと何もなかったように走って、
買い物程度の街乗りでは何の症状も現れないのです。



ある日、妻が運転中に高速道路上で加速しなくなり
危険なため停止してレッカー移動という状態になりました。

そして数回にわたり２ヶ所の外車専門工場に緊急で入庫するのですが・・

毎回コンピューター診断でも異常がなく、
原因不明といわれてしまうのです。

結局はどこも修理する必要がないとの判断で手元に戻ってはくるものの、やはり長く走るとチェックエンジン警告灯がつき、無視しているとセーブモードに入って加速困難を繰り返す始末。

こんな状態が10ヶ月くらい続いてしまいました。

なにより妻のストレスが大きく、
他の車を物色して試乗して回ることにまでなってしまいます。
しかし、大好きなこの車を超える車に出会えません。

2022年春に販売店の修理工場に1ヶ月預けました。
しかし帰ってきてすぐに同じ症状が発生！
妻の落ち込み様は大変なものでした。

見かねた私はかつてカクタスでお世話になったディーラー
＝東京は有明のプジョーシトロエンセンターに持ち込み相談をしました。

そしてディーラーの診断は・・



タイミングベルトの軽度の緩みによって、走行距離が長くなるとタイミングの変化を生じ、セーブモードに入って加速しなくなるとのことでした。
診断までの時間は約30分。

ただし治療のためにはタイミングベルト交換が必要とのこと・・
（走行5万キロですが早くない？）

さらに加えてその他多くの劣化箇所を指摘され、
修理には軽自動車の中古が買えるほどの見積もりが出たのです。

診断は合っているのかなあ〜？
この金額を払って治っていなかったら笑い事ではすみません。

しかし、妻の惚れ込みが半端ないし、
他に変えられない魅力がある車なので、思い切ってディーラーに全てを任せました。

戦争の影響もあってフランスからの部品調達に時間がかかり、
修理には約2ヶ月を要しました。

そして2022年9月末に車検も通して、我が家に帰ってきたのです。

その結果は？



さすがディーラーです。
それからさまざまな状況で3ヶ月走行しましたが、極めて快調。
もちろん警告灯も点かなくなりました！

いよいよ本調子が復活して、妻も大喜び。
大枚払った甲斐がありました。

いまや製造終了したDS3
それもシトロエンからDSモーターズになってからのモデル。
さらにカブリオレの限定イネス・・バージョンは希少ともいえます。
2023年も続いて乗ることができて、
なにより妻のご機嫌が治って本当に良かった。

ボクの住んでいる所は3年に一度くらいしかまともな雪も降らないのです。
と言って、もし降った時には冬タイヤがないと困ってしまう。

夏タイヤも取り替える時期だし、
DS3でスキーやスノボも行く予定もないし・・・・

そんな理由から、
初めてオールシーズンタイヤに挑戦？してみました。
車はDS３イネス.カブリオレ。

軽いチェーン規制ならクリアできる
スリーピーク・マウンテン・スノーフレークマークが付いていて、
DS3のタイヤサイズにマッチするのは・・
と探して出てきたのはミシュランでした。



性能、価格的に評判の良いコンチネンタルにも惹かれましたが、
やはりスノーフレークマークがついていないと、規制の時に悲しいので断念。

昨日はドライ路面を150キロほど走ってみましたが、
DS3との相性も良く普通に楽しくスポーティーに走れます。
車の性格上、これなら充分以上のドライ性能デス。

あえて雪国に行かないので、雪が降らない限り雪性能はわかりませんが、
そこは最小限で良い私としては当地区の冬の備えはコレで良しとします。

もし雪が降ったら、雪性能をレポートしますね。

ちなみに、作られた国はイタリアでした〜

高速道路で加速しなくなってレッカーされてから早1ヶ月＋。
DS3 イネスかブリオ本日ついに復活いたしました！！

気になる原因は何だったかというと・・・



当初、ショップのMAMAさんは、制御しシステムの異常だろうという事で、丁寧にセンサーを一つづつ変えてはテストを繰り返していただいたとのことでした。
しかし、
センサーを変えても症状が変わらずなかなか原因がわからなかったようです。

最終的には思いもよらないたわいないことが原因だと見つけてくれました。


それは、
上の写真のエアクリボックスからセンサーにつながるチューブのねじれだたのです。

ショップによれば、
同じエンジンを積んだ車を二台並べて観察したところ、チューブの配置が違うためチェックをしたら、ねじれのために内腔が閉塞していたとのことでした。

私たちの外科の世界では、人工血管がねじれて血流が落ちることがあって、”キンクした”というのですが、どうやらセンサーに圧を伝えるチューブがキンクした状態だったようです。

そのため、エアクリーナー内の圧力が正確に伝わらず、アクセルオンでアクチュエーターを介したエンジン制御システム正常に働かず、加速ができなくなったとのことでした。

難しい事はわかりませんが、たわいないと言え、そんなことが起こるの？
という理由でしたが、そこはフランス車です。

センサー交換とテストを繰り返したうえに、原因を見つけてくれて、
今週の我が家の重大行事に頑張って間に合わせてくれたショップに大感謝です。

DS3などPSAのPureTech ターボ乗の方は、このチューブがエアクリボックスに直接つながっていますので、エアクリーナー交換時にチューブの取り回しにはご注意くださいね。

今日は天気が良かったので、テストも兼ねて高速道路を屋根開放で走りました
エンジンの調子も良く、気分爽快でした！！

順調に流れる連休の高速道路
僕の後ろを走っていた妻号のDS3でしたが、
バックミラーの中でみるみる遠ざかっていきます

そして周りの車が、どんどん抜いては前に入っていく

「変だな？』

と思っていると、LINEにメッセージが・・
「路肩に止まった！』

え？まじ？

突然、エンジンが吹き上がらなくなり、
五十キロ以上に加速しなくなってしまったとのことでした。

症状を聞くと、昔の車がかぶってしまった時のような症状・・

保証期間でもあり、
結局レッカー車で販売店のMAMAへ・・

七十キロくらい離れていたので、車だけ運ばれていきました。
連休中でも店長は電話で気さくに対応してくれたとの事でしたが、
原因はいかに？？？

簡単な事だと良いのですが・・・・

いずれにしても事故にならず良かったです。
私は先のパーキングで待機していましたが、
道路公団が対応してくれるまでは、少し心配しました

ただ本人は記念写真を撮りまくっていたようですが・・（笑）

まずはお祓いかな（笑）

妻の購入した、
DS3カブリオレ（イネス・ド・ラ・フレサンジュ)の乗った感じレポートです。
アバルト595Cからの乗り換えなので、
どうしてもアバルトと比べてしまいます。
本来は比べる車ではないのですが・・・
また、
同じエンジン（PureTech1.2L)のNA版を乗せていて
以前所有していたカクタスも比べてしまいますね。
（DS3は同エンジンのターボ版）
というわけで
所有し理解している車間での僕なりの比較感想です。

実はアバルト１５９と比べて、めっちゃトロイかと心配していました。
しかし、そんなことはありませんでした。
街乗り（60 キロ以下）では、
アバルト595のノーマルモードよりはレスポンスは良く、きびきび走ります。
ターボの存在を問い意味で感じさせない。
低回転でのトルクが十分にあり驚きです。
さすがインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2015（1.0-1.4リッター部門）を受賞したエンジンだけの事はあります。


とは言っても、595のスポーツモードのような迫力はありません。
でも買い物の足としては結構楽しいので安心しました。
まあ排気音は静かで物足りないのですが、それを求めてはいけない車でしょう。
なのに夏のエアコンのファンの音はかなりうるさいです（笑）。

この辺の味付けに関しては、
スポーツを売り物のアバルト595と比較ではなく
フィアット５００と比較すべきでしょうが、
素人の僕には
所有して長く乗った車としか比較できませんのでご勘弁ください。

（サーキットトを走る595C。DS3イネスカブリオはこういうことをする車ではありませんね）

ブレーキはおそらく柔らかいパッドなので、
走り初めからカツンとよく効きます。
総じて買い物中心の街乗り車としては楽しさ十分です。
反面、トランクは595Cより容量は大きいのに開口部が小さく
かなり使い勝手は悪いですね。

アバルト595に比べひと回り大きく、後部座席は３人座れますし、
屋根の開口面積は明らかに大きい。
しかし、速度を上げた時の風の巻き込みは595Cより、かなりうまく制御されています。高速道路の動力性能もストレスなく走れます。

(屋根を開けたDs3カブリオレ）

同じエンジン、プラットフォームのNAバージョンだったカクタスは高速での加速性能に不安がありましたが、そういったストレスは感じません。
また妻にとってはETG５よりはアイシン６速の方が安心して乗れそうです。
カクタス売却の理由は、突然のエンストや坂道発進などのストレスでしたから、それがないだけでホットします。

（シトロエン　カクタス）

ダッシュボードのデザインは個性的なカクタスと違って一般的です。
ただ、ピアノブラックの多用や鮮やかなオレンジ塗装の質感などで全体的には十分な個性を発揮しています。

皮のシートの質感はこのクラスとしては良く、座り心地もサスの設定と相まって長距離でも疲れにくいヨーロッパ車の良さを持っています。
ただ面白いことに、スポーツ車のアバルト595cの革シートよりDS3のシートの方がサイドのサポートがしっかりしています。
このあたりは、アバルトの横滑りしやすいシートをフィアットが改善すべきと思いますが・・。

（DS3イネスカブリオのダッシュボード）

サスはハンドル初期応答は良くてスッと鼻先が入ります。
ただ切り込んでいくとFF独特のアンダーがでます。
パワステの重さは595に比べるとかなり軽く、低速でも片手で回せます。

カクタスの方がNAでさらにフロントが軽いだけあって鼻先の軽さを感じさせてくれました。なによりカクタスは同時所有のNDロードスターと比較しても引けを取らない回頭性でしたので・・

路地ではアバルトより圧倒的に小回りが効きますから、狭い道では曲がりやすい。
というより、595は小さいのに小回りがきかなすぎでした（笑）。

（アバルト595c)

直進安定性は良く、乗り心地もスムーズで小ささを感じません。
一方で、路面の段差の突き上げはしっかりきます。
収まりは早いですが、乗り手によっては気になるでしょう。
スポーツ車を乗り継いでいる私たちには、ただただ優しく感じますが・・


ということで、初期感想でした。

しかし率直に言えば、私が書いたこんなことはどうでも良く、
車のデザインや色使いからくるオシャレな感じが、
この車の価値の全て・・
そう思わせてくれる楽しさを持った車と言えるでしょう。

そんなことで、はじめに書いておかないと解らなくなりそうなので、
メモがわりに書きました。

あーだこーだ思いながら車に乗っていると、
どんな車でも楽しいと感じるこの頃です。